面接対策
面接で答えられないから脱却する7つの準備|タイミング別の対処法
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目次
- 面接で答えられないときは冷静な対処が肝心
- 就活生に聞いた! 面接で質問に答えられなかった経験は?
- 面接で答えられないだけでは落ちない! 知っておきたい3つの理由
- 面接官が就活生が答えられないときにチェックしているポイント4つ
- 原因をチェック! 面接で答えられない4つのおもな理由
- 就活生に聞いた! 面接で答えられないときの対処法
- 面接で答えられないときはタイミング別のアクションが重要!
- 【面接前】答えられないをなくす! やっておくべき7つの対策
- 【面接中】答えられないときも慌てない! 具体的な対処法3選
- 【面接中】答えられないときに避けるべきこと3選
- 【面接後】答えられないままで終わらない! あとですべきこと3選
- 面接で答えられない人は入念な準備とフォローを意識しよう
面接で答えられないときは冷静な対処が肝心
面接でうまく答えられないときがあり、どうすれば良いのかと悩んでいる就活生も多いですよね。また、これから面接を受ける予定で、答えられない質問があったらどうしようと不安な人もいるでしょう。
面接で答えられない質問があっても、それだけで不合格になることはないので、過度の心配は不要です。ただし、答えられないときの対応や態度に問題があれば、評価に響く可能性があります。答えられず困ったり焦ったりしたときこそ冷静な対処を心掛けましょう。
この記事では、質問に答えられないときに面接官がチェックしているポイントや答えられない原因、具体的な対処法などについて解説します。具体的な対処法については面接の前・最中・後の3つのタイミングに分けて説明しているので、ぜひ参考にしてください。適切な対処法を身に付けて、面接を乗り切りましょう。
就活生に聞いた! 面接で質問に答えられなかった経験は?
面接で答えられないことがあると、落ちたのではないかと不安になるものです。しかし、大事な面接の場では、緊張したり頭がうまく回らなかったりして答えられないことがあってもおかしくはありません。
実際、答えられない経験をした就活生はほかにもいるはずです。今回は、面接で質問に答えられなかった経験があるかどうか聞いてみました。
答えられなかった経験がある人は、全体の約4割との結果になりました。少なくない人数の就活生が、答えられない経験をしていることがわかりますね。
それでは、答えられない経験をした約4割の就活生がその面接で落ちたのかというと、そうとは言えません。面接では「答えられない」こと自体よりも、答えられないときにどう対応するかが重要だからです。
望ましい対処や対応についてはこのあと詳しく解説するので、面接に苦手意識がある人はぜひ参考にしてください。
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面接で答えられないだけでは落ちない! 知っておきたい3つの理由
面接で答えられない質問があると、落ちたのではと不安になりがちです。しかし、多少うまく答えられない質問があったとしても、それだけで不合格になることはありません。面接の合否を決める要素はそれほど単純ではないからです。
ここでは、答えられないだけでは不合格にならないおもな理由について解説します。
①完璧な答えができる人材を求めているわけではないから
企業は、すべての質問に完璧な答えが返せる人材を求めているわけではありません。面接で知ろうとしているのは、就活生の人柄や人間性、価値観などです。また、仕事への熱意や自社への志望度も測っています。
1つ2つ答えられない質問があったとしても、冷静に対処したうえで、そのほかの質問で面接官が知りたいことを伝えられれば問題ありません。「自分はどのような人間か」「どういった価値観をもち、何をしたいと考えているか」が伝わるよう、熱意をこめて誠実に答えるようにしましょう。
答えられない質問に対する冷静な対処法については、後ほど「【面接中】答えられないときも慌てない! 具体的な対処法3選」の章で詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
②答えられない状況にどう対処するかを見ているから
面接官は、就活生が予想もしていないような難しい質問を故意にすることがあります。これは、想定外の事態が起こったときに就活生がどのように対応するかを見たいためです。
