内定について

内定式に必要な持ち物5つ|就活生が知っておくべき事前の準備

内定式は内定通知書を渡すことが目的の式典

企業は採用をした内定者に対して内定式を行いますが、この式典は一体どのような目的で行うのでしょうか。内定者にとっては、自分以外の企業の内定者と顔を合わせる初めての機会であり、今後同期生となって一緒に働いていく存在です。

企業が時間と費用をかけてまで内定式を開催する、その主な目的とはやはり内定通知書を内定者に渡すということが一番の目的なのです。そして内定通知書を受け取った側は、内容承諾書を企業に提出するという流れになります。ここまでが終了して初めて正式内定となるのです。このように企業の内定式は、企業側が本当に採用する意志があるのか、そして内定者は本当に企業に入社する意志があるのか、についてお互いを最終的に確認する機会なのです。

就活の解禁日である10月1日以降が多い

学生が新卒での就職を目指して就職活動をして、内定が徐々に出始める時期は6月から7月以降頃からと言われています。そして多くの企業が、次の年の春の入社時期までに、内定者を集めた内定式を行います。内定式の日程としては、例年10月1日におこなう企業が多いようです。これは、経団連が定めている企業向けの倫理憲章が、大きく関わっているからといえます。

就職試験が年々早くなっている状況が一時期ありましたので、学業がおろそかにならないように、早すぎる就職活動を防止する意味があります。この日程に基づいて、内定式は毎年10月1日以降に行う決められているのです。もし、10月1日よりも早い日程で内定式をおこなう連絡がきた場合は、素の企業は企業の倫理憲章を順守していないことになります。企業は、内定式の日程を10月1日以降の日時で設定できるのです。このことから、内定式は10月1日以降の日時であれば構わないということになります。

毎年、多くの企業では内定者を対象に内定式を実施しています。これは毎年の恒例行事であり、テレビ等でその様子を見たことのある学生もいることでしょう。「内定式なんて面倒だな」と考え、いい加減な気持ちで参加してはいけません。内定式では社会人として相応しい振舞いが求められています。学生気分のまま内定式に参加してしまうのはNGなのです。

この記事では、内定式に出席するにあたって行っておくべき準備について解説していきます。内定式には同じ内定者はもちろん、先輩社員や役員まで参加しています。ここで失礼な振舞いをしてしまうと、自分の評価を大きく下げることになってしまうのです。事前準備をしっかりと行い、万全な体制で内定式に臨めるようにしておきましょう。

内定式では代表挨拶もある

「そもそも内定式では何をするの?」と思う学生も多くいることでしょう。基本的に内定式では、まず社長や企業の役員が新入社員にどのようなことを求めているのかを述べ、その上で内定証書の授与が行われます。そしてその後、内定者が入社にあたっての抱負を述べ、内定式は終了となります。内定者の数が多い場合には、内定証書の授与と内定者からの抱負の発表は代表者によって行われることもあるでしょう。

「内定式って大変そう」と思っていた学生もいるでしょうが、内容自体は非常にシンプルなのです。内定式の後に入社に際し必要となる書類の記入が求められることも多くあります。内定者同士の交流を図るための懇親会が設けられている場合もあるでしょう。しかし内定式自体は基本的にはこのような段取りで終了するものなのです。

内定式のプログラム

ここでは、内定式ではどのようなことが行われるのかについて、見ていきましょう。各企業によって内容が多少変わってきますが、基本的な内容と流れについては共通事項が多いようです。具体的な内定式の内容の実例は、以下の通りです。

・内定証書(採用内定書)授与
・内定承諾書の提出
・社長、役員、人事部長などから内定者への挨拶
・事務手続き
・企業の業務内容の説明
・先輩社員との交流会
・社内の施設見学会

内定式では、以上のような事を行う企業が多いのです。これ以外に、内定式の後に同期生全員との食事会や交流会、などを行う企業もあります。さらに、この場で早々と各内定者の配属先を発表する企業もあるようです。

