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就活が怖い原因は人それぞれ! 克服方法を状況別に細かく解説
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目次
就活が怖いという思いは原因がわかれば解決できる
就活が怖いと思っている学生は意外と多くいます。「面接の質問にうまく答えられないかも」「志望企業の選考に落ちたらどうしよう」といった状況を考えると不安になりますよね。
社会に出て働いた経験がない学生が、卒業後の就職先を決める就活で不安になるのは当然です。なぜなら、初めてのことはわからないことばかりで心配になるからです。就活が怖いと思う原因は人それぞれなので、原因を解決する方法も人によって異なります。
この記事では、就活が怖いと思う原因と、その人に合った克服方法を解説していきます。就活が怖いと感じている人は、原因と対処法を知ってまずは一歩踏み出しましょう。
就活生に聞いた! 就活が怖いと感じた経験
実際に就活が怖いと思ったことがあるかどうか、学生にアンケート調査を実施したところ、以下のような結果になりました。
6割以上の学生が就活が怖いと思った経験があるようです。この結果を見て、「就活が怖いと思っていたのは自分だけじゃない」と少し安心した人もいるのではないでしょうか。
ただし、就活に対する怖さを解消しないまま、就活を続けるのはおすすめできません。なぜなら、ネガティブな気持ちが選考に影響してしまい、思うように就活が進まない恐れがあるからです。
まずは、就活が怖いと感じる原因を分析して、解決策を考えていきましょう。
怖いと思ったまま就活を続けるとどうなる?
「怖いと思ったまま、就活を進めても大丈夫かな」と心配になっている人もいると思います。就活に対する怖さがあっても、就職先を決めないと働けないので、不安になりますよね。
しかし、就活が怖いと思う状態のまま無理に選考を受けると、思うような結果が出せない可能性が高くなります。ここでは、怖いと思ったまま就活を続けるリスクについて解説していきます。
志望企業に受かりにくくなる
就活が怖いと思っていると、不安や心配からネガティブな思考になってしまいます。その結果、自信がなくなり、余計に怖いと感じます。
そして、就活に対する怖さから消極的になってしまい、自分をアピールすることができず、結果として、ES(エントリーシート)や面接がうまくいかなくなってしまうケースがでてきます。
特に、面接に落ち続けると、さらに自信をなくし、次の面接もうまくいかなくなるといった、負の連鎖に陥っていく可能性があります。こうなると、志望企業に受かりにくくなるといえますよね。
就職できずに卒業するリスクが出てくる
就活が怖いと思っていると、積極的にエントリーすることが難しくなります。自信がない状態で選考を受けても、落ちるのではないかとマイナスな方向に考えてしまうからです。
そして、選考を受ける企業が少なくなり、内定を得られるチャンスも減ってしまいます。その結果、どの企業からも内定が得られずに、就活が長引くリスクが出てきてしまうのです。
最悪の場合、就職が決まらない状態で卒業する可能性も出てくるため、就活への恐怖心はなるべく早めに取り除く必要があるといえるでしょう。
自分はどれに該当する? 就活を怖いと感じる6つの原因
就活が怖いと思っているなら、原因をしっかり追及する必要があります。なぜなら、原因によって対処法が変わってくるからです。
ここでは、就活を怖いと感じる原因を解説するので、自分が感じている怖さはどれに該当するのか考えてみてください。原因がわかれば、対策を考えることにつながりますよ。
①面接に対する恐怖心から
人と話すことが好きな人であっても、面接の硬い雰囲気はなかなか慣れないものです。
しかし、志望企業の内定を獲得するためには、何度も面接を受けなくてはなりません。
「予想外の質問にうまく回答できなかったら」「面接官が怖い人だったら」と考えると不安が募り、恐怖心が高まってしまいます。
上記のようなシチュエーションが起こると、面接に対してマイナスな印象が残りやすくなりますね。
面接が怖いと思う原因については、こちらの記事で詳しく解説しています。
②不合格を通知される怖さから
時間をかけて対策をおこなった企業の選考が不合格だったら、落ち込んでしまいますよね。
たとえば、面接した後に不合格の通知が来ると、うまく面接ができなかったことを指摘されるように感じてしまい、それが恐怖心につながるケースがあります。
「また落ちたらどうしよう」とどんどんネガティブな気持ちになり、結果として選考を受けることに対して後ろ向きになってしまいます。しかし、どの学生も不合格は必ず経験しているものなので、自分だけではないと切り替えることが重要です。