答えられなくても冷静に対処できれば、仕事でトラブルが起こったときにも同じように落ち着いて対応してくれるだろうと期待できます。反対に、長い時間黙ってしまったりいい加減な回答を述べたりすると、コミュニケーション能力が低いと思われたり、不誠実な態度だとして評価が下がる可能性があります。
答えられないときこそ、落ち着いて冷静に対処することを意識しましょう。
③総合的な評価で合否を決めるから
面接の合否は、一つのミスやつまずきで決定するわけではありません。さまざまな質問に対する回答から見えてきた人柄や能力、話を聞いているときの態度や話し方などを総合的に評価して決めます。
多くの質問のなかの一つが答えられなかったとしても、そのほかの要素でプラスの評価を得られていれば、リカバリーは十分可能です。
そのため、一つ答えられない質問があったとしても過度に心配することはありません。次の質問で挽回するよう努めましょう。
面接でうまく答えられなかったとしても即不合格にならない理由は、以下の記事でも解説しています。不安な人は目を通しておきましょう。
面接官が就活生が答えられないときにチェックしているポイント4つ
質問に答えられないときこそ、おろおろせず冷静に対処することが大切です。それでは、どのような対応をとるべきでしょうか。答えられないときに面接官がチェックしているポイントがわかれば、就活生がとるべき態度や対応が見えてきますよ。
ここでは、答えられないときに面接官が見ているおもなポイントについて解説します。
①問題解決にどうアプローチするか
面接官が見ているポイントの一つは、「質問に対する回答がわからない」という状況(課題)に対する就活生のアプローチの仕方です。
仕事でトラブルが起こることは珍しくありません。トラブルが起こったとき大切なのは、落ち着いて判断し適切に対処することです。面接では、就活生が「答えられない」という状況でどのような対応をとるかをチェックすることで、とっさの対応力があるかどうかを見ています。
冷静に対応できれば、良い評価を得ることもできるでしょう。反対に、何も言わずに黙りこんだり、あせって適当な思い付きを話したりしてはいけません。実際の仕事でトラブルが起きたときも、望ましい行動がとれないのではと思われてしまう恐れがありますよ。
②誠実な態度か
誠実な態度かどうかも、面接官がチェックしているポイントの一つです。仕事でも、誠実に取り組むことが求められます。いい加減な仕事をする社員は信頼できず、高く評価されることはありません。
以下のような態度であれば、誠実さが感じられるでしょう。
あいまいな知識で適当にごまかしたり、真剣に考えずに「わかりません」と即答したりするのはやめましょう。誠実さやまじめさに欠ける印象をもたれる可能性があります。
③学ぶ意欲や姿勢はあるか
面接官は、質問にうまく答えられないときの対応から就活生に成長意欲や学ぶ意思があるかどうかもチェックしています。変化の早い市場で勝つために、企業は成長意欲のある社員を求めているからです。そのため、学ぶ姿勢や意欲が感じられると、評価がよくなる可能性があります。
質問に答えられないときも、「わかりません」というだけでなく、学ぶ姿勢が伝わる意見を付け加えると良いでしょう。たとえば、以下のようなフレーズです。
ただし、上記のようなフレーズを使う際も、質問されてすぐに伝えるのではなく、十分考えてから回答することが重要ですよ。
④ストレス耐性は高いか
ストレスに強いかどうかも、面接官がチェックしているポイントです。仕事をしていれば、ストレスやプレッシャーを感じる場面に遭遇することは少なくありません。
そのような時、投げ出さずに前向きに取り組み、乗り越えられる人材を企業は求めています。ストレスやプレッシャーに打ち勝てる社員であれば、大きな成長が期待できるからです。
ストレス耐性があるかどうかは、以下のような点で判断しています。
面接官によっては、わざと答えられないような難しい質問をしてストレス耐性をチェックする場合もあります。あせってパニックになるのはよくありません。落ち着いて冷静に対応することを心掛けましょう。
原因をチェック! 面接で答えられない4つのおもな理由
面接で答えられない質問があってもそれだけで不合格になることはなく、対応次第では良い評価を得ることも可能です。とはいえ、なるべくどの質問にも的確に回答できることに越したことはありません。
どのような質問にでもスムーズに回答できるようになるためには、答えられない原因を知って対策することが必要です。
ここでは、面接で答えられないおもな4つの原因について解説するので、自分はどれに当てはまりそうか考えながら確認してください。
①準備が不足している
面接で答えられない原因の一つは、準備不足です。面接の準備とは、たとえば以下のようなことを指します。
