志望動機
マーケティング職の志望動機は独自性で勝負|差別化する4つの方法
- 214967 views
目次
- マーケティング職の志望動機は仕事内容の理解と独自性が大切
- 要確認! 志望動機作るときに確認しておくべきマーケティング職の仕事内容4つ
- 志望動機に盛り込む強みにしよう! マーケティング職で求められる5つの能力
- マーケティング職は狭き門? 新卒就職が難しいと言われている2つの理由
- 志望動機の差別化を目指そう! マーケティング職の仕事理解を深める方法4つ
- 就活生に聞いた! マーケティング職を志望した理由
- 4つのポイントが重要! マーケティング職の志望動機で独自性を出す書き方
- 就活生に聞いた! マーケティング職の志望動機で工夫したこと
- アピール内容別! マーケティング職の志望動機例文6選
- アピールになりにくい! マーケティング職の志望動機で注意すべきNG例文2選
- マーケティング職は狭き門だからこそ仕事への理解を深めて志望動機の差別化を図ろう
マーケティング職の志望動機は仕事内容の理解と独自性が大切
マーケティング職を志望しているものの、志望動機の書き方がわからず困っている人もいるのではないでしょうか。マーケティング職は華やかなイメージを持たれることが多く、学生からの人気が高い職種です。
一方で新卒採用の枠は少なく、狭き門といわれています。選考を突破するには、仕事内容をしっかりと理解したうえで独自性のある志望動機を書くことが大切です。
この記事では、マーケティング職の特徴や志望動機のポイント、例文を紹介します。難関職種だからこそ、マーケティング職への理解を深めて魅力的な志望動機を作成しましょう。
要確認! 志望動機作るときに確認しておくべきマーケティング職の仕事内容4つ
マーケティング職について、職種名から「市場」に関する仕事であることはイメージできても、具体的な仕事内容まで把握している人は少ないのではないでしょうか。マーケティング職とは、商品やサービスをいかに効果的に消費者に届け、利益につなげるかを追求する仕事です。そのために、消費者のニーズを調べたり販売方法を考えたりします。
採用担当者の心に響く志望動機を作成するには、仕事内容の理解が欠かせません。そこでまずは、マーケティング職のおもな仕事内容を4つ紹介します。ただし、企業によって細かな業務内容や役割は異なるため、ここでイメージを膨らませつつ、実際に志望動機を書く際は企業ごとの特徴を調べておきましょう。
マーケティング職の仕事内容は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
①市場調査
新しい商品やサービスを生み出しても、それが消費者のニーズに合っていなければ大きな利益にはつながりません。世の中に求められているものを把握することが、売れる商品・サービスをつくる第一歩になります。そのための市場調査を担うのが、マーケティング職です。
具体的には、アンケート調査や過去の売上データから、消費者の年齢層や好まれる価格帯、購入されやすい時期などを明らかにしていきます。競合他社の業績や商品展開を調べることも少なくありません。膨大なデータを集めることにより、市場全体の動向を見極めていきます。
②商品・サービス企画
市場調査の結果をもとに、自社の強みを踏まえながら売れる商品やサービスを考えるのもマーケティング職の役割です。商品やサービスが売れるかどうかは、企画にかかっているといっても過言ではありません。思いつきで新しいアイディアを考えるのではなく、根拠に基づいて合理的な判断をしていきます。
実際に開発する際は、研究職やエンジニア職などの専門職が担当することも多いです。専門職と連携を取り、方向性がずれないように軌道修正したりスケジュールを管理したりしながらイメージしていたものを形にしていきます。
商品・サービス企画に興味がある人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
③営業・販促企画
商品やサービスを作るだけでなく、それをどう売るかを考えることも重要な役割です。営業職や店舗など現場の意見を踏まえながら、どのエリアが売れそうか、どの方法で販売するのが効率的なのかという方向性を決めていきます。
また、より多くの人に知ってもらうために、テレビCMや新聞、YouTubeといった宣伝方法を考えることもあります。この場合は、宣伝部署や製作会社に依頼することが多いです。ターゲット層や社会情勢などを踏まえて、最大限の費用対効果を得られる方法を選択します。
④解析
マーケティング職は、商品やサービスを販売するための戦略を練るだけでなく、それらが想定どおりに売れているかの解析もおこないます。
入念に戦略を立てたとしても、そのとおりに商品やサービスが売れるとは限りません。想定よりも売れ行きが伸びないこともあれば、逆に今まで不人気だった商品が何かをきっかけにたくさん売れることもあります。
実際にどれだけ売れたのかという結果は、マーケティングの効果を測定する重要なデータです。売上や人気商品、期間などをまとめ、販売戦略と照らし合わせながら成功・失敗の原因を探っていきます。それをもとに、継続して商品やサービスを売り続けるための方針を決めていくのです。
マーケティング職が求める志望動機がスマホで簡単に作れます。
志望動機を書こうと思っていても、なぜそうなのかをうまく説明できないと悩む学生は多いです。
そんな時は無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、過去の内定者の志望動機を参考にしながらあなただけの志望動機が完成します。
内定者の志望動機文を参考にしながら、選考を突破しましょう。
受かる志望動機には自己分析が必須です!
