目次
一次面接で落ちてしまうと悩む就活生は多い
就活をする中で、一次面接で落ちてしまうと悩む学生は多いです。一次面接は、選考の第一関門であり、まずそこを突破しないことには次の選考へと進むことはできません。
一次面接は最初の面接ですが「最初の面接=簡単」というわけではありません。合格するためにはしっかりと対策をしておく必要があります。一次面接で企業が見ている共通のポイントや質問されるであろう問題を事前に対策することで、失敗を防ぐことができるのです。
また「書類審査は通過できるが、一次面接は落ちてしまう」という悩みがある人は、その原因を知ることも大切です。
本記事では一次面接に落ちてしまう原因と、選考を突破するためのポイントを解説していきます。事前対策をしっかり行い、後悔のない就職活動を行いましょう。
一次面接の特徴
初めに「一次面接の特徴」を理解しましょう。特徴を学んでおくことで、自分の苦手な対策すべきポイントを知ることができます。
一次面接は多くの応募者の中から、二次面接・三次面接に進む就活生を選ぶためにおこなわれます。
一次面接の面接官は、若手の社員が務めるケースが多いです。また、面接時間は短い場合がほとんどで、集団面接やグループディスカッションなど、複数人の選考を一度におこなうこともあります。
一次面接の特徴について詳しく確認しておきましょう。
一次面接の面接官は若手であることが多い
一次面接は面接官にも特徴があり、基本的には若年層の社員が担当することが多いです。一次面接も重要な選考過程ではありますが、まだ採用に直結する段階ではありません。そのため「二次面接に進むにふさわしいか」という観点で面接を行います。
もちろん、若手とはいえ実際には選考基準に従って評価されますので、真面目に取り組みしっかりアピールしなければなりません。
面接にある程度慣れた面接官がいることもありますが、それも基本的には若年層が多いです。面接官と年齢が近い分、面接でも話しやすいでしょう。
一次面接と二次面接の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
集団面接が行われることが多い
一次面接は、なるべくたくさんの応募者と会うために、複数人の選考を同時におこなえる集団面接を取り入れている企業が多くなっています。
集団面接の場合、企業によって形式が異なりますが、学生3~6人ほどをひとつのグループにするのが一般的です。
個人面接より持ち時間が短い集団面接では、好印象を残せるようにアピールすることが大切です。集団面接で気を付ける点、よくある質問などをしっかり理解し対策をしていきましょう。
以下の記事では、集団面接の質問への答え方について解説しています。集団面接について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください
基本的な質問が多い
一次面接は選考の初期段階であるため、質問内容も基本的なものが多いです。
企業によって異なりますが、志望動機や自己PR、長所や短所など、履歴書やエントリーシートの内容を深堀りされるものと考えておきましょう。これらは、就活においての基本的ではありますが、業界、企業に関係なく問われる重要な質問でもあります。
基本がしっかりできているかを確認することで、志望度や就活に真面目に取り組んでいるかを見ているのです。
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一次面接で面接官が見ているポイント
一次面接を突破するために、面接官が見ているポイントも知っておきましょう。一次面接で特に見られているポイントは3つです。
①就活生のポテンシャル ②入社後のビジョン ③一緒に働きたいか
企業によって面接がおこなわれる回数は違うものの、一次面接で見られているポイントについては共通していることも多いです。
何を見られているのかを知っておくことで、アピールすべきポイントも分かり、しっかりと対策をすることができます。一次面接の面接官が見ているポイントをここで理解しておきましょう。
①就活生のポテンシャル
一次面接で面接官が見ているポイントとしては、就活生のポテンシャルが挙げられます。ポテンシャルとは「成長できる可能性」や「将来性」を指します。
