職種研究

医療業界に採用される志望動機の書き方|例文3選やNG例をご紹介

医療業界とは

医療業界での就活を攻略するためには、志望動機を綿密に練り上げなければなりません。医療業界は就活生に人気の高い業界です。そこで勝ち抜いていくためには、志望動機で採用担当者の印象に残る必要があります。印象的な志望動機を書くためには業界についての知識を深める必要があるため、業界研究を欠かすことはできません。医療業界の正しい知識を身に付け、志望動機を作成していきましょう。

医療業界

医療業界は順調に業界規模を拡大し、業績を上げ続けている業界です。業績好調の背景には、景気の変動だけではなく社会構造の変化も考えられています。景気が回復したことによって医療業界も堅調に推移していますが、それだけではなく少子高齢化が業績好調の追い風となっています。

高齢化の進行によって国内の医療費は拡大し、今後もさらなる医療費の増大が見込まれている状態です。また、高齢化の進行に伴って予防医療への関心が高まったことも業績好調の後押しとなっています。予防医療の分野が成長したことによって、医療業界はさらに拡大しましたし、今後もさらに拡大していく見込みです。

医療業界の業績推移について

  • 業界規模:2兆6,634億円
  • 平均年収:654万円
  • 平均継続年数:15年

医療業界の業界規模は2兆6,634億円です。国内の業界としてはそれほど大規模ではありませんが、業界規模は依然拡大傾向にあります。今後も業界規模は好調に拡大していくことが見込まれており、成長力の高い業界です。平均年収は654万円であり、他業界と比べても高い水準にあります。企業によって若干の差はあるものの、その差はそれほど大きくはありません。業界全体として高年収を獲得している人が多いです。

平均継続年数は15年であり、他業界と比べても平均程度、あるいはやや高い水準にあります。これも企業ごとの差はそれほど大きくはありません。業界としても成長力があるため働きやすい環境にあり、長く続けている人は多いです。

医療業界の細かい職種分類について

  • 医師
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 医療事務
  • MR

医療業界の職種としては医師、看護師、薬剤師、医療事務、MRなどが挙げられます。医師は患者を診察し、病気の治療を進めていく職種です。看護師は医師のサポートをし、患者の看護をおこなう職種です。薬剤師は医師の処方箋などをもとにして、薬の調合を行います。これらは専門職であり、それぞれ資格や免許などが必要な職種です。

医療事務は病院などで事務職として働きます。通常の事務処理能力に加え、医学知識などが必要になる場合もあります。MRは製薬会社の営業として働く職種です。医薬品メーカーや病院、医師に対して新薬の営業などを行います。医療業界は幅広く、さまざまな職種がありますが、どの職種であっても専門的な知識が求められます。

医療業界の志望動機を書くポイント3つ


医療業界での就活を勝ち抜くためには、志望動機を工夫して書き上げる必要があります。医療業界は成長力が高く、就活生に人気の業界ですので、当然志望者は多いです。選考で勝ち上がっていくためには、採用担当者の心に残る志望動機を作成しなければなりません。上手な志望動機を書くためにはいくつかポイントがありますので、それらを踏まえて志望動機を作成していきましょう。

①なぜ医療業界なのかを明記

採用担当者の印象に残る志望動機を作成するためには、なぜ医療業界なのかを明記することが大切です。世の中にはさまざまな業界があり、就活ではその中から自由に業界を選んで、就職を目指すことができます。可能性はほぼ無限と言えるほどに広がっている中で、なぜ医療業界を志望するのか、医療業界でなければならない理由は何なのかを伝えることが大切です。

医療業界を志望した理由を伝えるためには、医療業界の特徴を踏まえてアピールを進める必要があります。医療の力で人を助けたい、病気の人たちを支援する存在になりたいなど医療業界でしかできないことを理由に挙げることが大切です。なぜ医療業界を志望したのか、その理由をしっかりと伝えていきましょう。

②その中でもなぜ該当企業なのかを明記

なぜ医療業界を志望したのかを伝えれば、次はその中でもなぜ該当企業なのかを明記しましょう。一口に医療業界と言ってもさまざまな企業があり、その選択肢も無数にあります。医療業界の中でもなぜその企業を志望するのか、その企業でなければならない理由は何かを伝えていく必要があります。

