面接対策
「自分をものに例えると」回答例文17選! アイデアの一覧表も
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目次
- 「自分をものに例えると」の回答は自分ならではの特徴を反映させよう
- 就活生に聞いた! 「自分をものに例えると」と聞かれた割合
- 「自分をものに例えると」をたずねる企業側の意図4選
- 就活生に聞いた! 「自分をものに例えると」の回答
- 【自分の特徴別】「自分をものに例えると」OK例文17選
- ジャンル別に紹介!「自分をものに例えると」の回答アイデア10選
- 4ステップで説明! 「自分をものに例えると」の回答の作り方
- アピールにつながらない! 「自分をものに例えると」NG例文4選
- 就活生に聞いた! 「自分をものに例えると」で気を付けたこと
- 「自分をものに例えると」の質問を成功に導くポイント5選
- 「自分をものに例えると」の精度を高めるために徹底的な自己分析に取り組もう
「自分をものに例えると」の回答は自分ならではの特徴を反映させよう
就活の選考で「自分をものに例えると」とたずねられた際、どのように回答すべきか悩む学生も多いです。あらかじめ回答の準備をしていないと、焦ってしまい質問の意図と異なる回答をしてしまうこともあるでしょう。
「自分をものに例えると」の質問には、事前準備と回答内容に自分ならではの特徴を盛り込むことが必要です。
この記事では、「自分をものに例えると」のおすすめ例文や回答の作り方について解説するので、回答内容がわからない人や、自分の特徴を回答に落とし込む方法を知りたい人はぜひ読んでみてください。
最後まで読めば、周りに差をつけられるようなオリジナリティある回答ができるようになりますよ。
就活生に聞いた! 「自分をものに例えると」と聞かれた割合
「自分をものに例えると」の回答について学んでいく前に、実際に就活を体験した学生たちの意見を見てみましょう。ここでは「自分をものに例えると」の質問をたずねられたことがあるかどうかを学生の皆さんに質問してみました。
アンケート結果を見てみると、「自分をものに例えると」について聞かれた学生は全体の5.5%にとどまり、その割合は少なめであることがわかりました。
そこまで一般的な質問ではない分、ほかの学生の対策も手薄になっていると予想できます。しっかりと対策をしておけば周りの学生よりも企業側に良いイメージが残せるので、この機会に必要な情報をしっかりと得ておきましょう。
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「自分をものに例えると」をたずねる企業側の意図4選
「自分をものに例えると」は対策が薄くなりがちな質問なので、精度の高い対策をするためにも企業側の意図を確認することが重要です。相手が求めている要素が何なのか理解できるので、好印象につながる回答ができるようになり、ほかの学生と差別化できますよ。
この段落では、そんな企業側の意図を4つピックアップして紹介するため、より精度が高い回答を目指したい人はぜひ読んでみてください。
①学生の人柄が知りたい
「自分をものに例えると」の質問は、学生の人柄が知りたいという企業側の意図があります。自分のどの特徴をものに例えるのかや、どんなものに例えるのかで学生の価値観や考え方までを確かめられるのです。このように、回答に学生の特徴や人間性などが反映されることも、企業が質問をする狙いの一つです。
自己PRや強み・弱みなどの定番質問では、事前に回答を準備しているため、話し方や表情などから学生自身の本来の性格が見えづらいものです。
一方で、王道の質問ではない「自分をものに例えると」は、その場で考えて回答する学生も多く、話し方や表情、スピードなどからも人柄を知ることができるでしょう。
②臨機応変な対応力が見たい
「自分をものに例えると」というイレギュラーな質問をすることで学生自身の対応力をチェックしたいという狙いもあります。前述のとおり王道な質問ではないため、回答に焦ってしまう学生もいます。そんななかで落ち着いてしっかりと回答できれば臨機応変な対応力を示せるでしょう。
企業側にとっては、どんなシーンでも着実に仕事をこなせる対応力が高い学生を採用したほうが今後の業務に活かしやすいですよね。そのため、「自分をものに例えると」は入社後の活躍が見込める学生を選定するために役立つ質問だということもできます。
③文章力や発想力をチェックしたい
「自分をものに例えると」の質問は事前に回答を用意していないケースが多いです。そのため、咄嗟の回答で論理的に説明できるかの文章力も問われます。
また、面接でたずねられるほかの質問と比べて自分の発想次第でバラエティ豊富な回答ができるのも特徴です。回答の自由度も高いため、回答からその学生の発想力を見極められるという面もありますよ。