③どこにも就職できないという不安から
就活が思うように進んでいないと「1社も内定がもらえないかもしれない」と考えてしまうことがあります。特に、周りが就職先を決めていく中、内定がないと自分は働けないかもしれないと不安になりますよね。
このように、どこにも就職できないのではないかという将来に対する想いから、就活を怖いと思う原因になるのです。
そして、「次の選考も落ちたら」「うまくアピールできなかったら」と考えれば考えるほど、不安は増えていきます。
内定を取れない人の特徴については、こちらの記事で解説しています。
④自分に合わない企業に入社するリスクから
就活では、数多くある企業の中から志望企業を絞って選考を受け、内定を獲得した企業の中で就職先を決めるため、ミスマッチが起こる場合があります。
なぜなら、企業によって社風や労働条件が違うため、必ずしも内定を得た企業が自分に合っているとは限らないからです。
業務内容や職場環境が自分に合わないと、働くことが辛いと感じてしまいますよね。このように、入社した企業が自分に合わなかった場合を想像すると、就活に対して恐怖心を抱いてしまうのです。
⑤社会人として活躍できる自信のなさから
社会に出て働いた経験がない学生は、仕事に対しての考えがイメージでしかありません。
そのため、「こんな自分が社会人として会社できちんと働けるのか」と不安になってしまいます。
実際、社会人になると一つひとつの言動や行動に責任があり、影響力が大きくなります。
● 営業の目標は達成できず上司に叱られる
● 接客がうまくできず顧客からクレームが入る
● 納期が過ぎて顧客の信用を失う
上記のように、仕事がうまく進められないことを想像すると、怖くなってしまいますよね。
また、正社員になると1日の勤務時間が定められているため、学生時代のような自由さがなくなってしまうことも不安要素になるでしょう。
⑥周りと比較されることの辛さから
集団面接を受けたり、就活仲間に相談したりするとほかの学生の状況がわかります。そこで、自分と他人を比べて劣等感を感じてしまうことがあります。
また、ESの例文や面接で聞かれる質問などを調べると、ネット上で公開されている体験談はインパクトのあるエピソードが多く、自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
その結果、自信がない人は周りと比較して「友人より遅れている」「自分にはアピールできる強みがない」と不安になってしまうのです。
就活生に聞いた! 就活が怖いと感じた瞬間
他の学生がどんなときに就活が怖いと感じるのか気になりますよね。そこで、就活が怖いと感じた経験について、学生にアンケート調査をしてみました。
他の学生がどのようなときに怖さを感じているのか見ていきましょう。
選考に落ちたときと答えた人が多数
選考に落ちて、この先内定がもらえるかどうかを考えたときという回答が多く見られました。
思ったように選考が進まなかったり、内定がなかなかもらえなかったりすると、将来に不安を感じて恐怖心を抱いてしまうことが多いようです。
特に、友達が内定をもらったときや、先に就活を終えたときは、「まだ内定がない自分は大丈夫だろうか」と余計に不安を感じてしまう傾向にあります。
面接を受ける際に恐怖心を感じた人も
志望企業と面接する際に、就活の怖さを感じている人もいました。
面接は質問の回答を考えて臨んだとしても緊張するものです。そうしたなか、予想外の質問をされると、伝えたいことがまとまらず、うまく話せない場合が多いようです。
特に就活序盤のときは、面接経験が浅く雰囲気に慣れていないので、緊張から恐怖心を感じやすくなるといえますね。
就活が怖い状況に陥りやすい人の3つの特徴
就活が怖いと感じる原因がわかったとしても、なぜ怖いと感じる状況になったのか、その過程まで追及していかないと、自分に合った解決策を見つけることができません。
逆に言えば、特徴をしっかり理解することができれば、有効な対策を立てることにもつながります。もし当てはまっているものがあれば、改善していくように努力していきましょう。
ここでは、就活が怖い状況に陥りやすい人の特徴を紹介していくので、自分がどれに該当するのか見てみてください。
①就活の進め方を知らない
就活が怖いと思う背景には、自分に必要な情報を十分に得られていない可能性があります。人はよく理解できていないことに対して恐怖心を抱き、考えをネガティブな方向に持っていきがちです。
そのため、就活を怖いと思っている人は、そもそも就活の進め方を知らない人が多いでしょう。志望企業から内定をもらうためにやるべきことがわかっていないと、次に何をしたらいいかわからず、不安を感じる状況に陥りやすい傾向にあります。
