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【内定者懇親会後のお礼メール】書き方からマナーまで例文付きで解説

内定者懇親会後のお礼メールで印象アップ

内定を無事に勝ち取った後に、初めて企業の方々と交流するのが内定者懇親会です。どんな方がいるのか、同期とは上手くやっていけるかなど、多くの緊張を抱えて臨む学生が多いでしょう。しかし、懇親会が終わった後も実はまだ安心してはいけません。自分たちのためわざわざ懇親会を開いてくれたわけです。マナーとしてしっかりとお礼メールを送りましょう。

このお礼メールは懇親会が終わって、安堵感から忘れてしまう学生が多いのです。送らなくても大きく評価は下がらないかもしれませんが、送ることでビジネスマナーを身に着けた学生だと好印象を与えることができます。これから人生の半分以上を過ごすかも知れない会社です。できる限りよい印象を与えて、円満な人間関係を築いていきましょう。

内定者懇親会のお礼メールの書き方

お礼メールもビジネスメールにあたり、ただ送ればいいというわけではありません。加えて、多くの場合は目上の方に送るものになりますので、ある程度のメールマナーは押さえた上で送りましょう。挙げればきりがないため、今回は特に重要な3点を以下にまとめました。最低限これらを押さえることができれば、大方好印象なお礼メールを作ることができるはずです。

件名は一目でわかるものに

件名はできる限り簡潔なものを意識しましょう。件名をパッとみたときに、受け手がすぐ「内定者懇親会のお礼だな」とわかるようなものが特に望ましいです。基本的にビジネスメールは仲のよい友人同士の連絡とは異なります。マナーは受け手側のストレスが少なくなるように意識していくものですので、長々と件名に内容を盛り込んだり、ちょっとしたユーモアを入れたりすることは必要ないのです。

したがって、「ありがとうございました」のような抽象的なものではなく、「内定者懇親会のお礼 ○○大学 氏名」のような件名の方がよりわかりやすく、印象がよいものになるでしょう。

まずはお礼と感想を述べよう

本文を書く上での構成は、基本的に上記のような流れで書くと、全体的にまとまりのあるすっきりとした文章になります。具体的な内容に入る前に、まずは簡単なお礼の言葉を添えましょう。その後、「参加して○○を受けてモチベーションが上がりました」や「○○のお話を聞いて早く入社したくなりました」など、実際に内定者懇親会での体験から感じたことを具体的に話すことで、より説得力のあるお礼になるでしょう。

抱負を盛り込んだ締めの言葉を

具体的なお礼を述べることができた後も、「それでは」というようにぶつ切りのような形で終わってしまうと、読み手は少しぶっきらぼうな印象を受けます。最後には、今後の展望などについて、抱負などを込めて伝えると、よりまとまった文章ができます。例えば、「今後は内定者懇親会でお話があった○○について、残り少ない学生生活ですが研鑽して参りたいと思います」などです。

このように具体的にやることを提示することで、懇親会が有意義であったことをアピールすることができるのです。抱負が書けたら、最後には「今後とも何卒ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します」などのように、今後とも積極的に関わりを持ちたい旨の文章で締めることで、綺麗に本文を締めて終えましょう。

署名を忘れずに

本文が書けても、安心して送信してはいけません。本文の後ろに必ず自分の署名を入れましょう。署名は基本的に上記の要素を最低限盛り込めば問題ありません。メールアドレスは入れなくてもよい場合が多いですが、入れても印象が悪くなることはないです。

署名は身元を示すというビジネスマナーとしての形式的な面もあります。また、メールを見て相手が電話をしようと思ったときにすぐできるなど、相手側の負担軽減に配慮するという面もあります。必ず外さないようにしましょう。

お礼メールの大事なマナー

さて、本文はここまでで作ることができるようになりました。次にお礼メールを送る際のマナーについても見ていきましょう。メールそれ自体がどれほどに綺麗にまとまっており、印象のよいものでも送り方のマナーが悪ければ、本文すらもまともに読んでもらえないかもしれません。作成した後も安心せず、しっかりと送信まで気を付けてするようにしましょう。

メールは内定者懇親会後に速やかに送ろう

鉄は熱いうちに打てというように、お礼は絶対に早いに越したことはありません。懇親会についても同様で、終了後は可能な限り早く、最低でも翌日の朝までには送るようにしましょう。お礼は気持ちがさめる前にもらった方が心に響くものです。逆に長く時間が空いてしまうと、後付け感が出てきてあまり印象はよくありません。

