自己PR

【公務員試験】自己PRの伝え方と対策|書き方のポイントや参考になる例文3つもご紹介します

公務員試験でも自己PRは重要

最近の公務員試験では、公務員とはいえ自己PRは重要な要素となってきています。民間企業においては、自分がどの様な人物でこんなことができる、といった自己PRはもはや当たり前に用いられていますが、公務員は巷で騒がれるほどではありません。

しかし、だからこそ秀逸な自己PRを用意して、エントリーシートに書くことができれば採用担当者の注目を集めることができます。それでは、どのような自己PRを書けばよいのか見ていくことにしましょう。

公務員試験では奇をてらった自己PRを書く必要はない

公務員試験には、面接時に「◯分間自己PRをしてください」という質問がかなりの確率で飛んできます。公務員試験で自己PRを促されたとき、しっかりと時間いっぱいに使って自分を紹介できるようにしておく必要があります。

ここで大切なのが、他の就活生との差別化を図ろうとして”奇をてらう”自己PRをしてしまうことです。公務員はクリエイティブな職種ではないことを念頭に置き、自己PRを作成しておくようにしましょう。

協調性・責任感はありきたりな自己PRだが求められる能力

ではどんな能力を持っている人材が必要とされるのか。それは冷静になってみれば意外と簡単なことです。公務員に求められるのは、職場での協調性や与えられた仕事をきっちりとこなす責任感です。「そんなの当たり前過ぎる」と思いがちですが、実際に公務員として働いている人事からしてみれば、破天荒で特殊な能力を持っている人材はリスクがあるのです。

今までの経験など真面目な自己PRが高評価になる

公務員も自己PRに関しては、民間企業と大きく変わることはありません。しかし志望しているのが公務員ということは無視できないでしょう。社会全体の奉仕者という立場ですから、民間企業より真面目さを求められる傾向にあります。そのため民間企業に対する自己PRより真面目さなどを前面に押し出した方が良いでしょう。

今まで頑張ったことをベースに自己PRを作るにしても、仲間と共に頑張りその中でどういう役割を持ってチームに貢献できたかもアピールポイントになります。民間企業でもその点は重視されますが公務員は個性よりも協調性を特に求められます。その点を意識し、公務員に相応しいと思われるような自己PRを作れば高評価につながるでしょう。

自分を表すキャッチフレーズを考えよう

自己PRは自分の強みを知ってもらえるチャンスであり、自分自身をアピールするということにおいて最大のチャンスであるともいえるでしょう。だらだらとアピールすると、実際に何を伝えたいのか、どのような点を伝えたいのかということが、明確にならないこともあります。相手に伝えるということが不得意な人と見られてしまうこともあるので、まず、自分自身のキャッチフレーズを考えることが重要になるでしょう。

採用担当者もキャッチフレーズを先に伝えたうえで、そのキャッチフレーズに関する具体例をあげるなどすると、印象強くなり、好印象を与えることができます。また、自分自身のキャッチフレーズを持つことで、他の質問内容にも入れ込んで回答をすることもできるということも覚えておくと良いでしょう。

自分の人間性を伝えよう

採用担当者が自己PRの中で最も知りたい部分は、人間性といっても過言ではないほど、人間性は重要視されています。面接官・採用担当者は、一緒に会社を背負って働いていく同僚を見つけるために面接するわけですから、当然どのような人間性であるかどうかを見ています。例えば、自分本位だと面接で感じられたとすると、そのような人を採用した場合は、企業で働いているにもかかわらず、輪を乱すような存在になるかもしれません。

逆に考えると、協調性のあるエピソードを話すと、採用した場合は、会社の雰囲気に調和することができ、会社の雰囲気がよくなるのではないかというように、プラスのイメージになることもあります。このように、自己PRはただ単にアピールをしたらいいというわけではなく、人間性を伝えることを意識すると非常に良いでしょう。

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公務員試験の自己PRにはエピソードも交えること

しかし「協調性があります」「責任感が強いです」と公務員試験で述べるだけでは当然採用にはつながりません。人となりや面接官との相性などもありますが、ここで重要となってくるのは「なぜ協調性があるのか」「どうして責任感があると思っているのか」の根拠の部分です。

