目次
- ブライダル業界の志望動機は志望企業の特徴と思いに着目しよう
- マストでチェック! ブライダル業界を志望するなら押さえるべき2つの動向
- 就活生に聞いた! 志望業界の理解の深め方
- 必要なスキルややりがいも紹介! ブライダル業界のおもな6つの職種
- 志望動機で押し出す! ブライダル業界に向いている人の4つの特徴
- 志望動機の説得力が増す! ブライダル企業の理解を深めるための3つの着目ポイント
- 就活生に聞いた! 志望企業の理解を深める方法
- 4ステップで完成! ブライダル業界の志望動機の作成方法
- 職種別6選! ブライダル業界の志望動機例文
- 挙式の形式別4選! ブライダル業界の志望動機例文
- ブライダル業界の志望動機は自分の思いと企業のマッチ度をアピールしよう
ブライダル業界の志望動機は志望企業の特徴と思いに着目しよう
結婚式に参加して、「非日常的な空間や特別なおもてなしに感動した」という経験がある人もいるのではないでしょうか。そのような経験から憧れの職業として、ブライダル業界を目指す人も多くいます。
ブライダル業界に興味を持った原体験や、仕事に対する思いを志望動機で伝えることはとても大切です。しかし、いざ就職活動をする場合、ただ「憧れている」「心に残る結婚式を演出したい」だけでは採用担当者の印象に残る志望動機にはなりません。
また、ブライダル業界は企業ごとに挙式のスタイルなどの独自性があります。そのため、志望先の企業にどのような特徴があるかを押さえて志望動機に盛り込むことが大切です。
この記事ではブライダル業界の動向や職種、企業の特徴の調べ方に加え、実際の志望動機の作成方法や例文を紹介します。
この記事を読むことで、ブライダル業界についての理解を深めることができ、企業の特徴を踏まえて自分の強みや思いをアピールできる印象に残る志望動機を作成することができますよ。
マストでチェック! ブライダル業界を志望するなら押さえるべき2つの動向
ブライダル業界は時代の流れや経済の変化、トレンドに大きく左右される業界の一つです。そのためブライダル業界の動向を知ることは、業界が現在どのような状況にあり、どのような課題に直面しているのかを理解するために重要ですよ。
各企業は業界動向にもとづいて戦略を立てているため、動向を知っておくことで、企業が求めている人材像やスキルを把握しやすくなります。
ここで解説するブライダル業界の動向をしっかり押さえることで、志望動機で業界の課題に対応でき、企業のニーズに合った自分の強みのアピールによって評価される可能性が高まりますよ。
①結婚の多様化が進んでいる
これまでの結婚式は、一般的にホテルや専門式場などで、式の演出がある程度定番化されている傾向にありました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で「なぜ結婚式を挙げるのか」ということにカップルが向き合うきっかけになり、その結果、ウェディングイベントの多様化が進んでいます。
このように価値観が多様化していることによって、結婚式自体の今後の劇的な伸びは期待できません。
しかし一方で、「結婚総合意識調査2023(リクルートブライダル総研調べ)」によると何かしらのウェディングイベントを実施するカップルは増加傾向にあり、企業にとっては、婚礼事業だけでなく、柔軟にウェディングの形を模索していく必要があると言えるでしょう。
カップルの多様化も進んでいる
ウェディングイベントの多様化だけでなく、結婚するカップルにも多様化が進んでいますよ。
世の中の流れに合わせて、多様化する結婚のスタイルにターゲットを絞ったプランやカップルのニーズに合わせたプランを提案することでビジネスチャンスが生まれるでしょう。
以下の記事では、ブライダル業界の現状や今後について、また、ブライダル業界について知るためのおすすめの本などを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
②婚姻数が減少している
現在の日本では、人口減少・少子化が社会的な問題となっており、若い人口の減少によってブライダルマーケットは縮小しているのが現状です。
