内定後

【内定式はいつ開催されるのか】時期と企業側の目的や準備もご紹介

内定式がいつおこなわれるのかを知っておこう

企業から内定をもらえば、内定式に参加することになりますが、いつおこなわれるのかを知っておくことが大切です。内定式が開催される時期を理解していない人は意外に多く、正しい時期を理解して事前にスケジュール調整をしておかなければなりません。内定式は強制参加ではないものの、基本的には参加しなければならないものですし、それに合わせて予定を組んでおく必要があります。

また、内定式の時期をきちんと理解していおかなければ、就活の進め方にも影響することもあります。いつ開催なのかを知っておかなければ困ることも多いです。内定式は就職前の大事なイベントです。いつ開催されるのか、どのような内容で開催されるのかを知っておきましょう。

内定式とは

就職活動で様々なハードルを乗り越えて内定を無事獲得すると、会社から内定式というイベントに招待されます。ですが内定式の当日の具体的なプログラムについて、細かい内容は会社から事前に教えてもらえることは少ないです。では、内定式とはどのような目的で、いつ頃行われるのでしょうか。また内定式にでると全ての就職活動はストップすべきなのでしょうか?この記事では内定式に関する疑問について、詳しくご紹介いたします。

会社のことを知ってもらうことが目的

内定者が会社の情報を知ることのできるのは、ホームページや会社案内、試験、面接など限られています。そのため実際に会社で働くまでは、希望や不安など、さまざまな感情を抱いている内定者が多いでしょう。内定式は企業にとって会社のことをより具体的に知ってもらうことが目的です。

内定者にとっても、会社について知ることができるいい機会となるでしょう。内定式の内容により、内定辞退する方もいるというほどですから、企業にとっても内定式は非常に重要なイベントです。実際に参加することで、会社の社風や雰囲気をより体感することができます。不安になっている人も、内定式に参加することで肩の力が抜け、実際に就職後をイメージすることができるでしょう。

社員同士の顔合わせの場でもある

採用テストや面接で一緒の試験会場だった人が全員入社できるわけではないので、実際に採用された方と対面する場は内定式になります。内定式では同じ新入社員同士だけでなく、先輩社員の方とも初めて顔を合わせます。

新入社員の方は同じ時期に採用された同期社員となるため、今後切磋琢磨しながら働いていく仲間として非常に心強い存在となるでしょう。また、先輩社員は同じ部署の方ばかりとは限りませんが、違う部署であっても先に入社している先輩です。

会社のことや社風など気になることがあれば、実際に交流しながら話をすることができる場となります。働くうえでの第一歩、初出勤のような新鮮な気持ちで参加するといいでしょう。

意思の確認をするのが目的

会社は採用活動をおこなうにあたり、「今年は新卒者を〇名を採用します」といった採用計画といわれるものをつくります。これは適当に決められた計画ではなく、会社の利益や成長などを考慮しながら、会社全体がより強く成長していくために必要な人員を採用する計画です。これは会社を経営・存続させるにあたって非常に重要な計画の1つなのです。

そのため、内定を出していた応募者が突然お断りをしてしまうことが続くと、予定していた人員計画に狂いが生じ、最悪の場合はその計画が破綻してしまいます。そうならないために、内定を出した応募者について「本当に入社してくれますよね?」という意思の最終確認をおこなうのが、内定式の最大の目的なのです。

内定後はビジネス用語を習得しておこう!

「PDCA」や「エビデンス」などの言葉を正しく使えますか?これらは、企業で使用されることが多いビジネス用語です。内定が決まったという就活生は、入社までの間にビジネス用語について理解を深めておきましょう。

そこで活用したいのが「就活・ビジネス用語集」です。IT、航空、金融、メーカーで使用される用語も紹介しています。無料でダウンロードできるため、就活が終わって入社に向けた勉強を始めたいという就活生におすすめです。

内定式に参加することで採用が決定される

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就活が始まり、早い人だと6月の終わりから7月頃には、企業からの内定通知を受け取っているでしょう。内定通知をもらってひと安心、と思う人も多いかと思います。しかし、実は内定通知を受け取った時点では、企業との契約が正式に交わされていないのです。いわゆる「内々定」の状態となります。正式な内定の手続きをするためには、内定式に参加しなければいけません。

倫理憲章のルールにより内定を出すのは10月1日以降

ほとんどの企業が内定式を10月1日以降におこないますが、これは経団連が定めた倫理憲章が関係しています。勉強が本分の学生に対して、早すぎる就職活動の防止を目的にしたルールである倫理憲章により、内定を出すのは10月1日以降と定められているのです。

言い換えれば、本来、内定式の時期は企業が自由に決められるものなのです。にもかかわらず、10月1日以降に内定式を開催する企業は、経団連に属するだけでなく、倫理憲章をきちんと守っている信頼できる企業であるといえます。