3分で完璧な自己分析が完了!
志望動機に盛り込む強みにしよう! マーケティング職で求められる5つの能力
マーケティング職の志望動機では、仕事への興味や入社意欲だけでなく、自分がマーケティングに向いていることをアピールすることも大切ですよ。企業は、自社の利益や成長に貢献できる人材を求めているからです。採用メリットを感じてもらうことができれば、選考を通過しやすくなります。
ここでは、マーケティング職で求められる能力を紹介します。自分の強みと重なる部分があれば、積極的に志望動機に盛り込みましょう。
①多くの情報を集めて分析する力
売れる商品やサービスを生み出すためには、市場のニーズを適確に把握することが欠かせません。その過程では、多くの情報を集めて分析する能力が求められます。
ここでいう情報とは、テレビや雑誌、インターネットといった一般消費者が簡単に得られるものだけではありません。過去の売上データや顧客情報、社会情勢などの潜在的な情報も含めたデータ分析が必要です。
できるだけ多くの情報を集め、そこから必要な情報を抜き出して相関を見極めます。統計や数字をもとに精度の高い分析ができれば、ニーズを適確にとらえた商品やサービスの企画につながります。
②分析をもとに筋道立てて考える論理的思考力
商品企画というと、豊かな発想力で新しいものを作り出すクリエイティブなイメージを持つ人もいるかと思います。確かに発想力も大切な要素ではありますが、単なる思いつきや当てずっぽうでは良い商品やサービスを生み出すことはできません。多くの情報を分析し、根拠に基づく合理的な判断をすることが大切です。
またマーケティング職は、企画の承認を得るために上司や経営層に説明する場面も多くあります。その際、なぜこの時期に、この価格で、この商品を売り出すのかを論理的に説明しなければなりません。企画を考案したり実行したりとさまざまな場面で論理的に考える力が求められるのです。
志望動機においても、なぜここで働きたいのかという理由を筋道立ててわかりやすく説明するよう意識してくださいね。
論理的思考力を高めたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
③トレンドを追う知的好奇心
マーケティング職は市場調査をおもな仕事内容とする場合が多いため、最新のトレンドや社会情勢に強い興味を持っていることが重要です。
たとえば、新しい商品を企画する段階では、広くアンテナを張り、時代にともなうニーズの変化や業界動向などを細かく把握しなければなりません。知的好奇心が強く、新しい知識をどんどん吸収できる人ほど、多くの情報をもとに効果的な施策を提案できえるでしょう。
そのため、趣味が多い人や学ぶことが好きな人は、志望動機においてその強みを積極的にアピールしましょう。逆に、最低限の勉強しかしたくない人や同じ業務を続けたい人には向いていないことがあるので、改めてマーケティング職の仕事内容を確認することをおすすめします。
こちらの記事では、好奇心旺盛な性格のアピール方法について解説しています。
④デジタルマーケティングへの興味
昨今では、市場調査や商品企画、販売促進の各プロセスにおいてデジタルマーケティングの知見が求められる傾向にあります。
デジタルマーケティングとは、AI(人工知能)やITツールなどを活用したマーケティング手法のことです。膨大で複雑な情報を扱うビッグデータ分析を通して課題を見出したりWeb広告を用いて集客をおこなったりします。
マーケティング職では、多くの場合出身、学部や学科に制限はありません。大学時代にデジタルマーケティングを学んだ経験があればプラスになる可能性が高いですが、入社時点で専門知識を有していないといけないわけではありませんよ。
しかし、実際に働くとなれば多くのITツールを使って膨大なデータを分析することになるため、そこに対する興味や最低限の知識は必須といえます。
⑤物事を広い視野で見るマクロ視点
マーケティングの仕事では、物事を広い視野で見るマクロ視点が重要です。マクロ視点は経済学でよく使われる言葉で、対義語であるミクロ視点とは下記のような違いがあります。
企業が新しい商品や販売方法を展開する際、自社の強みや価値観だけで効果的な利益拡大は見込めません。市場の状況や時代の流れなど社会全体を見渡し、広い視野から需要をつかむことが必要です。個人の価値観や能力だけにとらわれず、広い視野で物事を見られる人は、マーケティング職でその能力を発揮できるでしょう。