厚生労働省の「令和5年(2023)人口動態統計月報年計」によると、2023年の婚姻件数は47万4717組で、前年の50万4930組より3万213組減少し、1000人当たりの婚姻率は3.9%で、前年の4.1%より低下しています。2013年からの過去10年の婚姻件数は、2019年に7年ぶり、2022年に3年ぶりの増加がありましたが、減少傾向が続いている状況です。
このような傾向は今後も続くとみられるため、ブライダル業界では各企業の競争が激しくなっています。
そのため、ブライダルとつながるような新しい市場やサービスの開拓、ターゲット・ニーズの掘り起こしが求められることになります。これからは今以上に他社との差別化やブランディング力を強化することが必要となっているのです。
こちらの記事にはブライダル業界についてのトピックスや主要企業についての情報を公開しています。あわせて読んでみてください。
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就活生に聞いた! 志望業界の理解の深め方
ブライダル業界で働くことを希望する場合は、その業界について詳しく理解をしておくことが大切です。そうすることで、業界特有の動向や企業独自の強み・魅力を織り交ぜた説得力のある志望動機が作れるようになりますよ。
志望業界について理解を深めるためには、まず「企業のホームページを見る」という人が多いのではないでしょうか。しかし、より理解を深めようと思った場合、ほかにもいろいろな方法で研究したほうが良いと考えますよね。
そこで、今回は就活生の皆さんがどのような方法で志望業界についての理解を深めているのかについてアンケートで聞いてみました。
インターンシップに参加するという意見が多数
志望する業界のインターンシップやオープンカンパニー(企業や業界の短期間情報提供イベント)に参加したという意見が多くありました。
インターンは一つの企業だけではなく複数の企業で参加することで、より業界の理解を深めようとしていることがわかりますね。
また、インターンだけでなく多くの就活生がOB・OG訪問や会社説明会への参加などいくつかの方法を組み合わせながら、多角的に業界理解を深めようとしていることもわかります。ホームページなどでしっかり下調べをしてから、会社説明会やインターンに参加することで疑問点などを直接質問することもでき、より効果的に業界理解を深めているといえますよ。
周りの人から話を聞いたり口コミを参考にするという意見も
多数派の意見ではありませんが、自分の周りの人に直接話を聞くといった回答も見られました。
志望する業界の選考を受けたことがある先輩や、同じ業界を志望する友人と情報を共有することで、自分だけでは気付かなかった業界の動向や特徴について、新しい情報や異なる視点を得ることができます。また、キャリアサポートセンターやエージェントなどさまざまな機関を積極的に利用することも効果的といえますよ。
企業のホームページだけでなく口コミサイトを見ることもいろいろな角度から企業を研究するためには必要です。
ここで紹介したさまざまな業界理解を深める方法を、これからの就職活動において、ぜひ活用してみてくださいね。
必要なスキルややりがいも紹介! ブライダル業界のおもな6つの職種
ブライダル業界といってもさまざまな職種に分かれています。そのため、志望動機を作成する前にどのような職種があるのかを知っておくことが重要です。
それぞれの職種について理解したうえで、自分の強みや適性と照らし合わせマッチした職種を選択することが大切ですよ。また、自分が希望する職種以外についても知ることでブライダル業界の仕事の流れを理解することにもなり、チームとして業務を進めやすくなります。
この章を読んでブライダル業界の職種について詳しく知ることで、入社後、どんな業務をしたいのか、その業務をおこなうためにどのような強みを活かすことができるのかを具体的にわかりやすく志望動機で伝えることができるようになるでしょう。
①ウェディングプランナー
ウェディングプランナーは、結婚式の企画・運営を担当し、結婚式を挙げる新郎・新婦をサポートする人です。
ウェディングプランナーは新郎・新婦の希望をかなえ、理想を現実に変えるプロデューサーとしての役割を持っています。