たとえば自己分析が不十分であれば、就活生自身について深掘りする質問が出たときに回答できないでしょう。企業研究が不足していると、「当社の社長の名前は?」「我が社が抱える課題は何だと思う?」といった質問に答えられません。
また、志望動機やガクチカといった頻出問題は、回答したい内容の要点をまとめておくことが大切です。面接の場で考えて話そうとすると、うまくまとまらず答えられなかったり、用意してきたほかの就活生に比べて内容が浅くなったりする可能性がありますよ。
反対に回答を丸暗記するのもおすすめしません。面接で丸暗記を避けるべき理由についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
②質問の意図がつかめない
質問の意図がつかめず、どのような回答が求められているのかわからないケースもあります。たとえば、以下のような質問です。
質問する以上、面接官にはなんらかの意図があるため、回答は意図に沿った内容にすることが大切です。意図がつかめず困ったときは、「それは○○ということでしょうか」などと聞いて確かめると、回答しやすくなりますよ。
③緊張やプレッシャーで考えられない
「緊張して頭が真っ白になり、答えられない」というケースもよくあります。面接は、自分の将来にかかわる重要な場なので、緊張するのは仕方ありません。慣れない雰囲気にのまれる人もいるでしょう。
緊張を和らげるには、以下のような方法があります。
緊張していると伝えることで、かえって気持ちが落ち着きます。面接官は就活生が緊張していることは承知しているので、伝えてもマイナスの評価になることはありませんよ。
緊張を和らげる方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
④予想していない質問をされた
想定外の質問をされて答えられないのも、よくあるケースです。想定している質問であれば、事前に回答の要点をまとめておけるので、スムーズに答えられるでしょう。しかし、予想外の質問がくると短時間でうまく考えがまとめられず、答えられないことがあります。
予想していない質問には、以下のようなものがあります。
上記は、自己認識力や価値観などを探る質問です。回答に正解はないので、自己分析の内容に基づき、以下のように理由とセットで答えましょう。
予想外の質問となりやすい「自分をものにたとえると」を企業が聞く意味や答え方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
就活生に聞いた! 面接で答えられないときの対処法
質問の回答が浮かばないときこそ、冷静な対処が必要です。面接官は、就活生がどのような態度をとるか・どれくらい対応力があるかなどを見ているからです。
では、実際のところ、答えられない経験をしたときの就活生はどのような対応をしているのでしょうか。今回は、学生の皆さんに答えられないときにどう対応したかについて聞いてみました。
答える時間をもらった人が大多数
「少し時間をください」など、断りを入れて考えたとの意見が多数を占めました。
すぐには答えられなくても少し考えればなんとかなりそうなときに、時間をもらうのは良い方法です。時間がほしいと丁寧にお願いして、断られることはほぼないでしょう。
ただ、面接の時間は限られているので、長時間考え込むのは避けてください。長くても1分以内に回答しましょう。
正直にわからないと答えた人も多数
正直にわからないと答えたとの意見も多数見受けられました。
考えてもわからない質問は、いつまでも時間を使うより正直にわかりませんと答えるのも一つの方法です。そのときは、おろおろしたりあせったりせず落ち着いた態度で伝えましょう。
「わかりません」の一言だけでなく、自分なりの意見を述べたり「帰宅後しっかり調べます」など前向きな姿勢を示す言葉を付け加えたりすると、なお良いですね。
39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください
面接力診断はもう試しましたでしょうか?就活では、面接での印象が大きなポイントとなります。自信がないまま本番を迎えてしまうと、理由がわからないまま選考に落とされてしまいます。。
少しでも不安な人は、「面接力診断」を活用してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、今すべき面接対策を把握することができます。
今すぐ面接力を測定して、面接本番で失敗する確率をグッと下げましょう。
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面接で答えられないときはタイミング別のアクションが重要!