新卒の就活では能力よりも、就職後の成長力、伸びしろ重視で採用が決定している場合が多いです。そのため、今持つ能力よりも、今後どれだけ成長できるかをアピールすることが大切です。
能力もなく、ポテンシャルも感じられない人が採用されることはありません。現時点での能力が低くても、これから自分が伸びると示すことができれば面接は突破できるかもしれません。
即戦力として活躍できなくても、将来的に活躍できることをしっかりと伝えましょう。そして仕事への理解を示し、熱意を伝えて将来性を伝えることが大切です。熱意を伝える方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
②入社後のビジョン
入社後のビジョンも、一次面接で面接官が見ているポイントの一つです。
就活のゴールは内定をもらうことです。しかし、採用担当者は、入社後どのように活躍してくれるかを評価し、合否の判断しているのです。
就職した時点で満足してはそれ以上の成長は望めません。そのため入社後のビジョンを伝え、仕事に対してのやる気をアピールすることが大切です。
「入社後にどんな仕事がしたいのか」「どんな仕事を経験して最終的にはどのように成長したいのか」をアピールしましょう。入社後のビジョンを明確に伝えることで企業への熱意も伝わり、志望度の高さを伝えることができます。
ビジョンが漠然としていると、将来性がないと判断される可能性もありますので、できる限り具体的なビジョンを伝えることがポイントです。将来性を伝える方法をもっと詳しく知りたい方は、併せてこちらの記事も読んでみてください。
③一緒に働きたいか
一次面接ではポテンシャルや仕事に対しての熱意なども見られていますが、それだけではなく、一緒に働きたいかも面接官は見ています。
成長力とやる気があり、ポテンシャルがあることは大切ですが、いくら能力が高くても協調性がなければ企業で活躍することはできません。仕事は一人でできるものではなく、周囲の人と協力しておこなうからです。
自分勝手な行動は、職場の環境を悪くしてしまう可能性もあります。企業という組織で仕事をする上では、お互いに助け合い、協力し合うチームワークが大切です。ここでは、面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらえるような協調性を示せるようにしましょう。
協調性やそのアピール方法についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を確認しておきましょう。
一次面接で落ちる人の8つの共通点と改善策
一次面接で面接官が何を見ているかがわかったら、一次面接で落ちる人の共通点も知っていきましょう。評価のポイントを理解していたとしても、実際に行動できなかったり、その他の点でマイナスの評価になれば一次面接を突破することはできません。
一次面接で落ちてしまう人の共通点はこの8つです。
何が評価されるかだけではなく、何が評価されないか、マイナスの評価となるかを知っておくことも大切です。一次面接で落ちる人の共通点の中で、自分がそれに当てはまっていないかどうかを確認しましょう。
①正しいマナーが身についていない
一次面接で落ちる人の共通点として、正しいマナーが身についていないことが挙げられます。
面接は質疑応答の形式で進みますが、質問に上手に答えられていれば合格できるわけではありません。質問に上手に答え、最高の評価を受けていたとしても、マナーが守れていなければ評価は一転して悪くなりますし、不合格の原因になります。
面接のマナーとは大きく分けて、入退室から面接中の姿勢や態度、話し方や言葉遣い、身だしなみの3つです。このどれか一つが欠けていると、マナーが悪いという評価になり、一緒に働きたいと思われず、一次面接で落とされてしまうのです。
改善策
正しいマナーは身に付けるためには、知識として覚えることはもちろん、日ごろの生活の中での実践が重要です。すぐにできるものではないのです。
前述した通り、面接でのマナーは入退室から面接中の姿勢や態度、話し方や言葉遣い、身だしなみの3つです。入退室や面接中での態度は、実際の面接の練習で身に付けましょう。友人同士だけでなく、大学のキャリアセンターで模擬面接を依頼することもできます。本番さながらの面接を再現すれば、良い緊張感の中でマナーが身につきます。