懇親会は基本的に一次会で終了しますが、人によっては二次会などへも参加して夜遅くまでかかってしまう場合もあるかもしれません。そういった場合は解散後すぐに送信するか、翌日の朝に伝えましょう。無理に深夜に送るのは、かえってマナー違反になりますので注意しましょう。

就業時間中に送るようにする

メールはいつでも自由な時間に送信できるメリットがありますが、内定者懇親会後のお礼メールを送る時は就業時間にも気を配りましょう。担当者が、個人の携帯電話へメールが届くように設定していた場合、就業時間外にメールを送ると通知がきて迷惑をかけてしまいます。早朝や深夜などの時間にお礼メールを送ることは、非常識とも考えられます。緊急性のない懇親会のお礼メールならなおさらです。

担当者の負担とならないように、企業の就業時間を確認して、時間内に送信するように注意しましょう。また、土日や祝日など企業の営業日以外の日にメールを送るのも、よい印象とはいえません。休暇中に直接業務に関わることではないメールが送られてきたらどのように感じるか、相手の立場になって考えて適切な時間を意識しましょう。

誤字脱字に気を付ける

ビジネスシーンのメール全てにいえることですが、懇親会後のお礼メールでも誤字脱字には充分気を付けるようにしましょう。漢字の変換間違いや間違った言葉などはうっかりミスをしやすい部分です。特に自動変換機能を使っていると、気付かないうちにおかしな文章になっていることもあります。メールを作成したら、送信ボタンを押す前に必ず最初から目を通して、誤字脱字がないかチェックしましょう。

余裕があれば、少し時間をおいてから読み直してみると効果的です。作成した直後だと誤字脱字があっても気付かないことがあります。本文だけでなく、件名や宛名などもよく確認してみてください。会社名や部署名、担当者名を間違えると、とても失礼になってしまいます。また「株式会社」を「(株)」とするなど略字を使うのも避けましょう。

お礼メールが長くなり過ぎるのはNG

ビジネスメールの基本は、相手にいいたいことを簡潔にまとめることです。感謝の気持ちを丁寧に伝えたいからといっても長々と書いてしまうと分かりにくく、何がいいたいのかがつかめないメールになってしまします。担当者も普段の業務で忙しいため、懇親会のお礼メールはなるべく短くシンプルに書くようにしましょう。

要点をおさえ、適切な言葉遣いで懇親会への感謝を表せるように心掛けてみてください。また、一文が長いメールや改行がないメールも読みにくいので注意が必要です。適度に改行を加え、本文を見た時に読みやすくなっているか確認します。メールを送る前に一度全体を見直して、簡潔な文章となっているかチェックしてみましょう。

就活でお世話になった人全員にメールを送ろう

企業によっては非常に多くの方が懇親会に参加していますので、どこまでの範囲で送信するべきか悩む学生も多いでしょう。一般的に、就職活動で関わりを持った人事担当者や先輩は必須です。加えて、内定者懇親会で連絡先を交換した先輩などがいる場合などは、その方にも送ると好印象で人間関係を始めることができるでしょう。

送る際は、個別で送る方が丁寧な印象を与えます。特に、当日個人的に連絡先を交換した場合は一斉送信だと少し距離を感じてしまうので、注意が必要です。個別に送信する場合は「To」に連絡先を入れて送り、一斉送信の場合は「BCC」へ連絡先を入れて送ります。

内定者懇親会後のお礼メール例文

最後に、実際にお礼メールを送る際の例文を見てみましょう。メールなどのビジネスマナーはポイントを学ぶことも重要ですが、何よりも実際に自分で書いてみるのが上達の近道です。慣れてくれば自然と応用もできるようになってくるでしょう。そのため、基本的に例文の丸写しは避け、自分の言葉で書くことを心掛けましょう。自分の言葉で書くことで上達するだけでなく、相手にも事務的な印象を与えません。

例文①

件名:内定者懇親会のお礼

○〇株式会社
人事部○○課
○○ ○○様

いつもお世話になっております。
○○大学○○学部○○科○○です。

本日は私たちのために、素晴らしい内定者懇親会を催してくださったこと、
心より感謝申し上げます。

多くの方との交流を通して、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
また、先輩方のお話にもあったコミュニケーション能力の大切さは
改めて自分に足りないところであると痛感しています。

入社日までは学業に励みつつ、
コミュニケーション能力を初めとした社会人として
重要な力を磨くことができるよう、努力を重ねて参ります。

どうか、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
最後に重ねて感謝申し上げます。

今回は略儀ながら、メールでのご挨拶とさせていただきます。

(署名)