マーケティング職は狭き門? 新卒就職が難しいと言われている2つの理由
マーケティング職は学部や学科を問わずに目指せる仕事ですが、新卒での就職は難しいと言われています。もちろん不可能ではありませんが、マーケティング職を目指すのであれば難易度を理解したうえでしっかりと準備をすることが大切です。
では、なぜ新卒でマーケティング職は難しいと言われているのでしょうか。ここではその理由について詳しく説明します。
①マーケティング職として新卒採用をおこなう企業は少ない
一つ目の理由として、マーケティング職の新卒採用をおこなう企業が少ないことが挙げられます。
マーケティング職は、自社製品・サービスの知識に加え、分析力や論理的思考力、企画力といった幅広いスキルが求められます。円滑に企画を進めるにあたっては、開発や営業、販売などの現場への理解も欠かせません。そのため、多くの企業が中途枠で経験者を採用するか、他部署で経験を積んだ社員を異動させることで人材を確保しています。
マーケティング専門の企業や職種別採用をおこなう外資系企業などでは新卒者を募集しているケースもありますが、そもそも採用枠が限られた職種であることを理解しておきましょう。
総合職で新卒1年目からマーケティングに携われる可能性は低い
「マーケティング職の募集は少なくても、総合職としてマーケティングに携われるのでは」と考える人もいるかもしれません。
しかし、総合職としての業務内容にマーケティングが含まれる場合でも、入社1年目からいきなりマーケティングに携われる可能性は低いです。多くの場合は、営業や販売、技術職といったほかの職種を経験し、ビジネスの流れを理解したうえでマーケティング職に配属されます。
総合職の志望動機で職種を限定したアピールをすると、「ほかの職種だと辞めてしまいそう」とマイナス評価につながることがあります。どの職種でも前向きに働くことを前提としつつ、入社後のキャリアプランの一つとしてマーケティング職への興味を伝えましょう。
②採用枠が少ないにもかかわらず学生からの人気は高い
マーケティング職は、商品企画や広告の考案といったスケールの大きな仕事に携われることから、数ある職種のなかでも花形的なポジションといわれています。そのため、新卒者向けの求人が少ないにもかかわらず、学生からの人気は非常に高いです。少ない採用枠に対して多くの募集が集まるため、必然的に採用難易度は高くなります。
難易度が高いからといってすぐに諦める必要はありませんが、内定を獲得するには入念な対策が必要であることは頭に入れておきましょう。また、そもそも募集が少ない職種なので、マーケティング職以外にも目を向けて選択肢を増やしておくと安心です。
志望動機の差別化を目指そう! マーケティング職の仕事理解を深める方法4つ
マーケティング職は狭き門といわれている職種であるため、選考を突破するには、オリジナリティある志望動機を作成することが欠かせません。そして志望動機を差別化するためには、マーケティング職の仕事理解を深めることが大切といえます。なぜなら、仕事を深く理解することにより、志望動機により具体性を持たせることができるからです。
では、マーケティング職の仕事を知るにはどうすれば良いのでしょうか。ここではその方法を具体的に紹介します。志望動機で差別化を図るために、ぜひ以下の4つを実践してみましょう。
①マーケティングに関する本を読んでみる
企業説明会や企業ホームページで大まかな業務内容を知ることはできますが、それだけではマーケティング職の具体的な仕事内容を理解するのは困難です。また、企業説明会や企業ホームページの情報はライバルとなる学生みんなが知っているので、それだけでは差別化につながりません。
マーケティングに関する本を読めば、ものを売るための方法やブランド構築など、どの企業でも役立つビジネスの基本を学べます。ビジネスの視点から物事を考えられる学生は、企業から良い印象を持たれやすく、またマーケティングに興味があることの裏付けとなるため、ぜひ1冊読んでみましょう。
②OB・OG訪問で実際の仕事内容を聞く
仕事への理解を深める方法としておすすめなのが、実際に働いている人から話を聞くことです。業務内容の詳細や職種特徴を知ることで、志望動機に具体性を持たせることができます。自分なりに調べたうえで感じた疑問を解消するチャンスでもあるため、可能であればぜひOB・OG訪問をおこないましょう。