内定式をおこなわない企業もある

内定式は絶対に開催されるものと考えている人は多いですが、実際にはそうではありません。企業によってはコスト削減の観点などから、内定式をおこなわない場合もありますので、それも覚えておきましょう。内定式に参加することで、採用が正式に決定しますが、内定式がないからといって就職できないわけではありません。内定式は式典であり、あくまで形式的なものです。

内定式への参加の有無は就職できるかどうかに影響しないため、内定式がない場合でも就職には何も影響しないと覚えておきましょう。また、これは内定式に欠席した場合も同じことが言えます。内定式は原則参加しなければならないものですが、欠席した場合でも就職は可能です。

内定式の時期はいつなのか

内定式の時期はいつ頃なのでしょうか。自動車学校や検定などの予定がある学生は、気になる部分でしょう。先述しましたが、ほとんどの企業が内定式をおこなうのが、10月1日以降です。具体的に何日におこなうかという細かい時期は、企業によって異なるでしょう。

内定辞退を防ぐために10月1日におこなう企業も多いですし、採用枠が埋まっていない・準備をしていないなどの理由で、もっと遅い時期に内定式がおこなわれることもあります。内定式でおこなわれる内容は、企業側からの挨拶や正式な内定承諾書の受理、先輩との交流などです。

企業により内定式の時期は異なる

内定式の時期は一般的には10月1日とされていることが多いですが、必ずしもすべての企業が同じとは限りません。実際に働くのが春からという企業では、内定が決まって中だるみをしないうちに会社のことを知ってもらう良い機会とするため、10月が多いということになっています。

内定が決まって内定式の連絡がなかなか来ない場合でも、10月1日に内定式をおこなうという連絡が後で来る場合もあるため、予定を空けておくのがいいでしょう。企業、業種、また最近では日程にばらつきが出ていることもありますので、気づいたら内定式に参加できていなかったということがないように注意してください。

内定式の内容

では、内定式では実際には何をおこなうのでしょうか。これは会社によって実に様々です。テレビ局などは有名俳優やお笑い芸人などの芸能人を呼んで盛大におこなったり、社長を始めとする経営陣が仮装で登場したりと、会社の特色や雰囲気を感じることができるユニークな内定式もあります。とはいえこういった会社はまだまだ少ないため、ここからは内定式の基本的なプログラムと、その目的についてご紹介します。

社長や役員からのあいさつ

ほとんど全ての会社の内定式でおこなわれるのは、社長や役員を始めとする経営幹部層からのあいさつです。会社というのは1つの組織です。そして、組織は個の集合体です。個である社員全員が同じ目標に向かって進むことで、強い推進力が生まれます。これを実現するためには、社員全員が企業理念や会社の目標を正しく理解することが求められます。

内定式でおこなわれる社長や役員からのあいさつでは、会社が目指している目標やどんな社員になってほしいかなどの思いを直接聞くことができます。また、内定授与式もおこなわれます。内定授与式では採用内定書を会社から受け取り、内定承諾書を会社へ提出します。内定承諾書には法的拘束力はないため、提出後の辞退も理論的には可能です。ただし、会社側へ与える損失は大きいため、特別な理由がない限りは避けた方がよいでしょう。

内定者同士の懇親会もある

内定式の一環として、または内定式終了後に内定者同士の懇親会をおこなう会社も多いです。会社が主催しておこなう場合は、経営陣や上司となる先輩方が出席され懇親を深めることも多いです。また、会社が主催しない場合は、内定式終了後に内定者同士で居酒屋に行くこともあるので、お財布の準備はしておきましょう。

懇親会は、これから苦楽を共にする同期と深い話ができる最初の場所になります。同期とは、友人にもなりますしライバルにもなる不思議な関係です。内定者同士、先輩方と色々な話をしてみましょう。

内定式では自己紹介をする可能性がある

内定式には、企画運営をしてくれている先輩社員が仕事の合間をぬって多数参加されています。先輩社員といっても、人事担当者や総務部門の方だけでなく、役員の方や社長も参加される企業が多いです。役員や先輩社員の話を一方的に聞いているだけでは、先輩社員が新入社員を知ることができません。そのため、自己紹介をする場を設けられていることがあります。自己紹介はどのようにすればいいかを見ていきましょう。

急に自己紹介するようにと言われる場合もある

内定式の日程が発表され、連絡が入った際に、当日のスケジュールも一緒に連絡してくれる企業もあります。しかし、こちらからスケジュール内容を確認しないと教えてくれないこともあります。また、先輩社員は内定式以外にも、他の仕事を並行しておこなっていることが多いため、内定式が決まっている段階で当日のタイムスケジュールまで事細かに決まっていないということもあるでしょう。

事前に自己紹介の場を設けるというような連絡がある場合と、当日集合してから自己紹介の旨を初めて知る場合、「自己紹介をするので、前へ出てくるように」など急に言われることもあります。急な自己紹介で緊張してしまい、混乱しないためにも事前に自己紹介を考えておくと良いでしょう。

