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一度落ちた会社に再応募する際の5つの極意|マスト対策も紹介
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目次
一度落ちた会社に再応募できる場合もあるが入念な対策が必須
志望度が高い会社に落選してしまった後、諦めきれずに再度チャレンジしたいと思う就活生もいるかもしれません。結論としては、一度落ちた会社に再応募できるケースもありますが、その際はコツを押さえた入念な対策が必要です。
この記事では、一度落ちた場合でも再応募可能としている理由を解説したうえで、再応募前に考えるべき内容や対策におけるポイントを紹介しています。最後まで読むことで、再応募可能とする会社の意図を踏まえた自己PRや志望動機を作成できるようになることでしょう。
一度落ちた場合でも再応募を受け付けている会社の3つの背景
一度落ちた場合でも再応募可能としているかどうかは、企業の採用サイトを確認したり採用担当者へ質問したりすることで把握できます。前回の応募から一定の期間が経過した場合や異なる職種への応募の場合など、条件をクリアしたら再応募可能とする会社も存在しますよ。
まずは、こうした会社がどのような理由で再応募を受け付けているのかを解説するので、再応募を検討している人はしっかり押さえておきましょう。会社側の意図を知ることで、会社のニーズに沿ったアピールができるようになりますよ。
①内定辞退などによる追加募集
再応募を受け付ける理由の一つ目は、内定辞退をはじめとした事情による追加募集が挙げられます。
内定を出した就活生に対して、内定承諾書の提出を求める会社は少なくありませんが、これには法的な拘束力はなく就活生は自由に内定を辞退できます。より志望度が高い会社から内定をもらったなどの理由で内定辞退する就活生が出てくると、採用予定人数より新入社員数が少なくなってしまうのです。
そのほか、事業が好調のため急きょ人材が必要になり再応募可能とするケースもあるので、会社のサイトや採用情報をこまめにチェックしておくのがおすすめです。ただし、追加募集や二次募集があるからといって、必ず再応募できるというわけではない点には注意しましょう。
②別の職種・地域での募集
一度落ちた会社でも、別の職種や地域での求人募集には応募できるというケースは珍しくありません。全国展開している会社や職種別採用している会社の場合、こうしたケースが多いため、同じ会社に再チャレンジしたいなら要チェックです。
ただし、職種が異なる場合は本当に自分が就きたい仕事なのか、やりがいを持って業務に取り組めそうかをよく考えましょう。同じ会社でも職種によって業務内容やメリット・デメリットは異なるので、入社できたとしても自分に合わない仕事ではミスマッチが起こる可能性もありますよ。
また、別の地域へ応募する場合、採用された後の通勤しやすさや引っ越しの必要性も考慮する必要があります。こうした点を考慮してもやはり再応募したいのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。
③再応募をポジティブにとらえる社風
会社ごとに社風が異なれば、人材に求めるスキルや人間性もさまざまです。再応募をポジティブにとらえる会社のなかには、積極性やチャレンジ精神、打たれ強さを高く評価するケースもありますよ。
こうした会社の場合、再応募することがハンデになるどころか、失敗してもへこたれない打たれ強さや失敗を恐れないチャレンジ精神があるとして好印象を持ってもらえるでしょう。一度落ちた会社でも自信を持って採用試験に挑み、再応募するほどの熱意をしっかり伝えるのがおすすめです。
採用サイトや会社のホームページに理想的な人材像が記載されることが多いので、一度確認し、再応募をポジティブにとらえる社風かどうかを考えてみてください。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
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一度落ちた会社に再応募する際に知っておくべき2つの前提
一度落ちても会社によっては再応募が可能ですが、再応募できるからといって必ず採用されるとは限りません。また、一度落ちたことには必ず理由があるもので、それを分析して対策を取らないと同じ結果に終わる可能性が高いです。
ここからは、一度落ちた会社に再度応募する際に知っておくべき2つの前提を解説します。再応募する際の基本的な心構えを作るためにもしっかりと確認してください。
①再応募できるからといって受かるとは限らない
再応募できるからといって絶対受かるわけではない点は、念頭に置いておきましょう。再応募することで熱意や就職意欲が高いと評価してもらえる可能性もありますが、一方で諦めが悪いといった否定的な印象につながるリスクもあります。