また、OB・OG訪問は就活に関する情報を集められるというメリットもあります。特に歳の近い先輩であれば、面接で聞かれた質問や選考で心掛けていたことなど、志望動機以外にも役立つ情報を得られる可能性が高いです。マーケティングに関する情報はもちろん、就活で不安なことなども聞いてみましょう。
OB・OG訪問のやり方がわからない人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
③マーケティングのインターンシップに参加する
マーケティングの仕事内容を理解する方法として、インターンシップに参加するのもおすすめです。企業ホームページなどではわからない、具体的な業務内容や企業の特色、社内の雰囲気を知ることができます。インターンで学んだことを志望動機に盛り込むことで、より説得力のあるアピールにつながりますよ。
また、長期インターンの場合は、業務に活かせる実践的なスキルを身に付けたり、成果によってはそのまま内定をもらえたりすることもあります。入社前に現場を知ることはミスマッチの防止にもなるため、ぜひ積極的にインターンに参加しましょう。
インターンへの参加を検討している人は、こちらの記事もおすすめです。
④企業が実施しているキャンペーンを分析する
志望する企業がどのようなマーケティングを実施しているのかを知る方法として、キャンペーンを分析するのもおすすめです。
キャンペーンとは、新規顧客の獲得やブランド認知度の向上を目的としておこなう、期間限定のサービスです。あなたも「今入会すると○○ポイントプレゼント」「タグ付けして投稿すると〇割引」といったキャンペーンを見たことがあるのではないでしょうか。
キャンペーンを分析することで、その企業がおこなっている工夫や他社との違いがわかります。マーケティング職の仕事のなかでも学生の目につきやすい部分なので、ぜひ調べてみましょう。
時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、志望動機が3分で完成します
志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。
志望動機作成ツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、あなただけの志望動機が完成します。
作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
受かる志望動機には自己分析が必須です!
3分で完璧な自己分析が完了!
就活生に聞いた! マーケティング職を志望した理由
マーケティング職は学生からの人気が非常に高い職種ですが、ほかの人がどのような理由で志望しているのか気になる人も多いかと思います。今回は、マーケティング職に興味を持つ学生に、なぜ志望したのかを聞いてみました。
マーケティングに携わった経験から志望する人が多数
マーケティング職を志望する理由として、大学の勉強やインターンでマーケティングを学んだ経験を挙げている人が複数見受けられました。
純粋に商品の企画や販売に興味を持っていることはもちろんのこと、実際に触れてみてさらに関心を深める人が多いようです。そのようなライバルが多いことからも、志望動機は経験にもとづく説得力のある内容を作成することが重要といえます。
4つのポイントが重要! マーケティング職の志望動機で独自性を出す書き方
「なんとなく楽しそうだから」「かっこいいから」という漠然としたイメージからマーケティング職を目指している人もいるかもしれません。興味を持つきっかけはそれでも良いのですが、選考を通過するためには具体性と独自性のある志望動機を作成することが大切ですよ。
ここからは、マーケティング職の志望動機で周囲と差をつけるためのポイントを、基本構成とともに紹介します。ライバルが多いマーケティング職だからこそ、オリジナリティある志望動機を作成してくださいね。
志望動機の基本構成については、こちらの記事で詳しく解説しています。
①なぜマーケティング職がやりたいのかを明確化する
まずは、なぜ数ある職種のなかでもマーケティング職を志望するのかを明確化しましょう。マーケティング職のどこに魅力を感じたのか、マーケティング職としてどのような仕事に携わりたいのかを深掘りし、できるだけ具体的に伝えることが大切です。
マーケティング職は幅広いスキルを必要とする専門性が高い職種です。答えのないことを追求しなければならない難しさもあります。採用担当者に興味を持ってもらえるよう、表面的な華やかさだけでなく、マーケティング職への覚悟もアピールできると良いですね。