面接で答えられない経験をした就活生はたくさんいます。答えられなくてもそれだけで落ちるわけではないので、過度に心配したり落ち込んだりする必要はありません。
とはいえ、面接では自信をもって答えられるようになりたいですよね。難しい質問や想定外の質問にもすらすらと答えられれば自信がつき、次の質問にもはきはき対応できるようになります。
「質問に答えられない」経験をしないためには、入念な対策が必要です。面接前の準備だけでなく、面接後にも次につながる対策をしましょう。また、答えられないときにどのように対応するかが評価の分かれめになるため、面接中にできる具体的な対策も理解しておく必要があります。
次からは、面接前・面接中・面接後に分けて具体的な対策を紹介します。読むだけで終わらせず、ぜひ実施して落ち着いて対応できる力を付けてください。
【面接前】答えられないをなくす! やっておくべき7つの対策
面接で聞かれるさまざまな質問にうまく答えられるようになるためには、事前の準備が欠かせません。とはいえ、具体的に何をすればいいのかと悩んでいる人もいるでしょう。
ここでは、これだけはしておくべき7つの準備について解説します。
面接に向けてしておくべき準備については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ目を通しておきましょう。
①業界・企業研究
まず大切なのは、志望する業界・企業に関するリサーチです。しっかりリサーチしておくことで、業界や企業に関する質問に答えられるだけでなく、説得力のある志望動機がつくれたり熱意を効果的にアピールできるようになりますよ。
具体的な方法としては、以下があります。
面接では、業界や志望企業に関する以下のような内容がよく質問されますよ。
業界や企業についてよく研究し、スムーズに回答できると本気度が伝わります。反対に、志望企業の商品やサービスについて答えられないと、志望度が低いとみなされる可能性が高くなります。何をしている会社か、十分に調べて覚えておくことが大切です。
業界・企業研究によって得られた情報は、まとめて比較したり後で見返したりできるように、専用のノートをつくってまとめておきましょう。
業界研究ノートの作り方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
企業研究ノートについてはこちらの記事がおすすめです。
②自己分析
入念な自己分析をして、自分自身に対する理解を深めておくことも非常に大切です。面接官がさまざまな質問をするのは、就活生の人柄や人間性、価値観、考え方などをなるべく正確に把握するためです。その結果から、自社との相性が良いか、意欲をもって仕事に取り組んでくれるかなどを判断をします。
自分のことは自分が一番よく知っていそうで、実は意外と見えていないものです。そこで、自己分析を通して自身について深掘りし、他者に説明できるように言語化する作業が必要になります。
自己分析にはさまざまなやり方があるため、ここではそのうちの一つを紹介しましょう。
面接に答えられない人は、表面的な分析や過去を軽く振り返っただけで止まっている可能性があります。テーマを決めて方向性をしぼり、自分に「なぜ」と繰り返し問いかけて自分の考え方や意識を深掘りする方法が有効です。
自己分析は自分に合った方法を選ぶことが大切です。以下の記事では5つの方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
③志望動機の明確化
志望動機は、面接で必ずといっていいほど聞かれる質問です。「志望動機を教えてください」というストレートな質問のほか、以下のような形で聞かれることも少なくありません。
志望動機をしっかり考えていなければ、上記の質問に答えるのは難しいでしょう。以下のステップを踏み、しっかり内容を固めてください。
志望動機をわかりやすく説明するためには、構成も大切です。構成については以下の記事で詳しく解説しているので、目を通しておきましょう。
④頻出質問の回答を用意
面接では、志望動機以外にも以下のような頻出の質問があります。
よく出る質問に関しては、あらかじめ回答を用意しておきましょう。面接の場で考えようとすると、うまく意見がまとまらなかったり、根拠となるエピソードが思い出せなかったりして内容が薄くなる可能性があるからです。
ただし、きっちりした文章をつくって丸覚えするのはよくありません。丸暗記して臨んだ場合、緊張ですべて忘れてしまう恐れがあるため、話す内容の要点だけを覚えておくほうが良いでしょう。面接では、その場の流れに合わせながら要点を盛り込んで話すようにすると、自然に聞こえます。
以下の記事では、面接でよく聞かれる質問と回答のコツを解説しています。面接前に読んで自分なりに答えを用意しておきましょう。
面接で丸暗記は避けた方がいい理由についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
⑤面接の練習
模擬面接をしておくのも有効です。本番の面接をいきなり受けると、慣れない雰囲気にのまれて緊張し、頭が回らなくなることがあります。それを避けるため、実際の面接を想定した練習を繰り返して少しでも慣れておきましょう。