また、再応募であることを伝えずに応募したり、不採用通知が届いた直後に再応募するなど、応募先の会社への配慮や常識がない行動を取るのは控えましょう。こうした行動を取ってしまうと、自己中心的で非常識な人物ととらえられてしまうおそれがあります。
再応募だから何かしらのアドバンテージがあるなどと考えず、一度目の応募と変わらない誠意を持って、採用試験へ真摯に臨むことが重要です。
②落ちた理由を分析して入念な対策をしないと結果は変わりづらい
再応募する際は、一度その会社に落ちているという点は忘れないようにしましょう。そして、落ちた理由をしっかりと分析して入念な対策を取らないと、再応募してもまた同じ理由で不採用になる可能性は高いです。
自分で選考を振り返って理由を洗い出すのが一番の方法ですが、それでも落ちた理由がわからない場合は採用担当者へ質問するのも一つの手です。ただし、不採用の理由を開示する義務は会社にないことを念頭に置いて、謙虚な姿勢で問い合わせるようにしてください。
不採用理由は伝えにくい内容であるため、リアルタイムで会話をおこなう電話ではなくメールで問い合わせるのが基本です。また、始業終業の前後や休憩時間帯は避けてメールを送るように気を付けましょう。
一度落ちた会社への対応については、以下の記事も参考にしてください。
むやみな応募はNG! 一度落ちた会社に再度応募する前に考えるべき4つの点
何も考えずむやみやたらに再応募しても、あっさり不採用となってしまうことでしょう。また、一度不採用となったのは会社と自分との間に何かしらのミスマッチがある可能性が高く、本当にその会社は自分に合っているのかを再考する必要があります。
ここでは、一度落ちた会社に再応募する前に考えたい4つの点を見ていきます。この章を読むと、再応募すべきかどうかを考えるヒントや再応募で気を付けるべき点がわかるため、再応募を検討している人はぜひ参考にしてください。
①なぜその会社が良いのかを再考する
一度落ちた会社に再応募する前に、そもそもその会社へ再応募すべきなのかどうかを考えましょう。具体的には、自分がその会社に入社したいと思った理由や、その会社へ入社するメリットを振り返ります。
なぜその会社が良いのかをすでに理解していると思っていても、再応募するほど志望度が高いのかを判断するため、下記の方法で再度考えるようにしましょう。
就職活動における仕事探しの軸を明確にしたうえで、その会社の魅力や事業内容を分析し、自分と合った会社なのかどうかを検討しましょう。
最終面接で落ちた場合の行動に悩むときには、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
②不採用になった理由を突き詰める
一度その会社に不採用とされたのには、必ず何かしらの理由が存在するものです。その理由を把握してそれを解消する対策を取らないと、また同じ理由で不採用となってしまいます。
先に述べたように、不採用理由は採用担当者へ問い合わせるのも一つの手ですが、まずはエントリーシート(ES)や履歴書、面接を振り返ってみましょう。
不採用となる理由は多岐にわたりますが、代表的な理由としては上記が挙げられます。これまでの採用試験を振り返り、自分はどの理由に該当するのかを考えてみてください。この際、不採用になった理由だけでなく、その根本的な原因まで突き詰めて考えることが重要です。
たとえば、質問へ的確に答えられないのは模擬面接など対策が不足しているから、社内風土への理解が足りないのは実際に社員へ質問する機会がなかったからなどが挙げられます。
また、不採用になった理由を考える際には、以下の記事も参考になります。ぜひ読んでみてください。
③職種や勤務地の幅を広げて考える
同じ会社でも、職種や勤務地が異なる求人には応募可能とするケースは少なくありません。また、職種や勤務地によっては応募する就活生が少なくて採用倍率が低いこともあり、こうした求人を狙うのもおすすめです。
勤務地については、その会社に入社できるなら引っ越ししてもかまわないか、通勤時間が長くなっても問題ないかを考えるのが良いでしょう。また、再度自己分析をおこなって自分に合う職種の幅を広げたり、自分がやりたいことはほかの職種でも実現できないかを考えるのもおすすめです。
④再応募するときに見直すべき点を考える
再応募にあたっては、一回目の応募とまったく同じ対策では同じ結果に終わってしまうことを覚えておきましょう。そのため、再応募する前に対策すべき点、つまり見直すべき点を考えることが必要です。
再応募するときに見直すべき点としては、上記の内容が例として挙げられます。就職エージェントや友人など、第三者から客観的なアドバイスをもらうようにすると、より効果的な対策を取れることでしょう。
就活生に聞いた! 一度落ちた会社に応募したことはある?