②他社ではなくその企業を選んだ理由を明確化する
次に、なぜ他社ではなくその企業でマーケティング職をやりたいのかを明確化しましょう。どの企業でもいえる内容の志望動機だと、「マーケティングができるならどの企業でも良いのでは」とマイナス評価につながる可能性もあります。事前に企業への理解を深め、その企業でなければならない理由を伝えましょう。
このときの注意点としては、商品やサービスが好きだからという理由に終始しないことです。企業は自社商品のファンを求めているわけではないため、マーケティングを通してどのように企業に貢献したいのかまで深掘りしましょう。
その企業ならでは志望理由を見つけるには企業研究が欠かせません。企業研究のやり方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
③志望動機につながるエピソードを盛り込む
エピソードを盛り込むことで、志望動機により説得力を付与できるとともに、自分の人柄も伝わりやすくなります。マーケティングに興味を持ったきっかけや、仕事に活かせる強みを裏付けるエピソードがないか思い返してみましょう。
エピソードを考えるうえで大切なのは、志望動機に紐付けることです。いくら素晴らしい経験であっても、志望動機との関連性が薄ければ一貫性のない印象になってしまいます。あくまで志望動機の裏付けであることを忘れずに、仕事につながるエピソードを伝えましょう。
志望するに至ったエピソードを見つけるにはマインドマップがおすすめです。マインドマップについてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
④どのように企業に貢献できるのかを伝える
マーケティング職の志望動機では、熱意ややりがいだけでなく、自身の強みを活かしてどのように企業に貢献できるのかも伝えましょう。企業はボランティア団体や学校ではなく、企業活動を通して利益を追求するための手段として、自社に貢献できる人を求めているからです。
たとえば、分析力や知的好奇心などマーケティング職に必要な要素をアピールすると、企業は採用メリットを感じやすくなります。事業内容やマーケティング戦略への深い理解を示すこともおすすめです。入社後に携わりたい仕事や実現したいことをなるべく具体的に伝えましょう。
志望動機の締めで熱意を伝えることができます。志望動機の締めの書き方についてはこちらの記事を参考にしてください。
就活生に聞いた! マーケティング職の志望動機で工夫したこと
マーケティング職の志望動機を作成するにあたって、ほかの学生がどのような内容を書いているか気になりますよね。今回は、マーケティング職の志望動機で工夫したことについて学生にアンケートをとってみました。他者の志望動機を知ることは、自分の考えを深めたり差別化したりすることにつながりますよ。
マーケティング職への理解を深めたという意見が多数
マーケティング職の役割や企業での立ち位置など、職種の特徴を把握したという声が多数寄せられました。企業ごとに特徴を調べたり経済学を学んだりと、より深い企業研究をおこなう学生もいました。
説得力のある志望動機を作成するには、仕事内容を的確に把握して具体性を持たせることが大切です。逆にいえば、漠然としたイメージだけでは選考突破は難しいでしょう。
企業に貢献できる強みをアピールしたという声も
一方で、自分の強みを活かしてどのように企業に貢献できるかをアピールしたという声も見受けられました。
大前提として企業が求めているのは、自社の成長に貢献してくれる、つまり採用メリットのある人材です。そのため、職種や企業について理解するだけでなく、自己理解を深めることも重要といえます。
アピール内容別! マーケティング職の志望動機例文6選
マーケティング職の志望動機のポイントがわかったところで、どのような内容を書いたら良いのかをイメージできてきた人も多いのではないでしょうか。より志望動機のイメージを膨らませるために、ここまでの内容を踏まえてアピール内容別に例文を紹介します。
競争率の高いマーケティング職の志望動機は独自性が大切なので、例文を参考にしつつ、自分だけのストーリーを考えてくださいね。
例文①アルバイト経験をアピール
志望動機でアルバイト経験をアピールする学生は多いですが、大切なのは経験そのものではなく志望動機に紐付けることです。例文のように一貫性のある志望動機は、マーケティング職に必要な論理的思考力のアピールにもつながります。