結婚式にはさまざまな形があるため、新郎・新婦の希望をしっかりと聞き取って、理想の形になるように提案していく力が必要とされます。「この人なら任せても大丈夫だな」という信頼感のある立ち居振る舞いをとることも大切です。
また、どんなに準備を万全にしていても結婚式当日、予想していないハプニングが起こる可能性もあります。そのような事態が起こっても臨機応変に対応する力も求められますよ。
ウェディングプランナーの仕事内容や志望動機の書き方については、こちらの記事でも解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
②ドレスコーディネーター
ドレスコーディネーターは、新婦だけでなく新郎や来賓が結婚式や披露宴で使う衣装をコーディネートする人のことです。
花嫁が着るウェディングドレスや白無垢は花嫁にとって憧れです。もちろん花婿やゲストにとっても、式の思い出を決める大切な要素となるので、衣装を担当するドレスコーディネータの仕事はとても重要といえますね。
新郎・新婦の希望をしっかりと聞き取って、好みに合うドレスなどを提案する必要があるため、高いコミュニケーション能力が必要となります。
また、会場や体型などに合わせて最適なドレスを提案するために、専門知識やセンスも必要です。トレンドを把握する情報収集力も欠かせませんよ。
ドレスコーディネーターの仕事内容や志望動機については、こちらの記事でも紹介しているので参考にしてください。
③フラワーコーディネーター
ブライダルフラワーコーディネーターは、結婚式や披露宴などの会場で、花を使った装飾や演出をおこなう仕事です。
新郎新婦の希望を聞きながら、ブーケやヘア飾り、ブートニア、テーブルフラワー、会場全体の装飾など、最適なコーディネートを提案します。
会場を飾る花は、特別な空間を演出してくれます。色や花などが統一されたフラワーアレンジメントは、結婚式や披露宴では欠かすことができない大切な要素です。そのためフラワーコーディネーターの仕事は、新郎新婦が描く理想の結婚式のイメージを具現化し、会場の雰囲気を演出するために重要であるといえますよ。
新郎新婦だけではなく、ウェディングプランナーとの打ち合わせも必要となるため、コミュニケーション能力や協調性が必要とされます。ブーケや花束のように一つひとつの作品だけでなく、会場全体を華やかに彩るため、空間をコーディネートする技術も必要です。
④ヘアメイクアーティスト
結婚式や披露宴という人生最大の晴れ舞台では、誰しも美しくなりたいと願うものですよね。その願いをかなえ、美しく変身させることがヘアメイクアーティストの仕事です。
選んだドレスや和装と合うヘアスタイルやメイクを提案し、新郎・新婦を最高に輝かせて一生の思い出に残る日にすることがヘアメイクアーティストの仕事です。
実際の結婚式だけでなく、雑誌やブライダルフェアなどでもヘアメイクを担当することがあります。
ヘアメイクは誰でもすぐにできるものではありません。しっかりとした専門的な知識と技術がなければ結婚式という場にふさわしいヘアメイクをすることはできません。そのため、専門学校などで技術を習得する必要があります。
また、新郎・新婦との打ち合わせをスムーズにおこなうためのコミュニケーション能力やウェディングプランナーやドレスコーディネーターと連携して業務をおこなうことも大切です。
⑤バンケットスタッフ
バンケットとは宴会のことで、バンケットスタッフは、披露宴会場の準備やセッティング・ゲストへのドリンクや料理の提供などをおこないます。
結婚式でのバンケットサービスの仕事で大切なことは、スピーチや演出など、式の進行に合わせたサービスを提供することです。サービスが式の進行の妨げにならないように、タイミングを見計らって飲み物を追加したり、食事の提供を調整するため細やかな気遣いが必要とされますよ。
バンケットスタッフは多くのゲストに対応しながら、食事の提供や飲み物の補充など、複数の作業を同時に進める能力が必要です。ゲストに満足してもらうためにホスピタリティ精神が不可欠で、プロフェッショナルな態度と笑顔での対応が求められます。
⑥ブライダルアテンダー(介添人)
ブライダルアテンダー(介添人)は、結婚式当日に新郎・新婦に目立たぬように付き添い、挙式・披露宴がスムーズに運ぶようサポートする人のことです。