こちらは人事の方などのように自分とは立場や年齢が離れた方向けのメールです。基本的には敬語のランクを普段より一段階挙げたイメージを持ってもらえればよいです。

例えば、「ありがとうございます」を「感謝申し上げます」であったり、「重ねていきます」を「重ねて参ります」であったりというように言い換えることで、普段用いる敬語よりも更に丁寧な印象になるのです。普段用いないような表現もあるかもしれませんので、使用する際はよく意味を調べ、誤使用のないように注意しましょう。

例文②

件名:内定者懇親会のお礼

○〇株式会社
○○部○○課
○○ ○○様

いつもお世話になっております。
○○大学○○学部○○科○○です。

本日は私たちのために、素晴らしい内定者懇親会を催してくださり、
誠にありがとうございます。

先輩方から仕事に対するやりがいや、
普段の業務で印象に残っている経験など貴重なお話を多く聞くことができ、
入社日がとても楽しみになりました。
入社後の生活も思い描くことができ、
とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

入社日までは学業に励みつつ、
本日もお話があった社会人基礎力を磨くことができるよう、
努力していきたいと思います。

どうか、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
最後に重ねて感謝申し上げます。

今回は略儀ながら、メールでのご挨拶とさせていただきます。

(署名)

年齢や立場が近い方は、少し砕けた表現の敬語の方が親近感がわいて好印象です。ただし、注意してほしいのは、砕けた表現にしていると言っても、決して敬意を払っていないというわけではないことです。

大学までは、先輩ともある程度軽いノリで接してきたという方もいるかもしれませんが、それは会社内ではリスクが高い行為です。「学生気分が抜けていない」と思われないように、あくまで正しい敬語表現などの敬意を払うという前提があることを忘れないようにしましょう。

例文③

件名:内定者懇親会のお礼

〇〇株式会社
人事部〇〇課
〇〇 〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇科〇〇です。
本日は私たちのために、素晴らしい内定者懇親会を催してくださったこと、
心より感謝申し上げます。

社長から直接お話を聞かせて頂き業務に対する姿勢や普段から心掛けていることを学べて、とても勉強になりました。また、所属予定部署の〇〇様から社内の雰囲気やお仕事についてのお話も伺うことができました。皆様のお心遣いに心より感謝申し上げます。

入社日から貴社の一員としての自覚と誇りを持ち仕事に邁進していきたいと考えておりますので、今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

メールにて失礼とは存じますが取り急ぎ御礼を申し上げます。

(署名)

懇親会であったエピソードを紹介して感謝の気持ちを表現しています。社長の話を聞いたこと、社員と会話をしたことなど印象的な出来事を伝えてこれからの抱負と合わせてお礼メールとしています。懇親会の内容をしっかりと覚えていて勉強になったと感じていることが分かり、前向きな印象になります。

内定者懇親会後のお礼メールNG例文

件名:内定者懇親会のお礼

〇〇株式会社
人事部〇〇課
〇〇 〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇科〇〇です。

本日は内定者のために懇親会を開催して頂き誠にありがとうございました。とてもよい経験になり勉強になりました。ただ、他の同期の方と話をする機会がなかったので、残念だと感じました。もう少し交流する時間があればよかったと思います。

入社してからも頑張っていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

(署名)

懇親会についての感想を述べていますが「とてもよい経験になりました」だけでは何についていっているのか分かりません。当たり障りのない言葉ですが、感謝の気持ちが伝わらず内容が薄いという印象を与えてしまいます。「懇親会の内容を覚えてないのでは」と感じられる可能性もあるでしょう。具体的に何がよかったのかを書くことが大切です。

また、お礼メールではマイナスとなることを書くはのはNGです。実際に残念だと思ったことがあったとしても、それをお礼メールで伝える必要はありません。失礼になりますので、そうした内容は避けるようにしましょう。

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内定者懇親会は社会人として守るべきビジネスマナーが求められ、学生にとっては少し構えてしまうイベントかもしれません。しかし、面接試験とは異なり、企業の方は学生を迎え入れて親睦を深めるという目的で懇親会を催しています。したがって、最低限マナーを守っていれば多くの方は好意的に接してくれるはずです。

この記事ではマナーのほんの一端であるお礼メールについて紹介しました。今後とも長く付き合っていく企業の方々です。まずはお礼メールを迅速に送って好印象を得ていきましょう。懇親会をよい人間関係を作るきっかけにして、充実した社会人生活へのスタートダッシュを切っていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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