特に文章力や発想力が重要視される、出版や広告などのクリエイティブ系の業界を志望する場合は、しっかり対策しておきましょう。
出版業界への就職を希望している人は、こちらの記事をぜひ読んでみてください。
広告業界に興味関心があるなら、この記事もおすすめです。
④自己分析の精度を確認したい
「自分をものに例えると」の回答を作るためには、自己分析を実施し、自分ならではの特徴を見つけ出す必要があります。そのため、この質問をすれば、学生が自己分析に力を入れているかが見えてくるのです。
これに対して、自己分析をあまり実施していない学生は回答にオリジナリティがなく、エピソードにも説得力がありません。
自己分析をはじめとした就活準備に力を入れている学生は、そのぶん入社意欲も高いと考えられるので、企業から良い印象を持たれやすいといえます。これらは選考の通過率にもかかわってくるため、自分らしさがある質の高い回答は必須です。
自己分析に関する情報が知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
就活生に聞いた! 「自分をものに例えると」の回答
「自分をものに例えると」とたずねることによって、企業側は学生に対してさまざまな要素を確認していることがわかりました。そんな質問に対して、学生はどのような回答をしているのでしょうか。
今回は、学生の皆さんに「自分をものに例えると」の回答と、その理由についてアンケートを実施したので確認してみてください。どんな回答を選ぶべきなのか、大まかな内容がわかりますよ。
電子機器や自動車などを選んだ人が多数
アンケート結果を見たところ、 電子機器や自動車といった日常生活のなかでよく見かけるアイテムを選んだ人が多くいました。
こういったアイテムは、製造した企業側が意図的に特定の機能を付与しています。
たとえば電子レンジには「食べ物や飲み物をあたためる」という明確な機能がありますよね。つまり、そこから「人の心をあたためることができる」という自分の特徴に発展させることができるのです。
よってその機能を持つ「もの」を選んだ理由がわかりやすいため、論理的な印象をアピールしたいときにおすすめです。
食べ物や自然のものを選んだ人も
このほかに、お菓子などの食べ物や、自然に存在する水などを選んだ人もいました。
こういった特に自由度の高い「もの」は、応募人数が多い企業や、アイデアの豊富さを重視する企業にエントリーする際に使うと良いですね。とらえ方によって回答の幅を広げられるほうが自分自身の発想力を活かした回答が作りやすいからです。ほかの学生と差別化した発想力や回答でアピールしたい人におすすめですよ。
【自分の特徴別】「自分をものに例えると」OK例文17選
学生の皆さんによる「自分をものに例えると」に対する回答を見てきましたが、より質の高い回答をするには、さらに多くの例文を確認して回答のコツをつかむことが大切です。
ここでは、参考にしてもらいたいOK例文を特徴別に17個紹介するので、ぜひ目を通してみてください。内容を把握することで、自分の特徴に合った回答を作成するための感覚が身に付き、内定につながる対策ができますよ。
①協調性:Tシャツ
この例文では、Tシャツが持つ汎用性の高さと、自分の協調性の高さを結び付けて考えています。このほか、どんなものにも合うとして「塩」「お茶」なども協調性の例として使えますね。
協調性をアピールする際のコツについては、この記事を読んでみましょう。
②リーダーシップ:方位磁石
この文では、生徒会長として活躍した経験と方位磁石の「一つの方向を指し示す」という属性を重ね合わせています。理由部分から今後の展望まで方位磁石との関連性を記載しているため、全体的に一貫性があるところがポイントです。
リーダーシップが自分の特徴だと思っている人には、こちらの記事をおすすめします。
③アイデアが豊富:テレビ
この例文のように、アイデアが豊富→いろいろな画面が出てくる→テレビといった流れで、「もの」の想像をふくらませていくと、納得のいく回答が出せるので良いですね。
④縁の下の力持ち:大地
この例文で特筆すべきポイントは、最初の部分で「大地」の意味を詳しく説明しているところです。このように、読み手がスムーズに内容をイメージしにくい「もの」を選ぶ場合は、文章の序盤で意味を説明するようにしましょう。
縁の下の力持ちをアピールする際は、以下の記事を参考にしてみてください。
⑤継続力:ボールペン
こちらの例文ではボールペンを、インクを出し続ける→同じことを継続できるアイテムと見立てて回答を作成しています。継続力のほかの例としては、「メトロノーム」「ミシン」などを使ってみましょう。
