志望動機

【就活生必見】志望動機の例文パターン別に紹介|自己PRとの違いとそれぞれの特徴も大公開

志望動機は自分のアピールではなく志望の動機

志望動機と自己PRの違いは、本当にそのまま読んで字のごとくのところにあります。自己PRは自分をアピールして売り込むためのものですが、志望動機はシンプルに志望の動機です。この点をまず心得ておきましょう。

志望動機は使い回しができない

極端な話で言えば、自己PRはそのまま使い回しもできますが、志望動機は使い回しができません。そういうところに違いがあると思っていいでしょう。もちろん自己PRも使い回さないに越したことはありません。こういう能力が活かせるという点をその会社の仕事に絡めてかければ、その分ポイントも上がるでしょう。

しかし使い回すのも可能ではあるのです。志望動機はその会社ならではの動機、その会社を選んだ理由の説明です。そのため基本的には使い回しは出来ません。もし使い回せるような志望動機だとしたら、不採用となる可能性が高いです。まずはこの違いを理解しておきましょう。

自己PRは自分のことで志望動機は相手のこと

さらに志望動機と自己PRの違いを述べるのであれば、志望動機は相手の事で自己PRは自分の事であるという点があげられます。自己PRは、「私はこういう人間で、〇〇というところが優れていて、それにはこんなエピソードがあって」ということを紹介するためのものです。

対して志望動機は「この会社の〇〇というところに惹かれて、他の会社とはこのように違っていると感じて、この会社で自分のこんな能力を活かしたいと思う」ということを述べます。志望動機と自己PRの違いはこの部分の違いが大きいです。

自己PRでは性格や人間性のアピールもできる

志望動機でも「自分」をアピールすることもありますが、それはあくまでも会社で活かせる能力のアピールです。自己PRは極端な話、その仕事で活かせる能力でなくても、こんな性格であるとかそうしたアピールでも十分なのです。もちろん仕事に活かせる能力であるに越したことはありませんが、人間性に魅力を感じさせられればそれでも良いのです。

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志望動機でのアピールはほどほどにする

志望動機と自己PRには明確な違いがあるのですが、先述したように志望動機で自分をアピールする場合もあります。むしろそうすることで志望動機と自己PRでのコンビネーションで攻めることが出来て効果的になります。しかし、その志望動機でのアピールはほどほどにする必要があります。

うまく自己PRと絡められれば良い

志望動機はあくまでも志望の動機を話すためのものですから、そこが自己PRで埋まってしまったら、志望の動機をきちんと伝えることが出来なくなります。志望動機をきちんと伝えるということを最重要目標にして、その上でさらにうまく文字数を調節しながら自己PRと絡めていけるようにして、自分の能力のアピールなどをしていければ、なおよい志望動機が作れるようになるでしょう。それこそが、自己PRと志望動機の違いを上手く活かすためのコツです。

就活で志望動機を作成する際のコツ4つ

いくら企業のHPを熟読したり、社員訪問をして現場で働く社員の声を聞いたりしても、実際にその企業で働かないと分からないことは多々あります。面接官が志望動機を質問してくる理由は、自社への志望度、熱意を見るためです。企業のすべてを知ることは難しくても、それを知ろうと努力する姿勢が重要といえます。

なぜその業界、企業でないといけないのか、企業においてどのような仕事に従事したいのか、強みをどこで活かすことが出来るのかを研究し、それを伝えることで面接官に熱意を伝えましょう。志望動機を作成するコツとして、ここでは特に注意してほしいポイント4つを紹介します。志望動機はこの4点を抑えることで説得力が増し、面接官の心にも響きやすくなります。作成する際のヒントにしてみてください。

①なぜその業界なのか

「なぜその業界なのか」から「なぜその企業なのか」と深掘りして話すことで説得力は増します。「なぜその業界なのか」を伝える場合は、その業界を志望するに至った背景と、その業界でなければならない理由を明らかにすることが重要です。以下の例文で、注意点を見てみましょう。

学生時代に家庭教師のアルバイトを行った経験から、他者をサポートし、悩みを解決することにやりがいを感じました。また、それと同時に家庭教師という立場では勉強という観点からしかサポートすることが出来ず、目の前の人のためにもっと包括的にサポートできる仕事に就きたいと考えました。銀行は、社内の様々な部門と連携することで目の前の人に対して、単なる提案だけにとどまらず、包括的なサポートを実行していくことが出来るので、その点から銀行業界を志望しています。

この例文では、家庭教師のアルバイト経験という銀行業界を志望するきっかけとなった背景にしっかりと触れています。また、「サポート」という観点だけでは様々な業界が当てはまってしまうところを、「包括的なサポートを提案だけにとどまらず、実行していくことが出来る業界」というように絞り込むことで、銀行業界の志望動機として成り立つものとなっています。

②なぜその会社なのか

志望業界が決まれば、次は企業の選択です。この段階で重要なのは、自己分析をして企業選びの軸を明確にしておくこと、そして企業研究に力を入れることです。以下の例文で見てみましょう。

私が貴社を志望する理由は、社員の意見を吸収して活かす風土がある点に魅かれたからです。私は学生時代の陸上部での活動の経験から、主体的に考えて行動していくことで生き生きと働き続けることが出来ると考えています。貴社は、「自ら積極的に課題を理解し、取り組むこと」を行動指針として掲げています。入社1年目からプロジェクトの責任者を任され、月に1度経営陣と意見交換をする機会が設けられています。その中では、年次にかかわらず自分の意見を主張することが出来るなど、ボトムアップの考えが根付いているように感じます。自ら課題を発見し、最後までやり抜くことが求められている環境だからこそ、これまでの経験を活かしつつ自ら望む働き方が出来ると考えています。