模擬面接の面接官は、以下の相手にお願いすることが一般的です。
キャリアセンターや就活エージェントに依頼すると、実践的なフィードバックや効果的なアドバイスが得られるのでおすすめです。ただし、事前予約が必要なことが多いため、時間に余裕をもって依頼しましょう。
こちらの記事では、一人でおこなう方法も含めて4つの練習方法を紹介しています。詳しく知りたい人はぜひ参考にしてください。
⑥時事問題やトレンドを把握
面接では、業界や社会に対する関心度や情報感度の高さを知るために、時事問題やトレンドに関する質問をすることもあります。知らなければ答えられないため、事前にチェックしておもなトピックについて把握しておくことが大切です。
時事問題やトレンドを知るおもな方法には以下があります。
毎日ニュースをチェックする習慣を付け、志望する業界に特化したメディア(業界紙や書籍など)にも目を通すようにしましょう。気になるニュースをキャッチしたときは「どうしてそうなったのだろう」と考える癖を付けることで、面接でも自信をもって自分の意見が述べられるようになりますよ。
面接で時事問題に関しての質問をされたときの回答はこちらの記事を参考にしてください。
⑦過去問を確認する
就活の選考では、業界や企業ごとに「毎年○○についての質問が出る」「やりたいことについてかなり深掘りされる」といった一定の傾向が見られることがあります。そのため、過去に面接で聞かれた質問を調べ、事前に答えを考えておく方法は非常に有効です。
就活支援サイトなどでは、先輩たちが内定を獲得するまでに体験した選考の内容や面接で聞かれた質問などを掲載しています。そういったサイトをチェックして、志望企業の傾向を分析しておくと良いでしょう。先輩たちが実際におこなった対策がまとめられていることも多く、参考になりますよ。
ほかにも、過去問は以下のような方法で調べられます。
業界によっては面接で頻出の質問をまとめた書籍が出版されているので、積極的に活用するのがおすすめです。OB・OG訪問でどのような質問が出たかを聞くのもよいでしょう。就活エージェントであれば、どのような点に注意して答えれば良いかも含めたアドバイスが得られる可能性がありますよ。
OB・OG訪問でのおすすめの質問についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【面接中】答えられないときも慌てない! 具体的な対処法3選
面接中に答えられない質問に遭遇したときは、あわてず落ち着いて対応することが大切です。冷静に対応できれば、答えられないことでマイナスの評価になることはありません。
ここでは、答えられないときにとるべき対処法を3つ紹介します。焦りそうになったら深呼吸して気持ちを落ち着かせ、これから紹介する対処法を実践しましょう。
①時間をもらう
すぐには答えが出なくても、少し考えれば答えられそうな質問もあるでしょう。そのような質問の場合は「申し訳ありません、少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と丁寧にお願いするのがおすすめです。
時間の猶予が生まれることで「早く答えなければ」という焦りから開放され、落ち着いて考えられるようになります。面接官にも、真剣に考えて答えようとしている姿勢が伝わるでしょう。
ただし、面接の時間には限りがあるため、いつまでも考え込むのは避けてください。面接官やほかの就活生に迷惑をかけることになり、配慮が足りないと評価される恐れがあるため、長くても30秒~1分以内に答えるようにしましょう。
②質問の意図を確認する
質問の意図がわからず、答えられないときもあるでしょう。そのようなときは、意図を確認するのがおすすめです。
たとえば、「あなたにとって成功とは何ですか 」といった回答の幅が広い質問をされたとしましょう。その場合、以下のように確認することで回答しやすくなります。
質問の意図を確認することで、面接官の質問を真摯にとらえて理解に努める姿勢も伝わりますよ。
③わからないと正直に伝える
どうしても答えが思い浮かばないときは、いつまでも粘るよりも、正直に「申し訳ありません、わかりません」と答えるのも一つの方法です。
「考える時間をください」とお願いした場合も、どうしても答えられないと思ったら早々に切り上げることが大切です。「申し訳ありません、考えてみましたが、その件についてはわかりません」と丁寧に謝罪すれば、悪い印象はもたれないでしょう。
その際は、以下のような前向きな姿勢を示すフレーズを付け加えるのがおすすめです。
ただし、志望動機や自己PRといった定番の質問で「わかりません」と答えてしまうと、就活への本気度そのものが疑われかねないので避けるようにしてください。
【面接中】答えられないときに避けるべきこと3選
面接で答えられないときでも、誠実に対応することで挽回できる可能性があります。ただし、やると余計に評価が下がりかねない行動もあるため、注意が必要です。
ここでは、面接中に回答できない場合でも避けるべき行動を3つ紹介します。面接でやらないように、しっかり意識しておきましょう。
①わかりませんと一言だけ伝える