新郎・新婦だけでなく、両家の親族のお世話を担当することもアテンダーの仕事です。受付から控え室へのご案内、記念写真撮影場所へのご案内、挙式・披露宴会場へのご案内などをおこないます。
ブライダルアテンダーは、結婚式当日に新郎新婦がリラックスして特別な日を楽しめるようにサポートする重要な役割を担っています。臨機応変な対応力と、細やかな気配りが求められる仕事です。
ブライダル業界の職種や向いている人についてはこちらの記事でも解説しているので、参考に読んでみてくださいね。
志望動機で押し出す! ブライダル業界に向いている人の4つの特徴
ブライダル業界で働く人は、新郎新婦やその家族、そのほかの参列者にとって心に残る大切な日を作り上げることを目指しています。そのため、ブライダル業界で働くということは、結婚式という人生の大切な門出を一緒に作り上げていくやりがいのある仕事であるとともに、最後までやり抜く責任感が必要な仕事です。
そのようなブライダル業界に向いている人はどのような人なのでしょうか。
ここでは、ブライダル業界に向いている人の特徴について解説していきます。これらの特徴に自分が当てはまっているかを確かめることで、ブライダルの仕事に活かせる自分の強みを把握し、志望動機に活かすことができますよ。
①ホスピテリティマインドがある人
大切な晴れの日である結婚式を任されるブライダルの仕事は、新郎新婦に寄り添い、気遣い、サポートすることが大切です。そのため、ブライダル業界で働く際に最も必要とされるのはホスピタリティマインド(相手に喜んでもらえる行動・おもてなしの心)であるといえます。
これらの場面で求められるホスピタリティは、ブライダル業界においてお客様に満足と感動を提供するために不可欠な要素です。
現在の結婚式は、世のなかの流れや経済情勢などに合わせ、結婚式の質や個性を重視する傾向になってきており、多様化が進んでいます。一つとして同じ結婚式はなく、100組のカップルがいれば100通りの式があるといわれるほど、それぞれの要望や希望は異なります。
そのためブライダル業界で働くためには、おもてなしの心を持ち、ゲストや新郎新婦に対して親身に対応することが大切なのです。心から2人の結婚を祝福し、すべての参列者に「満足してもらえる結婚式を作り上げたい」「皆を喜ばせたい」というような気持ちを持ち、相手の立場に立って考え、行動できる人が向いているといえますね。
②コミュニケーション能力に長けている人
ブライダルの仕事は、相手のニーズや希望を正確に理解し、調整する力が求められます。そのため、人と接することが好きという人や、人とコミュニケーションを取ることが好きという社交的な性格の人に向いていますよ。
結婚式を挙げる人の年齢層も幅が広く、職業もさまざまです。また、新郎新婦の親族と話す機会もあります。このように多くの人とかかわり、話を聞いて実現していくのがブライダル業界の大切な役割なので、どの年代の人にも対応できるコミュニケーション能力を持っていなければなりません。
さらに、心に残る結婚式を作り上げるには、ドレスコーディネータや調理スタッフ、パンケットサービスなどさまざまなスタッフとの連携が重要となります。そのためスタッフ同士のコミュニケーションも積極的に取り、チームとして円滑に仕事を進めていける人に向いているといえるのです。
コミュニケーション能力を向上させたいと考えている人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
③臨機応変な対応力がある人
ブライダル業界の仕事のなかで、予期せぬトラブルや変更が発生することはたびたびあります。
このように、計画通りに進まないときでも柔軟に受け入れ、前向きに解決しようと行動する力が必要とされます。臨機応変に対応できる人は、冷静に問題を解決し、最善の対応を取ることができるため、予想外のことが起きやすいブライダル業界に向いていると言えるのです。
自己PRで臨機応変さをアピールする方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
④情報収集力とプランニング力
ブライダル業界は、時代や経済の変化、トレンドの影響も受けやすい業界といえます。そのため、常にアンテナを張ってさまざまな情報に敏感になっておくことが必要です。