企業を志望する理由を伝える場合は、その企業独自の特徴や強みを踏まえてアピールすることが大切です。その企業にしかないものを理由に挙げれば、志望度の高さを伝えることができますし、企業研究ができていることも伝わり、好印象です。企業研究がしっかりできていれば、入社意欲が高いことが伝わりますので、その企業にしかない特徴を踏まえてアピールしていきましょう。

③自分に何が貢献できるのかも明記

最後に、そこで自分に何が貢献できるのかを伝えていきましょう。志望動機は業界や企業への関心の高さ、仕事に対する意欲の高さを伝えることが大切ですが、それらのアピールだけでは不十分です。やる気や情熱を持っていることは大切なことですが、それだけでは企業で活躍することはできません。

企業で活躍するためには能力が必要なので、自身にどのような能力があり、それが企業の仕事でどのように役立てられるかを伝えることが大切です。貢献できることを伝えるときには、できるだけ具体的に伝えることがポイントです。自分の能力、そして企業での仕事を知り、仕事への再現性があることをアピールしていきましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用しよう

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医療業界の志望動機例文3選


志望動機の書き方のポイントを知れば、いよいよ実際の就活で使う志望動機を作成していきましょう。志望動機は就活を通して使用する大切なものです。すぐに書けないからといって焦る必要はありません。ゆっくりと自分のペースで書き上げればいいので、しっかりと向き合って真剣に考えることが大切です。例文なども参考にしながら、自身の志望動機を作成していきましょう。

例文①

私は医療の力で多くの人の豊かな生活を守りたいと考えています。御社は新薬の開発に強みがあり、業界でも最先端を行く企業です。特に予防医療の分野に強みがあり、新薬を広く流通させることで、一人でも多くの人の健康な老後を支えたいと考えています。
私は大学時代に文化祭の実行委員として働き、多くの人と関わることでコミュニケーション能力を身に付けました。御社ではコミュニケーション能力を活かして医療関係者に新薬を売り込み、またそこで得た知識を自社の開発者にフィードバックすることが活躍したいと考えています。

例文①では医療の力で多くの人の豊かな生活を守りたいと志望動機が語られています。最初に結論から述べることで、アピール内容を明確にすることができており、印象深いスタートになっています。

新薬の開発、予防医療の分野に強みがあるなど、企業独自の強みを盛り込むことで、その企業でなければならない理由が伝わり好印象です。企業で貢献できることについても、どのように活躍するのかを具体的に語ることで、活躍している姿がイメージしやすく、これも好印象です。

例文②

私は患者に安心感を与えることで病気としっかり向き合ってもらいたいと考え、貴院を志望しました。私は小さい頃体が弱く、何度も通院を繰り返していました。初めは病院は怖いイメージでしたが、看護師の方が優しく接してくれたおかげで恐怖心は和らぎ、安心することが出来ました。
その時に通っていたのが貴院であり、私も同じく患者に安心感を与える存在になりたいと考えています。私は居酒屋でアルバイトをしており、体力とコミュニケーション能力には自信があります。貴院でも患者と打ち解け、患者と一緒に病気に粘り強く向き合うことで、信頼を勝ち得て活躍したいと考えています。

例文②では、患者に安心感を与えることで病気と向き合ってもらいたいことが志望動機として挙げられています。志望している企業(病院)が自分が関わったことのあるものであり、そこでなければならない理由としてアピールできています。

志望動機を差別化する場合には原体験から語るのもおすすめです。志望しているのが自身が過去に通院していた病院であり、そこでのエピソードから志望動機を語ることで、志望意欲の強さをアピールすることができています。

例文③

私は医療事務として病院の運営を支えることで、多くの人を助けたいと考え貴院を志望しました。貴院は最新の医療技術を導入しており、数多くの人が通院しています。地域に密着していることも特徴であり、私も地域の住人の一人として様々な人に貢献したいと考えています。
1年生のころからボランティア活動に取り組んでおり、様々な国と地域でボランティアを行うことで、幅広い年代の人とコミュニケーションを取る力を養いました。私は貴院でも医療事務として事務の仕事を担当するだけではなく、受付業務で病院の顔として患者様に安心を与える存在として働きたいと考えています。

例文③では医療事務として病院の運営を支えることで、多くの人を助けたいことが志望動機として挙げられています。病院の強みを挙げ、自身も地域住人の一人であると病院との関係性を明かすことで、病院を志望する理由をアピールすることができています。