わからないときに「わかりません」と答える勇気をもつことも、ときには必要です。とはいえ、ほとんど何も考えずに、質問されてすぐに「わかりません」と一言だけ答えるのはやめましょう。「真面目に考える気がないのか」「不誠実な態度だ」と思われる可能性があるからです。
質問を聞いたら、まずはしっかり考えることが大切です。そのうえで、どうしても答えられないときは謝罪とともにわかりませんと伝えましょう。
また、一言で終わらせるとやる気がない印象をもたれかねません。「申し訳ありません。帰宅したらすぐに調べたいと思います」など、フォローの言葉を付け加えるようにしましょう。
②黙り込む
答えがわからないときに黙って考え込む人がいますが、これも避けましょう。面接官からすれば、就活生が考え込んでいるのか、質問が聞こえなかったのか判断がつきません。
面接では、コミュニケーション能力があるかどうかも見られています。仕事で成果を上げるためには、社員同士で円滑にコミュニケーションをとることが不可欠だからです。
面接中に黙り込むようでは、コミュニケーションがとりにくそうな人だと判断されかねません。答えるまでに時間がかかるときは、一言「時間をください」と断りを入れるようにしましょう。それだけで面接官が受ける印象が変わりますよ。
③うろ覚えで答える
何か答えなければと焦り、その場しのぎで適当な答えを言うのも避けてください。知識や知っている情報の内容があやふやなまま、いい加減な内容を答えるのはやめましょう。
もちろん、嘘をつくのもいけません。自分ではうまくとりつくろえているつもりでも、答えるときの表情やしぐさ、様子から面接官にはバレるケースがほとんどです。
その場合、「誠実さに欠ける」「信頼できない」と思われ、評価が下がるでしょう。とくに、嘘がバレたときは落ちる可能性が跳ね上がります。適当にごまかすくらいなら、潔くわかりませんと伝えることが大切です。
就活で嘘をつくことの影響についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【面接後】答えられないままで終わらない! あとですべきこと3選
どんなに入念に準備したとしても、ときには面接で答えられない場合もあるでしょう。その場合は、面接後にフォローを入れたり、次に備えて振り返りをおこなうなど行動に移すことが重要です。
ここからは面接で答えられなかったときに、面接後にできる3つの行動を紹介します。答えられずに落ちこむのではなく、次につながる行動を取りましょう。
①振り返りをおこなう
面接を受けたあとは、答えられない質問があったときもなかったときも、内容の振り返りをおこないましょう。振り返りをすることで、面接における課題点が浮き彫りになり、どう改善すれば良いかがわかりますよ。
振り返りは以下の手順で進めましょう。
とくに、答えられない質問があったときは、以下の2点についてしっかり考えましょう。
次回の面接で同じ質問をされることはないとしても、回答にたどり着くための筋道を理解しておくことで、別の質問にも応用でき、落ち着いて答えられるようになりますよ。
②お礼メールでフォローする
面接後には、必ずしもお礼メールを送る必要はありません。とはいえ、答えられなかった質問へのフォローを含めたお礼メールを送っておくと、誠実さが示せます。
お礼メールを送るときは、以下の点に注意しましょう。
答えられなかった質問に対するフォローの例文を、以下に紹介します。
面接官は忙しいため長々と説明することは避け、簡潔にまとめましょう。
お礼メールを送る際は、いくつか注意すべきマナーがあります。こちらの記事で詳しく説明しているので、目を通しておきましょう。
③次に備えて学ぶ
面接で答えられなかった原因が情報や知識の不足によるものである場合は、しっかり調べて考え、次に備えることが大切です。
理念や業績、事業内容といった企業の基本的な知識を覚えていなくて答えられなかった場合は、企業研究をやり直して覚えましょう。業界の動向やトレンドにからむことであれば、業界研究をやり直したり、ニュースをチェックしたりする必要があります。
足りない知識の種類を見極め、適切な媒体を活用して知識を補ってください。
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面接で答えられない質問があっても、それだけで落ちるわけではありません。誠実な態度で適切に対応すれば、挽回は可能です。答えられないときは「少し時間をください」とお願いし、猶予をもらうと良いでしょう。コミュニケーションしづらいといった印象をもたれかねないため、「わかりません」と即答したり黙り込んだりしてはいけません。
なるべく質問に答えられるようにするためには、入念な準備が大切です。面接前には企業研究や自己分析、頻出質問の回答の用意などをし、模擬練習も重ねておきましょう。また面接で答えられなかった場合には、面接後にフォローメールを送ったり、振り返りをおこない次につなげることも大切です。
面接で答えられるように事前の対策をしっかりおこないつつ、もし答えられなかったとしても冷静に対応して、自信をもって回答できるようにしましょう。
【面接で答えられない経験に関する調査】