自己紹介する場合は簡単な自己紹介にする

自己紹介といっても内定式には複数の人がいるため、だらだらと長くするのではなく簡潔におこなうことが大切です。まず初めに、名前と出身を伝えましょう。大学や学部・専攻や出身地を伝えると、同郷や同じ学校の先輩社員が親近感がわくきっかけ作りにもなります。

次に、入社後の抱負や決意表明を落ち着いておこないます。具体的に話し込むのではなく、「このような仕事に興味をもっています」「このような仕事で成果をあげたいと思います」など一言でわかりやすく表現するようにしてください。

内定式に参加した後に就職活動を続けるのは問題ない

10月1日という内定式の時期は、企業にとっても学生にとっても、まさにベストな日取りと言えます。内定式では、内定承諾書にサインをすることで正式な内定とする企業が多いです。しかし、内定を受理したからといって、辞退してはならないわけではありません。10月1日以降も就職活動を続けるのは、企業にとっても学生にとっても、問題ない行動だといえるでしょう。

内定式の時期を見据えた就職活動をするべき

内定式という正式な式典に出席し、承諾書に署名したからには、就職に対してそれなりの準備をするのが社会人としてのマナーです。もし、内定通知を受け取ったあとも就職先を悩んでいるようなら、10月1日という期限までにきちんと自分の将来について考えておきましょう。そして、自信を持って内定式に参加できるようにしてください。

内定式の時期をすぎても焦らない

内定式の時期をすぎて進路が決まっていないとしても、焦らないことが大切です。内定式はひとつの区切りではありますが、内定式以降に採用活動をおこなっている企業もたくさんあります。内定式に参加できなくても、秋採用に合格すれば就職することはできますし、最後まで諦めなければ内定を獲得することは可能です。

内定式の時期まで就活が長引いた場合でも、焦らずじっくりと取り組むことが大切であり、秋採用でも隠れた優良企業はたくさんあります。秋採用では春や夏に比べれば選択肢が狭くなりますが、それでも選択肢が全くないわけではありません。焦って就活を進めてもいいことはありませんし、それが失敗に繋がる可能性も高いので、落ち着いて諦めずに就活を続けましょう。

内定式ではマナーを守ることが大切

内定式に参加するのは同期だけではなく、先輩社員も多く参加しています。その中には入社後、直属の上司となる方もいる可能性があるのです。内定式に学生気分のまま参加するのはNGです。その場に相応しくないマナーで参加してしまうと、評判を落としてしまうでしょう。

ここでは、内定式において守るべきマナーについて解説していきます。正しいマナーで参加することで、周囲に好印象を与えることが可能になります。社会人として適切なマナーで参加することが出来るよう、以下をしっかりと把握しておくようにしましょう。

髪型や服装などの身だしなみを整える

内定式に参加する際は、髪型や服装などの身だしなみをしっかりと整えておくようにしましょう。内定をもらってから内定式が実施されるまでにはある程度の期間があります。そのため、その間に学生生活を満喫する人も多いことでしょう。もちろん、それ自体は何も問題のあることではありません。しかし学生感覚の身だしなみのまま内定式に参加するのは避けなければなりません。

髪型に関しては、就職活動時と同様、相手に爽やかで誠実な印象を与えることが出来るような髪型に整えるようにしましょう。服装に関しても、スーツにシワや汚れがないよう、しっかりと手入れしておく必要があります。身だしなみは第一印象を大きく左右する要因です。しっかりと整えた上で参加するようにしましょう。

フランクに話しかけられても丁寧に対応する

内定式でフランクに話しかけられても、丁寧に対応することを意識するようにしましょう。先輩社員は、内定者の緊張をほぐそうとフランクに接してくれることが多いです。しかし、それに甘えてくだけた応対をするのはNGです。先輩社員は大学での先輩とは違います。くだけ過ぎた対応をしてしまうと、マイナスの評価を受けてしまう恐れがあるのです。

また、同期と話す際にも注意は必要です。同じ内定者ということで話しやすく、すぐに打ち解け、話が盛り上がることもあるでしょう。その際、ばか騒ぎをするなど社会人として相応しくない振舞いをしてしまうと、周りで見ている先輩社員から不快に思われてしまう可能性もあるのです。内定式では常に丁寧な対応を心がけるようにしましょう。

内定式は基本的に10月1日に執りおこなわれる

内定式の時期がいつなのか、また、10月1日が一般的であることについてご紹介しました。多くの内定式が10月1日におこなわれるのは、経団連が定めた倫理憲章のルールだけでなく、入社までの中だるみを防ぎ、内定者のモチベーションをあげるなどの理由があります。

興奮いっぱいで採用通知を受け取ったあとに、一定の期間をおくことで、冷静になってから就職先や将来を考えるのは大切なことです。10月1日までの期間で、じっくりと自分の行く末を考えましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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