内定式に忘れてはいけない持ち物5つ

「内定式って何を持っていけば良いのだろう?」と悩む就活生も多くいることでしょう。もちろん手ぶらで行くのはNGです。内定式には持っていくべきものがいくつかあるのです。ここでは内定式に忘れてはいけない持ち物について3つ挙げ、それぞれ解説していきます。

内定式でいきなり忘れ物をしてしまうと、恥ずかしい思いをしてしまうでしょう。先輩社員からの評価も悪いものになってしまう恐れがあります。必要なものを忘れないよう、しっかりと確認しておきましょう。

①事前に企業から求められていた提出書類

内定式で持参すべき持ち物の1つ目は、事前に企業から求められていた提出書類です。これは最も重要といっても過言ではありません。書類の中には忘れてしまったからといって、「後で提出すれば大丈夫」と許してもらえる書類もあるでしょう。しかし中には提出が遅れてしまうと問題が生じる書類もあるのです。

そのような書類を忘れてしまうと、担当者に大きな負担をかけてしまう恐れがあります。出だしからいきなり、自分の評価が悪化してしまう可能性があるのです。期日を守って行動することは社会人として当然のように求められるマナーです。事前に内定式の際に持ってくるようアナウンスがあった場合、忘れずに持っていくようにしましょう。

②印鑑

内定式で持参すべき持ち物の3つ目は、印鑑です。内定式など初めて会社に行く場合、初めて社会人として活動をする場合は新たな契約等で印鑑が必要なケースが多々あります。このような際に印鑑を持ち歩いていないと書類を完成させることが出来ず、二度手間になってしまうのです。内定式に限らず、働いて間もないうちは持ち歩いたほうが良いと言えるでしょう。

その際、持参する印鑑はシャチハタ以外のものでなければなりません。「シャチハタの方が楽なのに」と思う就活生もいるでしょう。たしかにシャチハタは朱肉も必要としないため、非常に使い勝手の良いものです。しかし正式な書類を作成する際、シャチハタは認められないことがほとんどでしょう。

③筆記用具

内定式で持参すべき持ち物の2つ目は、筆記用具です。上述の通り、内定式自体で筆記用具を使用する可能性はあまり高くないですが、その後入社に際し必要となる書類の記入などを行う可能性があります。その際、筆記用具を持っていなかったために企業から借りることになってしまうと、「筆記用具も持ってきていないのか」と思われ、出だしから悪印象となってしまう恐れがあるのです。

また入社日までのスケジュールに関しての話が担当者からなされる場合があります。その際、筆記用具を持っていないと、必要な情報をメモすることが出来なくなってしまうのです。筆記用具を持ち歩き、常にメモを取れる準備をしておくことは社会人として求められるマナーです。内定式に出席する際にも必ず筆記用具を持参するようにしましょう。

④スケジュール帳・メモ帳

内定式に参加する際に、持参するものとして忘れてはいけないものの一つがメモ帳や手帳です。内定式では、入社日までの具体的なスケジュールや、入社日までに提出する必要がある書類や証明書なども説明がある可能性があります。

その際に、自分の頭で記憶するだけでは、不十分ですので必ずメモ帳やスケジュール帳にメモで書き留めるようにしましょう。現代のビジネスにおいては、PCやスマートフォンなどのITツールが発達しているために、普段はこれらを使用している、という内定者も多いと思われます。

しかし、こういったフォーマルな場所、そしてビジネスの場所においてはメモで相手の話を書き留める、という行動と習慣が大切です。自分が忘れないためでもあり、相手への信頼感も得られることになるのです。

⑤ストッキング(女性)

内定式に出席するときの服装に関しての注意事項も一つご紹介します。内定式には、面接時と同じようにスーツを着用していくことが望ましいと言えます。そして、女性にとって忘れてはならないことが、当日履くストッキングの予備を持参するということです。

