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選考を突破するには正しいSPIの勉強法を理解する必要がある
これから就活の選考を控えている人の中には、選考の一つにSPIが含まれている人もいるでしょう。もしも、SPIなどの能力・性格検査が選考に含まれている場合は、しっかりと対策をする必要があります。
学生の中にはSPIの対策をせずに、エントリーシート(ES)の書き方や面接対策のみに力を入れる人もいます。しかし、SPIは選考序盤におこなわれるケースも多く、SPIの対策が十分でないと面接に臨むこともできません。
この記事では就活でSPIを受ける人に向けて、SPIの勉強法や知っておくべき心得などを紹介します。SPIの正しい勉強法を身に付け、選考をスムーズに突破しましょう。
就活生に聞いた! SPIを受験したことはあるか
まだ志望企業が定まっていない人の中には、どのくらいの学生がSPIを受験しているのか気になりますよね。そこで学生の皆さんに、SPIを受験したことがあるのか質問してみました。
アンケート結果としては、75.3%の学生がSPIを受験したことがあるという結果となり、多くの学生がSPIを受験していることがわかりました。
このアンケート結果を考慮すると、SPIを選考の一環として実施している企業は多いため、志望企業が定まっていない状態でSPIの勉強を始めようか迷っている人は、今のうちから少しずつ勉強をしたほうが良いといえますね。
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書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのが適性検査です。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業を適性検査で落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。
そこでおすすめなのが「適性検査対策問題集」です。適性検査に落ちないためのポイントと、頻出問題が多数掲載されています。本番と同じ形式で解くことができるので、これ一つで効率的に対策することができます。
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【事前準備編】SPIの勉強法で知っておくべき4つの心得
SPIの勉強法を知る前に、事前準備としてSPIの勉強をする際の心得について確認しておきましょう。なぜなら、心得を確認しておくことで、SPIをより効率良く習得できるからです。
ここではSPIの勉強法で知っておくべき心得を4つ紹介するので、SPIの勉強法のコツをすぐにつかむためにも参考にしてください。
①限られた時間を有効活用する
SPIの勉強を意識し始めるタイミングとして多いのが、就活の準備を始める大学3年生ごろです。しかし、大学3年生になると、インターンシップや企業研究など、ほかの就活準備も忙しくなります。そのため、限られた時間をSPIの勉強に有効活用することが大切ですよ。
たとえば通学途中や寝る前の時間など、ちょっとした空き時間を有効活用すれば、1日1〜2時間の勉強はそれほどつらいものではありません。
SPIの対策は毎日少しずつ継続することで、短期的に身に付けた知識よりも定着できるため、より高得点を獲得できるようになりますよ。また、短期間に集中して対策をおこなうと、そのときには解けていたとしても、そこから本番まで時間が空いてしまう場合、解き方を忘れてしまう可能性があるため注意が必要です。
SPIの対策のコツについてはこちらの記事でも解説しています。あわせて確認しておきましょう。
②回答時間を意識しながら問題を解く
特にテストセンターやWebテスティングなどのWeb上でSPIを受験する場合、1問ごとに回答の制限時間が設けられています。そのため正解がわかっていたとしても、解答するまでに時間をかけ過ぎてしまうと、未回答のまま次の問題に移行してしまう場合もあります。
したがって、SPIの勉強では、回答時間を心掛けることが大切なのです。
SPIにおける1問あたりの所要時間は1分ほどです。練習問題を解く際は、ストップウォッチなどを利用し、出題される問題を1分ほどで答えられるようにしておいてください。
③苦手な問題に時間をかける
SPIはさまざまな分野が出題され、たとえば数的推理などが試される非言語問題、読解力などが試される言語問題などがあります。またSPIを勉強していると、得意な問題と苦手な問題がそれぞれ出てくるでしょう。
