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市役所面接では質問の意図の把握が魅力的な回答の秘訣
就活で市役所面接を受けようとしている人のなかには、市役所ではどのような質問をされるのか疑問を感じている人もいるでしょう。
そして、市役所職員の内定を獲得するには、市役所面接を突破する必要があるため、質問にただ答えるだけでなく、質問の意図を理解し、面接官が魅力に感じる回答を心掛ける必要があります。
そこでこの記事では、市役所の選考を受ける人に向けて、市役所の面接で聞かれやすい質問や回答例、対策しておくべきことなどを紹介します。公務員試験を突破して市役所で働くためにも、参考にしてください。
市役所面接の前提知識! 公務員を志望する際に覚えておくべき4つのこと
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市役所の面接対策をおこなう前に、市役所の面接はいつ実施されるのか、どのような形式で面接が開催されるのかなど、基本的な知識を理解しておきましょう。そうすることで、どんな対策をしたらいいのかもイメージしやすくなり、面接対策をスムーズに進められますよ。
ここでは、公務員を志望する際に覚えておくべきことを4つ紹介するので、市役所面接の概要を押さえておきましょう。
①市役所選考の日程
市役所などの公務員試験は、大学卒業程度の「上級」、短大・専門学校卒業程度の「中級」、高卒程度の「初級」に分かれていて階級によって試験日は若干異なりますが、基本的なスケジュールは、以下のとおりです。
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市役所などの公務員試験の面接は、書類選考通過後の筆記試験である一次選考開催後の7・8月ごろに開催される流れです。そのため、大学4年生の夏頃までにはしっかりと面接で回答できるようにしておきましょう。
②公務員試験の面接タイプ
公務員試験の面接タイプは、大きく分けると3つに分かれます。
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面接タイプによって流れやその場の雰囲気が異なるため、対策方法も変わります。また、面接タイプは、選考を開催している自治体によって異なるため、早い段階で確認しておくことが大切です。
面接対策を実施する前に、自身が受ける自治体の面接タイプを確認し、どのような形式で面接が実施されるのかを把握しておきましょう。
個別面接
個別面接とは、公務員試験のなかでも実施されやすい形式の面接で、応募者1人に対して2〜4人の面接官が対応します。面接の所要時間は、1人あたり15~30分ほどで、事前に提出した面接カード(エントリーシート)をもとに、さまざまな質問をされます。
- 下記のような面接でよくある基本的な質問事項を聞かれる可能性が高いですよ。
個人面接で聞かれる質問
- 志望動機
- 弱み・強み
- 学生時代に頑張ったこと
- なお、自治体によっては、個別面接を複数回実施する可能性もあるため事前に確認しておきましょう。
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集団面接
集団面接とは、一度の面接で5~8人の応募者を同時に選考する面接形式です。また、面接官は3~4人で実施される場合がほとんどで、面接の所要時間は30~50分ほどです。
集団面接の流れは個人面接とは異なり、一つの質問に対して一人ひとりが順番に回答していく流れや挙手制で回答する流れ、面接官に指名されて回答する流れなどがあります。そのため、回答する順番によっては回答内容をじっくりと考えられるでしょう。
集団面接での回答の流れの例
- 一つの質問に対して全員が順番に回答する
- 挙手制で回答する
- 面接官に指名されて回答する
しかし、ありきたりな回答は、先に回答した応募者の回答内容と被ってしまう可能性があるため、回答する順番が後半である場合は、複数の回答例を考えておくことがベストです。
グループディスカッション
グループディスカッションとは、一度の面接で応募者が5~10人ほど集められ、与えられた議題に対して応募者同士で話し合う選考のことです。
グループディスカッションの場合、面接官は応募者同士の話し合いを確認しており、それぞれの応募者に対して、積極性や協調性、リーダーシップなどさまざまな観点から市役所職員に適性があるかを判断しています。
そのため、自分の意見ばかり主張するのではなく、周りの意見もしっかりと聞いたうえで、自分の意見も発表することが大切だと言えますね。