一度落ちた会社に応募するのは、はたして一般的なのでしょうか。実際のところ、どれくらいの人が再応募しているのか気になるところですよね。そこで就活生に再応募の経験があるのかどうかのアンケート調査を実施しました。
一度落ちた会社に再応募した経験がない学生が93.9%と圧倒的多数であり、経験がある学生はわずか6.1%でした。そもそも再応募するという考えがなかったという学生も多いのかもしれません。しかし、再応募禁止のルールを設けている企業ばかりではありません。
再応募をする学生が少ないなか、再びチャレンジしようとする意志を見せることで、応募先の目には「ガッツのある学生」と映るかもしれません。この記事で紹介するコツを参考にして、就職活動でぜひ実践してみてください。
適職診断を試してください。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
理由別の対策が選考突破のカギ! 一度落ちた会社に再応募する際の5つの対策方法
不採用となった理由に合わせた対策をおこなわないと、また同じ理由で不採用となる可能性は高いです。ここでは、不採用となった理由ごとに効果的な対策を解説していきます。
これまでの採用試験を振り返ったり、採用担当者へ問い合わせるなど、まずは自分が不採用になった理由を洗い出したら、それに合わせた対策を取るようにしてください。この章では具体的な方法もあわせて紹介するため、再応募の前に何をすべきかがわかるようになりますよ。
①応募書類の不備がないように徹底的に見直す
書類選考の段階で不採用となった場合、応募書類に何かしらの不備があった可能性が高いです。履歴書やESに記載している内容がどれだけ素晴らしくても、不備があればきちんと読んでもらえないどころか、受理してもらえないおそれもあります。
応募書類における不備の例としては、上記の内容が挙げられます。誤字脱字や空欄がないように注意することはもちろんのこと、提出期限や指定文字数など基本中の基本も必ず守るようにしてください。
書類選考で不採用になる理由についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。書類選考に苦手意識がある人はぜひ確認してください。
②企業研究は多角的な視点でおこなう
企業研究や業務内容への理解が不足して不採用となった場合、企業研究を多角的な視点でおこなうようにしましょう。その会社のサイトや説明会で得られる情報だけでは、単一的な視点での企業研究となってしまい、なぜほかの会社ではダメなのかという質問へ答えられないおそれがあります。
上記のポイントを押さえると、業界や市場、同業他社などと多角的な視点での企業研究ができるようになるでしょう。ニュースやビジネス誌、OB・OG訪問などを通じて、同じ業界や市場全体における立ち位置、同業他社と比較した際の強み・弱みを知ることがおすすめです。
企業研究の方法については、以下の記事も参考にしてください。
③志望動機の説得力不足は構成から見直す
志望動機の説得力不足で不採用となった場合、自分が伝えたいことが的確に伝わるような構成づくりを心掛けましょう。具体的には、下記のポイントに気を付けるのがおすすめです。
志望動機に限らず、一番最初に結論を示すと伝えたいことが伝わりやすくなるため、常に実践するようにクセを付けておきましょう。また、志望動機に説得力を持たせるためには、志望動機と関連するエピソードを示すとともに、エピソードを通じて得た成果を定量的なデータで説明するのがポイントです。
志望動機の構成のコツについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してください。
④弱い自己PRは自己分析からやり直す
採用担当者から「あなたの魅力・強みが十分に伝わらなかった」と言われた場合、もしくは面接で自己PRをしたときにあまり良い反応が得られなかった場合、自己PRを練り直す必要があります。自己分析からやり直して、自分の強み・弱みや価値観を把握するのがおすすめです。
どんなことをしているときに楽しかったのか・つらかったのかをモチベーショングラフに書き出したり、時系列に自分の経験をリストアップしたりするのが良いでしょう。また、一つのエピソードを「そう考えたのはなぜか」「その行動を取ったのはなぜか」という質問で掘り下げるのも、自分の内面を深掘りできる良い方法です。