言葉遣いは、日常生活の中で意識しましょう。特におすすめなのはニュースを視聴することです。アナウンサーは言葉のプロフェッショナルです。正しい言葉遣いで私たちに多くの情報を届けています。ニュース番組は、ロジカルで適切な表現を多く使っているため、学ぶのには最適なのです。
質問への回答とマナーの両方ができていなければなりませんので、マナーもしっかりと身に付けておきましょう。就活マナーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事のチェックリストを利用してみてください。
②志望動機・自己PRが弱い
志望動機や自己PRが弱いことも、一次面接で落ちる人の共通点の一つです。
志望動機からは、単に企業を志望した理由だけではなく、企業への理解度や志望度の高さ、仕事への熱意がわかります。
志望動機が浅いと、企業への志望度が低く、仕事に対してのやる気もないと思われてしまいます。やる気のなさは成長するポテンシャルをないように見られます。志望度の低い学生を採用するメリットは企業にないのです。
また自己PRは、面接の中で存分に自分をアピールできる場所です。その中で魅力となる部分が相手に伝わらなければ、入社後活躍するイメージもできないため、一次面接で落ちてしまうことが多いのです。
志望動機や自己PRが弱いと大きくマイナスの評価となってしまいますので、じっくりと考えてやる気が伝わるように作成しましょう。
改善策
志望動機と自己PRを作成するときに重要なのは、業界・企業研究です。業界や企業への理解が浅いと「その業界で働きたい理由」「その企業でなければならない理由」も薄いものになってしまいます。
まずは業界の理解をし、自分のやりたいことに合っているかを確かめます。そして次に企業の理解を進め、条件に合う企業を見つけることができたら、志望動機と自己PRを作成すると良いでしょう。
業界の役割、企業のプロジェクトを知っておくことで、どうしてその業界で働きたいのか、その企業で自分がどのように活躍できるのかを明確に伝えられます。
業界・企業研究についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
また志望動機と自己PRの作成方法はこちらの記事を参考にしてみてください。これらはどの面接でも問われるため、ここで完璧にしておきましょう。
③コミュニケーション能力が乏しい
コミュニケーション能力が乏しいことも、一次面接で落ちる人の共通点です。
面接は社員の方と就活生が会話する場です。そこでコミュニケーションが上手に取れなければ、入社後一緒に働くイメージはできないのです。前述した通り、一次面接では面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらえるような姿勢が大切です。そのため、最低限のコミュニケーションは取れるようにしておきましょう。
最低限のコミュニケーションとは以下の通りです。
- 面接官や他の学生の話もしっかりと聞く
- 目を合わせて話すことができる
- はきはきと相手に聞こえる声の大きさで話せる
- 話を遮らない
- 笑顔で挨拶をする
面接で緊張するのは当たり前であり、それは面接官もわかっています。普段より上手に話せなくても、最低限のコミュニケーションが取れていれば問題ありません。
面接といってもそれは会話にすぎません。心地の良い会話ができるように意識しましょう。
改善策
コミュニケーションスキルを身に付けるためには、日常生活で訓練することが大切です。
日常生活を練習の場だと考え、多くの人に自分から声をかけてみましょう。普段自分があまり話したことのない人に挨拶をしたり、大学の授業で積極的に意見を伝えることもコミュニケーションの一つです。
清掃員の方や警備員さん、駅員さんにお店の定員さんなど、普段顔はよく見るけどあまり話したことのない方に「こんにちは」「ありがとございます」と一言話すだけでも練習になります。大学でもグループワークがあれば自分から意見を出したり、相槌を打つことを意識しましょう。
この能力はスポーツのようなものであり、練習量が増えれば必ずうまくなります。時間はかかりますが、確実にコミュニケーション能力が向上できる方法なので実践してみることをおすすめします。
コミュニケーションスキルについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
