面接対策
【面接対策】公務員試験での評価ポイントと頻出質問に対する回答例
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目次
公務員試験での面接は民間企業の面接と異なる
公務員になるには試験を受ける必要があります。公務員試験は一般的に、一次試験が筆記、二次試験が面接となっています。二次試験を突破するには面接の対策が必要であり、念入りな準備をすることが、公務員になるための秘訣です。
公務員の面接は民間企業とは異なるため、この違いを把握しておくことが大切です。民間企業と公務員ではなにが違うのか、また公務員ならではのポイントはなにかを知っておかなければなりません。公務員特有のポイントを把握することで、面接もスムーズに進めやすくなります。
公務員試験は難関といわれており、とくに二次試験の面接は難易度が高いです。公務員試験に合格するためにも、面接のポイントややっておくべき対策などは、詳細まで把握しておきましょう。
公務員と民間企業の違いについては、下記の記事で紹介しております。
公務員試験での面接の特徴
まずは公務員試験ならではの面接の特徴を知っておくことが大切です。公務員試験の面接にはさまざまな特徴があり、民間企業の面接とは異なります。そのため、公務員試験ならではの特徴を把握することで、どのような対策が必要なのかが理解できます。
公務員試験は民間企業の選考とは異なる点が多いため、特徴は正確に知っておきましょう。ここでは、公務員試験の特徴を2つ解説していきます。
公務員試験で評価される自己PRの内容について、下記の記事で解説しております。
面接カードの提出を求められる場合がある
公務員試験では、事前に面接カードを作成することがあります。面接カードには住所や学歴、職歴などの基本情報から、志望動機や自己PRなど、自身のアピールポイントを記載します。
また、趣味や特技などの個性を問うものや、関心のあるニュース、課外活動や併願の状況などを問う項目も多いです。面接では、面接カードに記載した内容をもとに質問されたり、その内容をベースに回答したりすることになるため、なにを書くかは慎重に決めましょう。
面接での評価は面接中の受け答えだけではなく、記載した面接カードの内容も加味されます。そのため、面接カード作成の時点から選考は始まっていると考え、よく考えて記載するようにしましょう。
公務員の倍率について、下記の記事で紹介しております。ぜひ参考にしてください。
「採る面接」ではなく「落とす面接」である
公務員試験と民間企業の面接では、面接の性質そのものが異なります。簡単にいえば民間企業の面接は「採る面接」ですが、公務員試験は「落とす面接」となります。
「採る面接」では、魅力的な能力や人柄のある人を採用することが多いです。対して公務員試験の「落とす面接」では、マイナスポイントがある人を落とし、残った人を採用することが多いです。そのため、自分をアピールするだけではなく、いかにマイナスの印象を与えないかが大切といえます。
落とす面接だからこそ、悪印象を与えないように注意して、アピール内容を考えなければなりません。余計なことをいってしまうと、減点対象になることは理解しておきましょう。
下記の記事では、公務員試験とSPIの共通点を紹介しております。
公務員試験での面接のパターン
公務員試験の面接にはさまざまな形式があるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。面接の形式ごとの違いを知ることで、事前の対策もしやすくなり、選考でも高評価を受けやすくなります。
ひとくちに面接といっても形式によって特徴は異なり、評価されるポイントも違う点は理解しておかなければなりません。面接のパターンごとの違いを知り、それぞれどのような特徴があるのかを知って、事前の対策に役立てましょう。
公務員試験の問題傾向について、下記の記事で解説しております。
個別面接
受験者ひとりに対して、面接官がひとり、または複数人でおこなわれるのが、個別面接の特徴です。面接官の人数は試験ごとに異なりますが、受験者がひとりという点は共通しています。
受験者がひとりであるため、より細かい内容まで質問されることも多く、受験者の人柄が深堀りされます。個別面接では面接カードに記載した内容はもちろん、それ以外について聞かれることも少なくありません。
