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粘り強い長所でアピールつなげる秘訣|差別化のコツや例文も紹介
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目次
- 粘り強い長所は魅力的だが伝え方には注意が必要
- まず確認! 粘り強い人の3つの特徴
- 就活生に聞いた! 粘り強さの長所を持つ人の印象
- どう映る? 粘り強さの長所に対して企業が抱く4つの印象
- 注意も必要! 長所として粘り強さをアピールする際に押さえるべき3つのポイント
- 長所の粘り強さは具体性を意識して3ステップで伝えよう
- 就活生に聞いた! 粘り強さをアピールする際のエピソード
- さらにアピールにつなげる! 長所の粘り強さで差別化するための2つのコツ
- 【エピソード別】長所の粘り強さをアピールする例文5選
- こんな内容は刺さらない! 長所で粘り強さを伝える際のNG例文3選
- 粘り強い長所は客観性が大事! 企業目線で意識してアピールしよう
粘り強い長所は魅力的だが伝え方には注意が必要
物事に粘り強く取り組む姿勢は仕事において非常に大切であるため、面接などでアピールすると好印象につながります。
ただし、伝え方を間違えると短所としてとらえられることもあるため、魅力的なアピール方法を押さえておかなければなりません。また、長所として粘り強さをアピールする学生は多く、差別化するためにも工夫が必要です。
この記事では、長所として粘り強さをアピールする際のコツや注意点、例文を紹介します。自分がどのように粘り強いのかを深掘りしつつ、効果的なアピール方法を考えてみましょう。
粘り強さのアピール方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まず確認! 粘り強い人の3つの特徴
長所のアピール方法を考える前に、まずは粘り強いとはどのようなことなのかを確認しましょう。
「きっと自分は粘り強い方だ」という漠然としたイメージのままだと、曖昧な内容のアピールになってしまい、相手に自分の魅力が伝わり切りません。また、人によって粘り強さのとらえ方は異なるため、意図しない方向で伝わってしまうこともあります。
そんなことのないよう、粘り強い人の特徴を知って自分の長所を明確化しましょう。
①忍耐力がありコツコツ努力できる
粘り強い人は、目標に向かってコツコツと努力できる忍耐力と継続力を持ち合わせています。「千里の道も一歩から」「継続は力なり」という言葉があるように、大きな目標を達成するには、小さな努力を積み重ねなければなりません。
何かを継続するのは簡単なことではありませんが、粘り強い人は努力を習慣化することができるのです。
また、コツコツと努力を続けられる忍耐力の裏には、一度決めたことは最後までやり切るという責任感や意志の強さがあります。「必ず結果を出したい」という確固たる信念を持っていることも、粘り強い人の特徴です。
こちらの記事では、忍耐力を効果的にアピールする方法を解説しています。
②ポジティブ思考である
粘り強い人は、物事をポジティブにとらえられるメンタルの強さを持っています。
努力を続けるなかで、困難や挫折に直面することは少なくありません。しかし粘り強い人は、たとえうまくいかないことがあっても、失敗を失敗と思わず、成功につながる経験としてポジティブに受け止めることができます。
決して諦めず、結果が出るまで前向きな姿勢で努力を続けられるということです。
同じ失敗でも、それをどのように受け止めるかで結果は変わってきます。失敗からすぐに気持ちを切り替えて次の行動に移せる人は、仕事においても成果を出しやすいといえるでしょう。
ポジティブ思考をアピールしたいと考えている人は、こちらの記事もおすすめですよ。
③やればできるという自信を持っている
「自分はやればできる」という自信を持っていることも、粘り強い人の特徴の一つです。
懸命に努力を続けても、必ずしもすぐに結果に結び付くとは限りません。思うように物事が進まなかったときに、自分に自信がない人は「きっともう無理だろう」と諦めてしまいがちですが、粘り強い人は「必ず達成できる」と自分を信じて努力を続けることができます。
そして、諦めずに努力を続ければ、その分目標を達成できる可能性も高くなります。絶え間ない努力によって結果を出した経験はさらなる自信を生み、また努力できるという好循環へとつながっていきます。
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就活生に聞いた! 粘り強さの長所を持つ人の印象
粘り強い人の特徴を知ったところで、自分は本当に粘り強いといえるのか、そもそも粘り強さは良い印象につながるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、粘り強い長所を持つ人に対して、どのような印象を受けるのかを就活生に聞いてみました。他者からの印象を知って、改めて自分の長所は何なのかを確認してみましょう。