貢献できることについても、どのように貢献できるかを詳細まで語ることで活躍している姿がイメージでき、好印象です。医療事務は志望動機の作成が難しいですが、単に事務職として働くだけではなく、病院の顔として働くなど具体的なイメージを語ることで印象深いアピールになっています。

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医療業界の志望動機NG例文選

志望動機の作成は難しいものであり、ここで行き詰まりを感じてしまう就活生は多いです。しかし、行き詰まりを感じたからといって焦る必要はありません。志望動機の作成に行き詰った場合は、さまざまな例文に触れることが大切です。

NG例文は自身の志望動機と見比べることで、間違いはないかを確認することができます。また、改善のヒントが得られる場合もあります。NG例文も参考にしながら、志望動機にさらに磨きをかけていきましょう。

NG例文①

私は医療業界で活躍することで、人々の命を救う存在になりたいと考えています。医療業界は様々な進歩を遂げていますが、未だ解明されていない病気や対抗策がない病気もたくさんあります。御社では最新の医療技術が様々導入されていますし、医療の最先端を走る企業です。
私は最先端の環境で研究を進めることで、あらゆる病気を解き明かし、一人でも多くの人の命を救いたいと考えています。医療の最先端の環境で働きたいと考え、御社を志望しました。

NG例文①では医療業界で活躍することで、人々の命を救う存在になりたいと志望動機が語られています。しかし、志望動機が曖昧であることがNGです。医療業界の中でもどの分野で活躍するのか、どのように活躍するのかなどを明記する必要があります。

また最先端の環境で研究を進めることで、あらゆる病気を解き明かすことも信憑性がなくNGです。夢を持つことは大切ですが、それがあまりにも曖昧であり、実現可能性の低いものだと志望動機としてはよくありません。

NG例文②

私は製薬会社の立場から医療業界を支えることで、多くの人の健康に貢献したいと考えています。私は大学時代にサッカー部に所属しており、キャプテンを務めていました。キャプテンとしてチームを率いるために、まずは自分自身がプレイヤーとして上手くなる必要があると考え、人一倍練習に打ち込みました。
その結果個人としての技術も向上しましたし、チームメイトも私を信用してついてきてくれるようになりました。私は継続して努力をすることが得意であり、努力の姿勢を見せることで信用を勝ち取ることが出来ます。御社でも継続した努力によって顧客の信頼を勝ち取り、MRとして活躍したいと考えています。

NG例文②では製薬会社の立場から医療業界を支え、多くの人の健康に貢献したいと志望動機が語られています。この例文は、その企業を志望する理由が明記されていないことがNGです。

企業で貢献できること、どのように活躍するかについては詳細まで語られていますが、志望度の高さが示せていない点がよくありません。ほとんどが自身の能力のアピールになっており、志望動機というよりは自己PRになってしまっていることもNGです。

NG例文③

私は大学時代に介護のアルバイトをしました。アルバイトを通じて人を助けることの大変さを知り、同時に大きなやりがいがあることも知りました。そのやりがいの大きさから人を助ける仕事がしたいと感じ、医療業界を志望しました。
介護のアルバイトを経験したおかげで力仕事にも慣れ、体力にも自身があります。アルバイトで培った体力を活かして、御社でも粘り強く働き、一人でも多くの人が助けられるように努力をしていきたいと考えています。

NG例文③では、書き出しが結論になっておらずNGです。志望動機では最初に志望する理由を伝え、何をアピールしたいのかを明確にすることが大切ですが、例文ではそれができていません。結局最後まで志望理由が分からず、アピール力が低くなっています。

また、企業を志望する理由について触れられていないこともNGです。業界を志望する理由についても人を助ける仕事がしたいと抽象的であり、伝えたいことが何かが明確に分かりません。

医療業界の志望動機をマスターして選考を有利にしよう


医療業界は業績が好調であり、今後もさらに業界規模は拡大が予想されている業界です。少子高齢化の進行に伴って、ますます需要が増えますし、さらに注目が集まることが予想されています。医療業界は就活生に人気の高い業界でもありますので、選考で勝ち抜くためには志望動機を工夫しなければなりません。

上手な志望動機の書き方にはポイントがあり、それを知っているかどうかが就活を成功させるカギになります。書き方のポイントをしっかりとマスターし、採用担当者の心に響く志望動機を作成して医療業界での就活を成功させましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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