そのため、事前の対策は必須です。面接カードの項目以外の質問も想定して、それぞれ回答する内容を考えておきましょう。個別面接は面接官とひとりで対峙しなければならないため、本番で緊張しすぎないように練習を重ねておくことも大切です。
下記の記事では、公務員を目指す大学生が押さえるべきポイントを紹介しております。
集団面接
公務員試験では集団面接がおこなわれることもあります。集団面接とは、複数の受験者が同時に受ける面接です。受験者の数が多いため、ひとりあたりにかける時間が少なくなることが、個別面接の違いといえるでしょう。
集団面接では自身の回答内容がみられているだけではなく、他の人が回答している際の聞く姿勢もみられています。そのため、自分のアピールばかり念入りにおこない、他の人の回答を聞いていないと、人の話を聞かないといったマイナス評価になるため注意が必要です。
また、自分のアピールを重要視するあまり、ひとりで時間を使い過ぎることもよくありません。他の人が回答する時間も考え、自分のアピールはできる限り簡潔におこなうことが大切です。
公務員試験の集団面接における心構えを、下記の記事で紹介しております。
集団討論
グループワークのような形式で、集団討論がおこなわれることもあります。集団討論では、グループにわかれてひとつのお題について討論をおこないます。
討論の結果、導き出された結論だけではなく、そこに至るまでの過程もチェックされていることは理解しておきましょう。そのため、誰がどのような発言をするかはよく聞き、それを踏まえて自身の発言内容も決めることが大切です。
また、他の人と意見が違うからといって、頭ごなしに否定するのはよくありません。意見が異なる人に対しても、否定はせずに、その人の考えを受け入れたうえで自分の主張を述べましょう。面接によって人数は異なりますが、1グループで5~10人と大勢になることも多いです。
下記の記事では、公務員試験の作文対策を紹介しております。
公務員試験での面接のポイント
公務員試験の面接ではさまざまなポイントがあり、これを把握しておくことが大切です。面接のポイントを知っておくことで、どのような点がチェックされているのかが理解できます。
公務員試験の面接は落とす面接だからこそ、細かいポイントまで把握して、減点対象とならないように注意しなければなりません。少しでも高評価を得るためにも、公務員試験ならではの面接のポイントを正しく把握しておきましょう。
公務員試験の年齢制限について、下記の記事で解説しております。
一貫性のある回答をする
公務員の面接では、一貫性のある回答を心がけることが大切です。面接カードに記載した内容について質問された場合は、書いたことをベースに伝えることが大切です。
面接カードの内容と口頭で回答した内容が異なっていると、一貫性がないと判断され、マイナス評価になってしまうことも少なくありません。回答内容にばらつきや矛盾があると、発言内容に信憑性がないと判断されることもあるでしょう。
もちろん、一言一句同じ内容を伝える必要はありません。面接カードに記載した内容と矛盾のないように、掘り下げながら回答すると考えましょう。集団討論の際も、言っていることがその都度変わらないように注意が必要です。
下記の記事では、公務員試験の難易度を解説しております。
エピソードを盛り込んで話す
公務員試験のアピールでは、説得力のある内容を伝えることが大切です。そのため、アピール内容にはエピソードを盛り込み、根拠を明確に示すことを心がけましょう。
提示した結論を裏付けるエピソードを盛り込むことで、アピール内容に具体性を持たせることができます。その結果、説得力のあるアピールが可能となります。伝えた内容に説得力がないと、信ぴょう性に欠けると判断され、これがマイナス評価につながる可能性は高いです。
信頼性が低いということは、場合によっては嘘をついていると思われることがあります。公務員は信頼性が重要視される職業です。この点でマイナス評価を受けないように、エピソードを盛り込んだ説得力のあるアピールを伝えましょう。
公務員試験に行く際の服装選びについて、下記の記事で解説しております。
公務員試験では面接対策が重要です。マニュアルで頻出質問を確認しませんか。
公務員の選考において面接はとても重要です。あなたは自分の面接に自信持っていますか?