内定式の準備では、他の書類や自己紹介などの準備に追われて、ついついこのような小物類の予備の準備を忘れがちです。しかし、当日にストッキングが伝線してしまい、スーツ周りの人にも気付かれてしまう、という事態を避けるためにも予備は必ず持って行きましょう。

最近のストッキングは、破けにくいように丈夫に作られているものも多いようです。しかし、いつ何時にも伝線しないとも限りませんので女性のたしなみとして、社会人のマナーとして、常にストッキングの予備をカバンに入れておくようにしましょう。

内定式で忘れ物をしないための対策

内定式は就活生にとって大変大事なイベントであり、人生のひとつの区切りにもなります。このような大事な日に、忘れ物のミスを犯さないためには、どのようにして対策をとればよいのでしょうか。人

の記憶は、時にはうっかりしてしまうこともあるので、記憶忘れを防ぐために対策が大切なのです。対策方法の一つが、前もって数日前から当日の持ち物リストを、自分で作成しておくということです。そして実際に準備をする日までに、追加の持ち物があればそのメモに書き留めていきましょう。そして準備をするときには、そのメモを見ながら準備していき、鞄に入れたものはメモもチェックを入れたり、線で消していくなどしていくと良いでしょう。

前々日から準備する

内定式は日程が迫ってくると、そわそわして落ち着かないことも多いのではないでしょうか。内定式に持って行くものの準備を、前の日の夜に行う人も多いかもしれませんが、前の日というのは何かとバタバタしがちです。

そして、指定された場所に行くために早めに就寝することも必要ですので、実際のところあまり準備の時間がとれないかもしれません。このようなことを考えると、持ち物の準備は内定式の前々日にしておきましょう。本格的な持ち物の準備を前々日にして、前の日は次の日に備えて、英気を養い持ち物を再確認する程度にする、ということがポイントなのです。大切な日への準備をしっかり行い、うっかり忘れやミスをなくすためにも、事前に自分ができる対策をとって行きましょう。

持ち物以外に気を付けたい準備ポイント

内定式に参加する際には、持ち物だけ気を付けていれば良いわけではありません。持ち物以外にも気を付けなくてはならないことがあるのです。ここでは持ち物以外に気を付けたい準備ポイントについて解説していきます。

内定式は先輩社員や他の内定者と交流する初めての機会となることが多いです。先輩社員や他の内定者に良い印象を持ってもらい、社会人として良いスタートを切ることができるよう、持ち物以外にもしっかりと注意を払っておきましょう。

髪型

持ち物以外に気を付けたい準備ポイントの1つ目は髪型です。内定をもらってから内定式までの間は、長い期間が開く場合が多いです。そのため学生気分が抜けずにそのまま好き放題な髪型で内定式に参加しようとする学生がたまにいますが、そのような対応はNGです。

企業が内定式を行う理由は、学生に社会人として働く意識を高めてもらうためでもあります。そのため、学生気分が抜けず、その場に相応しくない髪型で内定式に参加してしまうと、先輩社員からの評価を落としてしまう恐れがあるのです。内定式では社会人としてのマナーが試されています。髪型もしっかりと整えておき、清潔感があり、誠実な印象を与える髪型にしておくようにしましょう。

スーツや靴

持ち物以外に気を付けたい準備ポイントの2つ目は、スーツや靴です。就職活動が終わってからしばらくスーツを着ていない人も多くいることでしょう。就活が終わってからずっとクローゼットに放置しているという人は、いざ内定式で着ようと思って取り出してみるとカビが生えていたり、しわになっていたりといったケースもあります。

そのような身なりで参加してしまうと周りに不快な思いをさせてしまい、自分への評価を大きく下げてしまう恐れがあるのです。身なりで周りからの評価を落とし、その後の仕事にまで支障が出てしまうようなことがあると非常にもったいないです。そのようなことのないよう事前に内定式に着て行くスーツ、靴もチェックしておき、当日に向けてメンテナンスを行っておくようにしましょう。