そのため、何をすべきなのかわからず、就活が怖いと感じている人は、まず就活のスケジュールを把握することが大切になります。
就活の正しい進め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
②自分の能力に自信がない
「書類選考で落とされたら」「面接で想定外の質問をされたら」と考えると不安になりますよね。このように、ネガティブに考えてしまう原因は、自分の能力に自信が持てないことが挙げられます。
書類選考に落ちることが怖い人は、アピールできるようなエピソードがなく「このESで大丈夫かな」と考えてしまい自信をもてません。また、面接でうまく答えられないことが怖い人は、準備が不十分でどう答えてよいかわからないといった背景があります。
就活は入念に準備しただけ自信を持って臨めるものです。そのため、自信を持てるように時間をかけて事前対策をしていかなければいけません。
就活する自信がない人に向けて、こちらの記事では自信を付けるコツを解説しています。
③就活で人生が決まると思っている
日本の新卒就活では、能力よりも今後の成長、いわゆるポテンシャルが重視されているため、現状秀でた能力がなくても就職しやすい点がメリットとして挙げれます。
このような背景から、新卒での就活は名の知れた企業にも比較的就職しやすくなっており、今後のキャリアにも影響すると言われています。
しかし、近年は転職することが当たり前になってきており、新卒で入社した企業が自分に合わなかったとしても、転職して理想の環境で働くことができます。そのため、新卒で入社した会社で人生が決まるわけではありません。
日本の就活事情について知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
就活が怖いと感じる人がやりがちな3つのこと
就活が怖いと思っていると、その恐怖心がマイナスな行動につながってしまうことがあります。そのため、恐怖心がある状態で就活を進めると失敗してしまうリスクが高いです。
就活に怖さを感じている人は、これから解説する「就活が怖いと感じる人がやりがちな行動」を自分が取っていないか振り返ってみましょう。自分が取っている行動をよく知ることは、恐怖心を克服することにつながりますよ。
①選考を受ける企業数が少ない
就活が怖いと思っている人の多くは、さまざまな原因から選考を受けること自体怖いと感じてしまいます。その結果、選考を受ける企業数が少なくなってしまう傾向にあります。
就活に対して恐怖心をがある人が、選考を受ける企業数減らしてしまう主な要因は以下の通りです。
● 面接官の質問にうまく答えられず面接を受けることに消極的になる
● 不採用が続きどこにも就職できないと思い込んでしまう
● 自分の能力に自信がなく選考を受ける企業の選択肢を狭めてしまう
このような経験から選考を受ける回数が減り、結果が出にくい状況になります。ある程度の選考を受けないと内定を得ることは難しいため、就活に失敗してしまう恐れがあります。
②失敗の原因を振り返らずに落ち込む
失敗の原因を振り返らずに落ち込むだけでは、次の選考にその経験を何も活かすことができません。
就活を怖いと思っている人は、自分に自信がなく、うまくいかなかったことだけが記憶に残ってしまい、後悔だけをする傾向にあるからです。その結果、次の選考もうまく行かず、恐怖心が生まれてしまうのです。
たとえば、面接で質問にうまく答えられなかったときに、自分を必要以上に責めてしまうことがあります。就活に対する怖さを払拭するには、失敗したときに次の選考で同じミスをしないように、失敗の要因を振り返ることが大切です。
できなかったことを、1つずつ対策していけば、選考に突破に近づくからです。そのため、失敗を振り返って必要な対策を考え、次に向けて準備しておくことが重要になります。
失敗したときにすべきことが知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。
③なんとなく就活をしている
「周りが就活を始めたから」「卒業後は就職しないといけないから」と就活の時期が来たことを理由に、なんとなく就活をしている人もいると思います。なんとなく就活をしていると、うまくいっているのか不安に思うことはありませんか。
その原因は、どの企業に就職したいのかという具体的な目標がないため、志望業界や企業が定められていないことが原因として挙げられます。