少しでも不安に感じる人は「面接回答集」を活用しましょう。面接でよく聞かれる質問とその答え方を確認することができます
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
・まだ面接を受けていない人
・就職に失敗したくない人
公務員試験の面接での頻出質問と回答例
公務員試験の面接を突破するには、頻出質問を知り、事前にその回答内容を考えておくことが大切です。対策をせずに面接に臨んでしまうと、スムーズに回答できず、高評価が狙えない可能性があります。
落とす面接という特徴がある公務員試験では、いかにマイナスの評価を受けないかが合格するポイントとなります。回答例を参考にしながら、頻出の質問について事前対策を進めておきましょう。
就活から公務員試験へシフトチェンジする時の対策を、下記の記事で紹介しております。
なぜ公務員を志望するのですか
地域の方々が抱える問題を解消し、○○市が住みやすいと思ってもらいたいと考えたからです。私は小さい頃から○○市に住んでおり、地域の方々に囲まれて、幸せに過ごせました。住み慣れた地域で、たくさんの人にお世話になったからこそ、恩返しをする意味で公務員として働きたいと考えています。
公務員を志望する理由では、「民間企業ではなく公務員を選んだ理由」を伝えることが大切です。公務員の特徴は、地域への貢献性が高いことです。これを軸に志望動機を伝えるとよいでしょう。
また、その地域との関連性を述べることでも、志望度の高さは伝えられます。その地域に住んでいる、あるいは学生時代を過ごしたなど、地域とゆかりがあることも含めてアピールしましょう。
公務員の志望動機の書き方については、下記の記事を参考にしてください。
なぜ該当地域を希望するのですか
○○市での就職を希望するのは、学生時代を過ごした思い入れのある土地だからです。住んでいるマンションの人達が温かかったことや、グループワークでお話を聞いた市の職員の方々の対応も優しく、この地域で働きたいと思うようになりました。
公務員は試験を受ける場所によって、勤務先が決定します。そのため、公務員の中でも、なぜその地域で働きたいのかは、明確な理由を用意しておくことが大切です。その地域で育った、あるいは過ごしたなどのエピソードがあれば、これを盛り込んでアピールしましょう。
また、その地域がよいと思った理由も伝えることが大切です。ここでも過去の経験をベースにアピールすると、好印象を与えやすくなります。
下記の記事では、公務員の土木職の仕事内容を紹介しております。
自己PRをしてください
継続力があることが私の強みです。ひとつのことにコツコツと取り組み、目標を達成するまで諦めることはありません。
大学時代は水泳部に所属しており、クロールの選手でした。少しでもタイムを縮めるために毎日自主練練習をすることを自分に課し、それを4年間欠かさず続けました。練習を続けることで目標タイムまで縮めることができ、学年でトップのタイムを記録したことは私の誇りです。
御庁に就職してからも目標を決めて仕事にコツコツと取り組むことで、地域住民の方々のために尽くしたいと考えています。
自己PRは、結論ファーストで伝えることが大切です。どのような強みがあるのか、それをいかに身につけたのかは、エピソードを盛り込んで伝えましょう。また、その強みを仕事でどのように活かせるのかもアピールすることが大切です。
公務員試験での自己PRの伝え方については、下記の記事でも解説しております。
採用されたらどのような仕事をしたいですか
御庁で採用されたら、地域創生の事業にかかわり、○○市の地域活性化に携わる仕事をしたいと考えています。そのためにも、まずは現場で地域の方々の声を聞き、どのような要望があるかを知った上で、○○市をもっと元気にできる施策を考えます。
どのような仕事がしたいかは、直近で取り組みたい仕事と、将来的にやりたい仕事の両方を伝えることがおすすめです。将来どのような仕事がしたいのかを提示し、それを実現するための道筋を伝えることで、好印象を与えやすくなります。
また、地域貢献ができる仕事をしたいと伝えることが大切です。地域の人々のためにどのような仕事がしたいのか、その地域を活性化させられる仕事がしたいとアピールすることで、評価されやすくなります。
公務員の建築職の仕事内容について、下記の記事で紹介しております。
その他の頻出質問一覧
・地方ではなく国家公務員を選んだのはなぜですか
・国家ではなく地方公務員を選んだのはなぜですか
・自分は公務員に向いていると思いますか、その理由も教えてください
・民間ではなく公務員を選んだ理由を教えてください
・学業でとくに力を入れたことはなんですか
・学業以外で力を入れたことはなんですか
・これまでに挫折した経験はありますか
公務員試験では幅広い質問をされるため、これらを押さえておくことも大切です。回答のポイントは、他の質問と変わりありません。他の回答内容と矛盾しないように一貫性のあるアピールを心がけたり、エピソードを盛り込むことを意識したりすることが大切です。
回答の基本的なポイントを押さえておき、どのような質問にもスムーズに答えられるようにしておきましょう。
公務員試験での頻出質問は、下記の記事でも紹介しております。
公務員試験の面接対策として頻出質問への回答を考えておこう
公務員の二次試験は面接であることが多く、これを突破するには念入りな対策が必要です。対策をしておくことで、面接でも質問にスムーズに答えやすくなることはもちろん、高評価も得やすくなるでしょう。
質問内容は面接によって違うものの、ある程度の頻出質問は決まっています。そのため、よく聞かれやすい質問には、事前に回答を考えておくことが大切です。高評価を得るには、一貫性のあるアピールを心がけたり、エピソードを盛り込んだりすることがポイントとなります。
公務員試験では、マイナスポイントがあると通過できないことが多いため、いかに失敗しないかが重要です。高評価を得て公務員試験を突破するためにも、面接での頻出の質問は、事前に念入りな対策をしておきましょう。
公務員試験での志望動機の書き方を、下記の記事で解説しております。