なお、与えられる議題としては、「○○という課題に対して、△県ではどのような取り組みをしたらいいか」などと伝えられる可能性が高いため、選考を受ける自治体の特徴などを踏まえたうえで意見を主張できると、面接官の印象に残りやすくなりますよ。
市役所の公務員試験についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③市役所のおもな職種
市役所にはさまざまな仕事内容があるため、必ずしも事務職だけが活躍している場所ではありません。
たとえば、戸籍や住民登録、保険年金を管理している事務職のほかにも、道路計画や河川・ダムなどの計画を担当している技術職、研究や学校事務、消防などを担当している専門職がいます。
このように市役所の仕事内容は幅広く、市役所の公務員試験ではさまざまな職種を毎年募集しています。そして、職種によって試験内容が異なるため、市役所で募集される職種を確認し、自分が受ける職種を明確にしておきましょう。
事務職
事務職のおもな仕事内容は、以下のとおりです。
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市役所で活躍している事務職は、その地域に住む人々の対応や、地域で発生したさまざまな問題の一時対応などがおもな仕事内容です。
また、試験内容では、一次試験として一般的な教養が問われる筆記試験と憲法などの専門的な知識が問われる筆記試験、二次試験には論文や面接があります。
技術職
技術職の仕事内容は、それぞれ領域も幅広く、かつ専門性が高くなっています。
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技術職は、その地域の道路や電気などのインフラ設備の管理がおもな仕事となるため、学生時代に学んだ専門的な知識を活かせる職種です。また、本庁勤務以外にも、国や自治体が運営している公的施設での勤務になるケースもあります。
技術職の試験は、教養試験に加えて各分野の専門知識が問われる筆記試験が一次試験にあり、二次試験では論文や面接があります。
専門職
専門職は技術職と似ていて、専門的なスキルを活かした仕事内容となります。
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専門職は、学生時代に専門的なスキルを学んでいる必要があるほか、特定の資格を保有していることが応募資格として決められている場合もあります。
また、選考試験では、公務員としての一般教養が試される試験のほかにも、各募集区分に応じた専門的な知識が問われる筆記試験が一次試験に用意されています。
二次試験では、ほかの職種と同様に論文と面接が指定されるケースが多く、総合的に考えて合否を判断する場合がほとんどです。
④民間企業との違い
民間企業で働く場合、所属している会社の利益のために仕事をします。また、同じような商品やサービスを取り扱っている会社があれば、ライバル企業として競争し、利益などさまざまな面において、他社に負けないように奮闘する必要があるでしょう。
一方、市役所は、所属している市役所のために働くのではなく、その地域の市民のために、「福祉」「観光」「文化活動」「インフラ」などの観点から市民が快適に過ごせる町をつくることが仕事です。
そのため、市役所の仕事は「利益の追求」ではなく、担当する多くの業務が市民のためにおこなわれる業務であると言えますね。市役所の面接を受ける際は、このような違いをしっかりと理解したうえで、市役所職員に求められる人柄やスキルを考えながら作成することが大切です。
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公務員試験では面接対策が重要です。マニュアルで頻出質問を確認しませんか。
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就活生に聞いた! 志望した市役所の傾向
- 市役所を志望している人は、市役所を志望する学生が地元と地元以外のどちらの市役所を志望しているのか気になりますよね。そこで、学生の皆さんに、志望した市役所について質問してみました。
アンケート結果としては、およそ66.7%の学生が地元の市役所に応募していることがわかりました。たしかに、地元のほうがその地域で育った経験などを交えたエピソードを盛り込むことができるため、選考を有利に進められると言えます。
一方で、約3割の人が地元以外を受けたと回答しており、多いと感じる人もいるのではないでしょうか。地元以外の魅力を感じる自治体の選考を受ける場合は、その自治体の魅力をしっかりとアピールすることが重要です。地元以外の市役所でも十分に選考を通過できる可能性は秘めているので安心してください。