もしも勉強を進めていく中で苦手な問題を把握できたら、苦手な問題に時間をかけて、解き方や出題内容に慣れることが重要です。そうすることで、SPIを効率的に勉強できますよ。
SPIは7段階の偏差値で評価をしており、正答率に応じて問題が変わり、正答率が高いと難易度の高い問題が出題されます。難易度の高い問題を正答することで、高い偏差値を得ることができるため、まんべんなく対策しておくことが重要なのです。
④早いうちから勉強を始める
多くの企業が使用しているSPI3では、50時間ほどの勉強が必要と言われています。つまり、1日2時間ほどの勉強時間を確保できれば、1カ月あれば対策できるといえます。しかし試験本番直前の1カ月前に始めると、就活が忙しく、SPIの勉強に割ける時間が少なくなってしまう可能性が高いです。
そのため、SPIの勉強は早いうちから始めておきましょう。具体的には、大学3年生の12月ごろからは始めておくと、本選考の3~5月に開催されるSPIまでにしっかりと対策できますよ。
WEBテストの対策法についてはこちらの記事でも解説しています。あわせて確認しておきましょう。
SPI対策の時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
SPIパーフェクト問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。。
そんな時は、「SPIパーフェクト問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
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就活生に聞いた! SPIの勉強で気を付けたこと
SPIの勉強で意識しているポイントは人それぞれ違いますよね。
これからSPIの勉強を始める人は、ほかの学生がどのような点に気を付けてSPIの勉強を進めているのかを参考にすることで、自分では気付けなかった注意点を見つけられる可能性もあるでしょう。
そこで、学生の皆さんにSPIの勉強で気を付けたことについて質問してみました。
繰り返し解くという回答が多数
アンケートの回答には、繰り返し解くという回答が多くみられました。
SPIに出題される問題の難易度はそこまで高くはないですが、限られた時間の中で回答を導き出す必要があります。そのため、問題の解き方に慣れることを目標に、SPI対策の問題集やアプリを利用して同じ問題を繰り返し解いているといえるでしょう。
苦手分野に注力したという回答も
アンケートの回答には、苦手分野に注力したという回答もみられました。
SPIは出題範囲が広く、一つの分野だけに力を入れていると、ほかの分野の正答率が下がってしまう可能性があります。そのため、学生の中には、苦手分野を把握し、その分野の苦手意識を克服することに気を付けた学生もいました。
たしかに、得意分野に時間をかけるよりも苦手分野に時間をかけたほうが、SPI全体の勉強としては効率が良いといえますよね。
【実践編】SPIで高得点を狙える5ステップ勉強法
SPIで高得点を狙うなら、実践的な勉強法を身に付ける必要があります。ここでは、高得点を狙えるSPIの勉強法を5つのステップに分けて紹介するので、短期間で高得点を狙うためにも、参考にしてください。
また、SPIの勉強におすすめの参考書とアプリもあわせて紹介するので、どの教材・ツールで勉強するか迷っている人も確認しておきましょう。
ステップ①志望企業・業界の出題形式を把握する
SPI試験には、4つの出題形式があります。
出題形式は企業によってさまざまで、パソコンとペーパーテストでは時間設定が異なります。Webテスティングやテストセンターなどパソコンで受験する場合は、1問ごとに所要時間が決められていますが、ペーパーテストの場合は1問ごとに制限時間はなく、テスト全体で制限時間が設けられています。
SPIの出題形式によって意識すべきポイントが異なるため、志望企業が決まっている場合はどの出題形式でSPIを受けることになるのかを事前に確認しておきましょう。
SPIテストセンターについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ステップ②問題集は1冊に絞って繰り返し解く
出題形式を確認できたら出題形式に合った問題集を選ぶことになりますが、問題集は1冊に絞って勉強を進めることが大切です。
書店に行けばSPI対策の問題集が数多く並べられており、目移りしてしまうこともあるでしょう。しかし、複数の参考書を利用しても、SPIの勉強が効率良く進むわけではありません。
