面接対策

【面接で答えられない場合の対処法】回答に詰まったときの評価とは

面接では予想外の質問をされることもある

万全の準備をしていても、面接本番で予想外の質問をされることがあるでしょう。決して自分が準備不足というわけではなく、質問そのものが突飛である場合もあります。そういったケースは珍しくなく、何とか乗り切らなければなりません。

突飛な質問をする企業は案外多く、なかには何度もそういった場面に遭遇したという就活生もいます。既に変わった質問をされたことがある就活生も、次の企業でも予想外の質問をされるかもしれないという覚悟をしておきましょう。

面接の本番では何が起こるか分かりません。面接官は就活生にお仕着せの質問ばかりするわけではないということを覚えておいてください。

面接で質問に答えられないとどうなるのか

面接で質問に答えられなかった場合、どのような反応や評価をされるのか、不安に思う就活生も多いでしょう。そのような人は、質問に答えられないとどうなるのかを事前に知ることをおすすめします。

面接前に不安になりすぎると、プレッシャーに押しつぶされて、実力を十分に発揮できないケースが多いです。とくに初めて面接を受ける人は、どうなるか分からないことへの不安が大きいでしょう。答えられなかった場合の反応や評価を知っておくことは、不安解消につながります。

答えられないからといって不採用になるとは限らない

面接で質問に答えられなかったとしても、それだけが原因で不採用になるとは限りません。実は、面接官は、就活生がすべての質問に答えられることを期待しているわけではありません。

質問に答えられないと、不採用になるのではないかと不安に思う就活生もいるでしょうが、それだけで合否を判断するほど企業の採用基準は単純ではないといえます。そのため、質問に答えられないイコール即不採用と決めつけるのは早急すぎるでしょう。

質問に答えられないと、自分の中でわだかまりとして残ってしまい、そのことを面接の間中引きずってしまう就活生もいます。しかし、面接官にとってはそこまで大きなミスとしてとられていない可能性もあります。あまり後ろ向きに考えないようにしましょう。

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突飛な質問への対処法を評価している場合もある

面接では、おもに質問に対する答えが評価されます。しかし、評価対象はそれだけではありません。その人独自の雰囲気や性格なども見極められ、会社に合う人材であるかを評価されています。

その雰囲気や性格の見極めのために、わざと突飛な質問を投げかける面接官がいます。突飛な質問に対し、焦って頭が真っ白になる人は当然評価が低くなってしまうでしょう。逆に質問には回答できなかったとしても、冷静に対処することができれば、突然のトラブルにも動じない対応力のある人物と評価されます。

突飛な質問がきても、よい回答内容を考えることだけに気を取られないように注意が必要です。対応や反応で減点されないように、冷静さを保つことが重要といえます。

質問に答えられない時のNG対応

予想外の質問をされた場合、減点対象の対応をしてしまわないように注意が必要です。答えられない時には答えられない時なりに、するべき対応があります。予想外の質問には誰もが戸惑うものですが、冷静に対処することが大切です。

ここでは、マイナス評価に繋がる就活生の対応を紹介します。質問に答えられない時の反応を、注意深く観察している面接官も多いです。悪い印象を残さないように、NG対応をよく理解しておきましょう。

無言のまま固まってしまう

何も返答が思いつかないからといって、無言のまま固まってしまうのは避けるべき対応です。この対応を取られると、面接官はどのように反応していいのかわかりません。

面接官に気を遣わせてしまうのは、面接の場において避けた方がよいことです。そのため、無言を貫こうとするのは誤った対応といえます。

また、面接で固まってしまう人は、仕事でも予想外のトラブルに対処できなさそう、という印象を与えてしまいます。そういった反応が鈍い人間であると思われないためにも、何らかのアクションを起こすことが大切です。面接では常に頭を働かせて、予想外の事態にも対応していきましょう。

無理に答えようとして嘘や誤情報を伝えてしまう

何か話さなくてはと焦るあまり、無理に答えようとして嘘や誤った情報を伝えるのはやめましょう。その場しのぎのでたらめは、後ほど大きな問題に繋がりかねません。

自分がどういった経歴を持っているかやどのような行動をしてきたかなど、大きなことから小さなことまで、決して嘘やでたらめはいわないようにしましょう。

質問への返答が思い浮かばずに混乱していても、自分に関することで嘘をつくのは、面接官に対して失礼にあたります。また、そのことで迷惑をかけてしまう可能性もあるでしょう。

その場は嘘で誤魔化せても、選考が進めば、どこかで綻びが出てしまいます。就活で嘘をつくことは、危険な行為と心得ておきましょう。

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諦めてぐだぐだの回答をしてしまう

返答がみつからないからといって、「もう無理だ」と気分を落とし、ぐだぐだの回答をしてしまうというのは、面接官に対して失礼にあたります。面接官は、他にもさまざまな業務を抱えているなかで、面接に時間を割いてくれています。面接中にうまくいかないことがあっても、最後まで真摯な態度で臨みましょう。

質問に答えられなくても正々堂々と受け答えを進めていけば、熱意のある人物と高評価をもらえる可能性もあります。しかし、内心で諦めてしまうと、やる気がないのかな、と疑問を抱かれてしまうでしょう。

面接において最も大切なことは、入社への熱意をアピールすることです。そのため、答えられない質問があっても、逆に熱意をアピールするチャンスと考え、諦めずに面接を進めていきましょう。