エピソードのある自己PRを書けば説得力が増す

公務員試験の自己PRに根拠を付けるには、「エピソードを交えて落とし込む」伝え方が必要です。例えば、アルバイトで接客の仕事をしていたとして「私はレストランに3年間アルバイトとして勤め、周囲からの信頼やお客様からの評価によって、ホールのリーダー業を任され続けてきました。」のように、年数や理由を組み込みながら、なぜ自分にそのような能力があるのかを自己PRするのです。言われてみれば簡単なことなのですが、意外と公務員試験でここまでを伝えられている人はいないようです。

具体的にどういうことをしたか書けていると良い

公務員試験の自己PRでは具体的なエピソードを重視しましょう。公務員に相応しい人材と思われる言葉をちりばめるのは誰でもできます。しかし人間は簡単に話を信じてくれません。具体的なエピソードを入れなければ信憑性も説得力も生まれないからです。

ただ、自己PRと具体的なエピソードを絡ませる時は一貫性に注意しましょう。例えば「私は何事も石橋を叩いてミスをしないようにする」と言ったのにエピソードの中で「ミスを恐れ慎重になりすぎて失敗した経験から大胆に行動するようになった」と言うエピソードを語れば違和感が生じます。公務員として自己PRをしっかりするなら、アピールポイントを決めた後、矛盾しないエピソードを思い描けるかどうかを考えてみましょう。

直近のエピソードがないときは高校時代まで遡ってみる

自己PRでエピソードを話す時は、直近のものを使用すると、今の状態に近いエピソードを聞くことができますが、どうしても直近で自己PRに使えそうなエピソードがない場合は、高校生の頃に学んだ出来事はないか、高校生時代に経験したことで話せることはないかというように、過去を遡って見直してみると良いでしょう。

しかし、高校生時代のように、少し前の過去を振り返って書くのであれば、過去にあったことのエピソードをそのまま書くのではなく、過去の出来事が現在どのように活きているか、過去を経て大学時代どのようにしていたかなど、繋げるように意識することが重要であると言えます。経験から、今の自分にどう影響しているか、そのことがあったからどうなったのかなど具体的に伝えると良いでしょう。

自分の長所や短所を交えて書くことも良い

自己PRで長所と短所を交えて書くことは良いこととされています。一見、自分自身をPRするのに、長所だけではなく、短所を欠くことでマイナスのイメージがついてしまうのではないかと思われがちですが、実はそうではありません。「長所と短所は紙一重」ということがあるように、長所と思われがちな部分も、言い換えると短所に変わってしまうこともあるので、自分自身を見つめなおすときに、長所を知ると同時に短所を知るようにしましょう。

人の良い面ばかりを書き連ねるのもひとつですが、自分自身はどのようにして短所を長所にもっていくようにしているかなど、努力しているエピソードを交えるのも一つの方法であると言えるでしょう。短所と長所の両方で自分自身をアピールできるように考えてみましょう。

公務員の自己PRと志望動機には関連性を持たせよう

そして、公務員試験の自己PRは、自己PRのみに留めてしまうのは少しもったいないです。履歴書などのエントリーシートに書いた”志望動機”とつなげて、アピールするようにしましょう。簡潔に言うと、「私はこういう能力を持っています」「なので公務員としてこの仕事に向いていると考えております」という流れですね。

まずは各々の自己PRと志望動機を書き出してみる

自己PRを考える時には、まず自己PRと志望動機を書き出すことからスタートしましょう。そして具体的なエピソードを交えながらつなげていきます。この時、自己PRと志望動機に関連性を持たせることを意識することが肝心です。

具体的に言えば、公務員を志望した動機が、社会のため人のために役立ちたいというものだったとします。この志望動機を叶えられそうな人物と思われるには、どんな自己PRが良いのでしょうか?