④第一印象が悪い
第一印象は、一次面接で極めて重要なポイントの一つです。
皆さんは「初頭効果」という言葉を知っていますか。「初頭効果」とは心理学の中で使われる言葉の一つで、一番始めに得た印象によって、相手の人物像へのイメージが大きく左右される効果のことを指します。つまり、初対面で得た第一印象はインパクトが大きく、なかなか上書きすることができないのです。
一次面接は長くても1時間程度です。パッと出会った時の第一印象があまり良くなければ、それをたったの1時間でがらりと覆すことは容易ではありません。
パッと見たときに髪の毛がぼさぼさで、スーツがよれていたらどうでしょう。面接に対して本気なのかと疑われる原因にもなり、不潔な印象をも与えてしまいます。これらは決してポジティブな印象ではなくなり、マイナスのイメージにつながりやすいです。
改善策
第一印象において、特に重要なのは身だしなみです。
髪型やスーツ、姿勢に気を付けることで印象は良くなります。第一印象は質問の受け答えや緊張にかかわらず、事前準備で決まります。
前髪が目にかかると暗い印象に繋がりやすいので、すっきりと整えましょう。女性はピンでとめるなどして工夫することができます。寝ぐせや髪の乱れもだらしない印象になるので鏡でのチェックが重要です。
就活の間は毎日のようにスーツを着用します。気が付かないうつにシワやシミ、汚れが付着していることがあります。定期的に洗濯をしたり、クリーニングにだしておきましょう。
身だしなみについてはこちらの記事を参考にして、好印象を勝ち取りましょう。
⑤企業選びの軸がない(回答に一貫性がない)
そして、企業選びの軸がなく、質問への回答に一貫性がないのも共通点の1つです。これは、さまざまな企業をがむしゃらに受けている人に多く共通しています。どこでもいいからとにかく内定が欲しいという学生は、いろいろな企業の選考をとにかく受けようとします。
軸が定まっていないと「その企業でなければならない理由」を伝えることができません。また軸からブレた回答をすることで、嘘をついているのではないかと疑問を抱かれてしまいます。それは信頼を失う可能性になります。
もちろん数をこなしていく中で、自分とマッチする企業がたまたま見つかるということもあり得ます。しかし、企業からしたら何の軸もなく選考を受けている学生よりも、企業研究をして熱意をもっている学生と働きたいと考えるでしょう。
改善策
企業選びの軸を定めるためには、いろいろな企業を知ることはもちろん、自分を理解することも大切です。自分はどのような人間で、どのように働いていきたいのかを自己分析で見つけ出しましょう。
自己分析は、自分史の作成やモチベーショングラフ、性格診断テストや他己分析のように様々な方法があります。その中から自分に合った方法を選び、徹底した自己分析を行います。自分を知っていく中で、働く上で大切にしたいことが見つかるのです。
それが就活の軸となり、自分に合った企業を見つけることができます。またブレる回答をすることもなくなり、一貫性のある回答ができるでしょう。
企業選びの軸の例
・自分の能力が活かせるかどうか
・その会社の商品が好きかどうか
・将来自分のなりたい姿になれるかどうか
・企業の安定しているか
・インセンティブがあるか
・福利厚生の制度が整っているか
・勤務地は自分の希望しているところであるか
・若いうちから裁量権を持って働けるかどうか
就活の軸についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
- 企業選びの軸4つ|面接で質問されたときの回答例文3選
-
自己分析の方法もこちらで確認してみましょう。
⑥話がだらだらと長い
話がだらだらと長いのも面接でうまくいかない人の共通点です。
面接では、答える内容だけが重視されているわけではありません。面接というコミュニケーションの中でどのように質問に答えるのか、その答え方もとても重要です。
だらだらとした回答は、結局何を言っているのか分からなくなってしまいます。面接は時間が限られているため、その中で需要な要点を端的に答えられるようにしましょう。
入社後も、会話をすることは数えきれないほどあります。業務の中で、要点を端的に伝えられる人と、だらだらと話をしなければ伝わらない人とでは、圧倒的に前者が好まれるのです。
