自己PR
公務員ならではの自己PRは4ステップで作る! 強み別例文付き
- 625032 views
目次
- 公務員試験の自己PRでは社会貢献度の高い業務内容に活かせる強みを伝えよう
- 基礎知識を身に付けよう! 公務員試験における自己PRの基本情報
- コツも紹介! 公務員試験の自己PRで伝える強みを見つける6つの方法
- 就活生に聞いた! 自己PRで伝えるエピソードの見つけ方
- もし迷ったら? 公務員試験の自己PRでおすすめの4つの強み
- 自己PRを作ろう! 公務員に特化した内容にする4ステップ
- 就活生に聞いた! 自己PRを伝える際に意識したこと
- 強み別! 公務員試験の自己PR例文4選
- 注意しよう! 公務員試験の突破に向けて避けたい自己PRの内容
- 公務員試験の自己PRに合った強みをアピールして選考突破を目指そう!
公務員試験の自己PRでは社会貢献度の高い業務内容に活かせる強みを伝えよう
公務員は、国や地方自治体のために働く仕事です。だからこそ自己PRで社会貢献度の高さをアピールすることで、選考通過をねらうための適切な対策が進められます。
この記事では、公務員試験の選考通過を目指すために知っておくべき基本情報や、自己PR文の作り方について解説します。参考にしたい例文もあわせて紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。
基礎知識を身に付けよう! 公務員試験における自己PRの基本情報
公務員試験の概要を知っておかないと今自分が何を準備すべきなのかわからないため、まずは基本知識を学んでおくことが大切です。
この段落では、公務員試験を通過するために知っておいたほうが良い自己PRの基本情報を質問の意図・回答のタイミング・質問のされ方の3つの観点に沿って解説します。内容を理解することで、スムーズに準備が進められるようになりますよ。
質問の意図:公務員としての適性や素養を測りたい
面接官は、自己PRをたずねることで学生が公務員に適しているかどうかをチェックします。なぜなら公務員は、国民・市民の暮らしなどを守るために存在する職業であり、適性の有無が重視されやすいからです。
もし公務員への適性がない学生を採用した場合、早期退職に準ずる人員配置・人材募集などにかかるコストが必要になります。なるべくそういったコストを抑えて、長い期間働いてくれる人材を探すため、自己PRを通して学生の人柄を確認するということです。
以下の記事では、自己PRとも関連が深い「強み」を企業側が質問する意図について解説しているので参考にしてみてくださいね。
回答のタイミング:エントリーシート(ES)や面接試験で回答する
公務員試験ではESの質問事項や面接を受ける際に自己PRを求められるため、それに間に合うように回答の準備が必要です。とくに自己PRは就活の質問全体の中でもよくたずねられる頻出質問なので、早めに取り組んでおきましょう。
なお、アピール力を高めようと思い、面接官側からたずねられていないタイミングで無理に自己PRを付け加える必要はありません。なぜなら、コミュニケーション能力が不足していると判断されてしまうおそれがあるからです。これらは、公務員試験に限らず、民間の場合でも同じことが言えますね。
質問のされ方:自己PRやあなたの強みを聞かれる
自己PRに関する具体的な質問のされ方は、おもに以下のような例が挙げられます。
ただし一口に公務員といっても業務内容が異なるため、国家公務員・地方公務員のどちらであるかによって、質問の内容は変わってきます。詳しい内容は、次の段落で解説しますよ。自分の目指す種類に合わせて、よりふさわしい回答ができるような準備をしておきましょう。
公務員の自己PRについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。どのような回答を意識すれば良いか知りたい人はぜひ読んでみてください。
国家公務員:長所や人柄といった定型的なことが質問される
国家公務員は国全体にまつわる業務を担当するため、地方公務員と比べると特定の地方に特化されない比較的定型的な質問がおこなわれるケースが多いです。そのため、下記をはじめとした一般的な自己PRを想定しておきましょう。
もちろん想定外の質問がされる可能性もありますが、よくある質問内容の準備を完璧にしておくことで、選考通過をねらうことが可能です。
地方公務員:自治体によって質問が大きく変わることがある
地方公務員は特定の地方自治体に貢献できるような業務に携わるため、自己PRに関する質問が各自治体によって変わるケースがあります。おもな例は以下のとおりです。
応募する地方自治体の特徴や課題点をふまえた質問をたずねられることも多いため、内容をまとめておき、質問を予想しておくことをおすすめします。
自己PRが思いつかない方は、AI作成ツールを活用してください
AIを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?