「学生時代からリーダーとしてひっぱるより縁の下の力持ち的なポジションとしてサポートをした」という経験を書けば、一貫性があるため説得力が増します。自己PRと志望動機を矛盾させず上手く絡ませながら、説得力を持たせることを意識しましょう。

公務員の自己PRで自分の強みを一貫させると強い

公務員試験では、5分ほどの時間を設けてくれる場合もあります。「5分も話せるかな?」と思うかもしれませんが、自己PRから志望動機(キャリアプランも伝えられたらベスト)と一貫して話題をつなげ自分をアピールするには、どちらかというと少ない方です。民間企業にも公務員にも言えることですが、自己PRは「一貫性を持たせると強い」です。面接官に印象を持たせることができ、かつ一番の強みをアピールすることができるからです。

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公務員の自己PRを書く際のポイント

公務員の自己PRを書く際に気を付けたいことは、アピールするポイントは民間企業と大きな違いはないものの、採用担当者はすべて民間の採用担当者ではなく、公務員として働いている人物であるということです。言い換えれば、民間よりも型にはまった仕事を長年続けている人が、採用担当者としての仕事を一時的に担当することになります。内容よりも書式がきちんとしていることや、字が綺麗かどうかといったポイントのほうが重きを置かれるということです。

地方公務員と国家公務員とでは内容が変わる

地方公務員と国家公務員とでは、同じように見えて大きく仕事内容が違うことが多いので、自己PRに記載する内容には気を使う必要があります。地方公務員は、各都道府県の市役所に勤務したりすることが前提となるため、各地方の地方性に根付いたアピールポイントを考える必要があります。

これに対し、国家公務員は日本という国家に奉仕するための公務員として捉えられているので、地方性よりも日本という国に勤務するという性質を考えたアピールポイントを考える必要があります。これを特に考えないで書いてしまうと、ありきたりな内容の自己PRになってしまうので、上述の違いと各職種にあった自己PRを考えることを心がけるようにしましょう。

自分のアピールポイントを知る

地方公務員としてでも、国家公務員として勤務する場合でも、どのようなアピールポイントが採用担当者からのウケが良いかを知る必要があります。一般的に公務員は良い意味でも悪い意味でも「お役所仕事」という言葉があります。

つまり、形式的に定められた方法や書類で仕事をすることが求められているわけです。そのためにまずアピールするべきことは、責任感や物事を最後までやり遂げることができる、という点です。

上から言われた方法や内容を、責任をもってやり遂げます、という点をアピールすることが公務員の採用担当者には好感を持たれるのです。また、あまりに公務員の内容と関係のないことは記載しても心証を害するためのだけ、注意しましょう。

自己PRは何度も添削をおこなう

自己PRは、自分で書いた後に何度も添削を行い、より良いものに仕上げていく作業が必須です。これは、公務員以外の民間企業での自己PRでも同じことではありますが、何度も何度も書いて、自分の頭の中で整理していく中でより分かりやすい自己PRが生まれることも多いです。

また、ある程度の回数自分で添削を行ったら、それ以上自分で続けるよりもあなたの周りにいる人々に添削してもらうようにしましょう。自分の両親や友人、また意外かもしれませんが、大学などの場合では就職指導課の職員の人に見てもらうことも良いです。彼らは、最新の就職状況や求められる能力を把握していることが多いため、適切なアドバイスをもらえる可能性が高いからです。

面接で自己PRするときのことも考えておく

自己PRをESや履歴書に書くということは、よくあることですが、ESや履歴書で書いたことは、面接で質問として再度聞かれる可能性があるということを知っておきましょう。ESや履歴書で書いたから、もうこの質問は来ないと思っている人もいるかもしれませんが、自己PRはとても重要な質問のうちのひとつですので、再度応募者の口から直接聞きたいという採用担当者も少なくはありません。

良い印象を残したいというのはみんな同じですが、ESで話を膨らませすぎると、実際の面接で食い違いが生じてしまう可能性があるため、面接で回答出来るように素直な気持ちで、自分の言葉で書くようにしましょう。書いた内容は口頭でも説明できるように内容はしっかりと覚えておく必要があります。

