内定について

【入社後の抱負の伝え方と例文】内定式前に確認すべきポイントを解説

抱負とは心の中に抱いている計画や決意

内定式の自己紹介で、「自己紹介の際に抱負をあわせて話して欲しい」といわれることがあります。「抱負って何を話せばいいんだろう」と悩む方も多いです。抱負とは、心の中に抱いている計画、決意のことです

第一印象を損ねてしまうと、挽回するのに時間がかかってしまいます。正しく理解し、初めての挨拶において好印象を残せるようにしておきましょう。

以下の記事では、入社後の目標を企業が聞く意図について解説しています。

抱負と目標は違う

抱負と目標は違うということを、まずしっかりと押さえておきましょう。抱負とは上述の通り、心の中で抱いている計画、決意のことです。一方で目標とは、最終的な目的のことです。「ホノルルマラソンに参加し、3時間以内で完走する」は目標であり、「その目標達成のために毎日10キロずつ、1年間継続してトレーニングする」は抱負です。

つまり、目標とは「自分が目指すゴール」のことであり、抱負とは「ゴールにたどり着くために心の中で抱いている計画、決意」のことです。そのため、自己紹介において抱負を述べる際に「営業成績全店1位になります」と答えるのはNGです。

「日々先輩方の動きをみて学び、一日も早く自走出来るよう自己研鑽に努めます」のように、営業成績全店1位を実現するためにおこなっていこうと考えている計画、決意を述べるのが正しいです。

以下の記事では、内定式でする自己紹介のポイントについて解説しています。

入社後の抱負で話すべき内容

内定式で述べる抱負は、適当に考えてはいけません。内定式での挨拶の場面は、第一印象を決める重要なものです。第一印象でマイナスの評価を受けてしまうと、それを挽回するのに苦労してしまいます。上司から悪い印象を持たれると、仕事を進めるにあたって支障が出てしまう可能性もあるでしょう。

最初の挨拶は適切におこない、好印象を残しておくに越したことはありません。以下、抱負で話すべき内容を挙げ、それぞれ解説していきます。しっかりとポイントを押さえ、好印象を残せるように準備しておきましょう。

簡潔に挨拶と自己紹介をする

内定式で抱負を述べる前に、自己紹介と挨拶を丁寧におこなうようにしましょう。いきなり抱負から述べ始めてはいけません。ここでの自己紹介と挨拶は、丁寧におこなうことが礼儀です

挨拶は、社員の方々はもちろん、これから苦楽を共にする同期に向けておこないます。入社後、学生から社会人への変化になかなか慣れることができず、苦しい思いをすることも多いでしょう。中には「もう辞めてしまいたい」とまで思ってしまう人もいます。このようなときに支えとなるのは同期です。今後様々な場面でお世話になるため、礼節をわきまえて自己紹介をしましょう。

以下の記事では、入社式の決意表明について述べられています。

その抱負に至った経緯や先に見据えている目標を伝える

自己紹介の場面で抱負を述べる際、「抱負は〇〇です」と抱負だけを述べるのはNGです。抱負を発表するだけでは、仕事への意気込みが伝わりません。抱負だけではなく、+αを話す必要があります。

抱負を話すにあたっては、その抱負を述べるに至った背景、その先に見据えている目標にまで踏み込んで話すのが望ましいです。簡潔に、かつ具体的に相手へ伝えるべきことを伝えるスキルは、社会人として必要とされるスキルのひとつです。これらを盛り込みながらも簡潔に話すことが出来るよう、しっかりと事前の準備をしておきましょう。

以下の記事では、内定者懇親会での自己紹介の仕方について解説しています。

最後は指導をお願いする

内定式で抱負を述べる際は、最後は指導をお願いするようにしましょう。学生から社会人になり、最初のうちは分からないことだらけです。「何が分からないのかが分からない」というほど、どうしたらよいか分からず、戸惑うこともあります。

そのような中で上司の方々からの指導は必要不可欠です。先輩方も自身の仕事をおこないながら、合間を縫って指導をおこなってくれます。新入社員なのだから指導をしてもらえるのは当たり前、という感覚は捨てましょう。

受け身でいるのではなく、「ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」と上司からの指導をこちらからお願いする言葉を述べるようにしましょう。最後まできちんとすることが挨拶におけるマナーです。挨拶として礼儀正しいものになるよう、最後の一言まで礼節をわきまえて述べるようにしましょう。

以下の記事では、将来の目標を聞かれた時の答え方を解説しています。

抱負の伝え方のポイント2つ

内定式での発言は、採用担当者以外への第一印象に繋がります。第一印象がよければ、今後の活躍を期待されるでしょうし、悪ければその後の扱いに響いてくるでしょう。

そのため、抱負を伝える際には、印象をよくする内容を伝える必要があります。ここでは、内定式における抱負の伝え方のポイントを2つ紹介します。好印象を残せる抱負を伝えたい就活生は、参考程度に読んでみてください。

