業界研究

総合商社のランキングTOP5|売上高・平均年収・勤続年数を大公開

総合商社とは

総合商社のランキングを参考にして、商社業界でおすすめの企業を知っていきましょう。商社は就活生に人気の高い業界であり、毎年多くの学生が志望している業界です。商社は大きく総合商社と専門商社に分けられ、それぞれで企業の特徴は違っています。専門商社が特定の分野に注力して活躍しているのに対し、総合商社は幅広い分野で活躍している企業です。

総合商社は事業規模の大きな企業も多く、売上高が高く、年収も高い企業が多いです。総合商社は規模の大きい仕事ができることに加えて、年収の高さなどからも人気が高く、高年収を目指して総合商社を志望する人もたくさんいます。総合商社とは何かを知り、ランキング上位の企業を知って、就活の選択肢を広げていきましょう。

総合商社の仕事と業界動向

総合商社のランキングを知る前に、まずは総合商社について基本的な知識を身に付けていきましょう。総合商社は有名企業も多く、待遇の良さなどから志望する人も多いですが、実際の仕事内容や業界の動向については知られていないことも多いです。業界について、仕事について基本的な知識が身に付いていなければ就活を勝ち抜くことはできませんので、総合商社への理解を深めることが大切です。仕事と業界の動向を知り、総合商社を深くまで知っていきましょう。

総合商社でできる仕事

総合商社に関わらず、商社の基本的な仕事は企業と企業をつなぐパイプ役になることです。例えば原材料を作っている企業があれば、その原材料をもとに自社の製品を作っている企業と結び付けるのが商社の仕事です。それぞれの企業や製品、商品の特性を理解した上で関係を結ばなければなりませんし、それぞれの値段の交渉などもおこなわなければなりません。

商社としての基本的な仕事は、企業同士のパイプ役になることですが、総合商社の場合は他にも他企業への投資や自社での製品の研究開発なども挙げられます。今後重要になる産業への投資をおこない利益を上げたり、自社で原材料を開発することで取引の材料を増やすなど、総合商社の仕事の幅は広がりを見せています。

総合商社の業界動向

総合商社の業界動向としては、現在は不調気味であり、収益もマイナスに推移している企業が多いです。2009年頃から業界規模は成長傾向で推移していましたが、2015年以降はマイナス成長であり、業界規模も縮小傾向にあります。業界不調の要因はさまざまですが、主に中国経済の不調などが挙げられます。中国経済の不調によって、原油や鉄鉱石などの資源も下落し、収益が下がっている企業が多いです。

資源分野が不調なため、非資源分野へ注力する企業が増えており、業界内でもさまざまな動きが見受けられます。企業によって注力する分野は違いますが、食品やIT、エネルギーなど資源に依存したビジネスモデルから脱却するために、さまざまな分野へと事業展開が進められています。

商社内定者のESを覗き見!

商社業界の内定を得るためには、エントリーシートを通過させる必要があります。エントリーシートでは、志望動機だけでなく各企業ごとに色々な質問が用意されており、ひとつひとつの回答を考えなければなりません。

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総合商社売上高ランキングTOP3

      総合商社売上高ランキングTOP3

  1. 三菱商事
  2. 伊藤忠商事
  3. 丸紅

総合商社について基本的な知識を身に付ければ、売上高ランキングを確認し、企業への理解を深めていきましょう。総合商社はさまざまな分野で活躍している企業であり、事業規模は広く、売上高も高い企業が多いです。活躍の幅は国内だけではなく、海外に事業を展開している企業も多く、国内でもトップクラスの売上高を誇る企業もたくさんあります。業界としての売上高も高いですが、業界動向リサーチを参考に、総合商社の中でもトップ3の売上高の企業を知っていきましょう。

1位 三菱商事株式会社

総合商社売上高ランキング1位は三菱商事株式会社です。三菱商事株式会社も前年度、前々年度から収益は減少傾向にあるものの、業界1位の位置づけを誇り、高い売上高を獲得し続けています。エネルギー、金属、機械、化学品、生活産業関連商品の売買や製造、資源開発、インフラ関連事業、金融事業など幅広い事業展開が特徴の企業です。

これらに加えて新エネルギー・環境分野における新しいビジネスモデルや新技術の事業化などもおこなっており、商社の枠に留まらず多角的に事業を展開しています。国内外で活躍しているグローバル企業でもあり、90か国に200を超える拠点を持ち、世界中で活躍している企業です。

2位 伊藤忠商事株式会社

総合商社売上高ランキング2位は伊藤忠商事株式会社であり、伊藤忠商事は繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融などの分野で広く活躍している企業です。国内での輸出入や三国間取引だけではなく、事業投資など多角的に事業を展開しています。

3位 丸紅株式会社

総合商社売上高ランキング3位は丸紅株式会社です。丸紅は食料、繊維、資材、紙パルプ、化学品、エネルギー、金属資源、輸送機、電力・インフラ、プラント、情報・金融・不動産などさまざまな分野で活躍しています。またこれらに加えて事業投資、開発、運営などもおこなっており、国内外の広い分野で活躍しているグローバル企業です。非財閥系の総合商社であり、自由な社風が特徴の企業で、社員の個性や挑戦が大切にされている企業でもあります。

海外事業にも強みのある企業であり、世界63ヵ国に120もの拠点を持っています。アジアをはじめとしてニューヨークやロンドンなど世界の主要な都市にも営業所を置き、ヨーロッパ、アメリカなどでも広く活躍している企業です。国内でも東京、大阪、名古屋などの主要都市だけではなく、全国に事業所を持ち、活躍の幅は広いと言えます。