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公務員の自己PRの例文と書き方のポイント

ここでは、公務員の自己PRの例文と書き方のポイントについて見ていきます。

公務員の自己PRの例文1

私は何事も一生懸命取り組む「○○(キャッチフレーズ)」です。私は、高校3年間コンピュータ部に所属していました。コンピュータ部ではパソコンのソフトを学んだり、◎◎大会への参加をしたりしました。苦手な分野や分からない情報処理の問題は部員と教えあいながら、毎日3時間の部活動に取り組みました。そして、第28回◎◎大会では団体2位、個人では3位に入ることができました。部活動で学んだ情報処理は、これから先パソコンで作業する際に役に立つと思っています。また、文化部だからか周りから「おとなしそう」と言われますが、運動することが好きです。私は陸上を小中9年間していたため、走るのが得意です。高校の体育祭では、文化部ながら団対抗リレーを任されました。私は、●●市職員になっても何事も一生懸命に取り組み成長していきたいと思います。

上記の例文は、最初に【何事も一生懸命取り組む】というアピールポイントを提示しています。結論を先に述べることで、話がわかりやすくなっているといえるでしょう。また、【大会の順位】や【陸上を小中9年間していた】など具体的に書けていますね。

公務員の自己PRの例文2

私は責任感があり、何事も努力できます。私は小学5年生から高校3年生までバレー部に所属していました。高校では副部長としてバレー部をまとめました。高校では1回戦や2回戦で負けることが多かったため、私は他校に負けない練習メニューを研究して、部長や部員に提案しました。そして、その練習メニューを部活動で取り入れました。その結果、引退前の最後の大会である高校総体では県でベスト4に入ることができました。この経験を通して、私は責任感と努力し続けることの大切さを学びました。私は●●市職員になっても●●市民の住みやすい街づくりに貢献したいと思っています。

上記の例文は、【練習メニューを研究】【高校総体では県でベスト4】のように、具体的に書かれています。ここでは高校時代の話をしていますが、自己PRでは1番最近のエピソードを取り入れると良いでしょう。極端な話、小学生のときに頑張ったことを自己PRしても、面接官は「高校や大学での自己PRはないのかな?」と疑問に思ってしまいます。大学生なら大学時代、高校生なら高校時代など、最近のエピソードを交えると良いでしょう。

公務員の自己PRの例文3

私は、目標達成のためにコツコツと努力できる真面目さがあります。私は小学1年生の頃から高校3年生まで野球をしていました。中学では、レギュラーとして野球の大会に出場できていました。しかし、私が進学した高校の野球部の部員数は80人以上と大人数であり、レギュラーは簡単にはなれないという厳しさを感じました。そこで、高校の部活動では「レギュラーになる」という目標を立てました。毎日の部活動では先輩やレギュラーになった同級生から、自分の弱点を聞いてその部分を修正したり、球拾いやグラウンド整備を率先しておこなったりしていました。部活動では立てた目標を常に意識して、レギュラーを目指して取り組みました。その結果、高校2年生の秋にレギュラーになることができました。私は公務員になっても真面目にコツコツ努力して、地元である○○に貢献していきたいと思います。

この自己PRの例文では「レギュラーになる」という目標を達成するために、努力したことを具体的に書いています。また、最初の方に「目標達成のためにコツコツと努力できる真面目さ」と結論を述べているので面接官に「こういう人なんだな」とイメージがつきやすいでしょう。ぜひ、これらの自己PRの例文を参考にして公務員試験の合格に向けて取り組みましょう。

公務員試験の自己PRには順応性と根拠を必ず盛り込むこと

公務員試験の自己PRの伝え方についてまとめてみましたが、いかがでしたか?「公務員試験といっても同じ面接だから」と安易に考え、奇をてらった自己PRをしても、実はあまり魅力付けにはつながりません。協調性や責任感、リーダシップ、忍耐力など、そういったありきたりとされるようなスキルを『どれだけ根拠付けできるか』という点が一番重要なポイントです。公務員試験に望む前に、しっかりと伝えたいことをまとめておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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