面接官の意図別! 市役所の面接で聞かれやすい質問15選
市役所の面接で聞かれる質問は決まっています。そのため、面接対策をする際は、聞かれやすい質問を事前に把握しておくことで、効率良く面接対策を進められますよ。
また、前述したとおり、面接官の印象に残りやすい魅力的な回答にするには、面接官の意図を把握したうえで回答することが大切です。
ここでは、面接官の意図別で市役所の面接で聞かれやすい質問を紹介するので、面接対策を効率良く進めるためにも、確認しておきましょう。
公務員の仕事の理解度を知るための質問
市役所の面接では、公務員として入庁後の仕事をしっかりと把握し、長く続けられるかを判断するためにも、公務員にはどのような能力が求められるのか、どのような姿であるべきなのかなどの質問をされる傾向にあります。
そのため、公務員とはどのような職業なのかを事前にまとめておきましょう。たとえば、地域住民が支払っている税金が給料となっているため、地域の人々を第一に考えて行動する仕事などです。
このように、公務員としてのあるべき姿がどのような姿なのかを具体的に考えておくと、公務員についての質問をされても対応できますよ。
市役所の理解度を知るための質問
公務員のなかでも市役所職員として選考を受ける場合、市役所職員として入庁後にギャップを感じて退職しないかを判断するために、市役所の仕事の理解度について質問される可能性が高いです。
たとえば、市役所の仕事内容を理解しているのかを確認するために、取り組んでみたい仕事について質問されたり、その自治体が抱えている課題について事前に調べているかを確認するためその市の課題について質問されたりします。
そのため、市役所の面接を受ける際は、市役所の仕事内容やその地域が抱えている課題などを事前に調べておくと良いですよ。
市役所への志望度を問う質問
どの面接でもほぼ確実に聞かれることは、志望動機です。市役所の面接も例外ではなく、志望動機について質問されます。
そして、市役所の場合は、民間ではなく公務員として従事することになるため、民間と公務員の違いを理解していることを確認するために、公務員を志望する理由について聞かれる可能性があります。
そのため、市役所の面接では、市役所の志望理由以外にも、公務員を志望する理由についても答えられるようにしておきましょう。
市役所の志望動機についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
市役所の仕事に適性があるかを知るための質問
どんなに志望動機が良くても、市役所の仕事に適性がなく入所後に活躍できない人材は戦力になりません。そのため、市役所の面接では、市役所の仕事内容に適性があるのかも質問されます。
たとえば、公務員の仕事で活かせるようなスキルや経験があるか、これまで経験した失敗をどのように乗り越えたかなどを質問し、適性があるかを判断します。
ほかにも、市役所職員は、窓口に立ち、その地域の住民に対して応対することもあるため、苦手な人とうまく接することができるかを判断するために、苦手な人とのかかわり方についても質問される可能性が高いです。
このように、さまざまな質問を通じて、面接官はあなたが市役所職員として活躍できるかを判断します。
市役所で長期的に活躍できるかを判断するための質問
面接官に求められることは、長期的に活躍してくれる人材を多く採用することです。そのため、市役所の面接では、長期的に活躍できるかを判断するための質問もされます。
たとえば、希望する配属先にならなかった場合に退職という選択肢はないか、公務員として数年後、数十年後も活躍している自分の姿を想像しているかなどです。
これらの質問をした際に、答えられなかったり回答に時間がかかってしまったりすると、面接官からは、長期的に活躍を視野に入れていない、と判断されてしまう可能性があるため、きちんと答えられるようにしておきましょう。
強みや人柄を知る質問
前述したとおり、市役所の仕事内容は多岐にわたります。そのため、どのような部署や仕事で応募者が活躍できそうかを判断するために、強みや人柄を知る質問もします。たとえば、自己PRや学生時代に頑張ったこと、短所・長所などです。
市役所職員として配属したい部署がある場合は、その部署で活躍している人には、どのような人柄・強みがあるのかを確認しておき、自身の特徴と比較しながら自己PRなどでアピールしましょう。
市役所の面接対策についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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事前準備は大切! 市役所の面接を受ける前に対策しておくべき5つのこと