簡単な質問に答えていくだけでAIが自動で魅力的な自己PRを作成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
あなたが自己PRでアピールするポイントを特定します
コツも紹介! 公務員試験の自己PRで伝える強みを見つける6つの方法
公務員試験を無事にクリアするためには、面接官側の心に響くような自己PRと、その際に使えるような自分の強みが必要です。
ここでは、自分の強みを探す6つの方法を紹介します。なかなかふさわしい内容が思い当たらない人も、これを読むことで自分に合った方法で強みを見つけられますよ。うまく作業が進められない際に使えるコツもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
①自分史を作る
自分史とは、これまでの自分の人生を年表などにまとめたものを指します。生まれたときから現在までに起きたできごとや考えたことを可視化できるため、自分にとっての強みや関連するエピソードを探しやすいです。そのため、視覚的なわかりやすさを求める人におすすめします。
上記で挙げた内容を複数取り入れ、なるべく自分史の中身を充実させられるように工夫してみましょう。そうすることで、高評価が期待できる自己PRに近付けますよ。自分史作成に役立つコツについても、このあと解説します。
コツ:表彰など客観的な評価も振り返る
就活に活かしやすい自分史を作成するためには、主体的な意見だけでなく、客観的な視点を組み込むことも大切です。他者から実績を表彰・評価された場合などは、アピール内容の信憑性が高まりますよね。
上記のような明確な実例を積極的に記載することで、第三者からの視点が得られます。そのため、高い説得力を感じられるような自己PRが作れますよ。
自分史の作り方についてさらに学びたい人は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
②マインドマップを作成する
マインドマップとは、特定のキーワードをもとにして周辺に関連用語をつないでいくように羅列した図のことです。中心の用語を「自分の強み」にして図を作成することで、自己PRに使えるアイデアを見つけることができますよ。
マインドマップは関連用語をもとにエピソードを書き出していくため、想定外の内容を思いつく可能性があります。そのため、人とかぶらない自己PRを実現したい場合に有効です。
コツ:自問自答を繰り返す
マインドマップを上手に作成するコツは、関連キーワードに対して自問自答を続けることです。自分の思考力をさらに深めることができるため、質の高い回答を導き出せますよ。
うまく作業が進められない場合は上記のような自問自答をおこなってみると、複数の視点から思いを巡らすことができるため、項目を埋めやすいですよ。
こちらの記事では、マインドマップの作成方法について説明しています。作成を検討しているなら、あわせてぜひ目を通してみてください。
③モチベーショングラフを作成する
モチベーショングラフとは、これまでの人生における気分の上がり下がりを示した図のことです。何に対してやる気を持つのか・失うのかなどについて明確化できるため、自分の価値観を知り、そこから強みを見出せます。そのときの心情もふまえてエピソードを探したい人に最適ですよ。
より事実に近い内容をまとめられるため、モチベーショングラフを作成する場合は深く考えすぎずに直感を重視することをおすすめします。次で説明するコツと一緒に試してみましょう。
コツ:失敗した経験も振り返る
