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「私の強みは〇〇です」と答えるときのアピール方法と例文5選
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目次
「私の強みは○○」と答えられるようにしておこう
就活では避けられない面接試験ですが、面接で何よりも大事なことは自分の強みやアピールポイントを採用担当者に売り込むことです。短時間しか顔を合わせられない試験では、いかに採用担当者が魅力的に感じる自分を演出できるかが、直接的に合否に関わってきます。
しかし、日本人は基本的に謙虚さを美学としている人が多く、自分の強みを自信満々でアピールできないという方も多いでしょう。本記事では特にその強みをアピールするにあたって、どのように内容を考えるべきかを紹介していきます。
強みについては直接的に婉曲的にを問わず、聞かれないことはまずありえません。就活生として基本中の基本ですので、採用担当者が魅力的に感じる強みを考え、他の就活生に一歩差をつけていきましょう。
強みの種類は2つある
いきなり強みを考え始めると候補が多すぎて考えにくいです。まずは強みを考えるにあたって、大きな枠組みから考えてみましょう。就活生が用いやすい強みとしては、一般的に大別して「長所」と「スキル」2種類あります。
基本的に双方で1つずつ以上は自分の強みを考えておくことをおすすめします。企業の求める人物像や面接の文脈などから臨機応変に使い分けるとより効果的に自分をアピールできるでしょう。
①長所
【長所として使える性質】
- 協調性
- 責任感
- コミュニケーション能力
長所は比較的、イメージがしやすいかもしれません。上記以外でも「優しいこと」「気配りができること」など、人から好かれるような自分の性格的な面や、「計画的」など、仕事をする上で役立ちそうな面をアピールすると好印象です。
注意点として、長所は自分の主観的な面が強くでるため、証拠を提示することが難しいです。それゆえ、採用担当者に響く内容にするためには、必ず根拠となる自分の経験やエピソードを具体的に話しましょう。
②スキル
【スキルとして使えること】
- 資格(TOEIC、FP、各種免許状など)
- 大学における研究、授業で見に付けたこと
- 学外での活動の成果(ボランティア活動など)
長所が「良い」部分だとすれば、スキルは「できる」部分です。自分は大学までの学生生活でスキルを活かして、どんなことができるかをアピールすることで採用担当者に好印象を与えます。
こちらは資格として周知されていれば、採用担当者も容易に具体的イメージを持つことができます。ただし、資格によってはマイナーなものもありますし、大学における研究は資格としては保障されていませんので、具体的にできることやその根拠となるエピソードを話す必要はあるでしょう。
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自分の強みの見つけ方
多くの学生は自分の強みを聞かれても即答できない傾向があります。日ごろから毎日自分の性格や特徴について内省を繰り返して、自己分析をしている方の方が少ないでしょうから仕方のないことです。
しかし、実は就活における自分の強みを見つけるのはある程度簡単な手続きで可能なのです。次に簡単に強みを見つける方法を2点考えていきましょう。
自己分析をする
就活をする上で欠かせないのが自己分析です。これがすべてのベースとなります。自分自身をしっかりと把握しておくことで、それがあらゆる主張の道筋を整える手立てとなりますし、いかなる質問にも応用できます。まずはここから始めましょう。過去の出来事とそれへの反応・今までにしてきたこととそれにまつわる考えや感想・何に対してどう思うか・経歴などを細かく洗い出して、自分がどういった要素で成り立っているのかを確認します。
分解した要素をどのように組み立てるかは、志望する企業に合わせていけば良いのです。歩んできた道のりに、自分がどういう人か気づけるヒントが隠れており、それで今の自分が作られています。エピソードをすくい上げ、可視化する過程で、埋もれていた思わぬ自分を発掘できることもあります。
他人に聞いてみる
自分のことは頻繁には見ていなくとも、大学における友人やバイト先の仲間など、他者のことはよく見ているはずです。その都度伝えることは無くても、他者の長所や短所は何となくイメージしていることが多いでしょう。