市役所の面接を受ける際は、事前準備が必要不可欠です。
たとえば、選考を受ける自治体や市役所職員に求められるスキルなどを把握しておかないと、面接で的外れなことを回答してしまい、面接官が困惑してしまう可能性があります。
ここでは、市役所の面接を受ける前の対策を5つ紹介するので、万全の状態で面接に臨むためにも確認しておきましょう。
①自治体の説明会に参加しておく
自治体の説明会に参加しておくと、具体的な業務内容を把握できたり、これまで知らなかった仕事内容を発見できたりなど、面接での回答に使えるさまざまな材料を収穫できますよ。
ほかにも、その自治体で働いている職員に直接話を聞けるため、その地域の課題などを知る良い機会だと言えるでしょう。知りたいことや疑問に感じていることは、自治体の説明会で解決させておくことが大切です。
自治体の説明会については、公務員説明会の最新情報を提供している「公務in」で確認できるので、気になる人は自分が受ける地域の説明会を確認してみてください。
②市役所職員に求められるスキルを把握しておく
市役所面接で面接官の印象に残る回答にするには、市役所職員に求められるスキルを把握したうえで回答しましょう。そうすることで、自身のどのようなスキルをアピールすれば良いかを把握できます。
市役所職員に求められるおもなスキルは、以下のとおりです。
たとえば、市役所職員は、さまざまな疑問を抱えた地域の住民と接するため、コミュニケーション能力が必要とされます。ほかにも、地域の課題に対して多角的な視点から課題解決に取り組める課題解決能力や、定期的な異動に対応できる柔軟な対応力も必要とされるでしょう。
このように、市役所の面接では、市役所職員の仕事内容や勤務スタイルなどを参考に、どのようなスキルが求められるのかを把握しておくことが大切です。
③ほかの人に面接対策を実施してもらう
市役所職員は、多くの学生が志望する人気の就職先であるため、面接本番までには面接対策をおこなうことが大切です。また、面接対策は一人でおこなうのではなく、ほかの人に協力してもらうことで、自分では気付けなかった改善点を見つけられますよ。
面接対策に協力してもらう人としては、大学にあるキャリアセンターの職員や就活エージェント、公務員として働いている学校の卒業生などが挙げられます。面接対策を友人同士でおこなうのも良いですが、就活事情に精通した人に実施してもらうことで、より精度の高い面接対策になります。
就活エージェントについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
④受ける自治体について調べておく
自治体によって抱えている課題は異なるため、選考を受ける自治体の現状を把握し、どのような課題があるのかについて調べておきましょう。そうすることで、志望意欲を伝えられますよ。
そして、自治体が抱えやすい問題としては、以下の問題が考えられます。
このように、自治体は日々さまざまな問題に直面しているため、あなたが選考を受ける自治体が抱えている課題を把握し、どのように課題に対してアプローチしていきたいのかまで考えておくと、面接官の印象に残る回答ができるようになります。
また、自治体について調べる際は、さまざまな観点からその自治体ならではの魅力についても調べておくことで、より広い範囲の質問に対応できますよ。
⑤自己分析で長所や短所を洗い出しておく
市役所職員に求められるスキルや、選考を受ける自治体の現状や課題を把握できたら、自己分析で長所や短所を洗い出しておくことも大切です。
なぜなら、長所や短所を洗い出しておくことで、自身の長所がどのような仕事で活かせるのか、その自治体の課題解決にどう貢献するのかを理解できるからです。また、短所についても事前に洗い出しておけば、どのようなカバーができるかを考えられるため、面接で質問された際にスムーズに回答できます。
このように、市役所面接を受ける前の対策では、自治体について調べるだけでなく、自己分析で自分自身の強みや弱みについても調べておきましょう。
自己分析のやり方についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
市役所の面接で質問に回答する際の3つのコツ
市役所の面接を突破するには、民間企業の面接とは違うコツを意識する必要があります。そのため、民間企業の面接対策だけで満足せずに、公務員ならではの面接のコツも理解しておかなければなりません。