この例文では、「主体的に動きやすい風土」が企業選びの軸となっています。陸上競技部での経験を軸にした背景に触ることで、説得力がアピールできています。「入社1年目からプロジェクトの責任者」や「月に1度の経営陣との意見交換」など、企業の具体的な活動に触れることで、企業研究をしっかりとおこなったことが伝わり、熱意がアピールできるのです。

「なぜその会社なのか」という問いに説得力を持って答えるためには、自己分析、企業研究をしっかりとおこない、自分自身の軸と企業の共通点を見出す作業を進めましょう。

③就職後どうしたいか

就職後に何をやりたいのかを明確にすることで、志望動機の説得力は一段と高まります。例文で見てみましょう。

私は学生のキャリア形成に携わり、1人1人の学生が納得する進路を見つける支援をしていきたいと思います。私は学生時代に、新卒の就活支援を行う企業でインターンを経験しました。その中で、自身のキャリア形成という点において準備が不十分な学生が多数いることを目の当たりにしました。この経験から、学生が自発的に自身のキャリアを考え、様々な分野を見渡した上で納得できる進路を見つけられるような環境作りが不可欠であると痛感しました。私は入社後、自身の強みである「自ら考え、行動していく力」を活かして、個々の学生との面談によるサポートだけにとどまらず、学生が自身の視野を広げ、専門性を身につけていけるようなセミナーを開催するなど、1人1人の学生が納得する進路を見つけられるような環境作りを行っていきたいと考えています。

この例文では「就職支援」というやりたいことが明記されているだけでなく、それを志望するに至った背景がエピソードに沿って説明されており、面接官に伝わりやすいものとなっています。また自分の強みを生かすことでそれが可能になることに触れることで「ただやりたいだけ」の志望動機にならないようになっています。

就職後に何をやりたいのかを述べる際には、それが思い付きではなく本当にやりたいことなのだということを伝えるためにも、それを志望するに至った背景を具体的に述べるようにしましょう。

④仕事に活かせる自分の強みは何か

仕事に活かせる自分の強みを明確にし、それを志望動機に盛り込むことで説得力が高まります。就職後にやりたいことを述べる場合、「ただやりたいだけ」の志望動機にならないようにすることが重要です。就職後に何をしたいかを述べることは重要ですが、「ただやりたいだけ」の志望動機になってしまうと面接官の目には魅力的な人に写りません。

いくらやりたいことがあっても、それを実現する能力がないのであれば、企業にとっては採用するメリットはありません。企業にとっては「ただやりたいだけ」では困るのです。志望動機で就職後にやりたいことに触れる場合は、必ずそれを実現する強みが自分にはあることもあわせてアピールするようにしましょう。

志望動機例文3選

ここでは、志望動機の例文を3つご紹介します。

例文1

私は学生時代、プログラミングに興味があり、情報処理部に○年間所属していました。情報処理部では毎日3時間、パソコンのソフトの使い方やJavaやC++などのプログラミングなどを学びました。資格では、Javaプログラミング能力認定試験○級や、○○試験、基本情報技術者などを取得できました。資格を取得するために、家でも毎日2時間の勉強に励みました。私は部活動で得た知識を活かして、貴社の○○開発事業に携わりたいと考え、志望いたしました。貴社では、どのような仕事も一生懸命取り組み、プログラミングのスキルを高めていきたいと考えています。

この例文では、プログラミングや基本情報技術者などの取得資格もアピールしています。例文の最後には「プログラミングのスキルを高めていきたい」という意欲も述べているため良いでしょう。

例文2

私は、どのような仕事も丁寧に進められます。私は2年間、貴社のグループである□□ショッピングセンターで販売のアルバイトをしておりました。販売では、会計をする際金額を打ち間違えないように気をつけることや丁寧な接客を心がけました。その結果、半期に一度おこなわれる社内MVP制度でゴールドをいただきました。私は、アルバイトの経験を活かし貴社の正社員として働きたいと思い、今回志望させていただきました。貴社でも、どのような仕事も丁寧に取り組み貢献したいと考えています。

2つめの例文は、アルバイトの経験を具体的に交えながら志望動機を述べていることがわかるでしょう。これも、「どのような仕事も丁寧に取り組み貢献したい」と意欲を述べています。

例文3

中学2年生の時、祖母が病気で入院したことがきっかけで「介護に携わりたい」と思うようになりました。高校は福祉系の学科に在学し、介護の仕方や施設での実習、介護福祉士の資格取得などをおこないました。私は2か月間、貴社で介護実習をさせていただいたことがあります。私は実習を通して、貴社の設備や○○事業に魅力を感じました。私は、介護福祉士の資格や実習の経験を活かして、貴社の利用者様のサポートをしていきたいと思い志望いたしました。貴社では、常に利用者様の気持ちを考えて、どのような仕事も自分から行動していきたいと考えています。

3つめは、介護関係を志望している人の例文です。貴社での実習の経験をアピールしながら志望動機を述べていることがわかります。

志望動機は会社の魅力・自己PRは自分の魅力を伝えるという違いがある

志望動機と自己PRの違いについてお分かりいただけましたでしょうか?志望動機も自己PRも、就職活動においては必ず質問されますからどちらも非常に大切なものです。会社側が合否を判断する際の材料としては、この志望動機と自己PRを利用するケースが多いので、どちらもしっかり妥協せずに作りだしていってください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。