マーケティング職の志望動機でアルバイト経験をアピールしたい人は、こちらの記事もおすすめですよ。
例文②大学で学んだ専門性をアピール
大学で学んだことをアピールする場合は、知識を自慢するような内容にしないことが大切です。なぜその分野の仕事がしたいのかを示したうえで、入社後も意欲的に学ぶ姿勢をアピールしましょう。
大学で学んだことを志望動機に盛り込みたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
例文③分析力をアピール
こちらの例文では、マーケティング職に必要な分析力をアピールしています。やみくもに努力するのではなく、「自分に合った」解決策を見出していることから、マーケティング職への適性がうかがえますね。
例文④学ぶ意欲の高さをアピール
こちらの例文では、学ぶ意欲の高さのほか、興味のあることに対して積極的に取り組む主体性と行動力もアピールできています。ビッグデータやAIといった企業の強みを理解していることからも、志望度の高さが伝わりますね。
例文⑤社風とのマッチ度をアピール
インターンで感じた社風の魅力を、志望動機につなげている例文です。環境の良さだけでなく主体的に行動する姿勢を示すことで、企業の目に留まりやすくなりますよ。
社風と中心とした志望動機を作成する際は、こちらの記事も参考にしてみてください。
例文⑥事業内容への興味の高さをアピール
商品やサービスに触れた経験をエピソードとする場合は、消費者目線の内容に終始しないことが大切です。例文のように、なぜ入社したいのか、社員としてどのように貢献したいのかを述べましょう。
アピールになりにくい! マーケティング職の志望動機で注意すべきNG例文2選
次に、マーケティング職ならではの志望動機の注意点について、NG例文をもとに解説します。採用難易度の高いマーケティング職だからこそ、良い印象を残すために以下2つの点に注意しましょう。すでに志望動機を書いている場合は、自分の志望動機と照らし合わせながら読んでみてくださいね。
NG例文①仕事内容を理解しておらずイメージだけで書いている
私が貴社のマーケティング職を志望するのは、時代の最先端を追いかけながら新しいサービスを生み出したいと思ったからです。
私は発想力と柔軟な思考力が強みであり、昔からクリエイティブな仕事に憧れを持っていました。日頃からSNSなどで情報収集に努めているため、ニーズをとらえた新しいサービスの提案ができると思っています。ぜひ入社して、人々があっと驚くような提案をし続けたいと思います。
具体的な内容がなく、華やかな仕事がしたいというミーハーな思考が垣間見える上記のような志望動機は、マイナス評価につながる可能性が高いです。人気職種だからこそ、仕事内容をしっかりと理解したうえで具体性のある志望動機を書きましょう。
NG例文②受け身な印象を残してしまう内容
貴社の充実した教育体制に惹かれたため、入社を志望します。マーケティング職は幅広いスキルが求められる専門性の高い職種です。だからこそたくさんの知識を学び、仕事で成果を出したいと思っています。
貴社は、新入社員研修をはじめ、階層別研修やオンライン研修など学びの機会が多くあると存じています。私は何事も前向きに学べることが強みであるため、貴社でたくさんの経験を積み、成長させていただければと思います。
成長したいという言葉は一見主体的に見えますが、企業からすると「学校と勘違いしているのでは」ととらえられることがあります。志望動機の主軸を充実した教育体制としていることからも、打算的な印象を受けます。マーケティング職は自ら学んだり行動したりする姿勢が大切なので、受け身にとらわれてしまう内容は避けましょう。
マーケティング職は狭き門だからこそ仕事への理解を深めて志望動機の差別化を図ろう
マーケティング職は狭き門だからこそ、内定獲得のためには独自性のある志望動機の作成が欠かせません。当たり障りのない志望動機では選考突破は難しいことを念頭に置き、仕事への理解を深めることが大切ですよ。
仕事内容を理解するためには、企業説明会などの一般的な方法に加え、マーケティングの本を読んだり志望企業のキャンペーンを分析したりと、独自の調べ方を取り入れるのがおすすめです。調べ方を工夫することで、より多くの情報を盛り込み、説得力のある志望動機を作成しましょう。
【マーケティング職に関する調査】