改善策
改善策としては、結論ファーストで伝えるということです。結論ファーストとは、質問の回答を述べる際に、まず答えから話すということです。
例えば
「リンゴは好きですか?」という質問に対し、
「赤くてかわいらしい見た目と、甘酸っぱい味が癖になるので好きです」
という回答は、回りくどい印象です。一見分かりやすくも見えますが、出題者は好きかどうかを聞いているので、最後にその最重要部分を言われるのは答え方として不適切です。
「リンゴは好きですか?」
「はい、とても好きです。赤くてかわいらしい見た目と、甘酸っぱい味が癖になります」
と答えたほうが、「リンゴが好き」という前提をおきながらその後の理由を聞くことができるので、内容も理解しやすいのです。
結論ファーストは仕事でもよく使われる話し方のコツです。この方法で話せば、「あれっ結局どんな質問だったっけ?」なんてこともなくなりますし、的確に質問に回答することができます。
⑦面接官の質問の意図と異なる回答をしている
面接官の質問の意図と異なる回答をしている学生も、面接不合格の共通点です。
面接の中で「質問の意図が分からない」時は、2通りの状況が考えられます。1つは、面接官が難しい言葉や漠然とした表現で質問をしており「何を言っているのか」言葉の意味が分からない場合です。そして2つ目は、就活とは関係なさそうな質問で「どうしてこんなことを聞くのか」が分からない場合です。
どちらにせよ、質問の意図とは異なる回答をしたり、黙り込んでしまえば、マイナスの評価になることがあります。いくつも質問される面接の中では、一度躓いてしまうと、ほかの簡単な質問にも影響し、本領発揮できないかもしれません。
事前準備の段階では、あらゆる状況を想定して対策をしましょう。
改善策
まずは慌てず、答えられる範囲で答えましょう。
意味のわからない答え方をしたり、一か八かで的外れなことを伝えるよりも、今の段階でわかる範囲のことを使える方が良いです。時間が必要な場合は「申し訳ございません。1分時間をいただいてもよろしいでしょうか」など、一言断りを入れてから考えましょう。
どうしても分からない、面接官の言っていることがわからない場合は「わかりません」とはっきり伝えましょう。いつまでも黙っていたり、意味の通らないことを長々と伝えている方が、良くありません。
分からないときは丁寧に分からない旨を伝えましょう。丁寧な伝え方としては以下の通りです。
「申し訳ございません。○○とはどういう意味でしょうか。」
「○○とは、△△という認識でお間違いないでしょうか。」
「恥ずかしながら、知識不足でわかりません。申し訳ございません。今後答えられるようにしたいと思います。」
「勉強不足で申し訳ございません。今後、答えられるようにいたします。」
詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
⑧逆質問を答えられない
企業の面接試験において、終盤に必ず面接官からの逆質問があります。「ここまでの説明の中で何か質問はありますか?」「当社について何かご質問などはありますか?」といった、就活生側から企業に向けてに質問をすることです。
この逆質問に対して「特にありません」「大丈夫です」と回答できないと不合格になりやすいのです。
この逆質問では、入社意欲やコミュニケーションスキルを見ています。そのため回答できないと入社に対する熱意がなく、コミュニケーションを拒んでいるように見えてしまうのです。
改善策
逆質問は事前に準備しておくことで確実に答えることができます。その場で考えると、焦ってしまい意味の通らないことを聞いてしまう可能性があるため、準備しておきましょう。
準備する際に気を付けるポイントが3つあります。
逆質問を準備する際に気を付けるポイント
1.調べてわかることは聞かない
(例)・御社の実績を教えていただけますか?
・御社の企業理念は何でしょうか?
2.すでに聞いたことを繰り返し聞かない
3.残業や休日、給与のことは聞かない
逆質問も評価の対象になることがほとんどです。その際に高評価を獲得するために、質問内容も工夫しておきましょう。普段の面接では採用担当者からの質問に対して発言するという受け身なアピールしかできません。しかし、この逆質問だけは自分からアピールできるチャンスなのです。
C評価は要注意!