継続力が自分の長所である人は、この記事をチェックしてみましょう。
⑥素直:自転車
この例文では、素直さを誰かから付与された働きを拒まずに一度受け入れることだと定義して「もの」を選んでいます。このほかに素直さを取りあげるなら、まっさらな気持ちを表す「画用紙」や「新雪」などを選んでみてはいかがでしょうか。
素直さをアピールしたい人はこちらの記事も読んでみてください。
⑦好奇心:アンテナ
この例文で重視していることは、入社後の姿をアピールする際の説得力を高めるために、エピソードで取り上げている受賞内容を端的に説明している点です。こういった工夫を活かし、どのような経験をしたのか伝わりやすくしてみましょう。
好奇心旺盛なところが自分の特徴だと考えているなら、こちらの記事を読んでみてください。
⑧親しみやすさ:カレー
こちらの例文では、エピソード部分を説明するにあたって社員の方から言われた言葉をそのまま記載しています。そのときの空気感が伝わりやすく、その印象が親しみやすさにもつながっていくため、こういった工夫もおすすめです。
⑨堅実:時計
この例文では、授業で得たS評価を「最高評価である」と説明することで、企業側の内容理解を助けようとしているところがポイントです。
また、堅実さをものに例えるなら、「時計」のように一歩ずつ努力を重ねるイメージがある「日記帳」「自動車のメーターパネル」などを選ぶと良いですね。
⑩柔軟性:カーテン
この例文では、さまざまな環境に合わせることができる柔軟性の高さを例に出しています。「もの」が持つ特徴を自分と当てはめて考えて、普段自分が他者に対して何をはたらきかけているか考えてみましょう。
柔軟性をアピールする際は、この記事を参考にしてみてくださいね。
⑪情報収集力:スマートフォン
一台で多くの情報を集めることができるスマートフォンを自分に例えている例文です。新規性の高い情報が重視されるIT関連の企業や、マスコミ関係の企業に応募する際は、このように情報収集力の高さを取り上げてみてはいかがでしょうか。
IT業界への就職を検討している人は、こちらの記事もあわせて確認してください。
⑫対人能力:ホチキス
こちらの例文のように、例えた「もの」の特徴を文章の終盤である今後の展望で改めて記載すると、文章全体にまとまりが出て納得度がアップしますよ。
対人能力の高さが自分のアピールポイントである人は、この記事を読んでみましょう。
⑬向上心:いのしし
この例文では、勉強時間を具体的に「3時間以上」と明記することで、より具体的なイメージを想像しやすいように工夫しています。
このほかにも向上心をピックアップしたい場合は、何度でも立ち上がる前向きな印象をアピールできる「だるま」などがおすすめです。
向上心が自分の長所だと考えているなら、以下の記事にも目を通してみてください。
⑭元気:ひまわり
こちらの例文のポイントは、「ひまわり」の特徴を表現豊かに記載しているところです。具体的なイメージが伝わりやすいため、面接官にもどのような状態かわかるような表現方法を意識してみましょう。
前向きさをアピールしたい人はこちらの記事が参考になりますよ。
⑮粘り強さ:もち
この例文では、3年次編入の意味が分からない人でも内容が理解できるように、年数の過程を具体的に説明しているところが特徴的ですね。
粘り強さを取り上げる際は「もち」に関連するものを思い起こすと、バラエティ豊かな回答を考えることができ、結果的に自分らしい回答が作れます。たとえば、「スライム」「納豆」などがおもな例です。
粘り強さが自分の強みだという人には、この記事もおすすめです。
⑯仕事の速さ:新幹線
この例文では、インターン先で担当した業務を端的に述べています。面接官側は「具体的にどんな業務を体験したのだろう」と疑問に感じることもあるので、こうしてしっかりと説明することが大事です。
また、このように仕事の速さを自分の特徴にするなら、同じ乗り物である「リニアモーターカー」「スポーツカー」など属性が似ている「もの」を選んでみると良いですね。
⑰影響力:太陽
この例文では、地球の生物や地球以外の惑星などさまざまなものに影響を及ぼす「太陽」を例に挙げています。このようにスケールの大きなものを考えることで、今までにない発想力が得られることもありますよ。
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面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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ジャンル別に紹介!「自分をものに例えると」の回答アイデア10選