自分だけでは行き詰まってしまう場合、友人や知人、家族や就職エージェントの力を借りて、客観的に分析してもらうようにしてください。
自己分析の効果的なやり方についてはこちらの記事で紹介しているので、あわせて確認して自己理解を深めましょう。
⑤面接時の姿勢は第三者からのチェックを受ける
面接で不採用となった場合、面接時の姿勢や身だしなみをサークルの先輩や社会人の親族、就職エージェントなどにチェックしてもらうのがおすすめです。自分ではマナーをきちんと守れていると思っていても、姿勢や身だしなみの乱れによって採用担当者へ悪印象を抱かせている可能性がありますよ。
普段のクセが無意識のうちに出ていたり、緊張のあまり挙動不審になっている可能性もあります。 また、言葉遣いがビジネスシーンに合ったものになっているか、はきはきと発声できているかも振り返ってみましょう。
さらにそもそも服装や髪型に清潔感があるのかも振り返り、第一印象で相手に好印象を持ってもらえるように心掛けてください。
面接の注意点は、以下の記事を読んでチェックしてみてください。
面接時の身だしなみについては、こちらの記事で解説していますよ。
言葉遣いについて知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
就活生に聞いた! 選考で落ちた際の失敗談
応募企業に落ちたと知った時、次社の選考に活かすために振り返りをしている就活生は珍しくありません。その時、どのような点が至らなかったと考えているのでしょうか。
そこで実際に学生の皆さんに選考で落ちた際の失敗談についてアンケートを取りました。一度落ちた会社に再度応募する際にも役立てることができるので、ぜひ参考にしてください。
自己分析がわかっていなかったと反省する意見が多数
「自分に合う会社がわかっていなかった」「本当に就きたい職業が見えていなかった」など、さまざまな理由で自己分析不足を挙げる学生の声が聞かれました。
何となくで応募した結果、面接時に採用担当者から深く突っ込まれてうまく答えられず、苦い思いをした学生が多いようです。
どのような質問をされてもスラスラ回答できるようになるためには、自分の軸をしっかり持って就活の方向性を固める必要があります。
緊張のあまり面接で失敗する学生も少なくない
自己分析や企業研究はばっちりのつもりでも、面接特有の緊張感ある雰囲気に飲まれてしまい、うまく自分の思いを伝えられなかったという声も少なくありませんでした。
面接の雰囲気に飲まれることなく、自分を出すためには、やはり模擬面接が必須です。実際に練習をしてみることで、話し方や立ち居振る舞いのコツをつかめるようになるでしょう。本命の会社以外にも複数の会社に応募し、面接本番の空気に慣れておくのもおすすめですよ。
一度落ちた会社だからこそ! 再応募する際に押さえておくべきポイント5選
一度落ちた会社に再応募する際は、押さえておくべきポイントがいくつか存在します。再応募したいと思うほど志望度が高い会社であるなら、なおさら普段より慎重に事を進める必要がありますよ。
最後に、再応募にあたって気を付けるべきポイント5つを詳しく見ていきましょう。この章を読むことで、再応募に限らず就活全体で注意すべき点が理解でき、効果的・効率的に就活を進めやすくなりますよ。
①再応募時の条件は必ず確認する
一度落ちた応募者が再応募することを認めている場合でも、何かしらの条件を設定している会社は多いものです。その条件としては、下記の例が想定されます。
職種・地域が異なる求人への応募を認めていたり、再応募までの期間を設けていたりといったケースが多いです。こうした条件を満たしていないと、採用試験に臨むことすらできないため注意しましょう。
なお会社側は過去に応募してきた就活生のデータを保存しているだけでなく、中小企業なら採用担当者が顔を覚えているケースもあるため、初めての応募などと嘘をつかないようにしてください。
就活での嘘が及ぼす影響については、こちらの記事で詳しく解説しています。
②再応募であることを隠さず堂々とした態度を貫く