就活における目標を持っていないと、何をモチベーションにしたらいいかわからず、「このままで大丈夫なのか」と恐怖心を抱いてしまいます。就活の目標を考えるときは、自己分析や企業研究などをしっかりおこない、理想の将来像を持つことが重要です。
考え方から改善しよう! 就活が怖いと感じたときに持ちたい心構え
就活を怖いと感じる1つの原因として、就活に対するマインドがあります。「就職先を決める大事な場面で失敗したら」「志望企業の選考に落ちたら」とマイナスなことばかり考えていると、必然的に恐怖心が芽生えてしまうものです。
そのため、就活に対する怖さから脱却するには、就活に対する考え方を改善する必要があります。ここでは、就活をしているときに持つべき心構えを紹介します。
就活が怖いと思っている人は、まず就活における考え方を変えていきましょう。
①成長できる機会と捉える
就活では志望企業を見つける過程で企業研究をするため、幅広い業界や職種を知ることができます。また、これまでの人生を振り返って自己分析をすることで、自分を見つめ直すことができ、新たな発見を得られる可能性もあります。
普段自分の強みやスキルを深く理解することは少ないので、貴重な機会といえるでしょう。つまり、就活は今まで知らなかったことを理解できるチャンスでもあるのです。
このように、就活を成長できる機会だとポジティブに捉えることができると、うまくいかないことがあっても、成長につながると考えられますよ。
②他人と比較しても何も変わらないと考える
就活は周りの学生との競争と考えてしまい、周りの学生の状況を調べてしまう人も多いと思います。たとえば、友達が志望企業から内定をもらって就活を終えているのを知って、劣等感や焦りを感じる人もいるでしょう。
しかし、周りと比較したところで、就活が思うように進むわけではありません。就活は自分に合った企業を見つけることが大切です。
企業は選考であなた自身のことを見てくれているわけなので、どうすれば自分の強みを伝えられるのかだけを考えて、対策を進めていくようにしましょう。
③ミスマッチが起きても転職ができると考える
自分に合う企業がどんな企業かわからず、悩んでいる人がいると思います。また、企業研究だけでは全てを知ることはできないため、ブラック企業に入社してしまったらとさまざまなケースを考えてしまう人もいるでしょう。
もちろん初めての就職先で、自分の強みが活かせたり、やりたい仕事に挑戦できたりする企業を見つけられたらベストです。しかし、自分に合う企業かどうかは、正直なところ実際に入社して働いてみないとわかりません。
もし、自分に合わない企業に入社したとしても、転職の選択肢があるので、そんなに怯えなくても大丈夫です。新卒で入社した企業がミスマッチだった場合でも、「この経験をもとに転職で自分に合う企業を見つければいいんだ」と考えるようにしましょう。
就活が怖い状況を克服する方法6選
就活が怖いと思う状況を克服するには、マインドを変えるだけでなく、前向きに進むための行動も必要不可欠です。
しかし、就活を怖いと思っている人の多くは、克服するために何をすればいいのかなと悩んでいるでしょう。
そこで、ここでは就活が怖い状況を克服するための方法を6つ解説します。怖いと思ったまま就活を続けたくない人は、以下の克服法を試してみてください。
①自己分析をして自分の強みを把握する
自信を持ってアピールできることがないことが、就活を怖いと思う原因になっている可能性があります。自信を持って強みやスキルをアピールするためには、自己分析をすることが重要になります。
自己分析をすると、過去の経験を振り返ることができ、人間性や価値観を自分の言葉で話せるようになります。また、自己分析は就活の目標を決めることにも役立ち、将来のイメージを具体化することにもつながります。
漠然とした将来に不安を感じている人は、自己分析で自分が進みたい道を掘り下げてみてください。自分のアピールポイントが明確になれば、ESや面接で自信を持って話すことができます。
自己分析のやり方が分からない人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
②企業研究をして相手の情報を知っておく
企業の情報を頭に入れておかないと、面接で業務内容や挑戦したいことを聞かれたときにうまく回答できず、恐怖心につながってしまうケースがあります。
そのため、面接を受けるときは、企業研究をして志望部署の業務内容や企業理念などを理解することが大切です。企業理解を深めることで、相手がどんなことを求めているのかがわかるため、安心して面接に臨めますよ。
また、企業研究で得た情報と就活の軸や企業に求める条件と照らし合わせることで、自分に合う企業であるかを判断することも可能です。面接でうまく答えられないことや、企業とのミスマッチを怖がっている人は、企業研究をして自分に必要な情報をインプットしましょう。