モチベーショングラフを作成するにあたって、成功体験だけでなく、失敗や挫折に関する経験も記載することが大事です。精神的にショックを感じた経験やそれを乗り越えたエピソードを思い起こすことで、困難のなかで発揮された自分の強みが見つけられますよ。
モチベーショングラフ作成で重要なことは自分の内面としっかりと向き合うことなので、自分の弱い部分や恥ずかしく思えるところも積極的に書いていきましょう。
モチベーショングラフの作り方については、こちらの記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
④自己分析ツールを使う
自己分析ツールとは、質問への回答などを通して、気軽に自己分析を進められるツールのことです。自己分析結果をもとに、自己PRで使える自分の強みを発見できます。短時間で結果が確認できるツールも多いため、効率よく作業を進めたい人におすすめです。
ただし、必ずしも正しい情報が獲得できるとは限らないため、いくつかの自己分析ツールを試し、より自分に適したツールを探してみましょう。
以下の記事では、自己分析ツールを3つ厳選して内容を詳細に説明しています。より多くのツールのなかから自分に合ったものを探したいなら、ぜひご参考にしてください。
⑤キャリアカウンセラーなど専門家に相談する
キャリアカウンセラーとは、就活に関する相談に乗ってくれる専門家です。就活エージェントなどを利用することで今抱えている悩みごとの内容から自分に適した強みの見つけ方などを提案してもらえる可能性があるので、ぜひ利用してみましょう。説得力がある意見を求めている人に適しています。
上記のようなコツを意識して専門家に相談すれば無駄な時間を過ごさずに済むため、用意された時間を最大限に活用して今後の対策を検討できますよ。
こちらの記事はおすすめしたい就活エージェントを7つ紹介しているので、専門家への相談を検討している人にぴったりです。
⑥他己分析をする
他己分析とは、家族や友人をはじめとした他者に対して自分の特徴に関する質問をおこない、結果を分析することです。自分一人で自己分析を実施するよりも客観的な目線で強みを見つけられるので、自分にはない視点で自己分析を進めたい人におすすめですよ。
より充実した回答を得るために、誰でも構わずすぐに質問するのではなく、相手選びや事前の準備に時間をかけることが重要ですよ。
他己分析の方法をさらに調べたい人は、具体的な内容を説明している以下の記事を参考にしてみてくださいね。
就活生に聞いた! 自己PRで伝えるエピソードの見つけ方
自己PRのネタとなるエピソードをほかの学生はどうやって見つけているのか気になっている学生もいますよね。そこで今回は学生の皆さんに対してアンケート取材を実施しました。
バラエティ豊富な回答を参考にすることで、自分に合った方法で自己PRのエピソードを見つけるのに役立つのでぜひ参考にしてくださいね。
これまでに起きたできごとから見つけ出す人が多数
今までに起きたことや感じたことを集め、ふさわしいエピソードを探した人が多くみられました。
以上の結果から、自分史やモチベーショングラフの作成をした人が多いことがうかがえます。これまでのできごとを目に見える形でまとめると思考も整理しやすくなるので、エピソード探しの第一歩目として有効な方法です。
他者の意見を参考にするという人も
友人や専門家など、自分以外の意見をもとにエピソードを見つける人も少なくありませんでした。
より客観的な意見を求め、他者の意見を参考にする人が多いのではないでしょうか。回答の精度を上げるため、ひととおり自分でエピソード探しをおこなったあとに、他者の意見を聞いてみることをおすすめします。
自己PRで悩んでいる方は、AI作成ツールを使ってください
自己PR作成、何から始めれば良いのか悩んでいませんか?