ここでは、市役所の面接で質問に回答する際のコツを3つ紹介するので、市役所の面接を突破するためにも参考にしてください。
①「安定しているから」以外の志望理由を考えておく
公務員である市役所職員を志望する理由を聞かれた際に、「安定しているから」と回答しようとしている人もいるでしょう。しかし、公務員の志望理由で「安定しているから」と回答すると、面接官に仕事に対する熱意や前向きな姿勢は伝わりません。
なぜなら、志望理由が安定である場合、仕事内容には興味がないと判断できるため、仕事に対して熱心に取り組んでくれるか疑問を感じるからです。
また、安定以外にも給料や福利厚生などの待遇面に関する志望理由も熱意が伝わりにくいため、おすすめできません。
そのため、志望理由では、市役所職員の仕事内容と自身のスキルや経験を結びつけた志望理由も考えておくことが大切です。
②幅広い業務に興味関心があることを伝える
面接では、特定の業務に意欲的であることを伝えるのではなく、幅広い業務に興味関心があることをアピールすることが大切です。
前述したとおり、市役所の業務は多岐にわたります。たとえば、住民票や戸籍謄本などの発行や、出生・死亡・婚姻・転入・転出手続きなどです。
このように市役所にはさまざまな仕事があり、複数の部署があります。配属先となる部署も人事異動で変わりやすいことから、特定の業務にしか興味関心がない場合は、仕事内容によっては退職してしまう可能性があると判断できますよね。
したがって、市役所の面接では、これまでの経験やスキルと結びつけて幅広い業務に興味関心があることをアピールできるようにしましょう。
③民間企業ではない理由も伝えられるようにしておく
前述したとおり、公務員試験である市役所の面接では、民間企業ではなく公務員を志望する理由について問われる場合があります。そのため、民間企業にはない公務員の魅力をきちんと伝えられるようにしておきましょう。
民間企業にはない公務員の魅力は、以下のとおりです。
このように公務員である市役所ならではの魅力はたくさんあるので、自分なりに考え、民間企業では実現できないことをいくつか回答できるようにしておきましょう。
公務員と民間企業の違いについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
就活生に聞いた! 面接を受ける際に実施した対策
実施している面接対策は、人それぞれ異なります。
どのような点に注意して面接対策を実施したらいいのかを知りたい場合は、ほかの学生が実施した対策を参考にすることで、自分では気付けなかった対策方法を見つけられる可能性もあるでしょう。
そこで、学生の皆さんにどのような面接対策を実施したのか質問してみました。
ほかの人に協力してもらったという回答が多数
アンケートの回答には、ほかの人に協力してもらったという回答が多くみられました。
面接対策は、一人でおこなっている人もいるかと思いますが、自分自身では気付けない修正点は必ずあります。そのため、ほかの誰かに面接対策を協力してもらうと、より精度の高い回答ができるようになりますよ。
実際に選考を受けて練習したという回答も
アンケートの回答には、実際に選考を受けて練習したという回答もみられました。
たしかに面接対策として、本番の選考を受けることは面接本番の雰囲気に慣れるためにも有効な面接対策だと言えます。
また、昨今では早期選考を開催している企業も多く、早期選考のうちに志望度の低い企業の選考を受け、大学4年生時から始まる選考に備える学生もいます。
印象に残る! 市役所面接での頻出質問と回答例10選
どんな質問をされるのかがわかったら、実際に面接の回答を考えていきましょう。
ここでは、そんな面接での回答例を知りたい人のために、市役所の面接における印象に残りやすい回答例を紹介します。市役所面接の質問に対する回答を考える際の参考にしてください。
①自己PRをお願いします
市役所面接の自己PRで重要なことは、自己PRが市役所でどのように活かせるのかを伝えることです。例文では、市役所の多岐にわたる仕事を一つひとつ責任を持ってこなせると伝えています。このように、仕事での再現性につなげられる自己PRは、面接官の印象に残りやすいですよ。
②民間企業ではなく公務員を志望する理由を教えてください
公務員を志望する理由としては、公務員ならではの理由をこれまでの体験を交えたうえで伝えることが大切です。例文では、大学時代の地域活性化プロジェクトでの経験と社会貢献をつなげて話しています。
公務員は地域住民の暮らしを支えるという意味で、社会貢献に大きく影響している仕事ですよね。
③公務員のなかで市役所を志望した理由を教えてください