企業研究のやり方についてはこちらの記事で解説しているので、合わせてチェックしてみてください。
③想定される質問への回答を準備しておく
面接で聞かれた質問に対してうまく話せなかったときに、就活を怖いと感じる人が多いです。面接でよくある失敗として、緊張してうまく話せないことや予想外の質問に戸惑うことが挙げられます。
これらの失敗を回避するには、想定できる質問に対する回答を考えておくのがベストな対策です。頭の中に伝えたいことが入っていると、緊張してしまっても伝えるべきことを思い出しながら話すことができます。
面接で何を聞かれるかわからないことに不安を感じている人は、よくある質問に対する回答を考えておき、仕事に対する考えを自分の言葉で話せるように整理しておきましょう。
就活の面接でよくされる質問と、その回答方法については以下の記事で詳しく解説しています。
④相談できる就活仲間を作る
わからないことや不安なことを一人で抱え込んでいると、孤独感から就活がより怖く感じてしまいます。そのため、就活では情報交換や相談ができる就活仲間を作ることがおすすめです。
相談できる就活仲間がいると、不安を共感し合うことができ、「就活が怖いのは自分だけじゃないんだ」と安心することができます。
また、自分が知らない情報を知ることもでき、効率良く就活を進めることにもつながります。一人で何社もの選考スケジュールを調べたり、選考体験記を読んで対策を考えたりするのは大変です。
一人で就活を進めていて悩んでいる人は、心配事を相談したり、自分に足りない情報を教えてもらったりできる就活仲間を作りましょう。
⑤キャリアセンターや就活エージェントを活用する
自分に合った就活の進め方がわからず、就活が怖いと思っている人がいると思います。そんな人は、就活の支援をしてくれるキャリアセンターや就活エージェントを活用してみましょう。
キャリアセンターでは、就活の相談はもちろん、ES添削や面接対策などもおこなっています。また、気になる企業のOB・OGを紹介してもらうこともでき、企業をよく理解する機会も得られますよ。
就活エージェントでは面談を通して、自分に合う業界や職種などを教えてもらうことができます。就活のプロとして、事前対策から内定までフルサポートしてもらえるので、一人で就活を進めることが怖い人には、とても心強い存在になります。
就活の不安を誰に相談すべきか悩んでいる人は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
⑥面接の場数を踏む
予想される質問の回答を準備しても、面接の場に慣れないことには怖さを克服することは難しいです。なぜなら、面接官によって面接の進み方や質問の仕方などが変わってくるからです。
したがって、面接の緊張感がある雰囲気に慣れるためには、面接の場数を踏むことが一番の対策です。経験を重ねることで面接の進み方がわかるため、不安が減って自信をつけることができますよ。
また、実体験からよく聞かれる質問も知ることができ、自分をよりアピールできる回答を考えることにも役立ちます。
本選考で場数を踏むのが怖い人は、就活エージェントを活用して模擬面接を受けたり、面接対策のイベントやセミナーに参加する方法もおすすめです。緊張せずにアピールしたいことを伝えられるよう、志望企業の面接を受ける前に、面接に慣れておきましょう。
就活生に聞いた! 就活の恐怖心への立ち向かい方
就活が怖いと思うポイントは人それぞれなので、自分に合う克服法を探す必要があります。就活が怖いと感じているほかの学生がどんな克服法を試したのか気になりますよね。
そこで、就活が怖いと思っている人がどんな方法で恐怖心に打ち勝ったのかについて、聞いてみました。
事前対策をして自信をつけた人が多数
自信を持って選考に臨むために、入念に事前対策をしたという回答が多く見られました。
就活が怖いと思う原因は、準備不足による自信のなさからくることも多くあります。
そのため、自信を持って選考に臨むには、キャリアセンターなどを使って客観的な目線でESを添削してもらうことや面接練習も欠かせません。
書類選考に受からないことや、面接でうまく話せないことが怖い人は、入念な対策をして、自信をつけるようにしましょう。
面接練習のおすすめの方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
友達や就活エージェントに相談した人も
1人で悩みを抱え込んでしまうと恐怖心が強まるため、周りの人に相談した人もいました。
就活を1人で進めるのが不安な人は、周りの人に相談するケースが多いようですね。就活を経験している友達や先輩に話を聞くと、良いアドバイスをもらえることもあり、不安を解消しやすいといえるでしょう。