だからこそ、周囲の人に自分のことを聞いてみるのは一番効率的な手段です。「いつも笑顔を絶やさない」「聞き取りやすい声」など、自分では無意識の内に行っているような点にも気づくことができるかもしれません。
注意としては、できる限り親密な人に聞くようにしましょう。関わりの少ない人はみなさんのほんの一部分しか見えていませんし、社交辞令が大部分を占めてしまうこともあります。得られるものもありますが、参考程度に抑えることをおすすめします。
短所を言い換える
【短所の言い換え例】
- うるさい→元気で明るい
- 引っ込み思案→落ち着いていて、慎重
- 考えずに突っ走ってしまう→行動力がある
- 他人の目を気にしすぎる→他者に気配りができる
こちらは自分ひとりで考える際に使える手法です。多くの方は自分の長所や強みについて考えるよりも、短所や弱みについて考えることの方が普段は多いかもしれません。それを逆に利用していくことで長所を見つけ出すのです。
自分の短所しか思い浮かばないという人は、言い換える方法で長所に変えていきましょう。 短所を長所に言い換えるとは、例えば「優柔不断」→「多角的に検討する」といった表現にすることです。 短所と思う部分でも、ポジティブに受け取ることで長所になります。このような言い換えで長所を考えたいという人におすすめなのが短所の言い換えマニュアルです。 例で挙げたような言い換え表現を100種類収録しています。 無料でダウンロードできるため、自己分析をすでに終えたという就活生にもおすすめです。
参考になる【強み】一覧
【長所】
・コミュニケーション能力が高い
・気配りができる
・リーダーシップがある
・誠実、真面目
【スキル】
・TOEICなどの資格
・留学経験で身に着けた英語力
・ボランティア活動での経験
・研究や部活動で身に着けた技術
ここまでのポイントを踏まえて、面接で実際に用いることのできる強みを列挙しました。どの強みを使うにしても大事なことは、結局、自身の経験やエピソードです。特にコミュニケーション能力や気配りなどというのは、抽象的で言うだけなら誰でもできますし、採用担当者も聞き飽きている文言です。
それでもなお、感心して興味を持って聞いてもらうためには、自身の経験を語ることが重要なのです。
「私の強み」をアピールするときのポイント
「これが私の強みです」と言い切れるだけの自信をその項目に見いだすには、自身にとっても根拠が必要です。同時に、説得し納得してもらうところまで到達して初めてそのアピールが用をなしますから、相手にとっても当然に、より明確な根拠を提示しなくてはなりません。
自分をアピールすることに恥じらいや照れといった抵抗感を持つ方もいるかもしれませんが、それを打ち消すくらいの、否定しようのない事実として強みを認識できれば、堂々と語れるはずです。それらを可能にする構成を、ポイントごとに解説します。
結論を最初に述べる
「私の強みは○○です」と始めるのが望ましい導入でしょう。結論から入るのが、話を構成する上での基本です。どのような発言についても当てはまるかと言うとシーンに応じて効果が違いますから一概には断定できませんが、自己アピールでは適した方策です。まず主張の主旨をはっきりさせておくことで、「何を言いたいのか」という推察の労力を取り除き、その先が耳に入りやすくなります。
結論を念頭に入れて聞いてもらえれば、後に述べることはすべてそれに関連するものですので、紐付けて捉えられ、話を進めるに従って核となる主張が厚く強固になっていきます。話を終えたとき、全体を通して一つの強みがしっかりしたものになっていることでしょう。それは太い柱を据えた強いアピールとして、面接官に届いているはずです。
具体的なエピソードを添える
エピソードに具体性を持たせると、わかりやすく、伝わりやすくなります。そのためには、実際に直面したエピソードを挙げて、そこで起こったあれこれ、という形式で話の流れを作ることです。単なる「強み」だけをキーワードで挙げられても、言葉の意味は通じますが、それがその人とどう繋がるのかがあやふやで、その強みを備えた「あなた」という人物像が浮かび上がってきません。
また、言葉を裏付ける根拠がなければ信ぴょう性に欠け、真実味がありません。抽象的なイメージを現実的で確実なものにするには、そのシーンを思い描けるような実体のあるエピソードを用いる手法が大切です。そうして摑みどころのない印象から、あなたという人物像に焦点を結んだアピールへと導きます。「強みを語る」ことで「自分の全体像」を打ち出しましょう。
どんな行動をとったのか説明する
