内定について
【内定をもらったら何をすべき?】入社までの流れや行動を紹介
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目次
内定をもらったら入社の準備を進めておく必要がある
就職活動は内定を目指しておこなうものです。そのため、いざ内定を獲得することができると気が抜けてしまう就活生も多くいます。就活で気が張っていた分、ゆっくり過ごしたくなる気持ちはわかります。しかし、内定後もやるべきことは多いです。
この記事では、内定をもらった後に取るべき行動や入社までにしておくことを解説していきます。やるべきことをやった上で、残りの学生生活を充実したものにしましょう。
以下の記事では、内定を複数もらった後の対応について解説しています。
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内定をもらった後にとるべき行動4つ
まずは、内定をもらった後に取るべき行動について解説していきます。内定後、気が抜けて提出すべき書類を忘れてしまうと、入社後の評価にも悪影響を与えてしまう可能性があります。
雇用条件を確認する、お礼メールを送るなど、入社までにしておきたいことが4つあります。以下の解説に目を通し、内定後に取るべき行動を把握しておくようにしましょう。
以下の記事では、内定への返事の仕方について解説しています。
①雇用条件を再確認する
内定をもらったら、雇用条件の再確認をするようにしましょう。エントリー時にすでに確認をしている人も、企業と自分の間で認識のズレが発生していないかよく確認する必要があります。
入社した後になって条件が違うと気付いたといっても、それは内定承諾書や雇用契約書などをよく確認していなかった自分のミスです。雇用条件は書類でよく確認して、不明点があれば遠慮せずに企業に質問しておきましょう。企業も、書類を確認したうえでの質問には快く回答してくれることが多いです。
雇用形態や時間外労働・みなし残業の有無、休日日数など、書類にはさまざまな項目について記されています。一つひとつ書かれていることを確認しておきましょう。
みなし残業については、以下の記事で解説しています。参考にしてください。
②内定通知へ返事をする
内定をもらった後に取るべき行動として、内定通知の返事をすることも挙げられます。返事をする方法は、内定通知が電話での連絡であったならば電話、メールだったならばメールでおこないます。ただし、電話は担当者が不在であることもあるため、なかなかつながらないときはメールで連絡するようにしましょう。
内定通知の返事の方法によって印象が悪くなることはありませんので、なるべく早めに連絡するようにしましょう。また、承諾するかどうか迷っているときも、まずは企業に連絡することが大切です。
内定への返事の仕方については、以下の記事も参考にしましょう。
メール例文1:内定を承諾する場合
件名:採用内定のお礼(○○大学 ○○○○)
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日、内定の通知をいただきました、○○大学○○学部の○○と申します。
このたびは内定のご連絡を頂き、ありがとうございます。
謹んでお受けしたいと存じます。
入社後は1日でも早く貴社で活躍できるよう、
知識と経験を存分に発揮し尽力いたします。
今後とも、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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○○ ○○(○○ ○○)
○○大学 ○○学部 ○○学科 ○年
電話番号:090-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
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内定承諾は、雇用条件についてもよく確認したうえで、メールを送るようにしましょう。内定を承諾したあとになって「やっぱり辞退したい」と伝えるのは、企業に多大な迷惑をかけてしまうことになります。承諾する際には、入社後の意気込みを簡単に伝えるとより印象がよいです。
内定承諾のメール作成方法については、以下の記事も参考にしましょう。
メール例文2:内定を承諾するか迷っている場合
件名:採用内定のお礼(○○大学 ○○○○)
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日、内定の通知をいただきました、○○大学○○学部の○○と申します。
このたびは内定のご連絡を頂き、ありがとうございます。
現在、ほかに選考を受けている企業があり、すぐのお返事が難しい状況です。
つきましては、誠に勝手ながら内定承諾のお返事は〇月〇日まで
お待ちいただけないでしょうか。
人生の大きな決断となるため、後悔がないように、
しっかりと考えて決断したいと思っております。
せっかくの内定のご連絡を頂いたところ大変申し訳ございませんが、
ご理解いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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○○ ○○(○○ ○○)
○○大学 ○○学部 ○○学科 ○年
電話番号:090-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
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内定を承諾するかどうか迷っているなら、その旨を明確に記す必要があります。いつまでに返答できるのか、日付をこちらから提示することで企業にも納得してもらいやすくなるでしょう。
返事を引き延ばせば、それだけ企業にも迷惑がかかります。お詫びの言葉もしっかりと伝えるようにしましょう。内定を保留するとき注意点については、以下の記事も参考にしてください。
③内定承諾書を返送する
内定をもらった後に取るべき行動として、内定承諾書を返信することも挙げられます。内定承諾書は、企業へ入社する意思を表明する重要な書類です。提出期限が設けられていますので、早めに対応するようにしましょう。
内定承諾書には添え状を同封するのがマナーです。内定へのお礼の気持ちを簡潔に述べ、不備がないように同封書類の一覧を記載しましょう。添え状は、手書きとパソコンのどちらで作成してもよいとされています。
内定承諾書を郵送する方法については、以下の記事を参考にしましょう。
④入社までのスケジュールを確認する