質問に答えられない時のおすすめの対処法3つ

予想外に難しい質問をされたときに何もできないと、面接官が抱く評価は下がっていく一方です。しかし、きちんと対応すれば、質問に答えられなくても面接官に悪い印象を与えることはありません。

難しい質問に対しては、無理にうまい対応をしようとする必要はありません。その場で自分ができる対応をしましょう。難しいですが、焦らずに、何をするのがベストであるのかを見極めることが大切です。

ここでは、どういった対処法が有効であるかを紹介していきます。

①考える時間をもらう

答えに詰まってしまったときは、考える時間をもらって気持ちの整理をするのもひとつの方法です。「申し訳ございませんが、お時間をいただけませんでしょうか」などと、一言断りを入れてから考えるようにしましょう。何もいわずに考え込み始めると、無言で固まっているのだと思われてしまいます。

時間をもらうことに対して面接官から断られることは少ないですが、許される時間はせいぜい30秒~1分以内が限度と考えましょう。時間も意識しつつ考えをまとめ、自分の気持ちをなだめるように心がけてください。

考える時間を許されたら、できる限り有効に活用しましょう。面接官も、積極的に考える姿勢をみせる就活生に悪い印象を持つことはありません。

②完璧でなくても答えられる範囲で答える

完璧に答えようと無理をすると、それが空回りして結局うまく話せなくなるというケースもあります。質問には、正直にわかる範囲、もしくは答えられる範囲で答えましょう。

自分が思い描く完璧な面接ができなくなってしまっても、焦らず落ち着いて答えましょう。そもそも面接官がどういった答えを完璧と考えているのかは分かりません。そのため、下手に完璧さを装う必要はないといえます。

大事なのは、伝えたいことを正しく、分かりやすく話すことです。面接官に余計なことを言って、混乱させてしまうようなことは避けましょう。完璧な答えはとっさに思いつくものではありません。予想外の質問には、深く突っ込まずに乗り切りましょう。

③素直に「分かりません」と意思を伝える

どう頑張っても質問に対して答えが導き出せない場合は、それ以上粘っても仕方ありません。正直に「答えられない」という意思を伝えて、次の質問で挽回しましょう。

分からない質問に答えようとしてぐだぐだと出まかせを言ってしまったり、時間を引き延ばそうとして意味のない言葉を発し続けてしまったりすると、面接官が抱く印象は悪くなる一方です。

分からないと伝える勇気も持っておくべきでしょう。分からないことが原因で面接官が気分を害したり、落胆することはないため、安心してください。答えられなかったことを引きずらずに、次の質問に進んでいきましょう。うまく切り替えられずに暗い顔をしていたり、覇気がなくなったりしては、評価も下がってしまうため注意しましょう。

面接でスムーズに答えられない人が実践すべき対策

面接でスムーズに答えられない人も、諦める必要はまったくありません。受け答えが苦手な人でも、しっかりと対策をすれば、面接スキルが向上する見込みは十分にあります。

ここでは、面接の受け答えが苦手な人におすすめの対策を2つ紹介します。これから面接を受けるという人も、面接で失敗してしまったという人も、これらの対策を実践することで自信を持って次の選考に臨めるようにしておきましょう。

第三者を相手に練習しておく

アルバイトの面接と違って独特な緊張感をもつ就活の面接では、ある程度の「慣れ」が必要です。「慣れ」がなければ、必要以上に緊張してガチガチになってしまいます。その結果、受け答えもままならない状態になりかねません。

面接に慣れるためには、第三者に練習相手になってもらい、模擬面接をおこなうという対策が有効です。第三者相手の練習であっても、繰り返すことで受け答えのコツをつかめてくるでしょう。

練習相手は友人や先輩、家族などの顔見知りでもよいですが、就活エージェントを活用してみるのもおすすめです。本番同様の緊張感の中で、模擬面接を受けることができるでしょう。また、プロ目線からのフィードバックを得ることもできます。

回答内容の丸暗記はしない

頻出質問への回答を丸暗記して面接に挑む就活生も少なくありません。受け答えが苦手な人は、とくにしっかり暗記していこうと意気込んでしまうでしょう。

しかし、回答内容の丸暗記はおすすめしません。回答内容を丸暗記してしまうと、暗記した内容がとんでしまったり、予想とはまったく違う質問をされたときにパニックになってしまうためです。また、面接に慣れていない人は、丸暗記した内容を話すと棒読みになり、不自然な話し方にもなるでしょう。

どうしても暗記しないと不安という人は、要点だけ覚えるのがおすすめです。質問に対して答えたい要点だけを暗記しておくことで、予想と違った角度から質問されたとしても、応用して答えることが可能になります。

面接でスムーズに答えられない質問にも落ち着いて対処しよう

面接ではさまざまな質問を投げかけられます。もちろん志望動機や自己PRなど、答えを用意しやすい質問もされるでしょう。しかし、なかには、就活生が予想していないような質問をすることで、合否を判断しようとする面接官もいます。

答えられなかったら不採用になる、などと面接の場では焦ってしまうでしょう。しかし、「質問に答えられないだけで不採用になることはない」と思い出してください。そうすれば、どのような質問をされても落ち着いて対処をすることができます。

面接官が就活生の何をみているのかは、質問によって異なります。ひとつひとつ、自分の能力をアピールできるように質問に対処していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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