なぜなら、書店に並んでいるSPI対策の問題集は、基本的にその1冊だけでSPIをマスターできるようにまとめられているからです。そのためSPIの対策を進める際は問題集をどれか1冊に決め、その1冊を繰り返し解いて知識を定着させましょう。
ステップ③苦手分野の問題を克服する
問題集を一周すると、自身の苦手分野を把握できます。そして、苦手分野を把握できたら、その分野の問題に対する苦手意識を克服することが選考通過への近道です。
また、一つの分野で出題される問題は多岐にわたります。たとえば、非言語問題では、以下の問題が出題される傾向にあります。
このように一つの分野の中にもさまざまな問題があるため、苦手分野が把握できたらその分野におけるどの問題が苦手なのか、よりくわしく確認しましょう。苦手分野の問題を克服できたら、SPIの得点を飛躍的に向上させられますよ。
SPIの勉強におすすめの参考書3選
SPIの勉強におすすめの参考書は、以下の3冊です。
これらの参考書は、テストセンターやペーパーテストなど、さまざまな出題形式に対応しています。そのため、さまざまな企業の選考を受けるにあたって、さまざまな出題形式のSPIに対応できますよ。
また、各問いに対する解説も理解しやすいように書かれているため、初めてSPIを受ける人でも安心して利用できる参考書です。
SPIのおすすめの問題集はこちらの記事でも紹介しています。
SPIの勉強におすすめのアプリ3選
SPIを勉強するにあたって、参考書だけではなく、アプリも活用していくことが大切です。なぜなら、スマートフォンは常に身に付けている場合が多く、アプリであれば通学時間や寝る前などに気軽に問題を解けるからです。
そのため、参考書で苦手意識のある問題を見つけられたら、アプリを活用してすき間時間に苦手な問題を解き、苦手分野に慣れていくと良いですよ。
SPIの勉強におすすめのアプリは、以下のとおりです。
これらのアプリは使い方がシンプルで、苦手だと感じる特定の問題を解くだけです。また、アプリによっては模擬試験も受けられるため、苦手な問題を克服できたら、アプリを活用して最後のステップにある模擬試験を受けてみましょう。
SPIの勉強におすすめのアプリはこちらの記事でも紹介しています。
ステップ④実践に近い形式で問題を解く
参考書やアプリを活用して苦手な問題を中心に対策し、ある程度の問題が解けるようになったら、実践に近い形式で問題を解いてみまましょう。たとえば、時間を計って問題を解いてみたり、ペーパーテストの本番同様に言語問題を40問、非言語問題を30問で計70問を休憩せずに解いてみるなどです。
より実践に近い形式で問題を解くことで、いつもとは違った緊張感や難しさ、集中力などを味わえますよ。
ステップ⑤模擬試験で実力を把握する
時間を計りながら問題を解くことに慣れて、目標時間内に問題が解けるようになったら、模擬試験で現段階の実力を把握しましょう。模擬試験はWeb上で受けられ、無料で受けられるサイトもありますよ。
おすすめの模擬試験サイトは、以下のとおりです。
これらのサイトは、WEBテスト同様の形式で問題が出題されます。どれも無料で受けられるため、今後どのようなスケジュールでSPIの勉強を進めるべきかを考えるためにも、今の自分の実力を把握しておきましょう。
就活生に聞いた! SPIではどのような勉強法をしたか
SPIの勉強法はさまざまです。そのため、これまでSPIの勉強をしたことがない人は、どのような勉強法があるのか気になりますよね。その場合、ほかの学生が実施したSPIの勉強法を参考にすることで、自分では気付けなかった勉強法を見つけられるかもしれません。
そこで、学生の皆さんに、SPIでどのような勉強をしたのか質問してみました。
参考書を利用したという回答が多数
アンケートの回答には、参考書を利用したという回答が多くみられました。
たしかにSPIの問題や解き方、出題傾向などが記載されている参考書は、SPIを攻略するうえで必須アイテムだといえるでしょう。
また参考書を用いてSPIの勉強を進める際は、複数の参考書を購入するのではなく、1冊の参考書を繰り返し解きましょう。基本的には、1冊の参考書にSPIをマスターするための問題や解説がすべて掲載されています。そのため、1冊の参考書でもしっかりと対策ができますよ。
講座を受講したという回答も
アンケートの回答には、講座を受講したという回答もみられました。
学生の中にはSPIの講座を受け、ほかの人から教えてもらった人も一定数いることがわかりました。このように学校などで講座を受けられる場合は、参加することで一人で対策するよりも問題の解き方をすぐに理解できるでしょう。