「自分をものに例えると」の例文を確認していきましたが、気になるのはTシャツや方位磁石など自分を例える「もの」自体のアイデアではないでしょうか。ここでは、文房具や食べ物などのジャンルに分けて、答え方のアイデアをリストアップして解説します。
なかなかアイデアが思い浮かばなかった際は、このリストを参考にしてみてくださいね。自分に合ったアイデアを見つけるきっかけになりますよ。
①文房具
文房具は学生にとって触れる機会が多いアイテムでもあるため、「自分をものに例えると」の回答が頭に浮かびやすいジャンルです。
定規のように、文房具をどう使うかという観点で選ぶほか、えんぴつのように文房具の構造に着目するケースもあります。身の回りに存在する文房具を手に取ってみて、自分との共通点を探してみましょう。
②食べ物
人間は1日複数回食事をするものなので、食べ物は日常生活のなかでアイデアをイメージしやすいジャンルの一つです。
まず自分の好きな食べ物を例に出し、そこから自分と似ている要素があるものを見つけるのもいいですね。それでも見つからなかったら、苦手な食べ物を思い起こし、「味は苦手だけど魅力的だと思う部分」を探すようにしましょう。
③洋服、ファッション小物
洋服やファッション小物は、機能性がはっきりしていることから、持たれやすい印象が明確化しているところが特徴的です。
その洋服やファッション小物を着用しているときに、自分がどのような利点を感じているか・そのアイテムがどんな役割を果たしているかを考えてみることから始めるといいですね。
④電化製品
電化製品は私たちの生活をより快適なものにするために存在しています。そのものの機能や使用するメリットが明確なため、自分の長所や強みを分かりやすく伝えることができるのが特徴です。どのように企業に貢献していくのかも示せるため、好感を得られる回答を作りやすいですよ。
家にある電化製品の説明書やパンフレットなどを読み、どんな機能があるのかどうかを理解してから答え方を考える方法もおすすめします。自分では認識できていなかった機能の存在に気付く可能性がありますよ。
⑤家具
意外と見落としがちですが、自宅や店舗などさまざまな部屋のなかで見かける家具もアイデアとして有効です。
文房具や電化製品などと比べると、ほかの学生があまり選ばないジャンルだといえるので、人と被りにくい回答を求めている人は家具を選んでみてはいかがでしょうか。
⑥生活小物
生活小物とは、日常生活を送るうえで欠かせない日用品や雑貨のことを指しています。
具体的な例で言うと、インテリア雑貨、防寒アイテム、化粧品、食器類、清掃アイテムなどが挙げられます。自分の発想次第でいろいろなアイデアが浮かぶので、頭に浮かんだアイテムをメモやスマホなどに書き留めておきましょう。
⑦動物
自分をものに例えることがどうしてもできない人には、発想を転換し、動物を例に出すという方法をおすすめします。
動物は人間と同じように命を持つ生物なので、文房具などに比べると具体的なイメージを持ちやすいといえるでしょう。
ただし、動物の実際の性質などを調べることも大事ですが、ここで重視すべきは人々が持っている一般的な動物のイメージです。そのため、過度に調べすぎる必要はありませんよ。
⑧乗り物
乗り物は種類によって、乗車する人・目的地・存在意義などがそれぞれ異なります。よって、その乗り物の特徴をよく調べることで自分らしい回答を見つけやすいジャンルの一つです。
乗り物の存在意義などがいまいちつかめない場合は、「乗客が別の乗り物ではなく、あえてその乗り物を選ぶ理由は何だろうか?」と考えてみると、アイデアがひらめきやすくなりますよ。
⑨自然
大地や太陽といった自然に存在するさまざまな要素も、自分と共通した特徴を持っていれば「自分をものに例えると」の回答として使えます。
ただし、自然の要素をアイデアに使う場合は、選んだ理由をわかりやすく説明する必要があります。明確な機能性が提示されている電化製品などと違って、個人の考え方によって認識が異なるケースが多いからです。
⑩植物
木、花、野菜、果物といった植物をアイデアとして利用する方法もあります。
植物の場合も、世の中の一般的なイメージがそこまで固定化されておらず、解釈が比較的自由です。そのため、自分の特徴を持つアイテムなどがなかなか見つけ出せない場合は、まず自分と共通点が多そうな植物を選び、最も当てはまる特徴を厳選してみても良いですね。
4ステップで説明! 「自分をものに例えると」の回答の作り方
回答方法として有効なアイデアについて理解できたら、続いて具体的な回答の作り方を見ていきましょう。
この段落で解説する内容を参考にすれば、スムーズに「自分をものに例えると」の回答が作成できますよ。作り方のコツは、自己分析の内容をしっかりと回答に反映させることです。
①自己分析をおこない自分のアピールポイントを探す