客観的な事実に裏打ちされた強みはアピールとして有効ですが、実績だけを取り出してしまうと逆効果です。「インターハイに出場しました」「この試験に合格しました」「成績一位を収めました」などと成果を挙げただけでは、やはり「あなた」が見えてきません。ある程度の努力を推し量る一端にはなりますが、強みを伝えるには不十分です。「こんな強みを持つ私」を確固たるものにするには、組み込んだエピソードに対して、どんな問題意識を持ち、どういう行動をとったのかというところまで膨らませて述べる必要があります。
実績は強みの引き立て役として、主旨を強調するための利用に留めましょう。その結果を得るまでの経過に触れ、自らがしたことに重点を置いて語ることで、「強みを活かし現実として行動できる自分」「目標を具現化できる自分」を表現でき、「確かにこの強みを持った人なんだな」と思わせることができます。さらには、「仕事でも同じような姿勢を見せてくれるだろう」と期待を込めて想像させるに至るでしょう。
仕事での強みの活かし方を伝える
強みは仕事で活かせてこそ述べる意味があります。職に就くためのアピールですから、アピールが職に繋がらなくては持ち出す価値を認められません。これまで語ってきた自分の強みを入社後にどのように活かせるか、強みと言える性格や能力をどう役立てて会社に貢献できるか、その強みがある自分は仕事で何をしたく何ができるのか、そういった将来のビジョンを面接官に見せることが大事です。
「○○だから、こうしていきたい」と伝えて締め括ると、印象良くキレイにまとまります。先までの流れで、言っていることとやっていることに一貫性があると、ここでより説得力が増します。また、経験から味わった気持ちや形成された考えとして、過去が未来に繋がっているイメージを与えられれば、あなたへの仕事に対する期待感が一層高まるでしょう。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
あなたが自己PRでアピールできる長所を特定します。
自分の強みを答える際の例文
最後に具体的な例文を見ていきますので、文章作成の参考にしてみてください。強みは上記のようにいくらでもありますし、自身の中に必ず何かしらあるものです。強みを見つけることができたら、次はそれを強烈に良いものとして採用担当者に印象付けることができるような言葉を考えるだけです。
同じことを話す場合でも、話し方や文章で180°印象は変わりますので、何度も推敲を重ねていってください。
例文①
私の強みは粘り強さです。中学生から大学生に至るまで陸上競技部に所属し、大学では部長として部をまとめてきました。最後には肉離れをしてしまい、半年ほど練習に参加することもできず、大会も断念せざるを得ませんでした。しかし、そこでもう意味がないと諦めるのではなく、部長として自分にできることがないのかということを日々考え、最終的にはマネージャーとして部員たちを支えましたが、現在でも自分の大きな自信に繋がっています。
この経験から、私は何か辛いことや大変なことがあったときも、諦めずに自分にできることを探して、最後までやり通していくことができる強さを持っています。
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こちらは長所に関する例文です。面接で話す際はまず「自分の強みは○○です。」というように、結論を提示しましょう。最後まで結論を言わないと、採用担当者は結局何を言いたいのかわからないまま途中の話を聞きますので、多大なストレスを感じます。
そして、その次に根拠となるエピソードを盛り込むことで、自分の経験に裏打ちされた強みであることをアピールできます。最終的には入社後の展望まで話すことができるとより好印象を与えられるでしょう。
例文②
私の強みは留学で得た英語力です。TOEICでは850点を超え、英検の1級も取得しています。大学在学中にアメリカへ留学し、留学先の大学での授業を受けていました。授業内ではディスカッションをすることが多く、中国や東南アジアなど様々な国籍の学生と自国の歴史や文化について討論をしました。
貴社のOB訪問で社員の方と話をしたときに、貴社では国際的な取引に積極的に取り組み、海外進出も行っていると伺いました。そういった海外事業におけるビジネスの道具として、英語力をぜひ役立てていきたいと考えています。実際に海外での勤務に決まった際も、留学等の経験を活かして、取引先の方と円滑なコミュニケーションを図っていきたいです。