総合商社やっぱり気になる年収ランキングTOP3

                 平均年収が高い企業ランキングTOP3

  1. 三菱商事
  2. 伊藤忠商事
  3. 三井物産

総合商社は事業規模が大きな企業が多く、売上高の良い企業も多いですが、就職するにあたってはやはり年収も気になります。総合商社は年収が高いことでも知られており、国内の業界でも年収の水準はトップクラスに高いです。売上高が高い=年収が高いではありませんので、売り上げランキングと年収ランキングでは順位に変動が見られます。総合商社の中でも平均年収が高い企業はどこかを知り、待遇の良さなども確認していきましょう。こちらも業界動向リサーチを参考に紹介します。

1位 三菱商事株式会社

総合商社年収ランキング1位は、三菱商事株式会社です。平均年収は1,386万円であり、国内でもトップクラスの水準にあります。三菱商事は企業の売上高ランキングでは2位であったものの、年収ランキングは1位であり、社員への還元率の高い企業です。2016年4月実績で見ると、大学院卒の初任給は27.5万円、大卒で24万円であり、初任給の時点から高い給料を獲得することができます。

賞与は年間2回ありますし、給料と合わせれば初年度であっても他の業界よりも高い年収が期待できます。また通勤費支給など諸手当もあり、手当が重なればさらに給料は高いです。各種社会保険も完備されていますし、福利厚生も充実しており、働きやすい環境にあると言えます。

2位 伊藤忠商事株式会社

総合商社年収ランキング2位は、伊藤忠商事株式会社です。平均年収は1,383万円であり、1位の三菱商事とそれほど大きな差はありません。2016年度4月の実績でみると、初任給は大学院卒で27.5万円、大卒は24万円であり、初任給も高水準です。賞与も年2回と金銭面での待遇が充実しているだけではなく、福利厚生が充実していることも大きな特徴です。

東京の本社には社員食堂が設置されており、軽食から来客対応が可能な特別食堂、コンビニなども併設されています。社宅の制度も整っており、独身寮の利用が可能であったり、健康管理室によって社員の健康をバックアップする制度もあります。育児や介護に関連する制度も整っており、働きやすい企業です。

総合商社の勤続年数ランキングTOP3

       勤続年数ランキングTOP3

  1. 三井物産 18.8年
  2. 三菱商事 18.5年
  3. 住友商事 18.4年

ここからは、総合商社の勤続年数ランキングTOP3を業界動向リサーチを参考に紹介していきます。勤続年数を考えるにあたって、2つの考え方があります。1つは、終身雇用を前提とした考え方です。もしあなたが終身雇用やそれに近い雇用形態を望んでいるのであれば、勤続年数は長ければ長いほうがいいと言えるでしょう。しかし一方でこのような考え方もあります。つまり、どんどん仕事を変えて様々なスキルを身につけたければ、勤続年数が短い方が転職しやすい環境があると言えるでしょう。

1位 三井物産

さて、ここからは具体的に勤続年数のランキングを紹介していきましょう。ここでは勤続年数が長いほどランキングの上位にくることに注意してください。総合商社の勤続年数ランキングの1位は三井物産です。その勤続年数は18.8年となっています。

福利厚生が充実していることもこの勤続年数の長さに繋がっているのかもしれません。そして、研修制度の充実もこの要因の1つでしょう。具体的には、マンツーマンリーダー制度といって、新入社員が1年間先輩社員から基礎を学ぶことができます。他には、新人導入研修・基幹業務講座といって、入社後に当社経営理念やビジネスコミュニケーション等、三井物産で働く上で必要な知識、基本動作を学ぶ研修が用意されています。

2位 三菱商事

三菱商事の平均勤続年数は、三井物産とほぼ同じ18.5年となっています。長い勤続年数の一因と考えられる福利厚生制度について紹介していきしょう。三菱商事では、入社後の1年間は、メンター制度を利用することになります。このメンター制度というのは、先ほど紹介した三菱物産のマンツーマンリーダー制度と似ています。入社後1年間は、先輩社員がインストラクターとして、日々の指導・アドバイスを行う制度が設けられています。

また、三井物産の制度で特徴的なのは、自己啓発支援が充実していることです。リクナビのHPによると「社員の自己啓発支援制度として、マネジメント、会計、ファイナンス等のビジネス実務の習得や、語学力向上等を目的とし、通学・通信の各講座の受講をサポートする制度」が設けられています。

3位 住友商事

住友商事の勤続年数も、1位の三井物産、2位の三菱商事とあまり変わらず18.4年となっています。住友商事も、研修制度が充実しています。住商パーソンとして総合的な人間教育を行うメンター制度をはじめとして、様々な特徴的な制度が用意されています。

例えば、SBC(Sumisho Business Collage)と呼ばれる企業内大学では、「新人~マネジメント層までを対象に、スキル研修や階層別研修、長期研修等、多様なプログラムを提供」しています。他にも各部門に一人いるキャリアアドバイザー制度を利用することで、キャリア構築や職場の人間関係の悩みにも対応できる制度もあります。

ランキングを参考に総合商社への就職を目指そう

総合商社は就活生に人気の高い業界であり、毎年多くの学生が志望しています。倍率は高いですし、就職難易度も高いため、選考を勝ち抜くためにはしっかりと対策をしてから臨まなければなりません。総合商社ではどんな仕事があるのか、業界の動向を知るなど基本的な知識を身に付けることも大切ですし、企業についての理解を深めることも大切です。

総合商社と一口に言ってもさまざまな企業がありますし、企業ごとの違いを知らなければ選考で勝ち抜くことはできません。企業を知るためにはランキングを参考にしてみるのもおすすめです。総合商社のさまざまなランキングを参考にして企業についての理解を深め、自分に最も合った企業を見つけてチャレンジしましょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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