日ごろから結婚式の形式やドレス、演出などについて時代を反映したトレンドを把握し、自分の引き出しを増やしておきましょう。
また、ブライダルの仕事では結婚式のプランニングから演出、ドレス選びやヘアメイク、式当日の進行など、結婚式をトータルでプロデュースします。そこで求められるのがプランニング力です。いかに顧客のニーズに沿ったプランニングが出せるかによって、顧客の満足度が大きく変わってきますよ。
日頃から情報収集しトレンドを把握する努力を惜しみなくでき、そのトレンドに沿った演出や企画の提案、そして実行ができる人はブライダル業界に向いているといえます。
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志望動機の説得力が増す! ブライダル企業の理解を深めるための3つの着目ポイント
各ブライダル企業には、提供するサービス、取り組むスタイル、経営理念などに独自の特色があるため、志望動機を作成する際は企業研究が欠かせません。またブライダル業界は少子高齢化や結婚式の多様化などにより、他社と差別化するための独自の取り組みをおこなっている企業もあります。
ここからは各ブライダル企業への理解を深めるための3つのポイントを紹介するので、志望動機の説得力を増すためにもぜひチェックしてください。
①その企業の挙式の形式
ブライダル企業について理解を深めるためには、まずは志望企業の挙式の種類を把握しましょう。各ブライダル企業は、挙式のスタイルや形式に独自のこだわりや特徴を持っていますよ。
このようにさまざまな挙式の形式があるため、その企業が提供している挙式の形式を知ることで、企業の特色や提供するサービスの方向性を理解することができます。
また、各企業が得意としているスタイルを比較してみると、企業同士の違いもはっきりと見えてくるはずです。そうすることで企業の理念に共感できたり、自分のスキルがより活かせる企業を選択することができるようになりますよ。
②その企業ならではの特徴・思い
ブライダル業界は、近年の少子高齢化や晩婚化、人口の減少にともない市場も変化しています。
その動向に合わせて、企業ごとにどのような方針を打ち出しているのかについてみてみるのも企業研究におすすめです。
「自分がどんな結婚式を作りたいのか」という自分の考えと、「結婚式を通して新郎新婦にどうなってほしいか」という企業の思いとを照らし合わせることで、より自分に合った企業を選ぶことができます。
ブライダル企業では同業間の競争も激しくなっているため、他社とのサービスの差別化を図ることは非常に重要です。競合他社と比較しての優位性や差別化ポイントを理解することで企業の市場での立ち位置を把握することができるしょう。
その企業が強みとしている部分や現在取り組んでいる課題を確実に理解することで、自分がどのように貢献できるかを具体的に考えることができ、志望動機に説得力を持たせることができるようになりますよ。
③新規事業展開状況
ブライダル企業の新規事業展開状況を把握することで、企業の成長戦略や将来性について知ることができますよ。たとえば、新しいサービスの導入や海外展開、他業種とのコラボレーションなど、積極的な事業展開をおこなっている企業は、成長している可能性が高いでしょう。
特に新たなエリアやマーケットに進出している企業は成長意欲が高く、将来的な事業拡大やさらなる新サービスの開発が期待できるため、成長志向のある求職者にとって魅力的といえるでしょう。
また、事業展開状況は、その企業のビジョンや戦略を反映していることが多いです。そのため企業が将来どのような方向を目指しているかを理解することができたり、企業が直面している課題や改善点を理解する手助けにもなりますよ。
就活生に聞いた! 志望企業の理解を深める方法
ブライダル業界の志望動機を作成する際は、業界の理解とともに志望する企業の理解を深めることも重要です。
ブライダル業界では、企業ごとにサービス内容や挙式スタイル、顧客層などが異なります。そのため、企業ごとの特徴を理解することで、その企業でなければならない理由を明確にでき、志望動機に説得力を持たせることができるのです。
また企業研究を通じて、その企業が求める人物像を理解することができ、志望動機を企業のニーズに合わせて作成することができますよ。