内定をもらった後に取るべき行動として、入社までのスケジュールを確認することも挙げられます。内定を獲得してから実際に入社するまでの間には、内定式や健康診断、研修、懇親会など、さまざまなイベントがおこなわれます。
それらのイベントがいつおこなわれるのか、その出欠の連絡はいつまでにおこなえばよいのかを確認しておくことが大切です。スケジュールを把握しておかないと、学業との両立が難しくなってしまう恐れがあります。
また、出欠連絡について把握していなかったために、期日までに連絡をおこなえず、担当者に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
以下の記事では、内定式の開催時期について解説しています。
複数の企業から内定をもらっている場合
就職活動において内定をもらう企業は1社とは限りません。努力した結果、複数の企業から内定をもらうことが出来る可能性もあります。そんな時、「内定を複数もらえたのはよいけれど、どう対処すればよいのかわからない」と悩む就活生もいるでしょう。
ここでは複数の企業から内定をもらったときの対処法について解説していきます。自身にとって最適な進路を選択し、かつ失礼のなく辞退の連絡をおこなえるよう、しっかりと把握しましょう。
内定辞退の期限については、以下の記事を参考にしましょう。
内定辞退は企業へ早めに連絡する
複数の企業から内定を獲得したら、まずはどこに入社したいのか自分の気持ちを決めるようにしましょう。選考を突破してやっと手に入れた内定先です。どの企業にも魅力を感じていることでしょう。そのため「ゆっくり時間をかけて考えたい」という就活生もいるはずです。
しかし、あまり長い時間をかけるわけにはいきません。内定を辞退された企業は、不足した人材の穴埋めをおこなわなければならないのです。出来るだけ早めに決断し、企業にかける負担を軽減できるようにするべきです。自身の就職活動における軸を再度見つめ直し、自分が最も望む企業をなるべく早く選ぶようにしましょう。
企業選びに迷った方は、以下の記事も参考にしてみましょう。
内定辞退のメール例文
件名:内定辞退のご連絡(○○大学 ○○○○)
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
このたびは内定のご連絡を頂き、ありがとうございます。
せっかくのお知らせをいただきながら大変恐縮ですが、
検討の結果、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。
貴重なお時間を割いてくださったにもかかわらず
このようなお返事となり、大変心苦しく感じております。
本来であれば貴社へお伺いし、直接お詫びをするべきところではございますが、
メールでのご連絡となりますことを、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
採用に関わってくださった皆さまには、心より感謝しております。
末筆ながら、貴社の益々の発展をお祈り申し上げます。
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○○ ○○(○○ ○○)
○○大学 ○○学部 ○○学科 ○年
電話番号:090-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
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内定を辞退する場合も、丁寧な対応を心がけることが大切です。入社しないからといって雑な対応をしてしまっては、社会人としての常識を疑われてしまうでしょう。
内定を辞退する際は、その旨をはっきりと記しましょう。言いづらいことだからと曖昧な表現をしてしまうと、読む人に内定辞退の意思が伝わらない可能性があります。最後にお詫びや感謝の気持ちを記載すると、より誠実な内容になります。
内定辞退の方法については、以下の記事も参考にしましょう。
入社までにしておくこと
企業から内定をもらい入社するまでの間、それなりに期間があることが多いです。「入社までの期間をどう過ごすのがよいのだろう」と考える就活生も多くいることでしょう。
ここでは、内定者が入社までにしておくべきことを2つ挙げ、それぞれ解説していきます。内定期間中の過ごし方次第で、社会人として気持ちよくスタートダッシュができるかが決まります。内定期間を有意義なものにしましょう。
以下の記事では、内定式までの準備について解説しています。
社会人になる自覚をもつ
入社までにしておくこととして、社会人になる自覚を持つことが挙げられます。学生から社会人への変化は非常に大きいです。社会人になると、学生の頃には考えられなかったような責任を負い、仕事をおこなうようになります。自分の行動で目の前の人の人生が大きく変わることも往々にしてあります。
そのため、社会人として働いていくにあたっては、そのような大きな責任を負い、企業や社会へ貢献するという気持ちを持つことが重要です。内定期間中であっても企業の看板を背負っている意識と社会人としての自覚を持ち、節度ある行動を心がけるようにしてください。
以下の記事では、社会人として意識しておくべきことについて解説しています。
学生としての最後の務めを果たす
内定に浮かれ、授業をさぼった結果単位を落としてしまうようなことがあってはいけません。万が一留年になってしまうようなことがあれば、内定取り消しとなる可能性が高いです。企業は年度末に卒業することを前提に内定を出しています。その前提が変わってしまうのであれば、内定が取り消されてしまっても何も不思議ではないです。
学生生活最後の期間であるため、もちろん友人との思い出作りに励むことも重要なことです。しかし、そのために内定が取り消され、入社できなくなってしまっては本末転倒です。無事に大学を卒業するまで、気を抜かないようにしましょう。
以下の記事では、大学を卒業できない時の対処法について解説しています。
内定をもらったら入社までは学業と入社準備に専念しよう
ここまで、内定後に取るべき行動と、入社までにしておくべきことについて解説してきました。内定後から入社までの間、残りの学生生活を謳歌したいと思う学生も多いでしょう。それはそれで重要なことですが、内定後から入社までやらなければならないことは意外と多いです。とくに卒業に向けての単位がまだ確保できていない学生は、入社に向けた準備とともに学業も疎かにはできません。
どちらか一方に偏ると、自分の首を絞めることになってしまいます。学業も入社準備も計画的にこなし、気持ちよく社会人になれるように準備しておくことが大切です。最後まで気を抜かず、残りの期間を充実させるようにしましょう。
以下の記事では、大学を卒業できない時の対処法について解説しています。