①話す内容は1分程度に収める

内定式で抱負を伝える際のポイント1つめは、話す長さを1分程度にまとめることです。あまり長いと、聞き手側が退屈してしまい、印象が悪くなってしまうでしょう。かといって、あまりに短くても、聞いている人の印象に残りません。長くもなく短くもない長さと考えると、内定式での抱負は、1分程度でまとめるのが無難です。

1分程度であれば、長さ的に印象がよいだけでなく、内定式の抱負でどんなことを話したのか覚えてもらいやすいです。どれだけよい抱負を伝えても、内容を覚えてもらわなければ意味がありません。人が話の内容を覚えやすいのは1分程度であるため、そのくらいでまとめてみましょう。

以下の記事では、自己紹介で好感度をUPする方法について解説しています。

②仕事への熱意をシンプルに述べる

内定式で抱負を伝える際のポイントの2つめは、今後取り組みたい仕事への熱意を述べることです。内定式でよい印象を残したいと思い、変に目立とうと「私は○○人間です」などのキャッチコピーをつけたりすると、「感覚がズレている」「変わった人」と思われて印象が悪くなることがあります。内定式でよい印象を残したい場合は、変に目立つことはせず、シンプルに取り組みたい仕事について抱負を述べるのが効果的でしょう

企業は働く場であるため、仕事に対してやる気のある人を嫌ったり、そういった人に悪い印象を持ったりすることはありません。もし、自分が担当の仕事に取り組みたいといわれたら、嬉しく思う人は多いでしょう。そのため、これから取り組みたい仕事についてシンプルに述べることが効果的です。

以下の記事では、内定式での挨拶について解説しています。

抱負を述べる際の注意点

内定式の抱負で好印象を持ってもらうためには、話す内容だけではなく、話し方や態度にも注意する必要があります。せっかく素晴らしい抱負を語っていても、言葉遣いや話す態度が悪いと、好印象を持ってもらうことは難しいでしょう

内定式では、他の内定者たちも気合を入れて準備をしてきています。そのような中で不適切な立ち振る舞いをしてしまうと、悪目立ちしてしまうでしょう。その結果、話す内容をしっかりと聞いてもらえない可能性もあります。本番に挑む前に、抱負を述べる際の注意点をしっかりと理解しておきましょう。

暗い話し方にならないように注意する

内定式で抱負を述べる際は、話し方に注意してください。どんなによい抱負を述べても、それが企業の人にまで聞こえていなければ、意味がありません。抱負を述べる際にうつむいていたり、声が小さかったりすれば、自信がないようなイメージを持たれるでしょう。

仮に声が大きくても、緊張して早口で喋ってしまえば、聞き取りにくくなります。抱負を伝える際には、背筋を伸ばして、大きな声でハキハキと喋ることが大切です。声が大きすぎると「うるさい」と思われるため、どのくらいの音量なら企業の人に聞こえるかを考えて、調整してください。

また、笑顔があるのとないのとでは、印象が大きく異なります。口角を上げて、目は下を向いた三日月の形にすると、よい笑顔が作れるでしょう。

以下の記事では、内定式の準備について解説しています。

ネガティブな表現は使わない

抱負を述べるときに、謙虚になりすぎてネガティブな表現を使ってしまう人がいます。ネガティブな表現は、聞く人に頼りない印象を与えてしまいます。そのため、第一印象を左右する場面では控えた方が賢明です。例えば、「自信はありませんが、精一杯頑張ります」「最初は上手くできずにご迷惑をおかけしてしまうと思います」などは、抱負を述べる際によく使ってしまう表現です。

内定式は雰囲気が厳かであるため、萎縮してできる限り謙虚な言葉を使いたくなります。しかし、謙虚になりすぎてネガティブな表現にならないように注意が必要です。客観的に聞いてネガティブになっていないかを確認しておきましょう。

以下の記事では、内定式での質問について解説しています。

避けた方がよい抱負

抱負は、内定式で話すのに相応しい内容であるかをよく確認しておきましょう。内定式で話す抱負は、入社への意気込みや熱意が伝わる内容になっている必要があります。これ以外の内容は、基本的には内定式で話す抱負として相応しくありません。

内定式で話すのに適していない抱負を紹介されても、聞いている人の印象には残りません。また、あまりにも的外れなことをいってしまうと、悪目立ちしてしまうでしょう。ここでは、実際にどのような抱負が相応しくないのかを解説していきます。

プライベートでの抱負

内定式で述べる抱負は、仕事に関係する内容にしましょう。企業が内定式で抱負を発表させる目的は、内定者たちに社会人としての自覚を持ってもらうためです。また、入社後一緒に働く社員たちと意気込みを共有してもらいたいとも考えています。そのため、仕事に関係しない抱負は、求められていないと判断しましょう