また、YouTubeなどの動画サービスでも、SPI対策のさまざまな動画がアップロードされているため、一人で対策をするのが不安な人は、解説動画などを参考にしてみるのも良いかもしれませんね。
SPIの勉強法|言語問題
SPIの言語問題は、中学から高校レベルの国語の問題が出題されます。たとえば、同じ関係の語句を見つける「二語の関係」や、ばらばらに並べられた文章を正しい順番に並べ替える「文章の整序」などです。
ここでは、言語問題の勉強法を3つ紹介するので、言語問題で高得点を取るためにも参考にしてください。
二語の関係・語句の意味を意識して解く
言語問題では、「二語の関係」「語句の意味」「語句の用法」など、言葉の意味について問われる問題が頻繁に出題されます。そのため言語問題を勉強するにあたっては、語彙力を増やしていくことが必要不可欠であり、日々の勉強で語句の意味を意識しながら問題を解いていきましょう。
言語問題では、次のような語句の問題が出題されます。
これらは日常的に使用される比較的簡単な言葉ですが、SPIでは日常生活ではあまり使われない語句も多く出題されます。したがって、一つひとつの語句の意味を正しく覚えていきましょう。
活字の読むスピードを上げる
SPIの言語問題では長文読解も出題されるため、活字に慣れていないと長文を読むだけで時間がかかってしまい、回答する前に時間切れになってしまう可能性があります。
そのため、長文読解を攻略するためにも、新聞や小説などで活字に慣れておくことが大切です。活字に慣れることができれば、設問を考える時間に余裕を持てるため、長文読解を得点源にできますよ。
長文読解を攻略するためにも、日ごろの生活で長文を読む意識をし、流し読みでもどのようなことが書かれているのかを把握できるまでに慣れておきましょう。
著者の意図を考えなら文章を読む
長文読解をマスターするためには、著者がどのような意図でその話を書いているのかを考えながら読むことが大切です。たとえば長文読解では、指示語に下線部が引かれ、その指示語が指している言葉を選択肢から選ぶ設問や、著者がどのように考えているのかを問う設問が出題されます。
そのため、ただ単に文章を読むのではなく、文章中に下線などがある場合は、その下線がどのような意味を示しているのか、また文章全体を通して著者はどのようなことを伝えたいのかを考えなら読めるようにしましょう。
著者の意図を考えながら文章を読めるようになると、長文読解をスムーズに解けるようになりますよ。
言語問題についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
SPIの勉強法|非言語問題
非言語問題では、「四則演算」といった計算問題から、場合の数や速度算など中学から高校で習う数学が試験範囲に設定されています。そのため、問題の難易度は高くないものの、解き方を忘れている人も多いでしょう。
ここでは、SPIの非言語問題の勉強法を3つ紹介するので、非言語問題を得意科目にするためにも参考にしてください。
頻出問題を確認する
非言語問題で出題される分野は、以下のとおりです。
そして、このなかでも特に出題されやすい問題は、以下のとおりです。
中でも、公式などがなく頭を使って解く「推論」は、高い頻度で出題される傾向にあります。このような頻出問題を中心にしっかりと対策し、得点を獲得できるようにしておくことで、非言語問題では効率良く高得点を獲得できます。
問題のパターンと解き方を覚える
非言語問題は問題のパターンと解き方、公式を覚えることが高得点を獲得する効率的な勉強法です。
前述したとおり、学生の多くが非言語問題に出題される問題の解き方や公式を忘れてしまっていると思います。そのため、まずは非言語問題を攻略するうえで必要不可欠な公式を暗記しましょう。
また、練習問題を解いていくと、同じ分野でも設問によって使用する公式が異なるケースも出てきます。そのため練習問題を解いていく中で問題のパターンを把握するとともに、解き方もセットで覚えておくと、問題を見て瞬時に解き方を判断できるようになりますよ。
正答率よりもスピードを重視する
非言語問題の問題数と制限時間は、以下のとおりです。
テストセンター・Webテスティング、ペーパーテストそれぞれで問題数や制限時間に違いはありますが、SPIの非言語問題は問題数が多いのが特徴で、1問あたりにかけられる時間は多くありません。
そのため、わからない問題が出題されたときは、次の問題に進み、確実に正答できる問題に時間をかける方が良いでしょう。
またテストセンターやWebテスティングは全体の制限時間だけでなく、1問ごとの制限時間も設定されています。そのため1問ごとの回答時間を意識しつつ、後半に時間が足りなくならないように簡単な問題は時間をかけすぎないようにしましょう。