また、就活エージェントを活用して、就活のプロ目線からの意見をもらうこともおすすめです。周りの人に相談しづらい場合は、就活エージェントを頼ることも検討してみましょう。
私生活も重要に? 就活の怖さを和らげられる4つの行動
就活の対策以外に日常生活を整えることも、就活への恐怖心を克服することにつながります。なぜなら、私生活の乱れがストレスの原因となり、精神的な面で影響を及ぼすからです。
ここでは、就活の怖さを和らげられる行動を紹介します。普段の生活の中ですぐに実践できるものなので、就活がうまくいってないと感じている人はぜひ試してみてください。
①睡眠の時間をしっかり取る
就活の選考は慣れないもので、緊張してしまうため、疲れがたまりやすい期間です。そのため、就活中は普段以上にしっかりとして睡眠を取ることが大切です。
十分な睡眠が取れていないと、疲労が蓄積して、集中できない原因になってしまいます。また、寝不足では頭がうまく働かないため、選考で100%の力を出し切ることも難しいでしょう。
集中できない状態で選考を受ければ、当然パフォーマンスが下がり、選考突破が難しくなります。そして結果が出ず、就活に対して恐怖心を抱くことにもつながります。
準備してきたことを発揮するためにも、質の良い睡眠を取って身体を休めましょう。
②定期的に運動する
就活中は面接や選考対策などで忙しくなり、ストレスが溜まりやすくなります。ストレスを溜めすぎてしまうと、精神的に不安定になり、就活に対して恐怖心を抱くことにつながります。
そこで、大切なのが定期的に運動する時間を作ることです。身体を動かすことでリラックスでき、頭の中を整理することができます。
長い時間やる必要はないので、1日30分ジョギングをしたり、好きなスポーツを定期的にするなど、時間を作って身体を動かすようにしましょう。
③リフレッシュする日を作る
「就活ってなんだか怖いな」「思うように進まないな」と思っている人は、休む時間が足りていないかもしれません。
悩みが解決しないまま就活を続けても、うまくいかず、どんどんネガティブな方向に進んでしまいます。そのため、うまくいかないときこそ、リフレッシュする日を作りましょう。「就活のことはなにも考えない日」を作ることで、心が楽になりますよ。
また、休むことで頭が軽くなり、ポジティブな考え方ができる可能性もあります。就活中でも、趣味を楽しんだり、友達と遊んだりする時間が大切です。
しかし、リフレッシュする日を多く作りすぎてしまうと、就活の対策に遅れが生じてしまうので、「2週間に1日」といったように、影響が出ない範囲でリフレッシュ日を作るようにしましょう。
④SNSをあまり見ないようにする
就活が予定通りに進んでいないと不安になり、周りの学生の状況が気になると思います。
「みんなはどのくらいエントリーしているんだろう」「友達はもう内定をもらっているのかな」など知りたいことがたくさんあるでしょう。そんな想いから、SNSを見て周りの学生がどのくらい就活を進めているのかを確認しがちです。
しかし、SNSには必要な情報だけでなく、あまり目にしない方が良い情報も溢れています。たとえば、友達が志望企業の内定を獲得したことや、自分が落ちた選考に友達が受かっている投稿などを見ると落ち込んでしまいますよね。
就活が怖いと思っているときに、これらのような投稿を見てしまうと、さらに自信をなくして、焦ってしまいます。SNSで就活の情報を得ることはできますが、場合によっては恐怖心が増してしまう恐れもあるので、SNSはあまり見ないことをおすすめします。
就活が怖い原因を分析して自分に合った対策を見つけよう
就活が怖いと感じているまま就活を続けても、自信のなさやネガティブな考えが面接官に伝わるため、うまくいく可能性は低いです。
したがって、就活に対して恐怖心がある人は、「何が怖いと思う原因なのか」を分析して、怖さを克服できる対策を取りましょう。
自己分析や企業研究など自分でできる対策で克服することが難しい人は、友達や先輩に相談したり、就活エージェントを活用してプロの意見をもらうこともおすすめです。
たとえ自分に合わない企業に入社したとしても、人生が終わるわけではありません。そのため、失敗を重く捉えすぎず、事前対策をした自分を信じて選考に臨んでください。
【就活の恐怖心に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2023年9月19日~9月25日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者24卒・25卒の就活会議会員の95人