諦めずに努力できるなど良い印象の回答が大多数
集まった回答のうち、コツコツ頑張れる、努力家といったポジティブな印象が大半を占めていました。
真面目で努力家であることから、自分もそうなりたいと尊敬の念を抱く人や、仕事でも活躍できそうなイメージを持つ人も見られました。
頑固など短所ととらえる意見も散見
多くの回答がポジティブな内容であったのに対し、頑固でこだわりが強いといったように短所としてとらえている回答も見受けられました。
長所として粘り強さをアピールする場合は、こだわりが強く非効率的なイメージを抱かれないよう注意する必要があるといえるでしょう。また、ありきたりな印象を持たれることもあるため、エピソードなどで差別化を図ることが大切です。
どう映る? 粘り強さの長所に対して企業が抱く4つの印象
仕事では粘り強さが求められる場面が多いため、就活でその長所をアピールすると好印象につながりやすいです。しかし社会人経験のない学生にとって、粘り強さがどのように仕事に役立つのかをイメージすることは難しいかもしれません。
そこで次に、粘り強いという長所に対して企業がどのような印象を持つかを解説します。企業目線から粘り強さを考えることで、相手の心をつかむアピールができるようになりますよ。
①最後まで責任を持って仕事をやり抜いてくれる
粘り強い人は、最後まで責任を持って仕事をやり抜いてくれるというイメージを持たれやすいです。
仕事は、与えられた作業をただこなしていけば良いというものではありません。対処法がわからないことや予定どおり進まないことに向き合わなければならないときもあります。
困難に直面したとき、「できません」と簡単に諦めてしまうような人に企業は魅力を感じません。途中で仕事を投げ出してしまうと、業務が滞るだけでなく、企業としての信用を失うことにもなりかねないからです。
たとえ難しい仕事や大変な仕事であっても、自分なりに考え行動できる粘り強さをアピールすることで、企業から「安心して仕事を任せられる人」という信頼を得られます。
企業が求める責任感について詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
②失敗してもくじけない
粘り強さは、失敗してもくじけないという精神的な強さのアピールにつながります。仕事は楽しいことばかりではなく、失敗することやつらいこともあるでしょう。
うまくいかなかったときに強いストレスを感じてしまう人は、その時点で諦めてしまいたくなるかもしれません。その点粘り強い人は、失敗を失敗として終わらせず、成功の糧として立ち直ることができるため、企業からも重宝されますよ。
また、どれだけ優秀であってもすぐに辞められてしまっては困るため、企業は採用において「長く働いてくれそうか」という観点も大切にしています。失敗してもへこたれない精神的な強さをアピールすることで、企業は安心感を持てるため、好印象につながるのです。
③集中力がある
何かを継続するには、途中で飽きたり疲れたりすることなく取り組む集中力が欠かせません。そのため、粘り強いという長所のアピールは、集中力があるという印象を持たれやすいです。
仕事内容にもよりますが、たとえばエンジニアや研究職といった専門職では、その領域のプロフェッショナルとして知識のアップデートや技術の開発に尽力しなければなりません。集中して取り組まなければ仕事で成果を残すことは難しいでしょう。
また、どの仕事であってもミスなく正確にこなさなければならない場面は多くあります。取りかかった仕事を最後までやり遂げる能力として、粘り強さが高く評価されることもあるのです。
集中力のアピール方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
④成長意欲が高い
競争心が強く、「自分にも他人にも負けたくない」という負けず嫌いな一面を持っているのも粘り強い人の特徴です。失敗や障害をバネにさらなる高みを目指していけるため、仕事においても大きな成長が期待できます。
企業にもよるため一概にはいえませんが、新卒採用では現時点の能力よりも将来性が重視されやすいです。多くの企業では、長期育成を前提として「入社後どれだけ成長できそうか」を採用時のポイントの一つとしています。
成長意欲が高ければ企業は大きな期待を持ってくれるため、その意味でも粘り強さは良い印象につながるのです。
注意も必要! 長所として粘り強さをアピールする際に押さえるべき3つのポイント
長所と短所は表裏一体であり、粘り強さという長所も伝え方によっては短所として伝わってしまうことがあります。自分の魅力をアピールできないばかりか、逆効果となってしまう可能性もゼロではありません。
では、粘り強さのアピールがマイナスな印象にならないようにするためには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。粘り強さの裏にある短所や職種による違いを確認していきましょう。
①こだわりが強く切り替えが苦手な人だと思われることがある