市役所を志望する理由を問われた場合は、公務員のなかでも市役所でしかできない仕事とつなげて伝えることが大切です。
例文では、地域住民に寄り添う仕事をしたいと話しています。市役所にはさまざまな仕事があるため、興味のある仕事を中心に回答を作成してみましょう。
④市役所職員としてどのように活躍していきたいですか
市役所職員としてどのように活躍するかを質問された際は、選考を受ける自治体の課題と絡めながら伝えると面接官の印象に残りやすいですよ。
例文のように、地域活性化のために若者がその地域でキャリアを考えられるような企画・推進に携わりたいと回答すれば、少子高齢化が進んでいる地域であれば課題を解決してくれそうな応募者だと思いますよね。
⑤学生生活のなかで頑張ったことはなんですか
学生生活のなかで頑張ったことを伝える際は、頑張ったことから学んだこともあわせて伝えましょう。また、学んだことをどのように市役所で活かせるのかも伝える必要があります。
例文では、ゼミでの活動をアピールし、幹事として自発的に人を集め、幅広い年代の人と交流を持ったと話しています。その結果、積極性や協調性、多彩な価値観を身に付けられたことを伝え、市役所での仕事に活かせるとつなげていますよね。
⑥短所を教えてください
市役所面接では、市役所職員として仕事をする際に障害にならないか確認するために、短所・弱みについて質問されます。
そのため、短所・弱みを質問されたら、現在おこなっている解決策もあわせて伝えることが大切です。また、自身の弱みをどのようにカバーし、市役所職員としてどのように活かせるのかも伝えるとより面接官の印象に残る回答になりますよ。
⑦長所・強みを教えてください
市役所の面接で長所・強みを質問されたら、その長所や強みを判断できるエピソードを交えてより具体的に説明しましょう。そして、市役所ならではの仕事内容と結びつけて、どのように長所・強みを活かせるのかを伝えることが大切です。
⑧過去に失敗した経験はありますか
市役所面接で過去の失敗経験について質問された際は、失敗からどのようなことを学んだかを伝え、それが市役所の仕事でどう活きるかまで伝えることが大切です。
例文では、計画性の重要性と、細部にわたる事前のチェックの必要性を学んだと伝え、市役所職員として、計画的かつ丁寧な仕事を心掛けて市民から信頼される職員を目指すと話しています。
⑨○○市を選んだ理由を教えてください
市役所面接では、その地域の職員として働く動機についても質問される可能性が高いです。例文では、生まれ育った地域への愛着を示し、地域への恩返しをしたいという強い気持ちをアピールしています。また、最後には現在の街並みについての課題を取り上げ、どのように改善していきたいかまで話しています。
このように、その地域を選んだ理由だけでなく、現状の課題についても触れ、入所後はどのようにしていきたいのかまで伝えられると、面接官の印象に残りやすいと言えますね。
⑩どのような仕事に興味がありますか
市役所面接で、どのような仕事に興味がありますかと質問された場合は、これまでの経験やスキルを交えながらどのような仕事が得意であるかを伝えましょう。例文では、大学で専攻した社会学で高齢者の社会参加や、若者の地域離れの解決策について考えてきたことを興味のある仕事に結びつけています。
また、興味のある仕事を回答した後に、「希望する仕事(配属先)に就けなかった場合はどうしますか」とセットで質問される可能性もあるため、対応できるようにしておきましょう。
市役所の面接で質問された場合のNG回答例
公務員である市役所職員は、多くの学生が志望する職業であるため、意欲がないと思われるようなNG回答を1回でもしてしまうと、選考に落ちてしまう可能性があります。
そのため、市役所の面接では面接官の意図を汲み取った回答ができるように、しっかりと準備しておく必要があります。
ここでは、市役所の面接におけるNG回答例を3つ紹介するので、どのような回答が選考に影響するのかを確認しておきましょう。
①意欲が伝わらない回答
この例文は、「どのような仕事に興味がありますか」に対しての回答です。
私は、いろいろな仕事に興味を持っているのですが、具体的に興味のある仕事についてはこれから探していければと考えています。
たとえば、大学では経済学を専攻していたので、経済学を活かせる仕事であれば、これまでの経験やスキルを活かせるのでは、と考えています。
市役所職員として働くことになったら、最初は与えられた仕事をこなしつつ、自分に合った仕事を見つけていければと思っています。ただ、どのような仕事にも対応できる自信はあります。
この回答例では、具体的に興味のある仕事を答えられていません。