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一次面接で重要な質問
・自己紹介をしてください
・長所、短所は何ですか
・志望動機を教えて下さい
・何か質問はありますか(逆質問)
面接官が見ているポイントでも説明したように、ポテンシャルや入社後のビジョンをしっかり伝えるためには、質問されたときに堂々と答えることが大事です。そのためには、一次面接でよくある質問を把握し、その答えを自分なりにまとめて話せるようにしましょう。
行き当たりばったりな答え方だと、会話のキャッチボールができず自信がなくなりおどおどしてしまいます。上記で挙げた質問項目は、一次面接でよくある質問です。最低限この質問をされたら、しっかり答えれる準備をしておきましょう。
自己紹介をしてください
自己紹介を求められる一番大きな理由としては、本人確認です。自己紹介の内容とESの内容が一致しているかどうかを確かめるために質問します。
もう一つの意図としては、面接のために準備をしてきたのかどうかを確認するためです。面接で自己紹介をすることは誰もが想像できるでしょう。そうであるにもかかわらず、躓いてしまったり、内容が不十分では面接の準備をしてきていないと判断されてしまいます。事前の準備ができていない人に対して、入社の意欲が高いと評価することはできません。
自己紹介ひとつでもこれだけの意図が隠されているため、回答例を参考にして練習しておきましょう。
回答例
NG例(情報が少なすぎる)
宜しくお願い致します。
就活生
自己紹介についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
長所と短所は何ですか
長所と短所を通して企業が見ているのは、入社後にどのように活躍するかというポテンシャルです。
新卒採用は中途採用と違い、全く仕事の経験がない状態で企業に入社することになります。そのため、今までに経験したことや培われた能力を知ることで、今後どんな力を仕事で発揮してくれるのか予想できるのです。
自分の課題点である短所もきちんと答えられれば、それを解決することでもっと伸びるというポテンシャルにつながるのです。
自分のことを客観的に棚卸しできる人は、長所と短所を答えることができます。それは「自分で考え、行動できる人かどうか」を判断するために質問するのです。
回答例
私の長所は計画性とタスク管理力があることです。大学の定期試験や複数のレポート、また居酒屋のアルバイトが重なることがよくありますが、全体のスケジュールをカレンダーに書き込んで管理しています。
そして、何から手をつけなければいけないのか、To Doリストを作成し、優先順位を付けてその高いものから取り組むようにしています。このおかげでレポートの提出遅れは一切なく、試験にも余裕を持って挑むことができています。アルバイトでもその計画性とタスク管理力から、居酒屋という忙しい現場でもバイトリーダーを任せていただいています。この力は今後働く上でも、締め切りや約束を厳守できるところにつながると考えております。
また、短所は計画性がある反面、心配性なところです。計画はしっかりと立てられいるのか、計画通りに行っているのか、抜け漏れはないか、何度も何度も確認しないとなかなか行動に移せない時があります。しかし、その事前準備に時間を取られていて肝心のタスクが進まなくては全く意味がないため、仕事においては正確性と時間のバランスを取りながら、まずはやってみることをより大切にしていきたいと思います。
就活生
NG例(長所ばかり話してしまう)
私の長所は計画性とタスク管理力があることです。大学の定期試験や複数のレポート、また居酒屋のアルバイトが重なることがよくありますが、全体のスケジュールをカレンダーに書き込んで管理しています。
そして、何から手をつけなければいけないのか、To Doリストを作成し、優先順位を付けてその高いものから取り組むようにしています。このおかげでレポートの提出遅れは一切なく、試験にも余裕を持って挑むことができています。
アルバイトでもその計画性とタスク管理力から、居酒屋という忙しい現場でもバイトリーダーを任せていただいています。この力は今後働く上でも、締め切りや約束を厳守できるところにつながると考えております。