粘り強さをアピールする際は、融通が利かないしつこい性格だと思われないよう注意しましょう。自分のやり方に強くこだわるあまり、人の意見を聞き入れられなかったり切り替えが苦手だったりと、自己中心的な性格ととらえられることもあるからです。
たとえば、すでに却下された案を何度も提案するのは、粘り強さではありません。自分の考えを押し通したいだけで、かえって業務効率を下げることにつながります。
自分の意志をしっかり持つことはもちろん大切です。しかし組織の一員として働くうえでは、早めに諦めて次の仕事に進んだ方が良いこともあります。そのため、粘り強さをアピールする際は、協調性や柔軟性に欠けた性格だと思われないよう伝え方を工夫しましょう。
②効率性が求められる仕事では不利になる可能性も
粘り強さは、「無計画にがむしゃらに頑張ること」だととらえることもできるため、必ずしも長所として受け取ってもらえるとは限りません。
たとえば、コンサルや総合商社など効率性や論理的思考力が求められる業界では、「合理的な考え方ができない」「計画的に進めることが苦手」とマイナス評価につながることもあります。納期がシビアでスピード感が求められる仕事においては、粘り強さが足かせになる可能性もゼロではありませんよ。
企業によって求められる素養は異なるため一概にはいえませんが、これらの業界を志望する場合は、応募先企業の採用方針を確認し、計画性や論理的思考力もあわせてアピールするのがおすすめです。
③当たり前のことや好きなことを続けただけの経験は逆効果
「粘り強さ=何かを継続する力」と単純に考えているのであれば、認識を改めましょう。それも間違いではないですが、好きなことを続けただけのエピソードでは長所として不十分だからです。
たとえば、「アルバイトに遅刻しなかった」という内容は、働くうえで当たり前のこと頑張っただけであり、採用担当者の印象には残りません。自分の意志ではなく強制されていた場合も同様です。成長する姿や意志が見えないと、かえってマイナス評価になることもありますよ。
粘り強さをアピールしたいのであれば、何をどれくらい続けたかではなく、そこに至るまでの経緯や得られた結果、経験を通して成長したポイントを中心に伝えましょう。
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長所の粘り強さは具体性を意識して3ステップで伝えよう
粘り強さを長所として最大限アピールするには、相手に伝わりやすい構成と具体性を意識することが大切です。いくら優れた能力や経験があっても、わかりやすい説明ができなければ意味がありません。
粘り強さ以前に社会人として必要なコミュニケーション能力に欠けていると思われないよう、限られた枠のなかで端的に伝える方法を確認しておきましょう。
自分をアピールするための構成の作り方については、こちらの記事も参考になりますよ。
①結論:どのように粘り強いかを述べる
まずは、結論として長所が粘り強さであることをはっきりと述べましょう。長所に限ったことではありませんが、就活では質問に対して結論ファーストで答えることが基本です。相手が一番知りたいことを最初に述べることで、スムーズなコミュニケーションができる印象を残せます。
また、「粘り強い」のとらえ方は人それぞれであるため、どのように粘り強いかを具体的に示すことも大切です。たとえば「一度決めたら最後までやり遂げる粘り強さ」「失敗してもへこたれない粘り強さ」などが挙げられます。
粘り強さをアピールする学生が多いからこそ、「粘り強い」の一言で終わらせず自分の言葉で伝えましょう。
粘り強いの言い換え例
粘り強さをアピールする際は、ほかの言葉に言い換えるとより具体的なイメージが伝わります。思い浮かばない人は、以下の言い換え例一覧を参考にしてみてください。
ただし、単に言葉を増やすだけでは結局何が長所なのかわかりづらい内容になってしまいます。あくまでも「粘り強い」の意味を補足するための表現なので、単語の羅列にならないよう注意しましょう。
②エピソード:どのような場面で粘り強さを発揮できたか
次に、長所である粘り強さを裏付けるエピソードを伝えましょう。具体的なエピソードを加えることで、どのように粘り強いのかが伝わり、説得力が増します。また、実際に働くうえで粘り強さを発揮できることをイメージしてもらいやすくなりますよ。
その際に大切なのは、どのように工夫したのか、そして粘り強く努力した結果どうなったかを示すことです。ただ「頑張りました」というだけの内容だと、独りよがりで視野が狭い印象になってしまいますよ。
可能であれば、数値や固有名詞などを用いて結果を具体的に示しましょう。粘り強さをアピールする学生は多いので、エピソードでオリジナリティを出してくださいね。
③今後の展望:長所である粘り強さを仕事にどのように活かせるか
企業が面接などで長所を聞くのは、学生が自社にとってメリットのある人材かどうかを確かめるためです。ただ粘り強さを伝えるだけでは入社後の姿にイメージにつながりにくいため、最後に長所の粘り強さをどのように仕事に活かせるのかを述べましょう。