また、大学で経済学を専攻していたにもかかわらず、どのような仕事に活かせるのかを答えられていませんよね。このように、市役所職員の仕事内容を把握していないように感じ取れる発言もマイナス評価となります。
②短所を自身の弱みとして終わらせてしまう回答
この例文は、「短所・弱みを教えてください」に対しての回答です。
私の短所や弱みは、人と話すのが苦手なことですかね。ほかにも、少し気が短いところもあると思います。
たとえば、あんまり人前で発表するのが得意ではなくて、大勢の前だと緊張してしまいます。そのせいで、大学のプレゼンテーションは、いつもうまくいきませんでした。
あと、私自身が完璧主義であるため、周りの人がだらしないと、ちょっとしたことでイライラすることもあります。
この回答例では、短所として、人と話すことが苦手であること、気が短いことを伝えています。そもそも、短所を質問された際は、2つも回答する必要はありません。
また、短所をフォローせずに、最後まで短所のままで終わらせていることから、面接官は良くないイメージを感じてしまいますよね。
③質問の意図を理解していない回答
この例文は、「過去に失敗した経験はありますか」に対しての回答です。
私は、過去に失敗した経験は、特にないと思っています。
私は、長所でもある計画性を活かし、いつも慎重に物事を進めるタイプなので、特に失敗について話せるような出来事は思い浮かびません。
まれに小さなミスはあるかもしれませんが、大きく影響するようなミスではなく、失敗と言えるほどのものではないと思っています。
面接官は、過去の失敗談から、市役所職員としての適性や、困難なことにあたったときの乗り越え方などを判断します。しかし、この回答では、失敗談をどのように乗り越えたのかではなく、自分の長所をアピールしています。
このように、面接官の意図を理解していないと、的外れな回答になってしまうため注意が必要です。
質問以外にも注意が必要! 市役所の選考で気を付けるべきこと
市役所の選考では、面接の質問に対する対策だけをしていても内定を獲得できるとは限りません。たとえば、一次試験の筆記試験を突破しないと面接すら受けられないですよね。
ここでは、市役所の選考において面接の質問以外に気を付けるべきことを紹介するので、市役所職員としての内定を獲得するためにも、参考にしてください。
逆質問では意欲を伝える
市役所の面接では、面接の最後に「何か質問はありますか」と逆質問がくる場合があります。この場合、「ありません」と回答するのではなく、志望意欲を伝えることが大切です。
たとえば、面接官に対して、市役所職員のやりがいについて聞く場合は、次のような逆質問の仕方があります。
このように、逆質問をする際は、自分の意見も交えながら、面接官はどのように感じるのかを聞いてみると、市役所職員としての志望意欲が伝わりますよ。
逆質問についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
筆記試験の対策も気を抜かない
公務員である市役所の面接を受けるには、筆記試験に合格する必要があります。そのため、面接対策ばかりに気を取られないようにすることが大切です。
前述したとおり、市役所選考の基本的なスケジュールは、一次試験が5・6月ごろ、面接などの二次試験が7・8月ごろです。そのため、質問に対する回答内容をある程度まとめられたら、一次試験が開催される5・6月までは、筆記試験に集中しましょう。
事前に質問の回答をまとめておければ、1カ月の面接対策期間があれば、しっかりとした対策を整えられたうえで市役所の面接に参加できますよ。
公務員試験の勉強時間についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
市役所面接の頻出質問を把握して公務員試験を突破しよう
公務員である市役所職員の試験を突破するには、二次選考の面接を突破する必要があります。そして、面接対策を効率良くおこなうには、市役所面接での頻出質問を理解し、対策する質問をできる限りしぼることが大切です。
これから市役所の選考を受ける人は、この記事で、市役所面接の頻出質問や回答例などを参考に、面接官の印象に残る回答を自分で考え、市役所職員の内定を勝ち取りましょう。また、一次試験を受けていない場合は、まずは筆記試験の対策に集中し、一次試験を突破することが大切です。
【市役所面接の質問に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2024年4月5日~4月11日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の52人
詳細は「編集コンセプト」ページをご確認ください