そこで、ここでは就活生がどのような方法で企業の理解を深めているのかについて聞いてみました。
企業のホームページを見るという意見が多数
まずは、志望する企業のホームページを読み込むという意見が多くありました。
ホームページには企業理念や事業内容、採用情報などが掲載されているため、企業研究をするなら必ず確認すべきものと言えるでしょう。各ページに企業に関する内容が載っているため、ホームページで企業研究をするときには、すべてのページをくまなく見てさまざまな方向から企業理解を進めることがおすすめです。
インターンシップに参加するという意見も
企業理解を深めるために、インターンシップに参加するという意見もありました。
インターンに参加すると志望する企業での実際の業務を体験することができるため、企業の理解を深めるのに有効な方法の一つといえますよ。
ブライダル企業のなかには毎年さまざまなインターンを開催しているところもあります。なかには、海外現地法人でインターンが実施される場合もあり、人気となっています。レストランやSNSマーケティング、新規事業などさまざまな職種が体験可能です。
インターンだけでなく、1DAYのオープンカンパニーなどの実施もあるため、志望する企業のイベントにできるだけ参加して、直接その企業の雰囲気が自分に合うかを感じたり、業務を体験したりすることがおすすめです。また、その企業に勤めている社員に直接話を聞けることも、貴重な経験となりますね。
4ステップで完成! ブライダル業界の志望動機の作成方法
わかりやすく、説得力のあるブライダル業界の志望動機を作るには、志望理由や入社後活かせる力などを順を追って整理していく必要があります。ここからはブライダル業界の志望動機を作るための4ステップを紹介するので、読み進めながら自分がブライダル業界を志望する理由も整理してください。
①ブライダル業界を目指すきっかけとなる原体験を洗い出す
まずは、ブライダル業界を目指すきっかけとなる原体験について次のような手順で振り返り、書き出してみましょう。
人を喜ばせる仕事はブライダル業界以外にもあるため、数ある業界の中からブライダル業界を志望する理由とその原体験があいまいだと、志望動機の説得力が欠けてしまいます。
熱意や意欲を伝えるためにも、なぜブライダル業界なのかについては重点的に振り返りましょう。
②なぜこの企業でなければならないかを考える
次に、ブライダル業界のなかでもなぜこの企業を選んだのかという理由について考えてみましょう。
「なぜこの企業でなければならないか」を考えることで、その企業の特徴や他社との違いを明確にし、自分の価値観や目標と企業のビジョンや理念がどのように一致するかを確認できます。
これにより、企業と自分との相性を理解し、企業に対して具体的な貢献のイメージを持つことができるようになりますよ。
③ブライダルの仕事に活かせる自分の強みやスキルを洗い出す
ブライダルの仕事に活かせる自分の強みやスキルについても洗い出してみましょう。自分の強みやスキルを洗い出すことで、自分がどのような能力や特性を持っているかを客観的に理解できるようになります。
仕事に活かせる強みやスキルを書き出す際のポイントは、上記の例のようにその強みやスキルを身に付けることができた体験をセットにすることです。そうすることで強みやスキルの信憑性が高くなりますよ。
また活かせる強みやスキルが複数ある場合は、志望する職種に最もマッチしている強みや、エピソードがほかの人と被らなそうな強みを選ぶのがおすすめです。
④志望動機の構成に当てはめる
ブライダル業界の志望動機に盛り込むべき内容を洗い出すことができたら、志望動機の構成の型に沿って志望動機を作成していきましょう。
まずはブライダル業界を志望した理由や根拠となるエピソードを伝え、そのあとにその企業や職種を志望する理由を伝えるとわかりやすい志望動機になります。
また自分の強みを活かして入社後どのように貢献するかを伝える際は、具体的な業務やキャリアプランに絡めてアピールすると、入社後の活躍イメージを持ってもらいやすくなりますよ。
職種別6選! ブライダル業界の志望動機例文