このときのポイントは、「粘り強さを活かして頑張ります」という抽象的な内容で終わらせるのではなく、職種や仕事内容の特徴を絡めながらアピールすることです。
同じ粘り強さでも仕事内容によって活かし方は異なるため、たとえば営業職なら「顧客の信頼を得られるよう尽力する」、事務職であれば「どんなに些細なミスも見逃さないよう集中する」など、なるべく具体的に述べましょう。
就活生に聞いた! 粘り強さをアピールする際のエピソード
粘り強さをアピールするときは、具体的なエピソードを交えることが大切ですが、実際にどのような経験を伝えれば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。
そこで、実際にどのようなエピソードで粘り強さをアピールしたのかについて、就活生にアンケートをおこないました。
学生時代に継続して取り組んできたことをアピールする就活生が多数
学業や部活動など、学生生活のなかで継続して取り組んできた経験をエピソードとして伝える人が多くいました。
ただし、「どれだけ長い間続けたか」というアピールが強くなりすぎると、ありきたりで考えが浅い印象になることがあります。取り組んだ期間だけでなく、どのような思いでどのように工夫したのかを盛り込むことが大切です。
困難を乗り越えた経験をアピールする就活生も
何かを継続することに加え、そのなかで困難や苦労を乗り越えた経験をアピールするという回答も見られました。
仕事は楽しいことばかりではなく困難な場面もあるため、挫折を乗り越えた経験は「難しい場面でも諦めずに頑張ってくれそう」という良い印象につながりやすいですよ。
時間や運によって自然に解決したエピソードではなく、問題の解決のために自分で努力した点にフォーカスしましょう。
就活では挫折経験について問われる可能性もあります。挫折経験の考え方や伝え方についてはこちらの記事を参考にしてください。
さらにアピールにつなげる! 長所の粘り強さで差別化するための2つのコツ
面接などで自分の思いや経験を伝える際は、企業がどう感じるかを考えることが大切です。特に粘り強さは、頑固で他者の意見を聞き入れないという短所につながることがあるため、その短所が目立ってしまうような独りよがりな内容にならないよう注意する必要がありますよ。
では、長所の粘り強さを効果的にアピールし、採用担当者の心をつかむにはどうすれば良いのでしょうか。もう一歩踏み込んだアピール方法を知って、周囲との差別化を図りましょう。
①他者からの評価を盛り込んで説得力を高める
一つ目のコツは、主観だけでなく他者からの評価を盛り込んで説得力を高めることです。客観性を意識して伝えることで、視野が狭くこだわりが強いという短所をカバーできますよ。
たとえば、「アパレル販売のアルバイトで粘り強く顧客に声をかけ、売り上げに貢献しました」という内容を伝えたとしましょう。それだけだと企業は「頑張ったつもりになっているだけではないか」「一方的な接客だったのではないか」と感じるかもしれません。
この場合は説得力を高めるために、アルバイト先の店長に言われた言葉や具体的な売り上げ数値を盛り込むのがおすすめです。
②社風や採用方針にマッチしていることをアピールする
2つ目に、自身の強みである粘り強さが応募先企業の社風や採用方針にマッチしていることをアピールしましょう。
上述したとおり、粘り強い性格は頑固で人の意見を聞き入れないという短所につながることがあります。一方的に自分の優れている点ばかりを伝えると独りよがりな印象を抱かれやすいため、「自分を採用すると企業にどのようなメリットをもたらすか」という視点を交えながらアピール内容を考えてくださいね。
社風や採用方針は、企業ホームページや募集要項などから確認できます。行動力や対応力など、企業によって求める素養は異なるため、自身の長所と重なる部分がないかを事前に確認しておきましょう。
【エピソード別】長所の粘り強さをアピールする例文5選
ここまでの内容を踏まえて、実際に長所の粘り強さをアピールする例文をエピソード別に紹介します。具体的なイメージが浮かばない人は、ぜひ例文を参考に自分なりのアピール方法を考えてみましょう。
例文①アルバイト
粘り強さのなかでも、困難に対して前向きに取り組む精神的な強さをアピールしている例文です。努力によって「つらい」から「やりがいを感じながら楽しく働いている」へと状況を変えていく力は、どのような仕事でも重宝されますよ。
アルバイト経験をアピールする方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
例文②部活動
「負けたくない」という気持ちを原動力として、目標に向かって努力できることがアピールできています。数字や他者からの評価を盛り込んでエピソードを具体化している点も説得力がありますね。
部活動経験をアピールしたい人は、こちらの記事も読んでみましょう。
例文③学業