また、短所は計画性がある反面、心配性なところです。改善していきたいです。
就活生
長所短所についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
志望動機を教えて下さい
この志望動機はただその企業を志望している理由を聞きたいがために質問しているわけではありません。数ある企業の内、なぜ自社でなければならないのかという部分を聞くための質問です。
加えて、その志望動機から熱意や入社意欲も感じ取ることができます。学生がその会社でならなければいけない理由はもちろんですが、採用担当者としても、あなたでなければいけない理由が必要です。志望動機から入社して活躍したいという意思や熱意を伝えましょう。
回答例
幼いころ、習い事のあとにお菓子を買ってもらうのが私の楽しみでした。コンビニに置かれているたくさんのお菓子の中から、いつも選んでいたのが御社の商品です。
御社は、子ども向けのキャラクターもののお菓子や、老人向けの味の濃い和菓子など、幅広いニーズに合わせた商品を販売しております。とくに、「チョコっとゼリー」は見た目も可愛く味も美味しいため、老若男女問わず愛されている商品だと思います。
そんな素晴らしい商品を扱う御社の一員として、人を笑顔にする商品の開発に貢献したいと考えております。テニスサークルで部長をしていた経験で身につけた主体性を活かし、積極的に発言をすることで活躍していきたいです。
就活生
NG例(どの企業にも当てはまる)
人々を楽しませるお菓子を開発したいと思い志願いたしました。
幼いころ、習い事のあとにお菓子を買ってもらうのが私の楽しみでした。コンビニに置かれているたくさんのお菓子の中から、いろいろなお菓子を選んでいました。
私はそんな楽しいお菓子を開発して、たくさんの人を喜ばせたいです。人を笑顔にする商品の開発に貢献することをお約束いたします。またテニスサークルで部長をしていた経験で身につけた主体性を活かし、積極的に発言をすることで活躍していきたいです。
就活生
何か質問はありますか(逆質問)
企業の面接試験において、終盤に必ず面接官からの逆質問があります。逆質問の例としては「ここまでの説明の中で何か質問はありますか?」「当社について何かご質問などはありますか?」といった、就活生側から企業に向けて質問をします。
この逆質問をされたら必ず何かを言わなくてはいけないというルールはありません。しかし、この時だからこそ聞ける質問や、この機会を利用して自分をアピールすることもできます。
回答例
ここからはおすすめの逆質問を10個厳選してご紹介します。以前に聞いたことのあるものは除いて、最低でも3つは事前に用意しておきましょう。
・御社で活躍している人に共通する点は何がありますか
・◯◯職ではどのような能力が求められますか
・今後予定している事業展開はありますか
・社風は〇〇と伺っていますが、具体的なエピソードを教えていただけますか
・御社の〇〇に興味があるのですが、どんな経緯で開発されたのでしょうか
・御社で取り組んでいる仕事の目標達成について教えてください
・一日の具体的な業務の流れを教えていただけますか
・研修やスキルアップなどの機会はどのようなものがありますか
・仕事をするうえで心がけていることはどのようなことでしょうか
就活生
NG例(調べたらわかる質問・福利厚生や給料の質問)
・御社の企業理念は何でしょうか。
・休暇はすぐに取れますか。
・給与やボーナスはいくらくらい貰えますか。
就活生
逆質問についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
また、一次面接では上記4点以外にも数多くの質問を答えなければなりません。質問量、質問の種類などは業界・企業によって異なりますが、答えられるように自分で予想しておきましょう。
一次面接で出題される可能性のある質問例
・学生時代で最も頑張ったことを教えてください。
・頑張れた理由は何ですか。
・卒業研究の内容を教えてください。
・アルバイトの内容を教えてください。
・サークルやクラブ活動の内容を教えてください。
・リーダーシップを取った経験はありますか?