なんとなく書き方はわかったものの、いまいちブライダル業界の志望動機のイメージが付かない学生もいるでしょう。ここからは、ウェディング業界のおもな職種ごとに志望動機の例文を紹介します。
志望理由や入社後の展望など、自分の志望動機に活かせる点はあるので、自分が志望する職種以外の例文もぜひチェックしてください。
①ウェディングプランナー
エピソードが具体的で、ウェディングプランナーという職種に興味を持った理由がわかりやすく伝わります。志望先の企業への共感も伝えられており、熱意や志望度の高さが伝わる例文です。
企業理念を題材にした志望動機についてはこちらの記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
②ドレスコーディネーター
大学で学んだスキルや経験が具体的に伝えられており、入社後の活躍が期待できる内容になっています。志望先の企業についても研究されており、採用担当者に良い印象を持ってもらえる内容になっていますね。
③フラワーコーディネーター
専門的な知識が必要な職種であるため、それを示す経験について具体的に書かれており、適性をうまく伝えられています。資格を取るために勉強しているということからも志望度の高さと熱意が伝わりますね。
④ヘアメイク
インターンでの経験から志望動機につなげており、志望動機に説得力があります。入社後にも学び続ける姿勢をアピールしており、前向きな姿勢が伝わるため、良い印象を持ってもらえる内容ですね。
⑤バンケットスタッフ
志望する企業の理念や特徴とするサービスについて述べられており、企業研究をしっかりとして志望先を選んでいることがわかる内容になっています。レストラン業務経験のなかで、チームで協力して業務を進めたことがわかり、入社後の活躍イメージがわきやすいですね。
⑥アテンダー(介添人)
ブライダルアテンダーの仕事に興味を持ったエピソードが具体的に述べられており、とてもわかりやすい文になっています。実際にサービス業の経験などはなくても、活かせる強みをしっかりと理解して具体的に伝えられており、入社後の活躍が期待できそうですね。
挙式の形式別4選! ブライダル業界の志望動機例文
ここでは、挙式の形式別にブライダル業界の志望動機の文を紹介します。
ブライダル企業はそれぞれ提供するサービスや価値が異なります。そのため、志望動機を挙式の形式に合わせることで、その企業の特性に合った自分の強みや意欲を伝えることが効果的ですよ。
①リゾート
海外リゾートウェディングのプランナーに適した自分の強みや経験が具体的に伝わる内容になっていますね。憧れだけでなく、志望先の企業で働きたい、働くための適性があるということが伝わり好印象です。
②ホテル
インターンで志望する企業で実務経験を積み、その経験からウェディングプランナーを目指していることから、企業の社風や雰囲気にもなじめていることが伝わります。ウェディングプランナーの仕事に適した自分の強みを裏付けるほかのエピソードがあるとさらに良い印象になりますよ。
③レストラン
自身のこれまでの経験からレストランウェディングに興味を持った理由が明確になっており、わかりやすい内容です。レストランでアルバイトをした経験から仕事に活かせる強みもアピールできており、高く評価される志望動機となっています。
④専門式場
専門式場の特徴を詳しく述べており、企業研究がしっかりとおこなわれていることがわかります。大学でのイベント企画の経験から自身の適性についても伝えられており、活躍イメージを持ってもらいやすいでしょう。
ブライダル業界の志望動機は自分の思いと企業のマッチ度をアピールしよう
ブライダル企業はそれぞれ得意な挙式スタイルに違いがあったり、新たな事業展開に取り組んでおり、差別化を図ろうとしています。
そのためブライダル業界の志望動機では、なぜその企業を選んだのかを企業の特徴に触れながら明確にし、自分の強みや経験を企業の特徴やニーズに結び付け、企業とのマッチ度をアピールすることが重要です。
またブライダルイベントは本人や親族・友人などにとって大切な時間だからこそ、ブライダル業界の志望動機では素晴らしい時間にするための思いも重視されます。志望企業ならではの点に着目しつつ、ブライダル業界や関係者への強い思いや適性もアピールし、熱意を伝えましょう。
【業界研究・企業研究に関する調査】