まずこれまでの自己分析や今回改めて実施した自己分析によって洗い出した自分の特徴のなかから、「自分をものに例えると」でアピールするポイントを探しましょう。この工程を挟まなければ回答に自分らしさを出すことができず、説得力も下がってしまううえに、回答全般のクオリティも低下してしまいます。
上記のような内容を意識し、選考に効果的なアピールポイントを選りすぐってみてくださいね。
自己分析の方法についてもっと知りたいなら、この記事をチェックしてみましょう。
②自分の特徴に合った「もの」を探す
次に、アピールしたい自分の特徴に当てはまる具体的な「もの」を探していきます。おすすめしたいのは、自分の特徴から複数の言葉を連想させ、「もの」を導いていく方法です。
ポイントは、「もの」を一つのみ探して満足するのではなく、上記の方法のように複数の選択肢を考え、そのなかからよりアピールポイントに適したものを選りすぐることです。そうすることで、より自分ならではの回答を得ることができますよ。
③「もの」を選んだ理由を考える
続いてなぜ選んだ「もの」に自分を例えたのか、理由について考えましょう。この部分を具体的に述べることで企業側の疑問点を解消できるため、説得力のある回答を準備することができますよ。
このなかでも特に、エピソード部分の言及は重要となります。独自性の高いエピソードを述べることで、自分の印象を企業側にアピールすることができるからです。
④全体の文章をまとめる
最後は、これまでおこなってきた準備をもとにして、全体の文章を作成していきます。重要なポイントは、下記の流れに沿って文章を作成したあと、より読みやすい文章になるよう何度か修正することです。この手間をかけることで、回答の質を一気に高めることができますよ。
文章のクオリティに自信がない場合は、家族や友人などの第三者に内容をチェックしてもらうと良いですね。
アピールにつながらない! 「自分をものに例えると」NG例文4選
「自分をものに例えると」の作り方をマスターしたあとは、真似しないほうがいいNG例文を反面教師として参考にし、さらにクオリティを高める必要があります。
ここでは、そんなNG例文を4つ厳選して紹介するので、どの点を直せばいいのか考えながら見ていきましょう。内容をチェックすることで、今後の失敗を減らせますよ。
①ありきたりすぎる回答になっている
自分をものに例えると、「スポンジ」だと思います。なぜなら、私は学んだことをすぐに吸収できるからです。
この例文では、吸収力が高い→スポンジというありきたりな内容を取り上げており、オリジナリティが出せていません。例えこのあとに、独自性の高いエピソードを説明したとしても、最初の印象を塗り替えることは難しいでしょう。
これと同じように、「人間関係をうまくまとめられる→潤滑油」「働き者である→アリ」などの使い古された内容もできるだけ避け、自分らしさをアピールできるような回答を目指してください。
②ウケを狙いすぎている
自分をものに例えると、「失敗して焦がした料理」だと考えます。というのも、焦がしてしまった料理はアレンジ次第でおいしく生まれ変わらせることができるからです。そのため、無限の可能性を持つ自分自身と共通点があると感じました。
この例文は、奇抜な内容でウケを狙っているように思えます。しかし、結果的に何を伝えたいのかがいまいちわからない文章になってしまっていますよね。
ほかの学生と被らないユニークな内容を意識することも大事ですが、最も意識すべきなのは相手にとっての読みやすさであることを忘れないようにしましょう。
③イメージがつきにくいものを選んでいる
自分をものに例えると、「夕暮れの日の肌寒い風」だと思います。なぜなら、私の特徴である素直さと似ているところがあるからです。
こちらの例文では、例えている「もの」が一般的ではないため、この学生がどんな人間なのか企業側が読み取れなくなっています。抽象的すぎる回答は、学生自身への興味関心を失わせるきっかけにもなるので、なるべく控えましょう。
その言葉を聞いただけでどのようなアイテムかわかる「もの」を選ぶことが大切です。
④ネガティブな印象が感じられる
自分をものに例えると、利用時に一点のみを見つめなければならない「万華鏡」だと考えます。私は昔からつい物事を考えすぎてしまい、一つのものしか目に入らなくなってしまう特徴があるからです。
このように、「もの」を選ぶ際にネガティブな理由をもとにしてしまうと、効果的な自己アピールにはつながりません。
就活の選考では、基本的に自分の魅力や長所を伝えられるポジティブな内容を盛り込む必要があります。そのため、「もの」を考える時点で、企業に入社してほしいと思ってもらえるような学生像を意識することが大切ですよ。
就活生に聞いた! 「自分をものに例えると」で気を付けたこと