AI作成ツールなら、簡単な質問に答えるだけで、AIが自動的にあなたの強みを引き出し、選考に役立つ自己PRをスピーディーに仕上げてくれます。
今すぐ効率的に自己PRを準備し、採用に向けた一歩を踏み出しましょう。
あなたが自己PRでアピールするポイントを特定します
もし迷ったら? 公務員試験の自己PRでおすすめの4つの強み
公務員試験の自己PR内容がなかなか思いつかず、悩んでしまうことは少なくありません。そんなときは、社会貢献度が高いおすすめの強みのなかから自分にマッチしたものを選び、適したエピソードを自己分析を通して見つけていくと良いですよ。
ここでは、迷った際に役立ててほしいおすすめの強みを4つ取り上げます。これを読むことで、公務員の適性に合った回答ができるようになりますよ。
①協調性
国民や市民の意見を取り入れながら多くのメンバーと力を合わせて仕事を進めなければならない公務員にとって、協調性は有効な強みです。冷静さを失わず円滑に業務をおこなう様子が予想できるため、良い印象を残しやすくなりますよ。
上記のような特徴を持つ人は、「サークルやゼミなどでメンバーと力を合わせた」「相手の意見を尊重し、より良い解決策を見つけた」など、誰かと協力したり、相手の気持ちを考えたエピソードを見つけてみましょう。
協調性をアピールする際のポイントは、以下の記事で説明しています。自分の強みが協調性だと感じているなら、読んでみてください。
②責任感
ここで言う責任感とは、自分の業務を最初から最後まで投げ出さずにおこなう意志の強さのことです。
公務員は、該当する地域に住む人々が安心して生活できるように、機密情報の取り扱いや業務の締め切りなどさまざまな点に気を配り続ける必要があります。責任感がなければ、このような業務をやり遂げることはなかなかできませんよね。
責任感を強みとして自己PRに使いたい場合は、「課題解決のために難しいタスクをやり抜いた」「途中で投げ出さずに努力を続けた」など、最後まで自分の任務をまっとうしたエピソードがおすすめです。
責任感を自分の強みとして自己PRにつなげたいなら、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
③論理的思考力
公務員は法律や条令などをふまえた行動がとくに求められるため、難しい内容をかみ砕くための論理的思考力も求められます。論理的思考力とはロジカルシンキングとも呼ばれており、物事を順序だてて考える力のことです。情報を的確に把握できるため、取得したデータなどを間違いなく伝えることにも役立ちますよ。
論理的思考力に自信があるなら、「わかりやすい内容を意識して情報を伝達した」「自分の説明で多くの人々を納得させることができた」など、考える力をアピールできるようなエピソードを探してみてくださいね。
④コミュニケーション能力
どんな人とも問題なく会話ができるコミュニケーション能力は、多くの立場の人間と頻繁に情報共有をする機会が多い公務員にとって魅力的に映ります。そのため、相手が求めている内容を的確に伝え、円満な人間関係を構築できる人材であることをアピールしてくださいね。
上記のような内容に心当たりがあるなら、「さまざまな人と意思疎通ができた」「必要な情報を過不足なく伝えられた」など、対人能力や情報伝達力の高さを伝えられるようなエピソードを選んでみましょう。
こちらの記事では、コミュニケーション能力を自己PRで紹介する際のポイントを紹介しています。コミュニケーション能力をアピールしようと思っている人はチェックしてみてください。
自己PRを作ろう! 公務員に特化した内容にする4ステップ
公務員に適した強みをアピールするにあたって読みやすさも必要なので、わかりやすい文章構成を意識することが大切です。
ここでは、公務員に特化した自己PRを作るための手順を解説します。4つのステップに沿って文章を作成することで、迷わずに自己PRをまとめることができますよ。
①自分の強みを整理する
まず、自分史の作成などを通して見つけた自分の強みを整理し、どのような強みをアピールするのか考えましょう。複数の強みから、協調性や責任感などをはじめとした公務員に適した内容を選ぶことで、説得力のある回答を作れるようになりますよ。
強みを整理する際は、該当する内容を上記のようにいくつかの種類に分けてリストアップすると良いですね。さまざまな強みを細分化してまとめることで、最適な強みを見つけやすくなりますよ。
以下は、自分の強みに関する情報を詳しく説明している記事です。さらに深い知識を身に付けたいなら、読むことをおすすめします。
②強みが発揮されたエピソードを振り返る