自己紹介

内定式やその後の懇親会などでは、各自が自己紹介をするという機会もあります。その場合に備えて、自分で何を話すのかどうかを予め準備していきましょう。その際に注意したいとことは、自己紹介の内容を一字一句そのまま暗記して話すのではなく、要点を話す内容項目を頭に入れておくと良いでしょう。

ここでは、内定式の自己紹介でどのようなことを話したら良いのかについての実例を、アドバイスをご紹介します。まず自己紹介の目的は自分という人間を、同期生や企業の同席者に知ってもらうことです。ここではなるべく良い印象をもってもらえることが大切です。

社会人にとって第一印象はとても重要で、そのとき受けた印象は後々周りの同期生らの印象に長く残ることになるのです。自己紹介では、自分のフルネーム、大学名・専攻名、出身地などをまず述べましょう。これを最低限話すベースとして、1~2分程度でまとめると良いでしょう。余り長くても短すぎても、あまり良い印象になりません。

そして、自分の特徴となる性格や学生時代に最も力を注いできた事、会社に入ってから心がけたいことや意気込み、などについても付け加えるとよいでしょう。あくまでも周りの空気よんで、奇抜でマナー違反にならない話題話すことが重要です。

ビジネスマナー

内定式に参加するときには、身分がまだ学生でも社会人としてのマナーに沿った対応や、行動をとるように心がけましょう。もう内定証書を貰ったから、あとは入社するだけと気を抜いてしまってはいけません。企業の担当者は、一人一人の行動をきちんと見ていますので、その場に不適切な行動をとってしまうと、入社後の配属などに影響することもあるのです。

内定式においては、言葉使いやお辞儀や挨拶を忘れずにしっかり行うこと、などが基本になります。また、同期生同士で懇談する場合でも発言する際は、丁寧語を使いくだけた話し方にならないように注意したいものです。そして、相手が話しているときは、しっかり相手の方に目線を向けて、しっかいと聞き入るように心がけることも大切です。

言葉使いでのポイントは、話し始めと終わりの締めが特に大切です。「本日はよろしくお願い致します。」「今後もどうぞよろしくお願い致します」「お先に失礼します」など、周りのことを配慮した言葉を忘れずに、元気よくを心がけて内定式に参加しましょう。

心構え

持ち物以外に気を付けたい準備ポイントの3つ目は心構えです。内定式は入社前に行われる大事な行事です。それまでは学生気分で浮かれていても多少許されていたことでしょう。しかし内定式の後も同様の姿勢で過ごすのはNGです。内定者には、内定式を境に入社に向けて社会人として働く意識を高めていくことが求められていることを認識しましょう。

学生から社会人への変化は大きなものです。背負うことになる責任も学生のころとは比べ物にならないほど大きく、それらを背負って仕事に取り組んでいくことが求められます。社会人になるための心構えが出来ていない状態で社会人になると、企業としても戦力にならず、扱いに困ってしまうでしょう。社会人になり、そのような責任を背負って仕事に邁進していくのだという心構えを持って内定式に臨むことが必要になるのです。

内定式では必須の持ち物と心構えも用意しておこう

ここまで、内定式に参加するにあたって忘れてはいけない持ち物と、その他の注意点について解説してきました。内定式では学生ではなく「新入社員」として見られています。その場に相応しくない言動を行ってしまうと先輩社員からの評価も下がってしまい、最悪の場合、入社後の仕事にも支障が出てしまう恐れがあるのです。

また内定式を終えると、入社までの日数はもうあまり長くはありません。内定式を学生気分のまま迎えているようでは、社会人としてのスタートダッシュに失敗してしまい、他の同期から大きく後れを取ってしまう可能性もあるのです。内定式は単なるイベントの1つではなく、社会人としてのマナーが試される場であり、社会人になる覚悟を持っておくべき場です。事前準備をしっかりと行い、万全の状態で内定式に臨むようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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