学生の本分である学業は差別化が難しいといわれることもありますが、こちらの例文では研究テーマを具体的に述べることで独自性を持たせています。ただ知識を学ぶのではなく、自分でテーマを考え取り組むという経験から、粘り強さとともに主体性も伝わりますね。
こちらの記事では学業のアピールについての注意点を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
例文④資格取得
やみくもに続けるのではなく原因を分析しようとする姿勢から、情熱に加え、冷静さや計画性も伝わります。粘り強さの短所をカバーできる例文になっていますね。
また、エピソードを通じて仕事に役立つ資格をさりげなくアピールできています。
例文⑤趣味
粘り強さを裏付けるエピソードは趣味でもかまいません。没頭できる趣味を持っていることは、好奇心や集中力の高さをアピールでき、好印象につながります。
ただし、「ただ好きなことを続けただけ」という印象にならないよう注意が必要です。仕事に活かせる長所としてアピールするためには、例文のように、楽しい趣味のなかでも苦労した点や工夫した点を盛り込みましょう。
趣味を題材にしたアピールのコツを知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
こんな内容は刺さらない! 長所で粘り強さを伝える際のNG例文3選
一般的に長所とされる粘り強さですが、意味を履き違えると自分の魅力が伝わらなかったり逆効果になってしまったりすることもあります。そんなことがないよう、NG例文を見て粘り強さのアピールで注意すべき点を押さえましょう。
NG例文①エピソードに具体性がない
私の長所は、粘り強いところです。
一度決めたことは最後までやり切る性格なので、居酒屋でのアルバイトも、常に全力で取り組んできました。忙しいときや大変な状況下でも、仲間と協力しながら乗り越えてきました。
アルバイト経験を通して、諦めずに努力する大切さや協調性を学べたので、入社後も持ち前の粘り強さを活かして仕事に全力投球したいと思います。
こちらの例文ではエピソードとしてアルバイト経験を挙げていますが、具体性がないためどのように粘り強いのかが伝わりません。どのアルバイトでも当てはまる内容になっていますよね。
アルバイト経験をアピールする学生は多いため、どのような業務を担当し、どのような困難に対してどのような工夫を重ねたのかをしっかり伝えることが大切ですよ。
NG例文②当たり前のことを続けただけのエピソード
私は粘り強い性格なので、何事も真面目にコツコツと取り組んできました。
特に力を入れていたのが学業で、大学の授業は一度も遅刻したことがありません。レポートも力を抜くことなく、毎回期限を守って提出していました。大学生として粘り強く学業に励んだ経験は、私にとってやればできるという自信につながっています。
社会人になっても、何事にも前向きに取り組みたいと思っています。
こちらの例文は、「遅刻をしない」「期限を守る」という当たり前のことを続けただけの内容に終始しており、企業が魅力を感じるアピールにはなっていません。
「学業は学生の本分であり頑張るのが当たり前」と考える担当者も多いため、学業を題材にする場合は、大学の授業に+αとして取り組んだ経験や取得した資格などを盛り込むのがおすすめです。
NG例文③短所ととらえられる内容
私の長所は、簡単には諦めない粘り強さです。
大学ではダンスサークルに所属しているのですが、地域のコンテストで踊る演目についてチーム内で意見が割れたことがありました。私はどうしても踊りたい曲があったため、反対意見に屈することなく粘り強く伝え続けました。
どうしたらみんなが納得してくれるか考え、アピールを続けたところ、私が提案した案が見事採用されたのです。
この経験を活かして、御社の営業においても粘り強く顧客に提案し続けたいと思います。
一見エピソードを交えながらうまくアピールできているように思えますが、この伝え方では粘り強さというよりも自分の意見を曲げない頑固さが伝わってしまいます。
粘り強さは他者ではなく自分に向けるべきものなので、「自分の思いを伝えるために別の角度から意見を述べた」など、工夫した点を盛り込んだ方が良いですね。
粘り強い長所は客観性が大事! 企業目線で意識してアピールしよう
粘り強さは仕事に活かせる長所としてアピールできる一方で、頑固でこだわりが強い印象を抱かれることもあります。独りよがりな内容にならないよう、エピソードを具体化させるとともに、協調性や計画性も併せてアピールましょう。
また企業によって求める素養は異なるため、アピール内容が社風や採用方針と乖離していないかを確認することも大切ですよ。
企業からの視点を意識したアピールで、長所である粘り強さを発揮して仕事に取り組む姿のイメージにつなげましょう。
【粘り強さに関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年7月12日~7月18日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の33人