自己PRで取り上げる自分の強みが決まったら、その強みをアピールできそうなエピソードを考えましょう。エピソードを提示することで、自己PRに説得力を持たせることができますよ。たとえば、以下のような例が挙げられます。
もし複数のエピソードが思い浮かんで迷ってしまった場合は、自分にとって思い入れの強いものを選ぶと、面接などで質問されたときに回答しやすくなりますよ。
こちらの記事でも、強みを裏付けるエピソードについて触れています。より多くの記事を参考にしたい人は、読んでみてくださいね。
③公務員の仕事で強みを活かす方法を考える
続いて、該当する強みが活かせる公務員の業務を具体的に思い浮かべていきます。説得力がある自己PRを作成するためには、実際の業務を例に出して説明することが望ましいからです。
社会人になってからの様子をイメージできるように、上記のような具体例をなるべく多く考えておきましょう。そのなかでも、より説得力が高いものを選ぶといいですね。
仕事に活かせる強みを選ぶ件については、こちらの記事でも述べているので参考にしてみてください。
④伝わりやすい構成で回答を作る
最後に「強み、エピソード、強みを活かせる公務員の業務」といった自己PRの材料にあたる内容を、わかりやすい文章にまとめていきます。公務員に限った内容ではありませんが、より面接官側に内容が伝わるように、以下のようなコツを意識すると良いですね。
このほかに、「冒頭・具体例・結論」という流れに沿って文章を展開していくことも大切です。たとえば、以下のような例が挙げられます。
それぞれの段階で何を説明するべきなのか、次の見出しで紹介していきます。すべてに目を通すことで、正しい流れがさらに理解できますよ。
自己PRの文章構成に関する記事をもっと読みたいなら、以下の記事でも説明しているのでぜひ読んでみてくださいね。
冒頭:強みを一言で伝える
面接官側の興味をひくためにも、まずは自分の強みをシンプルに表現します。
冒頭から自分の強みについて長々と説明すると、何を伝えたいのかわかりづらい文章になってしまいがちです。最初に自分がどのような人間なのか端的に述べることで、面接官側の理解度を高められますよ。
具体例:強みを発揮したエピソードを盛り込む
次に、冒頭部分で述べた自分の強みを選んだ明確な理由を伝えるために、強みを裏付ける具体的なエピソードを説明しましょう。
上記のようなコツを取り入れることで、エピソードを無理なく入れ込みながら、内容が伝わりやすい質の高い自己PRを作ることができますよ。
結論:強みを活かして働けることをアピールする
最後に、その強みを公務員の業務でどう活かせるかを述べましょう。実際の業務を提示しながら公務員として採用されたあとの展望を説明することで、今後の意欲も伝えることができますよ。
このようなポイントを取り入れて入職後の姿を面接官側にイメージしてもらい、自分を採用するメリットを伝えることが大切です。
就活生に聞いた! 自己PRを伝える際に意識したこと
公務員試験を目指す学生は、自己PRで何に配慮すべきなのかわからなくなることも多いです。そこで今回は学生の皆さんに対して、自己PRを伝える際に意識したことについてアンケート取材を実施しました。これらを確認することで、選考本番での失敗を減らせますよ。
伝えたいことをシンプルにまとめるという意見が多数
アンケート結果を見てみると、冗長な自己PRを避け、わかりやすい文章を意識した人が多かったです。
簡潔な文章が重視されている理由は、文章をうまくまとめるスキルをチェックされることがある点も関係しています。文章が長くなってしまいがちな人は、重要な部分のみを切り出して文字数をカットする練習を始めてみましょう。
業務に活かせるかどうかを伝えるという意見も
社会人になってからの業務と自己PRとの関連性を重視している人も、一定数見られました。
面接官側は、業務において継続して良い結果を残してくれる人材を求めているため、自己PRで業務への再現性を意識することは重要です。再現性を高めるために、より任される可能性が高い業務内容を選んで説明すると良いですね。
強み別! 公務員試験の自己PR例文4選
自己PRを作成しようと思っても、思っているような文章が書けず困っている学生もいるでしょう。そんなときは、公務員試験向けの例文を参考にして、基本的な文章の作り方を学ぶことをおすすめします。
ここでは、取り上げる強み別に4つの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。スムーズな文章の流れなどがわかり、公務員試験合格に近付きますよ。
例文①協調性