非言語問題についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
SPIの勉強法|構造的把握力検査
構造的把握力検査とは、物事の背後にある共通性や関係性を構造的に把握できるかを測る試験のことです。また、構造的把握力検査には、言語系の問題と非言語系の問題が出題されるため、それぞれの分野で対策をする必要があります。
ここでは、構造的把握力検査の勉強法を2つ紹介するので、苦手意識の高い学生が多い構造的把握力検査で高得点を取り、就活を有利に進めましょう。
合理的に物事を考えられるように意識する
構造的把握力検査では複数の文章から文の構造によって分類したり、計算の構造が似ている文章を選ぶ問題が出題されます。そのため、物事を客観的に判断して合理的に考えられる力が必要不可欠です。
合理的に考える力を養うためにも日ごろからスケジュールを管理して優先順位を決めたり、最善の解決策について考えてみたりなど道筋を立てて物事や出来事を考えてみてください。
そして、問題集などを利用して構造的把握力検査を繰り返し解いていくことで、合理的な考え方が身に付き、スムーズに解答を導き出せるようになりますよ。
さまざまな視点から物事を考えるように意識する
構造的把握力検査は、一つの視点から問題を解こうとするのではなく、さまざまな視点から、あらゆる可能性を考慮して問題を解く必要があります。
そのため、日ごろから一つの物事に対して多角的な視点で考えることを意識してみましょう。目標としては、各文章の背景や関連性、影響範囲などを考えて問題が解けるぐらいです。
一つの問いに対して多角的な視点で考えられるまでに成長できると、問題の意味を理解でき、迷わずに解答を導き出せますよ。また、頭の中だけで考えるのではなく、紙にグラフや図などを書いてみて、各文章の共通点などを見つけてみるのも効果的な勉強法の一つです。
構造的把握力検査についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
SPIの勉強法|英語
SPIの英語は、中学から大学受験レベルと出題される問題の難易度は幅広く、これまで英語の勉強をしてこなかった人は、英単語や文法、英文などを基礎から勉強する必要があります。また、TOEICと似たような問題が出題される傾向にあるのも特徴の一つです。
ここでは、SPIにおける英語の勉強法を3つ紹介するので、英語がSPIの受験科目に入っている人は確認しておきましょう。
日ごろから単語を暗記しておく
英語は単語の意味を理解しておくだけで、どのようなことが書かれているのか、文章の全体像を把握できます。また、単語の意味について問われる問題も出題される場合があるため、英単語を覚えることは得点に直結します。
そのため、英単語の暗記を日ごろから欠かさないことが大切です。英単語は単語帳やスマホのアプリから手軽に確認できるため、通学時間や寝る前の時間などを有効活用しましょう。
単語帳を反復して覚えることで、自然と単語の意味や使い方を身に付けられますよ。
日常生活で英文に触れる
英文をスムーズに読めるようにするためにも、日常生活で英文に触れることが大切です。たとえば、英訳された日本の漫画を読んでみたり、英語の小説を読んでみるなどが挙げられます。
ただし、英語の小説などは難しい単語や文法が使われている可能性が高いため、子ども向けの小説や、問題集の英文を中心に英文に慣れていきましょう。また、英文の中で意味がわからなかった単語や文法はメモしておき、答え合わせの際に意味をしっかりと調べることが大切です。
ほかにも、英文をわかりやすく読むコツとして「スラッシュリーディング」があります。句や節の区切りにスラッシュを引くことで、文章のまとまりを作れ、英文が読みやすくなりますよ。
TOEICの勉強をする
前述したとおり、SPIの英語は、TOEICに出題される問題と似ている傾向があります。そのため、TOEICとSPI英語を並行して対策するのもおすすめです。なおSPIの問題難易度はTOEICほど難しくはないため、TOEICの受験を考えている人に向いている勉強法といえるでしょう。
TOEICを受験してある程度の得点を取れると、外資系や、貿易系などの企業選考でアピールポイントにつながります。
そのため、選考でのアピールポイントを増やしたい人は、早い段階からTOEICの勉強を始め、SPI英語の対策もしつつTOEICで高得点を取れるように勉強を進めるのも良いですね。
英語の対策についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