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こちらはスキルに関する例文です。文章の構成は長所のときと同様で、「結論ー根拠ー入社後の展望」というように話しています。スキルに関する場合は、比較的根拠となるエピソードは少なめでも相手に伝わりますので、入社後の展望に比重を置くと良いでしょう。
英語力があることについては、TOEICの点数や留学経験を鑑みれば十分わかります。その英語力をどのように活かしてくれるのかが、採用担当者にとっては気になるところなのです。
例文③
私の強みは、リサーチ力です。何かをするとき、徹底的に情報収集しようという熱意が自分の中に湧き上がります。その際、インターネットや書籍だけでなく、効率を妨げない範囲で体を使い自分自身で確かめることをモットーにしています。
社会心理学の授業で「男女の家事労働意識と実態」についてリポートを課されたときも、公表されているデータで事は足りたのですが、「現在も正しい生きた数値なのか」「何かの要因で誤差は生じないのか」検証したいと街頭に立ち、1週間で500人の声を集めました。結果、男女間での温度差が浮き彫りになりました。この資質をもってお客様の真の要求に迫りたく、マーケティング部門を希望しています。
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この例文では、調査能力というスキルの面を語っているようで、スキルそのものではなく自分の性格を表現しています。イメージしやすいエピソードを交え、数値を引き合いに出しているのも説得力を持たせるポイントです。また、してきたことと行きたい部門が一連となっており、締めに効いています。
例文④
執念深いことが私の強みです。学業やサークル、アルバイトなど、どれも手を抜きたくない私の一日は過ぎるのが早く、まとまった時間を捻出するのが難しい毎日でしたが、隙間時間でこまめに勉強を続け、半年をかけて通関士試験に合格することができました。
将来は貿易に関する仕事をしたいという思いが強く、何としても学生のうちに最初の一歩を踏み出したいと考えていたためです。恐れず諦めずにしがみつくことで、「やるだけやったのだから、なんとかなる」と構えていられるのも強みのひとつです。自分が引き受けたことに責任を持って食らいつき、通関部で活躍できたらと思います。
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「執念深い」と聞くとマイナスな響きを感じますが、ワードの印象を逆転させてプラスに取れるよう仕向けています。ここでは試験合格という実績を挙げていますが、あくまでも脇役に徹してもらい、アピールしたい性格に華を添えています。
例文⑤
私は、何事にも全力を傾ける性格を自分の強みと捉えています。毎週末、近所の子ども達に絵本の読み聞かせをおこなう会に参加しており、プログラムの後は彼らと自由に遊ぶのですが、子どもの常にフルパワーで立ち向かっていく生命力にはいつも胸を打たれます。励ましたくなります。そしてそれを見ているこちらも元気になれます。
ゲームひとつとっても私は、子ども相手であろうと手を抜かず、負けじと張り合います。すると、わざと勝たせてあげる大人よりも私との勝負の方が面白いらしく、そんな私を信頼してくれているようです。ひとりの人間として認められ対等に扱われて嬉しいのかもしれません。あちらも、全力な私を応援してくれるのがわかります。このようなアプローチで教育業界に携わり、一生懸命な人達を応援していきたいと思います。
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情景が目に浮かぶように、アピールしたい強みの背景を描いて見せています。些細なエピソードかもしれませんが、身近な問題を自分なりに考え捉えている姿勢が窺え、一段と説得力が増しています。強みを、相手に納得させる段階まで引き上げ、伝えきれているのではないでしょうか。
自分の強みを把握して就活を進めよう
強み弱みは絶対的な答えはなく、就活生を悩ませる質問の一つです。しかし、強みと弱みは理解できているのといないのとでは、実際に業務をした際の態度も変わってくることでしょう。
理解できている人は、弱みが出ないように工夫しながら強みを活かして業務に携わる方法を考えることができます。バリバリ仕事をこなし、周囲から尊敬されている方も必ずどこかに弱みはあるものでしょう。大切なことは弱みを隠して、強みを前面に出していくことです。
面接対策を機に、自分の強みをしっかりと把握して就活を進めるとともに、社会人としての能力も高めていきましょう。