・仕事を通じてどのように成長したいですか。
・当社の強みや事業戦略についてどのように考えていますか。
・最近、気になるニュースを教えてください。
・最近読んだ本を教えてください。
・その本で何を学んだのか教えてください。
質問にうまく答えられずに面接を失敗する可能性のある方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
最低限、基本的な質問だけおさえておきたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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一次面接に落ちた時の気持ちの切り替え方
就職活動ではぴっちりしたスーツを着て、常に緊張感を持つ時間が続きます。また、毎日毎日エントリーシートを書き面接を受け、その上、面接に落ちてしまうと精神的にも体力的にもつらくなってしまいます。
ここで重要なのは気持ちを切り替えることです。就活は一つの巡り合わせでもあります。友達と比較してさらに落ち込んだり、自己否定をするのではなく、しっかりと切り替えて次につなげるようにしましょう。
ここでは気持ちを切り替える方法をご紹介します。
一度就活のことを忘れてリフレッシュする
ずっと緊張感を持って、就活に取り組むというのには限界がきます。必ずどこかでリフレッシュするのが必要です。普段慣れていない活動をしているのが就職活動なので、ぜひ、自分をリラックスさせる時間をとりましょう。
ここで重要なのは、好きなことをおもいきりやるということです。リフレッシュするつもりでも、どこかで就活のことが気になっていると、気分の切り替えになりません。楽しむときは思いっきり楽しみましょう。そうすることでオンとオフのメリハリをつけることができます。
おすすめのリフレッシュ方法
・スポーツをして汗をかく
・スポーツ観戦をする
・映画やドラマをみる
・カラオケに行く
・音楽を聴く
・旅行に行く
・ゲームをする
・好きなものを食べに行く
・お買い物をする
・ウォーキングやランニングをする
・お笑いをみて笑う
就活あるあるの体験談を読む
一次面接で落ちるのは、就活生にとってあるあるです。その体験をまとめたサイトや本があります。
自分と同じような体験をしている学生が多くいるとそれだけで心が軽くなります。また「自分はたいしたことではない」と感じてしまうほどの体験も掲載されています。ぜひ、周りの就活生の体験談やあるあるを見ることにより、存分に笑いましょう。
そして就活生の先輩のあるあるを、自分のあるあるにしないようにしっかりと気持ちを切り替えましょう。
就活方法を変えてみる
一次面接に何度も落ちてしまう方は、一度方法を変えてみるのも良いでしょう。
やるべきことが多すぎて時間が足りないと感じるなら、削れるものがないか、スケジュールを見直してみます。大手企業や人気企業ばかりにエントリーしている場合は、中小企業にも目を向けるなどして、視野を広げてみてください。
本当に自分に必要なものだけを選んで、効率よく就活を進めていけうように、工夫してみましょう。周りがやっているから自分も同じようにやらなければいけないと思わずに、自分なりの方法を見つけてみることが大切です。
就活に対する考え方やペースは人それぞれです。他の人と比べて焦ることはありません。適切な情報を得て、やるべきことを見極めていきましょう。
気持ちを切り替える方法についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
一次面接で落ちた原因を分析して次に生かそう
一次面接は選考の最初の関門となるものであり、なかなか合格できずに悩んでいる人は多いです。一次面接で落ちる人には共通点がありますので、まずは自分がそれに当てはまっていないかを確認し、その上で解決策考える必要があります。
それらを理解して対策をしていれば合格することは可能ですので、面接の特徴を正しく理解して取り組むことが大切です。また不合格になった場合もただ落ち込むのではなく、落ちた原因を分析して次に活かしましょう。
良かった点・悪かった点を反省し、不合格の原因を追究すれば、必ず一次面接の壁を乗り越えることができます。
大学では言語学を学ぶゼミに所属しており、主に日本語の成り立ちや構成についての研究をしています。
学業以外では、所属しているバレーボールサークルの活動に力を入れています。こちらでは副キャプテンをしています。
本日はお忙しい中、このような貴重な機会をいただきありがとうございます。宜しくお願い致します。
就活生