一度落ちた会社の採用試験となると、今回も不採用となるのではないかと考えて緊張し過ぎてしまう人もいるでしょう。また、再応募であることに何となく後ろめたさを感じて、面接でおどおどしてしまうかもしれません。
しかし、再応募には下記のメリットもあるので、再応募であることを隠さず堂々とした態度で挑むようにしましょう。
再応募が認められているのであれば、再応募で採用される可能性はあり、決してルール違反なことをしているわけではありません。再応募しないことでずっと後悔し続けるリスクもあるため、再応募できる会社には思い切って再チャレンジしてみるのもおすすめです。
③相性が合わない会社があることも理解する
再応募する前に、自分と相性が合わない会社もあるということを理解しておきましょう。
世の中には非常に多くの会社が存在しますが、それぞれ企業理念や事業内容、具体的な業務内容や求める人材像はさまざまです。一度不採用となったからといって、就活生に能力や魅力がないというわけではなく、単にその会社と相性が合わなかっただけというケースも多いでしょう。
自分と相性が合わない会社へ入社しても、入社後に居づらさを感じたり、やりがいを得られなかったりして早期退職するおそれもあります。そのため、再応募するのも一つの手ですが、ときには「自分とは相性が合わなかった」と考えて割り切ることも重要です。
自分と相性が合う会社は、上記の方法で探すのがおすすめです。適職診断を利用するほか、自己分析を深めるのも一つの手です。また、友人・知人や家族、就職エージェントなど第三者から客観的なアドバイスをもらうのも良いでしょう。
こちらの記事では、就活に役立つ性格診断について紹介していますよ。
④時間をかけすぎると就活が非効率になることある
前の章で説明したとおり、単にその会社と相性が合わなくて不採用になったというケースもあります。この場合、いくら時間をかけて対策をおこなっても採用となる可能性は限りなく低く、時間を浪費するだけの結果に終わるかもしれません。
時間をかけすぎるとほかの会社へチャレンジするチャンスを失ううえに、時間がなくなることで精神的に追いつめられるおそれがあります。そんなときに焦って行動すると、自分の就職活動の方向性を見失ってしまうかもしれません。
一度落とされた会社へこだわり過ぎるあまり、就活全体が非効率になってしまっては本末転倒なので、視野を広く持つように気を付けてください。
⑤初回応募時の内容を使い回しせずにブラッシュアップする
初回応募時の内容をある程度活用するのは問題ありませんが、あまりにも使い回ししてしまうと、熱意がないとみなされるおそれがあります。会社側は過去に応募してきた就活生のESや履歴書のデータを保存しているため、再応募で前回と同じ内容を使い回しするとすぐにバレてしまいます。
応募書類や面接の姿勢など、不採用になった理由を踏まえて、必要な対策を取ることでブラッシュアップすることが重要です。せっかく二度目の応募なので、一度目の経験をしっかりと活かしていきましょう。
使い回すことのリスクについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
落ちた会社に再応募する際は一度目の経験をしっかり分析してから挑もう
一度落ちた会社に再応募できるケースもありますが、一度目とまったく同じ対策では同じ理由で不採用になる可能性が高いです。そのため、採用担当者へ問い合わせたり、自分で振り返るなどし、不採用になった理由をまずは洗い出しましょう。
そのうえで自己分析・企業研究が足りないのか、それともビジネスマナーが身に付いていないのかなど根本的な課題を分析し、必要な対策を考えてください。また、そもそも会社との相性が合わなくて不採用となった可能性もあり、その場合は割り切ってほかの会社を探すのが良いでしょう。
「失敗は成功の基」のことわざどおり、落ちた原因を追究することで自分自身の課題が見えてくるはずです。それに取り組んでいくことによって、内定も獲得しやすくなるでしょう。
【選考に関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年6月28日~7月2日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の33人