「仕事とプライベートを両立させます」と話す人もいます。自分にとっては大事な抱負でも、このようなプライベートを尊重するような発言は控えた方が無難です。聞く人によっては、仕事への意欲が低いと思われてしまうでしょう。内定式の抱負では、仕事をどのように頑張っていくのかを述べることが大切です。

以下の記事は、目標の答え方について解説しています。

非現実的な抱負

非現実的な抱負も避けた方が無難です。非現実的な抱負とは、例えば「入社1ヵ月で営業成績トップになります」「1日300件は営業をかけます」などの、あまりにも実現が難しい内容のことです。

抱負とは、目標達成のため計画です。そのため、実現不可能な内容を掲げても意味がありません。あくまで、努力次第で自分が達成できると思う抱負を述べることが大切です。

また、新卒社員がそのような実現が難しすぎる抱負を掲げると、「仕事をなめている」と思われてしまいます。非常識な印象を与える可能性も高いです。やる気があるのは素晴らしいことですが、まずは自分が取り組める内容の抱負を掲げるようにしましょう。

以下の記事は、将来の夢について聴かれた際の回答方法について解説しています。

内定式での入社後の抱負例

内定式で述べる抱負がなかなか決まらないと悩む学生もいます。しかし、それは当然のことです。経験したことのない内定式で何を話すのか、すんなりと決められる学生のほうが、むしろ少ないでしょう。

話す内容を決めるためには、まずはイメージを掴むことが大切です。ここでは、内定式で話せる抱負の例文を3つ紹介します。例文から、どのような流れで話せばよいのかをイメージしてみましょう。抱負が決まらずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

例文①○○の仕事に取り組んでいきたい

○○大学○○学部出身の○○と申します。かねてから○○といった理由で○○に興味があり、入社しましたら○○の仕事に取り組んでいきたいと考えております。本日、こうして一緒に働く同期や先輩方とお会いすることができ、早く入社して一緒に仕事をしたいという気持ちがますます強くなりました。どうか何卒ご指導のほどよろしくお願い致します。

上記の例文では、入社後の抱負を、それに至る経緯と共に順序よく述べています。もちろん、上記の文章をそのまま使うのはNGです。上記の例文は参考程度にみて、自分らしい言い回しや表現を使いながら、1分程度の抱負を作成してみてください。そうすることで、内定式でよい印象を残せる抱負を伝えられるでしょう。

以下の記事では、内定式の開催時期について解説しています。

例文②会社に貢献できるような人材になりたい

○○大学○○学部の○○(名前)と申します。私は、中学生の頃より野球を続けております。そのため、体力には自信があります。入社後は、お客様から信頼される営業マンになりたいと思っています。そのために、持ち前の体力を活かしてたくさんの経験を積むことから始めたいです。また、本日の内定式を通じて、早く入社して皆様方と一緒に仕事をしたいという気持ちも強まっています。会社に貢献できる人材になれるよう、精一杯努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

上記の例文では、体力があることをアピールしながら抱負を述べています。体力のアピールは新卒者らしい発言であるため、若々しいフレッシュな印象を与えられるでしょう。他の社員や同期たちと一緒に頑張りたいという発言にも好感が持てます。

以下の記事では、内定式の内容について解説しています。

例文③早く仕事を覚えられるように努力したい

○○大学○○学部の○○(名前)と申します。私はホテルでアルバイトをしていた経験から、人一倍気配りができると自負しております。入社後は営業事務として、営業職の方々が仕事をしやすい環境づくりに貢献していきたいです。そのために、常に周囲に気を配り、どのような仕事が求められているかを細かく見極めていきます。また、できる限り早く仕事を覚えられるように努力していきますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

上記は、事務職で入社する場合の例文です。事務職で入社する人の中には、抱負を考えることが難しいと感じる人もいるでしょう。入社後の抱負では、壮大なことを述べる必要はありません。むしろ現実的な内容のほうが、聞いている人も分かりやすいでしょう。そのため、どのように働いていきたいのかを具体的に話せば問題ありません。

以下の記事では、内定式に必要な持ち物について解説しています。

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入社後の抱負では仕事への熱意を伝えよう

内定式で抱負を伝える際のポイントや例文を紹介しました。抱負がなかなか決められずに悩んでいる学生は、ぜひこれらのポイントや例文を参考に考えてみてください。

本番で話すときは、なるべく明るい表情と大きな声を意識しましょう。内定式は厳かな雰囲気であるため、緊張して萎縮してしまう人が多いです。しかし、そこでハツラツと話すことができれば、新卒らしいフレッシュさをアピールできます。企業の人は、新卒社員がフレッシュであると嬉しくなるものです。

内定式で好印象を持ってもらえると、入社後もスムーズな人間関係を築けるでしょう。働きやすい環境作りにも繋がります。抱負なんて何でもいいから簡単に済ませようと考えずに、しっかりと準備をして臨みましょう。

以下の記事では、内定式のスピーチで失敗しない方法について解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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