この例文では、バンド内の人間関係構築を例に出しながら、市の業務に携わる公務員ならではの視点を盛り込んでいます。訴求力が高まるため、こうして公務員の業務と直接的にリンクするエピソードを探すのもおすすめです。
協調性の例文をもっと読みたい人は、以下の記事をチェックしてみてください。
例文②責任感
上記の例文では、インターンでの具体的なエピソードをアピールしています。国民や市民の生活に自分の仕事が直結する公務員の業務との関連性をアピールできれば、民間企業での業務体験を自己PRで活用することも可能です。
こちらの記事では責任感の自己PR例文を詳しく紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね。
例文③論理的思考力
この例文のように、冒頭で公務員に適した強みの内容をより詳しく説明することでインパクトを残し、ほかの学生に差をつけることもポイントです。
例文④コミュニケーション能力
このように、自分の強みをどう業務に活かしたいか説明したうえで公務員になってからの目標を提示すると、やる気があることを主張できるため、志望度の高さを強くアピールできます。
コミュニケーション能力の自己PRについてより多くの例文を参考にしたい場合は、以下の記事を確認してみましょう。
注意しよう! 公務員試験の突破に向けて避けたい自己PRの内容
大事な公務員試験で失敗しないためにも、面接官側が違和感を覚えるような自己PRは避けましょう。ここでは、回避するべき自己PRの例を3つ紹介します。自分で作成した自己PRと見比べ、当てはまっていないか確認しましょう。
①別の官公庁や自治体を否定する
自分の強みを活かしたい業務内容での説明で志望先を賞賛しようとして、別の官公庁や自治体を悪く言うことはやめましょう。公務員に必要とされる、冷静かつ客観的な視点が足りないと見なされる可能性があります。
別の官公庁や自治体を否定する例
- ××市は子育て支援の施策を実施していますが、内容の質が低いと思います。
- これまでにほかの自治体も検討してきましたが、あまり魅力的だと思えませんでした。
- ××市よりも、〇〇市(志望先)のほうが市民を考えていると思います。
過度な賞賛をしなくても入職意欲は十分に伝わるため、別の官公庁や自治体の名前を引き合いに出すことは控えるようにしましょう。
②ほかの試験の回答を使い回す
どの試験でも使えるような回答は独自性が薄いため、回答の使い回しは面接官側にバレる可能性が高いです。下記のような回答ではほかの応募者に差をつけることも難しいので、試験のたびに適切な回答を作り直しましょう。
ほかの試験の回答を使い回す例
- エピソードにオリジナリティがない:私は大学時代、経営学ゼミで勉強を頑張りました。
- 志望先の業務の特徴が反映されていない:入職後は、公務員として覚悟をもって業務に携わっていきたいです。
- 具体性がない:どんな仕事でも全力で頑張ります。
公務員は勤務する団体によって業務内容が変わるため、回答の使い回しはとくに避けなければなりません。志望先のために時間をかけて作成した自己PRは意欲の高さもあわせてアピールできるため、回答を使い回すのではなく、自治体研究などに力を入れて志望先にあわせた内容にしましょう。
③志望動機と一貫性がない
志望動機の内容と合致しない自己PRを作成してしまうと不自然な回答になるため、選考での回答全体において信頼性が持てなくなります。そのため、内容に矛盾がないようによくチェックしておきましょう。
NG例
志望動機:自治体と海外をつなげる規模感の大きい仕事をしていきたい
自己PR:人に寄り添うことが強みなので、地域の人々と触れ合う業務がしたい
一貫性がある内容に変更することで回答への信頼性が高まり、選考での回答全体のレベルが上げられますよ。
志望動機に関連する情報をチェックしたい人は、こちらの記事に目を通してみてくださいね。
公務員試験の自己PRに合った強みをアピールして選考突破を目指そう!
公務員試験の自己PRでは協調性や責任感をはじめとした社会貢献度の高い強みを選ぶなど、公務員に適した内容を意識することが大切です。今回紹介したような強みの探し方や文章の作り方を参考にすることで、公務員にふさわしい自己PRを作れるようになりますよ。
具体的に何を重視するべきなのかを理解しておけば、選考を通過して夢を実現できる日も遠くありません。まずは最適な強みを見つけられるように、行動を起こしてみましょう。
【学生時代頑張ったことに関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年4月5日~11日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の52人