意外な落とし穴! 性格検査で落とされない4つの勉強法
SPIの対策を考えている人の多くは、言語問題や非言語問題などの能力検査の対策ばかりに集中しがちです。しかし、能力検査ばかりに気を取られてしまうと、性格検査で落とされてしまう可能性もあります。
ここでは性格検査で落とされない勉強法を4つ紹介するので、性格検査があなたのイメージダウンにつながらないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
①企業が求める人物像を考える
性格検査は、あなたの性格や人となりを確認する検査です。そのため、企業が求める人物像を考えておくことで、アピールすべき自身の性格や特徴を把握できます。
このように、志望企業の業界や仕事内容、社風などを確認し、その企業が求める人物像を考えてみましょう。そうすることで、合致したあなたのアピールポイントを中心に回答でき、採用担当者に印象を残せますよ。
②自己分析で自己理解を高める
性格検査では自分自身の性格の軸を考えたうえで回答する必要があるため、自己分析で自己理解を高めることは必要不可欠です。
たとえば、自身の性格を把握せずに性格検査を受けると、回答内容が定まらず、矛盾が生じてしまう可能性があります。その結果、あなたの性格が採用担当者に伝わらず、性格検査で落とされてしまうのです。
性格検査を通じて、あなたの性格を面接官にしっかりと伝えるためにも、自己分析で自己理解を高め、回答する際の軸を決めておきましょう。
自分史の作り方についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
他己分析の方法について知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
③素直に答える
性格検査を受ける人の中には、面接官に好かれる性格や人となりを意識して回答してしまう人もいます。しかし、この行為は性格検査で落とされてしまう可能性を高めるほか、相性が合わない企業への入社につながるなどの危険性があります。
なぜなら、あなたの性格を度外視した回答をすると、解答に矛盾が生まれてしまい、採用担当者が不信感を抱く可能性があるからです。また、性格検査では、あなたと企業の相性を確かめています。
また万が一性格検査を自身の性格とは違う回答をして入社できたとしても、入社後に相性が合わないと感じてしまう可能性があります。
このように性格検査で素直に回答することは、選考の通過率を高めるだけでなく、自身の性格に合った企業から内定を獲得するためには大切なことなのです。
④回答はエントリーシートと同じにする
性格検査などのSPIは、書類選考の段階で実施され、ESと一緒に回答結果を企業に提出するケースが多いです。そのため、性格検査の回答とESの自己PRなどに相違がある場合、採用担当者は、どちらが正しい情報なのか疑問を感じるでしょう。
たとえば、性格検査では失敗をひきずらずにすぐに気持ちを切り替えられる人と結果が出ているとします。一方で、ESでは「失敗したことは時間をかけて考え、次にどのように対策すべきかを導き出せます」と書かれていると、どちらが正しい性格なのかわかりませんよね。
採用担当者にあなたの本当の性格をしっかりと伝えるためにも、性格検査の回答とESの記載内容に一貫性を持たせることを意識しましょう。
性格検査についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
SPIの正しい勉強法を把握して就活を有利に進めよう
SPIの勉強法にはさまざまな方法があるため、初めてSPIを受ける人は戸惑ってしまうでしょう。また間違った勉強法でSPIの対策を進めてしまうと、多くの時間を費やして勉強しても、高得点が取れないなど後悔してしまう可能性があります。
またSPIは出題範囲が広いため、それぞれの出題範囲に合わせた勉強をおこなうことが重要です。そのため、これからSPIの勉強を始める人はこの記事を参考に、正しいSPIの勉強法を身に付けて着実に点数を伸ばせるようにしましょう。
また、選考対策として書類選考や面接選考に力を入れている人もいるため、SPIを早いうちから勉強して高得点を取れるようにしておくことで、ほかの学生よりも就活を有利に進められますよ。
【SPIの勉強法に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2024年2月21日~3月3日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の79人