「自分をものに例えると」に対してうまく答えるには、失敗例から学ぶだけでなく、気を付けるべきポイントを知って意識的に行動することも重要です。
ここでは、学生の皆さんに対して実施したアンケート取材をもとに、「自分をものに例えると何ですか」に答える際に気を付けたことについてのデータをまとめました。ここで紹介する内容を意識することで、企業からの評価をさらに高めることができますよ。
オリジナリティを意識した人が多数
アンケート結果のなかで多かったのは、ほかの人と被らないようなオリジナリティある回答を心掛けたという意見です。
独自性が高い回答を述べれば、企業の担当者にとってあなたの名前と特徴が一致しやすくなるので、今後の選考に良い影響をもたらします。回答を作成したあとに、自分だからこそ書ける内容か、と自問自答すると良いですね。
わかりやすさを重視したという人も
このほかに、誰もが内容を把握できるわかりやすい回答を述べられるように意識した人も多くいました。
面接では限られた時間内で回答を述べなければならないので、わかりやすく説明することで全体の文章量を抑える必要があります。説明に時間がかかるアイテムも避け、約30秒~1分ほどで答えられる「もの」を選びましょう。
「自分をものに例えると」の質問を成功に導くポイント5選
多くの学生が「自分をものに例えると」の回答において配慮していたことがわかりました。ほかにはいったいどのようなポイントに気を付けるべきなのでしょうか。
この段落では「自分をものに例えると」の質問にうまく答えるために知っておくべきポイントを5つ取り上げます。チェックすることで、回答をブラッシュアップすることができますよ。
①シンプルで端的な説明を心掛ける
「自分をものに例えると」に答える場合、志望動機などよりも回答のコンパクトさを意識しましょう。というのも、企業側は選んだ「もの」が何なのかをまず把握し、おおまかな人柄を知りたいと考えているからです。
まず伝えたい内容をすべて文章に盛り込んだあと、記載しなくても意味が伝わる部分を随時削除していく方法をおすすめします。
②ほかの学生と被っても焦らないようにする
グループ面接で 「自分をものに例えると」について質問された場合、ほかの学生と回答が被ってしまうケースもあるでしょう。しかし、ここで過度に焦ってしまうと印象が良くないので、冷静な態度で臨むことが必要です。
ほかの学生と内容が似ているからといって、企業が必ず低い評価を加えるわけではありません。上記のような事前準備や対応をとれば十分にアピールできるので、落ち着いて発言しましょう。
③診断ツールを適宜活用する
もし「自分をものに例えると」の回答が思い浮かばないなら、診断ツールを使用して効率良く作業を進めるのも一つの方法です。
上記のようなツールを使って自分自身の特徴を理解し、そこから適切な「もの」を見つけていくといいですね。
自己分析ツールやアプリについてさらに知りたい人には、この記事がおすすめですよ。
④日常生活のなかで回答例を考えてみる
「自分をものに例えると」の回答の質を高めるために、普段の生活のなかで使っているアイテムやよく目にするものから回答を考える方法があります。なぜなら、自分にとって知識のある「もの」を選んだほうが、重要ポイントを押さえた回答が作れるからです。
身近に存在していることが当たり前すぎて見落としてしまう要素も多いので、身のまわりをじっくりと探してみることが大事です。
⑤思いつかなかったら人に聞いてみる
いろいろな方法を試しても「自分をものに例えると」の回答が作れない場合は、まわりの人に直接質問して助けを求めるのも良いですね。
ここで気を付けたいのは、人の意見を参考にして回答を作った場合も、自分ならではのエピソードを自己分析によって見つけることです。実体験を説明すれば一気に説得力を高められるので、忘れずに盛り込むようにしてください。
周囲の人に頼って自己理解を深めたい場合は他己分析もおすすめです。他己分析についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
「自分をものに例えると」の精度を高めるために徹底的な自己分析に取り組もう
「自分をものに例えると」でアピールしたい特徴を探すためにも、改めて自己分析を徹底的に実施することが重要です。自己分析をもとに、自分のどの特徴を選び、どんなものに例えるのかを考えてみましょう。
回答の自由も高いため、自分らしい発想力や表現力を活かしてアピールしてみてくださいね。
自分らしい回答ができれば企業側に、人柄が魅力的である・対応力が高いなどと認識され、高評価につながります。まずは自己分析に取り組み、自分自身の特徴を紐解くところから始めてみましょう。
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